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どうしても片付けられない、どうしても家事を後回しにしてしまう。そんな人にダメ押しで後回しにしない秘訣を5つお伝えします。
先日、すぐに家事にとりかかれば、やることがたまらないのでラクになる、という記事を書きました。
この記事に関して、「それでもやっぱり片付けられない」というメールをいただきました。そのような人は読み進めてください。
1.家事のやる気を出す記事を読んでみる
以前、家事や片付けのやる気を出す記事を書いていますので、まずそちらを読み、使えそうなアイデアがあったら取り入れてください。
家事がめんどうでやる気が出ない時モチベーションを上げる8つの方法。
この記事に書いた8つの方法とは
1.シャワーをあびる、顔を洗う、着替える
2.タイマーをかけてやる
3.1番簡単なことをやる
4.To-doリストを書く
5.音楽をかける
6.窓を開ける
7.ご褒美を用意する
8.スパイスを炊く
香りや音楽、太陽の光、新鮮な空気、水で五感を刺激し、To-doリストを書いて頭の中を整理し、もっとも簡単な家事から、ご褒美を目当てに、自分を励ましてやり始める、という作戦です。
これでやる気がでるなら、採用してください。
先日書いた記事も参考にしてください⇒毎日家事だけで疲れるあなたへ。今すぐやる癖をつけて悪循環から抜けだす方法。
ところが、これができない人がいます。
もう何もかもがおっくうでやりたくないらしいのです。
布団の中で寝ていたり、ソファで寝転がっている体勢から起き上がって、窓を開けたり、シャワーをあびたりするのが面倒なのです。
言われれば、確かにそうかもしれません。人間はラクなほうに流れるものです。
寝転がっていたほうが楽ちんです。更年期で何のやる気も起きない、というメールをもらったこともあります。
こういう人にとっては、ご褒美を考えたり、To-doリストを書くなんて知的作業はさらにハードルが高いでしょう。
その場合は2番以降に進んでください。
2.やり方を変える
これまでの家事のやり方でうまくいかないのですから、やり方を変えてください。
もう自分は全く家事をやる気がしないなら、家事代行を頼んだり、ご主人やほかの家族に掃除をしてもらったりすればいいでしょう。
そこそこきれいで整った環境になれば、家事の最大のゴールは達成されたことになります。この目的が果たされるなら、何も自分がすることはありません。
今、シルバー人材センターやフィリピン人の家事代行サービスなどさまざまなサービスがあります。予算が許すなら人にたのんでください。
ある読者から、家事代行についてどう思うか、という質問メールをもらいました
そのメールには、「家事代行についてどう思う?会社や国で育児支援があり、利用してみました。 なかなかよかったが、片付けは自分がやらないとだめみたいね」と書かれていました。
家事代行の人は、洗濯物を畳んでカゴに入れてくれたが、そこからタンスに入れるのは自分だ、という話でした。
代行サービスはやってくれないかもしれませんが、家族なら、洗濯物をカゴからタンスまで運んでくれます。
何もかも全部自分でやらなければいけないと思い込むのではなく、ほかの人に委託してください。
現時点で専業主婦なら、働きに出て給与をもらい、そのお金で家事のサービスを頼む方向にシフトするのも悪くないでしょう。
やり方を変えるとき、全部、きれいさっぱり変えるのではなく、何か1つだけ変えて様子を見るのもいいです。
お掃除ロボットや食器乾燥機を導入するのも一つの手です。
それを買うことで、家事の手間がはぶけ、自分や家族の人生が、真の意味で(自分軸で考えたうえで)、よくなっていくと思えるのなら便利な道具は買えばいいのです。
手持ちの所持品を8割がた断捨離して、片付け作業が発生しない環境にするのも、やり方を変える1つの方法です。
3.家事の代わりに自分は何をやっているのか考えてみる
家事が進まなくて悩んでいる人は、家事のかわりに自分は何をやっているのか調べてください。
1日24時間なのは誰でも同じ。そのうち8時間寝ているとして残り16時間。毎日何をしているのか、書いてみてください。小学生のとき、円グラフに書いたように。
家事の代わりにやっている何かが、「これは家事をすることよりも大事だ、自分が望む人生を手にするために、優先順位の高いことだ」と思えるなら、それは仕方ないかもしれません。
自分はそっちを選んでいるのですから、「また家事を後回しにしちゃった(うじうじ)」と悩むのはおかしな話です。
ですが、、なんとなく暇つぶしをしてだらだらしているだけなら、その時間は家事をしたほうが、暮らしの質はよくなることに気づいてください。
人生の質は、時間の使い方で決まります。
もし、どうでもいいことをして、家事をすることを後回しにしているとわかったら、その「どうでもいいこと」をやらないですむ方法を考えてください。
