スカートをはいてみる女性

ミニマルな日常

最終更新日: 2020.05.5

いったいあとどれだけ捨てたらいいの?(片付けに関する質問に回答)

ページに広告が含まれる場合があります。

 

所持品を1500個捨てて、スッキリ、快適になったが、まだ残っている物がある。これらは捨てるべきなのか? 自分の適正量がわからない。

この質問に回答します。

まず、メールをシェアしますね。差出人はペヌラさんです。



適正量がわからない

件名:お礼とご相談

筆子さん、こんにちは。

以前に「集中力がない」というご相談「集中力がない」というご相談をさせていただいたいペヌラです。

その節は、お世話になりました。

アドバイスをいただいた通りに、やってみたら少しずつ改善してきました。

本当にありがとうございます。

今回は片付けの事で、ご意見を聞きたくてメールしました。

私は3年前から片付けを始めて、おそらく1500点以上を処分しました。

かなり物は減り、すっきりした部屋で快適になったと思います。

ずっと片付けが苦手だったので、嬉しいです。

今まで、どれだけ溜め込んでいたんだろう…とビックリしました。

やはり物が少ないと管理は楽なので、これからも物を増やしすぎないように頑張りたいと思います。

さて、片付いたのは嬉しいんですが、当たり前ですが、まだ物はあります。

それらの物を処分すべきか悩んでいます。どこまでやれば自分の中で適正量なのかわからないのです。(もちろん、生活に必要な最低限の物まで処分するつもりはありません。それはとっておきます。)

持っている物を書いてみたりしましたが、解決にはなりませんでした。

こんな事を筆子さんに聞いても、最終的に決めるのは私ですが、迷ってしまい困っているので、何かアドバイスをいただけたら嬉しいなと思います。

宜しくお願い致します。

これからもブログ楽しみにしています。

世の中大変な時期ですが、どうかご自愛ください。





ペヌラさん、こんにちは。メールありがとうございます。

部屋が片付いてスッキリし、さらに、集中できるようになってよかったです。

メール拝見して感じたことを書きますね。

問題を特定する

今回の質問ですが、ペヌラさんが何を悩んでいるのか、今ひとつあいまいです。

便宜上、記事のタイトルは、「あと、どれだけ捨てたらいいのかわからない」としましたが、べつに、「あと、どれだけ捨てたらいいのかわかりたい」わけではないですよね?

そんなこと、誰にもわかりませんし、自分が、「よし、もうこのへんでいったん断捨離は終わりだ」と思えば、一段落つきます。

集中的な片付けはやめて、ほかのことをいろいろやっているうちに、物が増えてきたら、1000個捨てチャレンジなどをして、一時的に、片付けに注力すればいいだけです。

1000個捨てチャレンジとは⇒持たない暮らしに近づく1000個捨てチャレンジの楽しみ方。

それとも、「今、残っている物を処分すべきかどうか迷っている、捨てるべきか、残すべきか、教えてほしい」というご相談でしょうか。

しかし、これについても、「最終的に決めるのは私です」と書かれているので、問題ではないのかもしれません。

具体的にどんな物について、処分を迷っている、ということも書かれていませんし。

自分がもっとも解決したい問題が何なのか、その点がわからないから、あれこれ迷って、頭の中がぐるぐるするんじゃないでしょうか?

解決すべき問題(ゴール)を洗い出すことをおすすめします。

ある程度捨てると適正量が見えてくる

自分がもつ物の適正量は、ある程度捨てると、自然にわかってくる、と過去記事に書いています。

どこまでモノを減らすべきか~こんまりの言う「適正量カチッとポイント」とは?

