シニア目前、主婦でミニマリストなブロガー筆子が、断捨離と節約をして「老い支度」に励む日々をつづっています。

古い日記帳は捨てるべきか、残すべきか?:ミニマリストへの道(71)


引越し前に過去の日記帳をすべて捨てました。ずっと捨てずに放置していたものです。今回は、私が日記帳を捨てるに至ったお話をします。

捨てることを先延ばししていた

引越し前にせっせと断捨離をしていたら、古い手帳や日記が数冊出てきました。古いといってもカナダに来てから書き始めたものなので、一番古いもので、18年前の物です。

シンプルライフを志してから、数々の物を捨ててはいたものの、この手の記録は手付かずでした。捨てられないまま、本箱にしまっていたのです。

これまではそれでよかったけれど、引っ越しの荷物は少ないに越したことはありません。「古い日記帳をしまいっぱなしにしておく」という長年の先延ばしに決着をつける時が来たのです。

私が書いていた日記とは?

20年前、カナダに来た当時は学生で、そこまできっちり日記をつけていませんでした。スケジュール帳に、備忘録を兼ね、その日あったことを書いたり、書かなかったり。

今でも読めば、「ああ、そういえばあんなことがあったね」と懐かしくはなるでしょう。しかし、ふだんは目もくれない手帳です。

その後、ビジネスダイアリーみたいな大きな日記帳に移行し、日々のできごとや、勉強したことなどをだらだらと書いていました。これは半ば、英語の勉強ノートでした。

私が本格的に日記らしいものを書き始めたのは、妊娠してからです。子供ができてからは、いきなり考えるべきことが増え、人生が複雑になったため、不安や愚痴をよく書いていました。

当時の私は、自分の脳内がゴミのような考えでいっぱいなことに気づいていませんでした。毎日暗いことを頭の中でぐるぐると考え続け、日記帳にも暗い考えを汚い字で綴っていました。

子供ができてから15年ぐらいは、私の人生の暗黒時代で、ろくなことがありませんでした。ですが、考えてみれば、それは私があまりにも暗すぎたからです。

ネガティブ思考が、暗いできごとを引き寄せいていた、とも言えます。

そのような怨念がこもった日記帳を数冊持っていました。怨念のかたまりではありましたが、子供が小さいときの写真を貼ったりもしており、なかなか捨てられませんでした。

開いて読めば、忘れていたことがよみがえるし、「ああ、あの頃は、本当に大変だったなあ、でも、それに比べれば、今はまだマシだよ」と私に勇気をくれる存在でもある、と思っていたからです。

手帳と日記帳を一気に断捨離したらどうなったか?

そのように、日記帳に執着していましたが、結局捨てました。

日記帳を捨てる前は、「ああ、これを捨てちゃうと、苦労していた頃のことをみんな忘れるなあ。子供が小さかった頃のことも忘れるなあ」と恐怖を感じました。

しかし、日記帳には、恨みつらみがいっぱい書いてあるし、いずれにしろ、みんなもう終わったことばかり。日記帳とともにいやな記憶をかなぐり捨てて、自分を新しい世界に放とう、と思ったのです。

いったん「捨てる!」と決めたあとの行動は早かったです。

手帳や日記帳はソフトカバーだったので、そのまま、リサイクル用のゴミ袋にがさっと入れて外に出しました。

そのあとは、すっきり。別に未練もありません。

心がとても軽くなり、自由な気分になりました。

古いものを外に出したせいでしょうか?世間でよく言われるように、新しい「もっと良いできごと」がたくさん起こるようになりました。

我が家は子供が生まれてから何年も極貧でしたが、日記帳を捨てて以来、以前よりお金が入ってくるように。

娘が高校2年になり、自発的にアルバイトを開始。洋服やコスメなど身の回りのものを自分で買ってくれるようになったので、とてもラクになりました。

これは、たまたまかもしれませんが、気持が軽くなったのはまぎれもない真実です。


日記帳を捨てるかどうか迷ったときはこうする

とはいえ、私はすべての人に、古い日記帳は捨てるべきだ、とは言いません。

人はそれぞれ違った理由で日記をつけているからです。

日記帳を捨てようかどうか迷ったときは、なぜ自分は日記をつけているのか、その目的を考えてみるといいのではないでしょうか?

