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きょうは買い物習慣を変えることに成功した読者、もふもふごろりさんのお便りを紹介します。
やや長いのですが、そっくりそのままシェアしますね。
お金の使い方を変えたいと思っているのに、なかなかそうできない人の参考になります。
ようやく変わることができた
件名:変われたことのご報告とお礼
こんにちは。
はじめまして。もふもふごろりと申します。
途中読まなくなった期間もありますが、2016年頃から筆子さんのブログを読ませていただいています。
筆子さんのブログはたくさんの反省やアイデアが散りばめられていて、読むたびに新しい気づきや発見があります。
何より、筆子さんご自身が悩みに悩んで向き合い続けた過程とともに書かれているので、私にとってはただのハウツーを超えて、生活から無駄を減らしていく上で伴走者のような存在と勝手に思っています。
伝えたいことの要点
書き終わってみると長くなったので、お伝えしたいポイントを箇条書きにしておきます。
・長年無駄遣いに悩み続け、改心と失敗を繰り返してきたけどなかなか無駄遣いがやめられなかった。
・そんな中、最近自分の中で良い変化が起こり、諦めずに向き合い続ければいつか変われるのだと嬉しくなった。
・自分の変化を支えてくれた筆子さんへの感謝を伝えたい。
・これからもより良く生きていくために無駄な物を買わないことを中心に色々と取り組み続けたい。
これまで、生活を変えようという決意と失敗をたくさん繰り返してきましたが、最近自分が本当に変わってきたという実感があり、嬉しくてその理由を振り返りたくてメールを書くことにしました。
長年いろんなことを教えてもらってきた筆子さんにメールするなら、きちんと考えられますし、なにより筆子さんにそのご報告とお礼がしたい気持ちが自然と出てきたので、お送りさせていただきます。
私について~ずっと貯金ができなかった
まず自己紹介をさせてください。
30代前半の女、夫と2人暮らしです。
私も夫もフルタイムで働いており生活には困っていませんが、実家は経済的にあまり余裕はない方です。
小学生高学年の頃に父が仕事を辞めて、借金も500万くらいあったようです。
しばらく母のパートの稼ぎでしのいでいたようですが、父は2年くらい無職でした。
中学生になってからも、父は転職と退職を繰り返し、子どもながらにうちはお金は大丈夫なのだろうかと不安に思うことが多かったです。
大学生になってからは、バイト代が月に4〜9万円くらい入りましたが、計画的に使えなくていつもお金に困っていました。
奨学金も、悪いと思いながら遊びや買い物に浪費したことがあります。
「買っては捨てる」を繰り返していた
社会人になってからも、収入は十分あるはずなのになぜか貯金ができず、買っては捨てるを繰り返していました。
自覚はありませんでしたが、自分に自信がなく満足できなくて、物を所有することで自分が変わると無意識に考えていたことが無駄な買い物の原因だったと思います。
ブランド物には全く興味はないのですが。
断捨離するたびに、「選び方がまずかった。次はもっといい物を選ぼう」と考えていました。今となっては買った物のうち99%くらいはそもそも不要な物だったと思います。
買い物を繰り返してもセルフイメージは良くならず、いつも漠然とお金の心配をしている状態に心底嫌気がさして、節約やミニマリズムに興味を持つようになりました。
筆子さんのブログを見つけ、ものすごい勢いで読み漁りましたが、読むと同時に捨てては買う、を繰り返してしまい、なかなか思うような結果には至っていませんでした。
自分や家族の将来、貧困に苦しむ人や地球のために無駄なものは買わず、使わない生活がしたいと思うのに、「これがあると便利かも」「もっと理想に近づくにはこれが必要」などと考えて、不要なキッチンツールや洋服やアクセサリー、雑貨を買い、
その後買った物に飽きて違う物が欲しくなってまた買って、物が増えて、心改めたつもりになって断捨離し、そしてまた何かに憧れて物を買う、、ということを何度繰り返したか分かりません。
自分でも本当に嫌気がさしていました。筆子さん流に言う、頭のネジが一本か二本ゆるんでたどころか、もはや外れてたのだと思います。それも何本も。
買った物を書き出すようにした
ただ、2023.1月からの3ヶ月は買ったものをリスト化して日々無駄がなかったか振り返ったり、買う前にただ欲しいだけではないか考えたり、その買い物は自分にとって恥ずかしくないものか自問自答したりして、自然と無駄な買い物がなくなってきました。
もちろん今までもやってみたことは何度もあることですが、嬉しいことに、今回は自然と、頑張らずに、そして徹底してやれました。自分が変わってきたという実感があります。
このメールをお送りする時点でもこの状況は変わっていません。
ミニマリストへの道シリーズを再読
そんな中、2023.3.24ごろから、ふと筆子さんのミニマリストへの道シリーズを改めて読み返してみました。
昔読んだ時は「こんなの私にはできない!」と思うことが多々ありました。
あまりに自分ができなさすぎて、筆子ジャーナルのごもっともな指摘に勝手にイライラしてしまい、2018年頃からしばらく読まなくなった時期もありました。
今回の読み返しでは、筆子さんの挑戦、葛藤、変化、考えが心に刺さるというか、ここ数年にかけての自分の経過も相まって鮮明に心に響きました。
・買う前によく考えろ
・使わない物を家に入れるな
・曖昧な基準ではなく明確な基準で判断せよ
・他人の価値観で判断するな
・使っていない物は手放せ
・いつか使うのいつかはこない(だから手放せ)
この辺りが特に、耳が痛いのと同時に、これをしないと変われないんだな、ということを身をもって感じました。
もっと正確に言うと、上記のような価値観を本当の意味で自分のものにしなければ、同じような過ちを繰り返してしまう、という実感が湧きました。
