主婦

ミニマルな日常

最終更新日: 2017.09.24

どうしてもできない?家事や片付けを後回しにする癖を直す5つの方法。

ページに広告が含まれる場合があります。

 

どうしても片付けられない、どうしても家事を後回しにしてしまう。そんな人にダメ押しで後回しにしない秘訣を5つお伝えします。

先日、すぐに家事にとりかかれば、やることがたまらないのでラクになる、という記事を書きました。

この記事に関して、「それでもやっぱり片付けられない」というメールをいただきました。そのような人は読み進めてください。



1.家事のやる気を出す記事を読んでみる

以前、家事や片付けのやる気を出す記事を書いていますので、まずそちらを読み、使えそうなアイデアがあったら取り入れてください。

家事がめんどうでやる気が出ない時モチベーションを上げる8つの方法。

この記事に書いた8つの方法とは

1.シャワーをあびる、顔を洗う、着替える

2.タイマーをかけてやる

3.1番簡単なことをやる

4.To-doリストを書く

5.音楽をかける

6.窓を開ける

7.ご褒美を用意する

8.スパイスを炊く

香りや音楽、太陽の光、新鮮な空気、水で五感を刺激し、To-doリストを書いて頭の中を整理し、もっとも簡単な家事から、ご褒美を目当てに、自分を励ましてやり始める、という作戦です。

これでやる気がでるなら、採用してください。

先日書いた記事も参考にしてください⇒毎日家事だけで疲れるあなたへ。今すぐやる癖をつけて悪循環から抜けだす方法。

ところが、これができない人がいます。

もう何もかもがおっくうでやりたくないらしいのです。

布団の中で寝ていたり、ソファで寝転がっている体勢から起き上がって、窓を開けたり、シャワーをあびたりするのが面倒なのです。

言われれば、確かにそうかもしれません。人間はラクなほうに流れるものです。

寝転がっていたほうが楽ちんです。更年期で何のやる気も起きない、というメールをもらったこともあります。

こういう人にとっては、ご褒美を考えたり、To-doリストを書くなんて知的作業はさらにハードルが高いでしょう。

その場合は2番以降に進んでください。

2.やり方を変える

これまでの家事のやり方でうまくいかないのですから、やり方を変えてください。

もう自分は全く家事をやる気がしないなら、家事代行を頼んだり、ご主人やほかの家族に掃除をしてもらったりすればいいでしょう。

そこそこきれいで整った環境になれば、家事の最大のゴールは達成されたことになります。この目的が果たされるなら、何も自分がすることはありません。

今、シルバー人材センターやフィリピン人の家事代行サービスなどさまざまなサービスがあります。予算が許すなら人にたのんでください。

ある読者から、家事代行についてどう思うか、という質問メールをもらいました

そのメールには、「家事代行についてどう思う?会社や国で育児支援があり、利用してみました。 なかなかよかったが、片付けは自分がやらないとだめみたいね」と書かれていました。

家事代行の人は、洗濯物を畳んでカゴに入れてくれたが、そこからタンスに入れるのは自分だ、という話でした。

代行サービスはやってくれないかもしれませんが、家族なら、洗濯物をカゴからタンスまで運んでくれます。

何もかも全部自分でやらなければいけないと思い込むのではなく、ほかの人に委託してください。

現時点で専業主婦なら、働きに出て給与をもらい、そのお金で家事のサービスを頼む方向にシフトするのも悪くないでしょう。





やり方を変えるとき、全部、きれいさっぱり変えるのではなく、何か1つだけ変えて様子を見るのもいいです。

お掃除ロボットや食器乾燥機を導入するのも一つの手です。

それを買うことで、家事の手間がはぶけ、自分や家族の人生が、真の意味で(自分軸で考えたうえで)、よくなっていくと思えるのなら便利な道具は買えばいいのです。

手持ちの所持品を8割がた断捨離して、片付け作業が発生しない環境にするのも、やり方を変える1つの方法です。

3.家事の代わりに自分は何をやっているのか考えてみる

家事が進まなくて悩んでいる人は、家事のかわりに自分は何をやっているのか調べてください。

1日24時間なのは誰でも同じ。そのうち8時間寝ているとして残り16時間。毎日何をしているのか、書いてみてください。小学生のとき、円グラフに書いたように。

家事の代わりにやっている何かが、「これは家事をすることよりも大事だ、自分が望む人生を手にするために、優先順位の高いことだ」と思えるなら、それは仕方ないかもしれません。

