シンプルな部屋

ミニマルな日常

気分よく暮らせる部屋づくり、7つのポイント(後編)。

心地よく暮らせる部屋づくりのポイントの紹介、後編です。

前編では3つのチェックポイントを取り上げました。

1.入ってすぐ、目の前に何があるか?
2.危険はないか?
3.必要な物をさっと手に取れるか?

後編では

4.あるべき物があるべきところにあるか?
5.気が散らないか?
6.物がそこそこ整理されているか?
7.明るくてきれいか?

この4つについて詳しくお伝えします。

断捨離や片付けのスランプに陥っている人も、自分にとって快適な空間を考えてみると、新たな突破口が見つかります。



4.あるべき物があるべきところにあるか?

その部屋にあるべき物だけが、あるべき場所に置かれていれば快適になります。

こうした空間を作るために、そこにある必要のないものは、最適な場所に移したほうがいいです。別の部屋に持っていったり、捨てたりするわけです。

本来は必要のない物をたくさん部屋の中に滞在させてしまうと快適度がさがります。自分の部屋にある物を一つずつチェックして、「これは、ここにあるべき物か?」と考えてみるといいでしょう。

もっと最適な置き場所や、存在すべき場所を思いつくかも知れません。

その部屋にあるべき物がよくわからないときは、部屋の機能を考えてみるといいですね。

◯何をするための部屋なのか?

◯誰が利用しているのか?(特定の家族か、家族全員か、お客さんか、ペットか)

◯この部屋でもっともよく行われている行為は何か?

ひとつずつリストアップしてみるといいです。

キッチンの使用目的は、調理、飲食、だんらんがメインですが、我が家は、半分、夫の収納スペースになっています。本来、台所は収納スペース(倉庫)ではないので、こんなところにダンボール箱を置くと、著しく快適度がさがります。

夫のダンボール箱は、ここにあるべき物ではないのです。

これは極端な例ですが、一見、整っているかのように見える部屋にも、本来、そこにあるべきではない物がひそんでいます。

「置き場所がないから、とりあえずここに置く」ということはせず、「こういう理由があるから、ここにあったほうがいい」と思う物を適切な場所に置けば、すっきり空間に近づきます。

部屋にある物の存在意義を確認していくと、ガラクタも見つけやすくなるので、おすすめの方法です。

ガラクタとは?⇒あなたが捨てるべき4つのガラクタとは?~カレン・キングストンに学ぶ





5.気が散らないか?

1日の仕事を終えて帰宅したあと、のんびりしたいのに、部屋のしつらえのせいで、やたらと気が散ってしまうことがあります。

人の気を散らせる部屋は、不快な空間です。

気が散ってしまう要因はいろいろありますが、ここでは3つだけ紹介します。

1)視覚的なノイズ

前編の1番で書いたように、視覚に入るものは、人の心に大きな影響を与えています。

前編⇒心地よい部屋にするために見直したい7つのポイント(前編)

ごちゃごちゃ物が積み重なった部屋にいると、とても神経が疲れます。街中だって、海だって、ゴミが散らばっていないほうが気分がよいです。

ぐしゃぐしゃ空間にいると、疲れるのは、気が散るからです。ごちゃごちゃした物たちによる視覚的な刺激を、脳は一つひとつフィルタリングして、なんとか正気を保てるように、がんばっているんじゃないでしょうか?

だから、もっとも落ち着くはずの自分の部屋にいるのに、みょうに疲れるのです。

ガラクタが多いと気が散る話⇒気をつけて。ガラクタが感情に与える悪影響を見過ごしてはいけない

私も、昔の部屋の写真を見て、そのごちゃごちゃ感に「うっ」となり、「ふえ~、よくこんな部屋に住んでいたなあ」と思うことがあります。

部屋の中にあるカオスを少しずつなくせば、みょうに疲れる部屋から脱却できます。

2)誘惑

誘惑が多すぎて、本来するべきことに集中できないこともあります。

ダイエットしていても、おいしそうなお菓子をキッチンや居間のテーブルに置いておいたら、つい食べてしまいますよね? そこになかったら、ダイエットという本来の目的にむかって、まっしぐらに進めたのに。