昔は、そうは理屈で分かってもモヤのようにたくさんの買う言い訳が漂っていて、結局その言い訳に負けていました。しかも、自分では言い訳の方を正当化して失敗を認めたり反省したりできていなかったです。
今は無駄な物を買わない価値観を確実に自分のものにしつつある確かな実感があります。
心境の変化のきっかけ
支出メモを取り出した心境の変化をよく考えてみたところ、昨年離れて暮らす大好きな祖父が体調を崩して突如入院し、もう家には帰れず施設で暮らすことになってしまったことが、大きなきっかけの1つと思います。
祖父のことを色々と考えて、物ではないもっと別の大切なことについて思いを馳せる時間が増えました。
祖父のことを明確に理由にして支出メモをとり始めたわけではないですが、確実に大きな要因になっていると思います。
支出メモを書いてみると、いかに自分がきまぐれな買い物や無駄なことをしようとしているかが分かりました。
毎日つけているので、支出の変化に気づきやすく、「え、こんなに使ってる?」という日が一目瞭然です。
また、2023.2月にYouTubeで原貫太さんという貧困問題等に取り組んでいる方の動画をみて、いかに自分が馬鹿げたことにお金や労力を使っていたかを身に染みて感じたのも、価値観が根底から変わるきっかけでした。
上げればキリがないほどたくさんの物を欲しいと思って実際に買い、飽きてたくさん無駄にしてきました。
でも、今は私にとって重要なものはもっと違うものだと心の底から思えるようになりました。
2016年から今に至るまで、こんなふうに価値観が変わるきっかけになりそうなことはたくさんありました。
結婚したり、流産したり、実家で割と大きなトラブルがあったり、離婚したり、再婚したり、、
離婚したのは2018年ですが、離婚に伴いその時物はたくさん捨てました。
そのおかげで居心地の良い空間は手に入れましたが、一生モノとか、より素敵な物を求めて買い物は続けてその度に古い物を捨て、すぐ飽きて違う物を求めていました。
仮に、2018年に、祖父が施設暮らしになったり原貫太さんの動画を見たりしても、私の心からの価値観はこんなに変わらなかったと思います。
セルフイメージもよくなった
できないなりに、何度も挑戦して失敗して、考えるのをやめなかったことがようやく実を結んできたんだと思います。そのことを実感できてとても嬉しく思います。同時にセルフイメージも自然と上がりました。
まだまだ筆子さんのアドバイス通りにいかないこともたくさんありますが、今後もめげずに自分にとって大切なことを振り返りながら、理想の自分のあり方を追求していきたいです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
この数年間の変化は、筆子さんのお力が大きく、本当に感謝しています。
最後に余談ですが、筆子さんを参考に湯シャンとか活用日とか時間を決めて物を捨てるとか、そういうのもちょこちょこやってみてます。
湯シャンは約5ヶ月やりましたが、どうしてもベタつきが不快に感じて今はからだ用の石鹸で髪も一緒に洗ってます。排水溝の掃除も楽だし、エコだし、背中のニキビもなくなっていいことづくしです。
筆子ジャーナルは、自分では思いつかないアイデアがたくさんあって、実験メニューを見ているようで楽しいです。
筆子さんと、娘さんをはじめとする筆子さんの大切な人たちがこれからも健やかに過ごされることを願っています。
これからも、ブログを通じて筆子さんにはお世話になることと思います。
陰ながら応援しています。また何かあったらお便り出させてください。本当にありがとうございます。
もふもふごろりさん、こんにちは。お便りありがとうございます。
長くブログを読んでいただいているのですね。とてもうれしいです。
さて、「買っては捨てる生活」から足を洗うことができてよかったです。
セルフイメージが向上したのもすばらしいです。
このブログが、もふもふごろりさんが変わるきっかけになったときいて、うれしく思います。
以前読んだ記事でも、自ら試行錯誤したあと読んでみると、また違うところが響くし、気づきがありますよね。
要は、あきらめずに、そこまでしつこくやれるかどうかにかかっています。
つまり、本人の意識と行動がすべてであり、私はお礼を言われるようなことは、特にしていません。
とは言え、お礼を言っていただきうれしいです。ありがとう。
これからも、楽しいシンプルライフを送ってください。
どうぞ、お元気でお暮らしください。
部屋が狭くても大丈夫
エッセオンラインに新しい記事がアップされました。
今回は、狭い家ですっきり暮らすコツです。
興味のある方はぜひお読みください⇒60代、狭い家でもすっきり暮らすコツ7つ。収納場所がなくても快適さは手に入る | ESSEonline(エッセ オンライン)
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読者のお便りを紹介しました。
買い物習慣や食習慣、物をためこむくせ、思考のくせを変えるのは、簡単ではなく、けっこう時間がかかります。
私の「ミニマリストへの道シリーズ」の記事を一気に読むと⇒何度も失敗したけど、今も前を見て進んでいます~「ミニマリストへの道」のまとめ(1)
私がすぐに変わったように思うかもしれませんが、実際は25年以上かかっています。
しかも、50歳過ぎて、「ああ、もう物は買わなくていいかな。こういう世界からは降りよう。はい、降りました」と思ったあとも、1度、塗り絵グッズ(塗り絵本と画材)の買いすぎという失敗をしています。
よって、すぐに効果が表れなくても、また何度も失敗してもあきらめないでください。
以前も書いたことがありますが、人はらせん状に少しずつ成長していきます。
ご自身の成長を信じて、前向きに取り組んでください。
それではあなたも伝えたいことがあったら、お気軽にメールください。お待ちしています。