自分はそっちを選んでいるのですから、「また家事を後回しにしちゃった(うじうじ)」と悩むのはおかしな話です。

ですが、、なんとなく暇つぶしをしてだらだらしているだけなら、その時間は家事をしたほうが、暮らしの質はよくなることに気づいてください。

人生の質は、時間の使い方で決まります。

もし、どうでもいいことをして、家事をすることを後回しにしているとわかったら、その「どうでもいいこと」をやらないですむ方法を考えてください。

単に習慣になっているだけでしょうから、こんな方法を使えば、やらずにすむと思います⇒悪い習慣を断ち切る簡単な方法(TED)マインドフルネストレーニングのすすめ。

尚、家事の効率をあげるためにマルチタスクを試みる人がいますが、私の経験ではシングルタスクのほうが家事がはかどります。

マルチタスキングしているのに、家事が進んでいないなら、思い切ってシングルタスクに切り替えてください。

シングルタスクのほうがいい話⇒マルチタスクが脳に負担をかけ仕事の効率を落とす理由。1つのことに集中しよう

4.ビジュアライゼーション(イメージトレーニング)を活用

家事にイメージトレーニングを導入します。

基本的なイメトレの仕方⇒イメージトレーニングを利用して断捨離に成功する方法(汚部屋改善)

こんなふうにします。

1.自分の家の中や掃除をしたい部屋を思い浮かべる

2.掃除や片づけが終わった様子を思い浮かべる

3.部屋が完全にきれいになったあと、自分はどんな感情になるのか、ありありと想像する

2番と3番は具体的に、リアルに思い浮かべてください。

上でリンクしたイメトレの仕方にも書いていますが、五感を駆使して、きれいな部屋の空気とか、さわやかな香りとか、日に干した布団のほかほかした感じなどできるだけ詳しくイメージしてください。

「うわ~、すごくきれい!ママ、どうしたの?」と驚く子供の顔やにこにこするご主人の顔も想像してください。

こうやってイメージしておくと、1番から2番への道筋を、潜在意識が勝手に埋めようとするから、2番に至る行動に出られる、というのがイメージトレーニングの考え方です。

とてもそんなふうに思えない方は、2番で自分がどんどん掃除しているさまを思い浮かべてもいいです。これが、片付けのシミュレーションになります。

このように家事に意識を向けておくと、ふとしたときに、目の前にある雑誌の山を片付けたくなります。

うまくイメージトレーニングができなくても、部屋や部屋の片付けについて考えるので、いろいろな家事のアイデアを思いつきます。

ふとした拍子に、掃除に使うとよさそうな道具や、片付け方を書いた新聞記事を目にします。意識することで、片付けに関して感度があがるからです。

日常生活で、何かについて熱心に調べたり考えたりしたあと、全然別の機会に、関連した事柄や物に出会って、「あ、つながってる」とか「引き寄せ?」と感じたりすることはありませんか?

これ、つながっているのではなくて、そういうものを自分が見つけ出しているのだと思います。

いずれにしろ、「ああ、掃除しなきゃ」とか「またきょうも家事をさぼってしまった」という罪悪感を感じるより、イメージトレーニングするほうがずっとましですから、試しにやってみてください。