「あとどれだけ捨てたらいいんだろう」と思うなら、まだまだ捨てる余地はあります。

思い切って所持品を減らすと、「ああ、このぐらいで充分だな」とか、「これでは、ちょっと足りないな」とわかります。

私は、服の枚数が少なめですが、Tシャツやスパッツの痛みが早いので、「もう少し、数を増やして、ローテーションさせたほうがいいかもなあ」と思うことがあります。

これも、数を減らしたからこそわかることです。

たくさん物があって、「活かしきれてないなあ」と思えば、捨ててください。

こんな記事もあります⇒どこまで捨てればいいの?断捨離お悩み相談の回答。

捨てる、捨てないで迷ったときは

1つひとつのアイテムを、捨てる・捨てないで迷っているのなら、自分なりにルールを作っておくとよいです。

私のルールは

・迷ったら捨てる

・1年使わなかったら捨てる

基本的にこの2つです。

これには例外もあって、たとえば、スーツケースは毎年は使わないけれど、次に日本に行くときはかならず使うし、数年後に日本に行く確率はかなり高いので、捨てていません。

つまり、次回使うときや機会が明確にイメージできるものは残しています。

捨てるルールに関しては、過去記事にたくさん書いているので参考にしてください。5つリンクしておきます。

捨てるか捨てないか選択に迷ったらこうしています。

これって、捨てていいのかな? 迷ったときのための5つの捨て基準。

断捨離する物にやたらと迷う人向け、捨てる物チェックリスト。

捨てていいのかどうかわからない人へ。こんな物は捨てても大丈夫です。

捨てる物に迷ったら、数が多すぎる物を捨ててみる(プチ断捨離14)

なくてはならない物だけ残す

捨てる物を決められないときは、手元に残す物を先に決めて、あとはばっさり捨てるとうまくいきます。

お便りにも、「最低限必要な物はとっておく」とあるので、そういう必要な物以外は捨てることにしてはどうでしょうか?

スッキリ空間を実現するコツは、なくてはならない物だけを持つこと。

「なくてはならない物以外はばっさり削ぎ落とす」という方針にしたとしても、なかなか思いきれなくて、ある程度はグレーゾーンの物が残ります(私の経験では)。

まあ、これは誤差の範囲といえるので、いるのか、いらないのかわからない物が、多少残っていても、問題ではないでしょう。

そのうち捨てる気になるかもしれないので、「今後半年/1年以内に使わなかったら捨てよう」などと決めて、そのへんに置いておけばいいと思います(しまい込まないほうがいいです)。

ゆっくり使う物もある

今使っていなくても、出番を待っている物もあると思います。そういうのは、死蔵品ではなく、「スタンバイしている物」なので、残してもいいと思います。

私は、塗り絵用のカラーペンや色鉛筆の在庫がたくさんある、と自覚していますが、毎日使っているので(5年~10年計画で消費が終わる予定)、残しています。

自分がこれからどんな生活をしていきたいか、どんな暮らしが理想なのかが、この点が、ある程度明確だと、「今すぐには、使わないけれど、順番に使っていて、いずれは使う物」を見極めやすいのではないでしょうか?