人が日記をつける理由はたくさんありますが、4つのケースをあげます。

1.気持を整理するための日記⇒捨てる

私は、基本的に、気持を整理するために日記を書いていました。

言うなれば、セルフセラピーのようなものです。

こちらで紹介しているストレスノートと一緒です⇒買い物はやめられる。お金を使わないシンプルなストレス解消法

ふだん日記を書いて、自分の思考を整理するのは、とても良いことです。しかし、いったん日記帳の上に感情や情報を出したあとは、もう日記帳の役目は終わっているのではないでしょうか?

現在の私は、ちょっとした備忘録は10年日記に書き、日々のストレスというか、ぐしゃぐしゃの考えは、モーニングページによく書いています。

モーニングページは1冊書き終わったらすぐに捨てています。

モーニングページについて⇒ネガティブ思考改善にモーニングページがいい~今月の30日間チャレンジ

日記の効用はこちら⇒日記を書くことは心の断捨離に効果的。10年日記を使っています

2.単なるできごとの記録⇒ケースバイケース

日記帳に、その日のできごとを書いて、将来それを参照するつもりなら、取っておくべきでしょう。

しかし、もう使わない記録なら捨てたほうがいいです。

日記帳に、読んだ本や見た映画、どこに行ったか、何を食べたか、そういうことを記録する人はたくさんいます。

私に言わせれば、そんな記録を後々まで残してどうするのだろう、と思うわけですが、記録する理由は、記録する人の数だけあるでしょう。

自分が書いた記録を将来見る、という明確な目的があるのなら、日記帳は捨てないでください。

その場合は、記録を参照しやすいように、いつも同じフォーマットにして、きれいな文字で書いておくといいですね。

3.その時自分がどんなふうに生きたかの記録⇒将来読むなら取っておく

10歳のときの自分はこんなことをしていて、20歳のときの自分はこんなふうだった、そんな昔の自分を全部記録しておきたい、という理由で書いているのなら、取っておいてもいいでしょう。

それは成長の証(あかし)のようなもの。年をとったときに古い日記を読んで、ああ、あの時の自分はこんなふうだったのか、と考えるのは、いろいろ感慨深いとは思います。

将来、自叙伝を書きたい人には、よい素材にもなることでしょう。

4.将来子供に読ませる⇒取っておく

育児日記を書いて将来子供に読ませたい、と思っている人はたくさんいます。娘がお嫁に行く時持たせたい、と言っている知人もいます。

また、闘病日記を書いて、自分がこの世界から消えた後、子供に読んでもらいたい、と願っている人もいるでしょう。

自分以外の読者がいる日記は取っておかなければなりません。

捨てた日記帳や手帳。

断捨離した日記帳の一部。

日記帳を持っていることが負担なら捨てる

先に書いたように、日記帳を捨てるかどうかは、まずその使用目的で決まります。

次に、それを持っていることが、気持の上で負担なのか、それとも楽しいことなのか、というのも判断基準になるでしょう。

将来使うために記録をつけていたけど、今となってはいらない、邪魔だし、もう捨てたい、人に読まれたくない、そんな気持があるなら捨ててください。

私はそのままゴミに出しましたが、人に読まれなくないならシュレッダーにかけたほうがいいかもしれません。

日記帳を捨てたくないが、かさばってしょうがない、という人はスキャンして、デジタルなイメージとして取っておくこともできます。

ただ、私は、スキャンしてまで取っておきたい文章など、今のところ何1つありません。

今、毎日、このブログを書いていますが、もし何かの理由で、データが全部飛んでしまったら、また新たに書き直せばいい、と思うほうです。

すべての記憶は自分の中に残っており、必要なら脳が奥のほうから取り出せると考えています。

私は、「先になって日記帳を読んで楽しむかもしれない」という不確実な見通しより、「これをまた引越し先に持っていって、捨てようかどうしようか悩むのはやめよう」という気持を優先しました。

☆ミニマリストへの道を最初から読む方はこちらから⇒何度も失敗したけど、今も前を見て進んでいます~「ミニマリストへの道」のまとめ(1)

☆この続きはこちら⇒大物を捨てると断捨離に加速がつく(写真あり):ミニマリストへの道(72)

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古い日記帳を捨ててから、2回だけ、「あ、日記帳取っておけばよかったかな」とチラリと思ったことがあります。

10年以上前に住んでいた家の住所を調べる必要があったときです。

しかし、すぐに手帳のおまけの住所録(小さな冊子)に、その住所が書いてあることを思い出し、住所録を参照しました。

大量の書類や本を捨てたから、小さな住所録のありかもすぐにわかったのです。


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