忙しいママ

ミニマルな日常

やってもやっても終わらない家事。それ、終わらせなくても大丈夫です。

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今回は読者の相談にアドバイスします。

家事をちゃんとできず、毎日イライラして、子どもや夫に当たってしまうそうです。

まず、メールをシェアしますね。ゆきこさんからいただきました。

毎日イライラしてしまいます

件名:毎日イライラして家族に当たってしまいます

筆子さん、はじめまして。

30代後半、2歳の子どもがいる主婦です。フルタイムで働いています。

最近、自分でも嫌になるくらいイライラしてしまいます。

子どもや夫にきつく当たってしまうことが増えて、あとで自己嫌悪に陥ります。

子どもが生まれてから、家の中がなんだかごちゃごちゃしてきました。

おもちゃ、絵本、着替え、おむつ用品とかがどんどん増えています。

散らかった家が嫌なので、なんとか片付けようとがんばっています。

朝は出勤前に軽く掃除して、夜は子どもを寝かしつけたあとに片付けをして、休日はまとめて家事をしてます。

でも、やってもやっても終わらない感じがして疲れます。

独身の頃はもっとちゃんとできていたのに、今は何もかも中途半端です。仕事も家事も育児も、どれもうまくできていない気がします。

夫は「そんなに気にしなくていいよ」と言ってくれますが、私が気になるんです。

汚い家で暮らしたくないし、子どもにもちゃんとした環境で育ってほしいので。

それでちょっとしたときに、イライラをぶつけてしまってつらいです。

一生懸命やっているのに、ずっと気が休まりません。

自分でも何が問題なのかよくわからないのですが、このままではダメだと思っています。

筆子さん、私はどうしたらいいのでしょうか。

ゆきこさん、お便りありがとうございます。

一生懸命やっているのに報われないと感じるのはつらいですよね。

お便りを読んで、私が感じたことを正直に書きます。

ゆきこさんが苦しいのは、独身時代の基準をそのまま持ち続けているからです。

ライフステージが大きく変わったのに、家事や暮らしの基準を変えていないようです。

2歳のお子さんを育てながらフルタイムで働いているなんて聞くだけで大変です。

独身の頃と同じようにできなくて当たり前ですよ。

できないのが普通なので、無理に「できる自分」になるのをやめましょう。

以下にいくつかアドバイスを書きますね。





1. イライラの正体はできない自分ではなく高すぎる基準

「できない自分がダメなんだ」と思うのをやめてください。問題は自分ではなく、基準のほうにあります。

ゆきこさんは、ご自分のことを「ちゃんとできていない」と責めていますね。

でも、本当にそうでしょうか。

フルタイムで働きながら、2歳の子どもを育てて、朝は出勤前に掃除をして、夜は寝かしつけのあとに片付けをしている。

十分すぎるほどがんばっています。

「できていない」と感じてしまうのは、ゆきこさんの能力が足りずできていないからではありません。

単に「こうあるべきだ」という基準が高すぎるのです。

独身時代と今とでは、使える時間もエネルギーもまったく違いますよね。

以前は自分のことだけに集中できたでしょう。

でも今は、仕事も育児も家事も、すべてを同時にこなさなければなりません。

同じ基準を当てはめてしまうと、できなくて当然です。

基準を現実に合わせて調整しましょう。

子育てで手一杯ですべてが中途半端。どうしたらいいでしょう?

2. 「ちゃんとした環境」について、考え直す

ゆきこさんは「子どもにもちゃんとした環境で育ってほしい」とおっしゃっています。

親ならそう思うかもしれません。

でも、「ちゃんとした環境」とは何ですかね。

ピカピカに片付いた家のことでしょうか。

私はそうは思いません。

子どもにとって本当に重要なのは、お母さんが穏やかで元気でいることではないでしょうか? 

たまには怒るけど、基本はわりと機嫌がいいお母さんでいたほうがいいと思います。

どんなに家がきれいでも、お母さんがイライラして疲れ果てていたら、子どもは安心できません。

逆に、多少散らかっていても、お母さんが笑顔でいれば、子どもはのびのび過ごせます。

家をきれいにすることと、家族が心地よく暮らすことは、必ずしも同じではありません。

ゆきこさんの優先順位を考え直してください。

完璧に家事ができている家よりも、笑顔のある家。ゆきこさん自身は、どちらに住みたいですか?