食事制限をしている人にとっては、甘いおやつは、誘惑であり、こうした物があふれている部屋は快適な部屋ではありません。

意志のちからを使うことになるので、メンタルエナジーが消費され疲れます。

スマホに代表される各種デジタル機器やテレビは、家の中で人を誘惑する代表選手です。

実際、スマホが登場してから、本当なら、子供に目を向けている時間に、スマホを見ているお母さんが増えたと思います。誘惑に負けているわけです。

べつに、スマホやテレビがあってもいいのですが、やたらと自分の気を散らせているのなら、使い方や置き場所に注意すべきです。

テレビとのつきあい方の例⇒いきなり捨てなくてもいい。テレビを見るのをやめる11の方法

3)音

音も気が散る要因です。

部屋の中で音を出しているものがあったら、一段階、ボリュームを落としたり、音を出す時間を短くしたり、いっそ音を出さないようにしてみると、心のやすらぎが得られます。

耳をすませて、どんな音が聞こえてくるか確認してください。

いま、この部屋で聞こえてくるのは、パソコンのモーター音とたまにハードディスクがまわる音、キーボードを打つ音、遠くのほうで、車が走る音ぐらいです。

私は、静かな環境にいるほうが好きなので、音が出るものは極力排除しています。

「なんか落ち着かないなあ」と思うなら、まわりに音があふれすぎているのかもしれません。

となりの家から聞こえてくるピアノの音や犬の鳴き声は自分では調整できませんが、耳栓を使う、という方法もあります。

音について⇒年末年始のストレス解消に音の断捨離が効く

私が使っている耳栓⇒床に寝るミニマリストの必需品はこれ~ぐっすり眠るためのアイマスクと耳栓ご紹介

6.物がそこそこ整理されているか?

同じ分量の物があっても、整理されているほうが、快適度があがります。視覚的ノイズが少ないし、必要な物にアクセスしやすいからです。

本箱から本があちこちはみだしていたり、なだれのように倒れているよりは、きれいに入っている方が疲れません。

ぐしゃぐしゃに置いてある物は、角を揃え、大きさがばらばらの物は、サイズごとに揃えておくとスッキリします。

物の量が減らなくても、ちょっと整理するだけで、心地よくなります。

ただ、あまりにきっちり整理しすぎると、潤いがなくなるので、やりすぎないでください。

人の住んでいる家は、いい意味での生活感があったほうが、心がやすらぎます。

野の花を少し飾って、部屋の中に自然を取り入れたり、子供が作った作品を置いて、その人らしさを出したりするといいですね。

断捨離しているからといって、何もかも捨て去る必要はなく、見て「ふふふ」と思えるものは、飾ったり、すぐに見られるように、身近なところに置いたりしてください。

7.明るくてきれいか?

光が入って、風通しのいい部屋は快適です。

人工照明が多い現代、太陽のありがたみを感じることが少ないかもしれませんが、太陽が人間に与える影響は想像以上に大きいです。

光に当たらないと睡眠のサイクルが乱れますし、ビタミンDも合成できません。それに、太陽の光に当たると、とても気分が明るくなり、活力が出るのは、誰しもご存じでしょう。

睡眠サイクルについて⇒ブルーライトとは?この光の正体とその影響をわかりやすく説明

ビタミンDについて⇒骨粗しょう症の予防の7つのポイント。カルシウムよりビタミンDのほうが重要

風通しがよい部屋にすることも重要です。

風通しが悪いと、老廃物が部屋にたまるし、カビが増えます⇒カビはなぜ生える? 対策する前に知りたいカビの基礎知識

複数の家具を置いたり、飾り物をたくさん並べることよりも、光と風を入れ、さらに出すことを意識したほうが心地よい空間になります。

光や風のようなエネルギーの動きは、妨げないほうがいいと思います⇒物を捨てられないと悩んだら、3つの流れを意識してみる。

******

私の考える心地よい部屋は、便利な物、おしゃれな物、かわいい物がある部屋ではなく、光や風といったエネルギーの流れをさまたげず、よけいな物で人を疲れさせない部屋です。

このような部屋を作るとき、たいしてコストはかかりません。不要な物をマイナスするだけでいいのですから。

「居心地のいい部屋にしようとしているのに、なんかうまくいかないわ」と焦り、毎月のように、インテリア雑誌を買っているのなら、プラスするのではなく、マイナスすることを意識してはどうでしょうか?

これまでとはまったく逆の発想をすることで、望んでいた空間を手に入れることができるかもしれません。





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