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毎日が慌ただしく過ぎていき、「自分のことが何もできなかった」と感じる日が続いていませんか?
仕事や家事、育児に追われていると、自分の時間なんてとても持てないように思えますよね。
でも、本当にそうでしょうか?
今回は、40代の働くお母さんからいただいた悩みにお答えしながら、自分の時間を作る具体的な方法をお伝えします。
まず、メールをシェアします。スピカさんのお便りです。
時間がない!
いつもブログとnoteを楽しみに読んでいます。
40代の兼業主婦です。子どもが2人いて、フルタイムで働いています。
毎日、仕事・家事・育児に追われて、「今日も自分のことは何もできなかったな」と感じることが多く、最近ちょっと疲れてしまいました。
片付けもしたいし、読みたい本もあるし、手帳を書いたり、ぼーっとする時間もほしい。
でも、やるべきことが多すぎて、いつも時間がないと思ってしまいます。
筆子さんは、以前「朝の時間を自分のために使う」と書かれていましたが、どうすればそういう時間を確保できるのでしょうか?
毎日をもう少し穏やかに過ごし、自分の時間も持てる方法があれば、教えていただけませんか?
スピカさん、こんにちは。お便りありがとうございます。
お子さんが2人いて、仕事もあって、大忙しですよね。
そんな中、いつもブログを読んでいただきうれしいです。
さて、自分の時間の作り方ですが、私のやり方は基本的に、全部やろうとせず、本当に重要なことだけをします。
自分の時間がないと感じるとき、私たちはつい「もっと時間の使い方を工夫しなきゃ」と考えます。
でも自分の時間をつくる一番の方法は、やることを減らすことなんです。以下に具体的にアドバイスしますね。
1. まず「やらないこと」を決める
自分の時間が足りないと感じるとき、効率化やすきま時間の有効活用など、時間を増やす工夫をする人が多いでしょう。
本当に必要なのは、やらなくていいことを見つけて、手放すことです。
たとえば、以下のような行動を見直してみてください。
・毎日欠かさず読んでいるSNSやニュースがある → 読まない日を作る
・家事や雑用がたくさんある → 他の家族や業者に頼む
・見たいドラマがたくさんあり録画が溜まっている → 録画は全部削除する
このように、やるべきことを減らすことを意識することをおすすめします。タスクを減らせば、もっと自分の時間ができます。
また、「家事も育児も手を抜かずにちゃんとやらなきゃ」という思い込みが、自分をしばっていることもあります。
今、自分がやっていることをリストアップして、本当に必要で、やりたいこと、やらなければならないことだけ残してください。
今の自分が絶対やらないと人生が崩壊するかも、と思うことだけを残し、ただ単に、「やらないと困ると思っていること」や「やらないと気がすまないこと」と区別しましょう。
忙しい人ほど、優先順位を決めて、必要なことだけをしていく覚悟が必要です。
2. 自分時間を、先に予定に入れる
自分のために使いたい時間を決めて、スケジュールに入れましょう。
時間があったら、こんなことしたいな。こう思っているうちは、いつまでたっても自分の時間はできません。
なぜなら、時間が自然にできることはないから。家事や育児、仕事は終わりがなく、次から次へと「やるべきこと」が発生します。
だから、自分のための時間は、先に優先的に確保するべきなのです。
子育て中の方や、出勤時間が早い方には、朝の時間を取るのは難しく感じるかもしれません。それでも、たとえば5分早く起きて、お茶を一杯ゆっくり飲むだけでもいいと思います。
大切なのは、「まとまった時間が取れないから」とあきらめるのではなく、今の状況の中で自分のための時間を先に押さえるという姿勢です。
スケジュール帳やスマホのカレンダーに、自分のやりたいことを書き込んでしまうのも効果的です。
たとえば、こんな感じ:
・6時半~6時40分:10分だけ片付け
・8時~8時半:読書タイム(朝の出勤前に近所のカフェで)
・10時30分~10時45分:夜寝る前に日記を書く
こうして予定に組み込み、その時間にほかの用事を入れないようにすれば、短くても、毎日確実に自分の時間を確保できます。なお、私は15分を1単位として考えて、スケジュールを組んでいます。
もし家族との時間調整が必要なら、「この時間は自分の時間にしたい」と伝えてみましょう。遠慮せず、自分の気持ちをはっきり伝えたほうがうまくいきます。
短くても、自分の時間を先に予定に入れると、時間に追われるだけの生活から、主導権を取り戻すことができます。
3. 自分のペースで暮らす
自分の時間がないと感じてしまう原因のひとつに、人と比べてしまうことがあります。
SNSやネットで、家事も育児も完璧にこなし、趣味や学びの時間も確保している人の投稿を見て、「私ももっといろいろやらなきゃ」と焦ってしまうのです。
しかし、自分は本当はそんな生活をしたいわけではないかもしれません。
たとえば、朝が苦手なのに「5時に起きて勉強してから出勤する生活」に憧れて無理をしてみたり、仕事と育児だけで精一杯なのに、合間に資格の勉強や家計管理、手帳作りなどを詰め込もうとしたり。
そんなふうに、他人のやり方をそのまま自分に当てはめてしまうと、自分の体力や性格、置かれている状況に合わない暮らしになってしまいます。
「こうすべき」と思い込んで無理をすると、ますます時間が足りなく感じるし、気持ちの負担が増え、ときには、自分を責めてしまうこともあるでしょう。
今、現実に自分が取れる時間を元に、時間の使い方を考えてください。
他の人と同じようにしなくても、自分に戻れる時間は確保できます。
ここで意識したいのは、「自分は自分」という視点です。
自分に合った時間の使い方を見つけるには、まず自分が本当に大切にしたいことを明確にすることが必要です。
「人はこうしているから」ではなく、「私はこれを大切にしたい」と思えることを軸に、時間の使い方を組み立てていくと、無理のない、自分らしいペースで暮らすことができます。
たとえば、「子どもと10分でも一緒に絵本を読む時間を大切にしたい」「毎日、5分でいいから自分の気持ちを手帳に書きたい」といった優先したいことを見つけてください。
こうしたことを出発点にすれば、「朝早く起きて朝活をする」などの流行のやり方にしばられず、自分の生活に自然にフィットする時間の使い方が見つかります。
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おわりに:実は時間はある
「今日も自分のことが何もできなかった」。そんな日が続くと、自分の時間なんて一生持てないように感じてしまいますよね。
でも、時間は、予定が空いたときに降ってくるものではありません。
誰でも1日24時間はあります。その時間をどう使うか賢く選択することによって、自分の時間はできます。
今やっているタスクややりたいことを全部しようとするのではなく、自分が本当にやりたいことを選び取ってください。
そのために、ときにはやらないことを決めて手放すことも必要です。
人生を充実させるのに、すべてを完璧にこなす必要はなく、本当に大切なことに集中する方が効果的だと私は考えています。
やるべきことが多すぎると、どれも中途半端になり、結果的に満足感を得にくくなります。でも、「これは自分にとって大事なことだ」と思えるものにエネルギーを注げば、少しのことでも深い充実感を得られます。
大切なのは、「何が自分にとって重要か」を見極めることです。
毎日忙しいと自分と向き合う時間を取りにくいかもしれませんが、通勤電車の中などで、一度、じっくり考えてみてくださいね。
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