趣味によっては、物がたくさんいるものもありますが、自分がその趣味を楽しんでいて、それで生活の質があがっているのなら、あえてたくさん持つのもありです。

大量に文房具を断捨離したあと、筆記具は手持ちのものを使い切る方針へ

居心地よく感じられればOK

服を何着にすればいいのか、お皿は何枚にすればいいのか、厳密に決めず、「自分が居心地よかったらそれでいい」と考えれば、そんなに悩まないでしょう。

これまで、物がいっぱいのまま、何年も暮らしてこれたのですから、いま、多少ガラクタがあっても、死んだりはしません。

いつも、「今の自分が居心地いいか」と考えて、「居心地悪い」と思ったら、居心地悪くさせている物を捨てればいいのです。

暮らしは、決して止まらず、少しずつ変化しながら、死ぬまでずっと続きます。

変化するから、「これが適正量だ」と思っても、3ヶ月後には変わります。

ですから、数や量を決めてしまうのではなく、居心地よさ加減を指針にしたほうがいいですよ。

*****

どこまで捨てたらいいのかわからない、という質問にお答えしました。

ペヌラさん、もし検討違いの回答をしていたら、またメールでご質問ください。

それでは、ペヌラさんも、どうぞお元気でお過ごしください。

あなたも、質問、感想、その他ありましたら、お気軽にメールください。お待ちしています。





シンプルな画像あなたも、ミニマリストになれます。ええ、あなたも(TED)前のページ

1人でステイホームする孤独と不安を解消するには?次のページ窓際に座る人

ピックアップ記事

  1. 筆子の新刊『買わない暮らし。』(6月16日発売)著者による内容紹介。現在予約受付…
  2. 新刊「50歳からのミニマリスト宣言!」3月14日発売のお知らせ(現在予約受け付け…
  3. ムック・8割捨てて二度と散らからない部屋を手に入れる、発売しました。
  4. 筆子の新刊『書いて、捨てる! 』3月11日発売。著者による内容紹介。
  5. 新刊『本当に心地いい部屋』4月14日発売のお知らせ:現在予約受付中。

関連記事

  1. 書いている人

    ミニマルな日常

    めんどくさい仕事や家事を楽しんでやる7つのコツ。

    汚部屋を片付けたい気持ちはあるけれど、片付けそのものがめんどくさくてで…

  2. テーブルを拭く

    ミニマルな日常

    年末年始に突入する前に手を打ちたい。家事に追われないようにする6つの方法。

    ミニマリストの時短家事シリーズ。今回は、家事に追われない環境を作る方法…

  3. 手紙の束

    ミニマルな日常

    50代のうちに片付けようと猛然と物を捨て始めた話。

    片付けをがんばっている読者のお便りを紹介します。今回は2通です…

  4. エコバッグのコレクション

    ミニマルな日常

    バッグや袋物の使い方を見直してゴミと無駄を減らす~私がやっている7つの工夫。

    バッグの断捨離に疲れて、「もう袋物をゴミにするのはやめよう」と決めた人…

  5. 服がたくさん

    ミニマルな日常

    片付けに追われる人生から抜け出す方法。ダラダラ断捨離するのはもうやめる。

    いつも片付けに追われて、人生を楽しめていない気がします。片付けばかりす…

  6. りんご

    ミニマルな日常

    簡単に暮らしをシンプルにできる7つのアクションプラン

    もっとシンプルな暮らしをしたい人のために、今すぐできる実践的なテクニッ…

新刊「50歳からのミニマリスト宣言!」

ムック:8割り捨てて二度と散らからない

ムック・8割捨てればお金が貯まる

書店かセブンイレブンで買ってね。

 

8割捨てればお金が貯まる・バナー

ムック本・8割捨てればお金が貯まる、発売のお知らせ

「本当に心地いい部屋」

「買わない暮らし。」売れてます(第7刷)

筆子のムック(第5刷)

筆子の本、『書いて、捨てる!』

更新をメールで受け取る

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

1,821人の購読者に加わりましょう

新しく書いた記事を読む

  1. 考え事をしている女性
  2. 思い出品を捨てられない女性
  3. 顔にクリームを塗る女性
  4. 収納しすぎてかえって片付かなくて困っている女性
  5. 自分を許す女性
  6. Tシャツにジーンズ姿の女性。
  7. 買い物日記をつけている人
  8. 贈り物をいっぱいもらって困っている女性
  9. 服を買っている女性
  10. 文房具が散らかったデスクで仕事をする女性

筆子の本・10刷決定です

オーディオブック(Audible版)も出ました♪ 捨てられない人は要チェック

 

1週間で8割捨てる技術
 
⇒筆子の本が出ます!「1週間で8割捨てる技術」本日より予約開始

 

実物の写真つき紹介はこちら⇒「1週間で8割捨てる技術」筆子著、本日発売です(写真あり)

大好評・特集記事

小舟バナー

 

お金を貯める・バナー

 

実家の片付けバナー

 

ファッションバナー

 

フライレディバナー

 

湯シャンバナー

 

ブックレビューバナー

 

TEDバナー

 

歯の治療バナー

今日のおすすめ記事

  1. モーニングページを書く女性
  2. 迷う女性
  3. 片付け中
  4. 散らかるおもちゃ
  5. プレゼントを持つ女性
  6. 買い物しすぎた女
  7. 中年の女性
  8. レモンティー
  9. 廃品回収に出すもの
  10. 忙しいママ

過去記事、たくさんあります♪

PAGE TOP