仕事や家事の優先順位を決める6つのポイント。やりたいことをやれる人生に。

3. やらなくていい家事を決める

「できない!」と焦らないために、やらなくてもいいことを見つけて手放しましょう。

ゆきこさんは、朝も夜も休日も、家事をがんばっていますね。

でも、やることを増やせば増やすほど、心身ともにつらくなります。

発想を変えて、やらなくていいことを探してください。

まず、今やっている家事を書き出してください。会社の昼休みなどに5分もあればできると思います。

リストの中から、「やらなくても誰も困らないこと」や「頻度を減らせること」を探します。

たとえば、掃除は週に2~3回でいいかもしれません。

完璧に片づけなくても、最低限ものが出しっぱなしにならなければOKとする、もしくは床にものが散らかっていなければよしとしましょう。

夫は「そんなに気にしなくていいよ」と言ってくれています。

その言葉を文字通り受け取って、気にするのをやめます。

ゆきこさんが気にしていることの大半は、家族にとってはそこまで重要ではないのかもしれません。

私たちが、「やらなければ!」と思っていることの多くは、自分だけが頭の中で作っていることです。

自分の基準にしばられず、家族の声を信じてください。

省エネ家事の5つのコツ:寒い冬は家事をがんばりすぎない

4. ものを減らせば、家事も気持ちもラクになる

次にものを減らすことをおすすめします。

子どもが生まれてから、ものがどんどん増えているそうですね。

これは当然のことです。

小さな家族が増えれば、おもちゃも服も絵本も必要になります。

ものが増えるのは自然なことなので、この点は受け入れましょう。

「独身の頃みたいにスッキリさせなきゃ」とあせると、また自分を追い詰めてしまいます。

今はそういう時期なんだと割り切ることも大切です。

そのうえで、できる範囲でものを増やさない工夫をします。

子どものものは、「あれも必要かも」「これもあったほうがいいかも」と、つい買いすぎてしまいがち。

周囲からもらう機会も多いでしょう。

本当に必要なものだけを厳選して、入口を締めてください。

さらに無理のない形で少しずつ不用品を手放していきましょう。

1日5分でも10分でもOKです。自分のペースで続けられる形で捨て活をします。

ものが減れば、片付けの手間も減るので今よりラクになると思います。

1日15分の片付けを確実に行う方法。

5. 「やってもやっても終わらない」感覚はこうする

家事に関しては「完璧に終わらせる」という発想を手放しましょう。

ゆきこさんは「やってもやっても終わらない感じがする」と書いていますね。

これも当たり前のことです。

家事は、終わりのない仕事です。

掃除をしてもまた部屋は散らかり、洗濯をしてもまた服は汚れます。

料理を作っても、食べるのはほんの数分。数時間後にはまた次のごはんの時間がやってきます。

「完了」を目指していたら、永遠に達成感を得られません。

代わりに、「今日はここまで」と区切りをつける習慣をつけましょう。

時間で区切ってもいいし、範囲で区切ってもいいです。

「15分だけやる」「キッチンだけ片付ける」と決めて、そこで終わりにします。

これからもずっと続けることなので、小さな範囲に区切って終わらせ、「今日もできた!」と達成感を得たほうがストレスがありません。

片付けを後回しにしないために、「1回で終わらせるルール」のススメ。

まとめ:がんばりすぎているから苦しい

ゆきこさんのように、がんばりすぎてしまう人はたくさんいます。

でも、やりすぎず、休み休みするのもとても大切なことです。

昼の活動と睡眠がセットになっているように、バリバリ働くのとのんびり休息するのもセットで行いましょう。

そうすれば今感じているイライラは減っていくと思います。

とは言え、「できていないと自分が気になる」という人は、「少し、手を抜きなさい」という人の言葉をすぐには受け入れられないかもしれません。

考え方や行動を1つでいいので変えることを始めてください。

試しに、今日は夜の家事をやめてみるとか。

そうやって少しずつやり方を変えて様子をみましょう。

それでは、ゆきこさん、お体に気をつけてお過ごしください。

ほかの読者の方も、感想などありましたらお気軽にメールをお寄せください。

お待ちしています。





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