単に習慣になっているだけでしょうから、こんな方法を使えば、やらずにすむと思います⇒悪い習慣を断ち切る簡単な方法(TED)マインドフルネストレーニングのすすめ。
尚、家事の効率をあげるためにマルチタスクを試みる人がいますが、私の経験ではシングルタスクのほうが家事がはかどります。
マルチタスキングしているのに、家事が進んでいないなら、思い切ってシングルタスクに切り替えてください。
シングルタスクのほうがいい話⇒マルチタスクが脳に負担をかけ仕事の効率を落とす理由。1つのことに集中しよう
4.ビジュアライゼーション(イメージトレーニング)を活用
家事にイメージトレーニングを導入します。
基本的なイメトレの仕方⇒イメージトレーニングを利用して断捨離に成功する方法(汚部屋改善)
こんなふうにします。
1.自分の家の中や掃除をしたい部屋を思い浮かべる
2.掃除や片づけが終わった様子を思い浮かべる
3.部屋が完全にきれいになったあと、自分はどんな感情になるのか、ありありと想像する
2番と3番は具体的に、リアルに思い浮かべてください。
上でリンクしたイメトレの仕方にも書いていますが、五感を駆使して、きれいな部屋の空気とか、さわやかな香りとか、日に干した布団のほかほかした感じなどできるだけ詳しくイメージしてください。
「うわ~、すごくきれい!ママ、どうしたの?」と驚く子供の顔やにこにこするご主人の顔も想像してください。
こうやってイメージしておくと、1番から2番への道筋を、潜在意識が勝手に埋めようとするから、2番に至る行動に出られる、というのがイメージトレーニングの考え方です。
とてもそんなふうに思えない方は、2番で自分がどんどん掃除しているさまを思い浮かべてもいいです。これが、片付けのシミュレーションになります。
このように家事に意識を向けておくと、ふとしたときに、目の前にある雑誌の山を片付けたくなります。
うまくイメージトレーニングができなくても、部屋や部屋の片付けについて考えるので、いろいろな家事のアイデアを思いつきます。
ふとした拍子に、掃除に使うとよさそうな道具や、片付け方を書いた新聞記事を目にします。意識することで、片付けに関して感度があがるからです。
日常生活で、何かについて熱心に調べたり考えたりしたあと、全然別の機会に、関連した事柄や物に出会って、「あ、つながってる」とか「引き寄せ?」と感じたりすることはありませんか?
これ、つながっているのではなくて、そういうものを自分が見つけ出しているのだと思います。
いずれにしろ、「ああ、掃除しなきゃ」とか「またきょうも家事をさぼってしまった」という罪悪感を感じるより、イメージトレーニングするほうがずっとましですから、試しにやってみてください。
1、2度やっただけであきらめず、掃除ができるようになるまでしつこくやってください。
5.なぜ家事をしたほうがいいのか考える
最後に自分にとって家事とは何であるのか考えてください。
家事や片付けが自分の人生にとってとても大切なものだったり、好きなことだったら、人は自然にやるでしょう。
家事をすることに自分なりに意義を見いだせれば、多少は「めんどくさいな」と思うことはあっても、納得してやることができます。
家事が嫌いでやりたくない人は、「本当はやりたくないのに、しかたなくやっている」「誰かにやらされている」と感じています。
それをやる意味がわかれば、自主的にできるようになります。
家事の定義にはこんなのがあります。
・自分や家族が毎日気持ちよく暮らせるために、生活全般にわたって、いろいろと整理し、秩序を見出すこと
・工夫することで、自分を成長させてくれるもの
・家族に愛情を示す一つの方法
・健康に暮らすためにどうしてもやらなければならないこと
正解は1つではないので、自分の答えを出してください。
家事がもたらしてくれるものに価値があると考えられれば、それをやるのも当然だし、むしろ楽しい、と思えるかもしれません。
掃除にはこんなメリットもあります⇒掃除好きになりたい人に伝えたい、掃除の意外なメリット5つ。
今、「家事が嫌い、やりたくない」と思っている人は、家事のもつ可能性やパワーを見落としているのかもしれません。
家事についてうだうだ考えて時間を失うのがいやだ、と思うなら、「やるしかない」とあきらめて、最低ラインの家事をするために、今すぐ動きだせばいいのです。
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現実問題として、生きていく限り最低限の家事や事務処理は発生します。
これは、人に委託しない限り避けられません。どうせやらなければいけないなら、さっさとやったほうがストレスがたまりません。
「家事を後回ししてしまう」と毎日うじうじ悩み続けるのは、ネガティブな感情に生活を支配されている状態です。
自分や家族を大事にしようと思えば、悩むのではなく、問題解決に向けて前向きに進む気持ちになるでしょう。