1、2度やっただけであきらめず、掃除ができるようになるまでしつこくやってください。

5.なぜ家事をしたほうがいいのか考える

最後に自分にとって家事とは何であるのか考えてください。

家事や片付けが自分の人生にとってとても大切なものだったり、好きなことだったら、人は自然にやるでしょう。

家事をすることに自分なりに意義を見いだせれば、多少は「めんどくさいな」と思うことはあっても、納得してやることができます。

家事が嫌いでやりたくない人は、「本当はやりたくないのに、しかたなくやっている」「誰かにやらされている」と感じています。

それをやる意味がわかれば、自主的にできるようになります。

家事の定義にはこんなのがあります。

・自分や家族が毎日気持ちよく暮らせるために、生活全般にわたって、いろいろと整理し、秩序を見出すこと

・工夫することで、自分を成長させてくれるもの

・家族に愛情を示す一つの方法

・健康に暮らすためにどうしてもやらなければならないこと

正解は1つではないので、自分の答えを出してください。

家事がもたらしてくれるものに価値があると考えられれば、それをやるのも当然だし、むしろ楽しい、と思えるかもしれません。

掃除にはこんなメリットもあります⇒掃除好きになりたい人に伝えたい、掃除の意外なメリット5つ。

今、「家事が嫌い、やりたくない」と思っている人は、家事のもつ可能性やパワーを見落としているのかもしれません。

家事についてうだうだ考えて時間を失うのがいやだ、と思うなら、「やるしかない」とあきらめて、最低ラインの家事をするために、今すぐ動きだせばいいのです。

=======

現実問題として、生きていく限り最低限の家事や事務処理は発生します。

これは、人に委託しない限り避けられません。どうせやらなければいけないなら、さっさとやったほうがストレスがたまりません。

「家事を後回ししてしまう」と毎日うじうじ悩み続けるのは、ネガティブな感情に生活を支配されている状態です。

自分や家族を大事にしようと思えば、悩むのではなく、問題解決に向けて前向きに進む気持ちになるでしょう。





カラオケ子育てが終わって自分のしたいことがわからない人へのアドバイス。前のページ

本や雑誌を捨てられないあなたに、本箱チャレンジのススメ。次のページ本

ピックアップ記事

  1. 筆子の新刊『買わない暮らし。』(6月16日発売)著者による内容紹介。現在予約受付…
  2. 新刊『本当に心地いい部屋』4月14日発売のお知らせ:現在予約受付中。
  3. いつか使うかもしれない、と思うものを本当に使う方法、あるいは見切りをつける方法。…
  4. ムック本・第2弾『8割捨てれば、お金が貯まる』発売のお知らせ:11月15日です。…
  5. 筆子の新刊『書いて、捨てる! 』3月11日発売。著者による内容紹介。

関連記事

  1. 粗大ごみ

    ミニマルな日常

    大きな家具を捨てたからこそ手に入った空間と心の余裕~読者の断捨離体験。

    持たない暮らしを心がけている読者のお便りを紹介します。きょうはインテリ…

  2. プレゼント

    ミニマルな日常

    いらないプレゼントを差し出されたときの正しい対応とは?

    物を増やさないライフスタイルを愛好している人は、人から贈り物をもらうと…

  3. ノートパソコンを使う手元

    ミニマルな日常

    筆子のnoteデビュー、読者の反響をシェアします。

    きょうは私のnoteの感想を送ってくれた読者のお便りを3通紹介します。…

  4. ティーカップ

    ミニマルな日常

    もっとすっきり暮らしたい! それが私の本心でした。

    シンプルに暮らすことを心がけている読者のお便り紹介をします。今…

  5. ワードローブ

    ミニマルな日常

    収納に頼りすぎると、自分が疲れるだけ。

    物減らしに励んでいる読者4人のお便りを紹介します。2018年9月にいた…

  6. 筆子マグ

    ミニマルな日常

    引き出物でもらった名入りのグラス、どうやって捨てますか?

    自分の名前が入っているグラスの処分方法を知りたいという質問をいただきま…

文庫本『それって、必要?』発売中。

「50歳からのミニマリスト宣言!」

ムック:8割り捨てて二度と散らからない

ムック・8割捨てればお金が貯まる

書店かセブンイレブンで買ってね。
8割捨てればお金が貯まる・バナー
ムック本・8割捨てればお金が貯まる、発売のお知らせ

「本当に心地いい部屋」

「買わない暮らし。」売れてます(第7刷)

筆子のムック(第5刷)

筆子の本、『書いて、捨てる!』

更新をメールで受け取る

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

1,834人の購読者に加わりましょう

新しく書いた記事を読む

  1. もう着ない服を探す
  2. DVD
  3. バッグを買っている人
  4. ノートで振り返りをしている女性
  5. 机の上にある『それって、必要?』文庫本
  6. 棚の整理をしている女性
  7. 片付けものをしている女性
  8. 後悔している女性
  9. 古い写真
  10. 水を飲む人

筆子の本・10刷決定です

オーディオブック(Audible版)も出ました♪ 捨てられない人は要チェック
1週間で8割捨てる技術
⇒筆子の本が出ます!「1週間で8割捨てる技術」本日より予約開始

 

実物の写真つき紹介はこちら⇒「1週間で8割捨てる技術」筆子著、本日発売です(写真あり)

大好評・特集記事

小舟バナー

 

お金を貯める・バナー

 

実家の片付けバナー

 

ファッションバナー

 

フライレディバナー

 

湯シャンバナー

 

ブックレビューバナー

 

TEDバナー

 

歯の治療バナー

今日のおすすめ記事

  1. コンフォートゾーンにいる人。
  2. 汚い部屋の住人
  3. 水を飲む人
  4. 服が好きな人
  5. 料理する女性
  6. 貯金箱
  7. 歯医者
  8. 仏壇
  9. 掃除機をかける
  10. 仕事中の3人

過去記事、たくさんあります♪

PAGE TOP