ページに広告が含まれる場合があります。
日本は全国的にゴールデンウィークですね。
カレンダーどおりに休める人は、2連休+5連休、場合によっては9連休の人もいるでしょう。もちろん人が遊んでいるときは、その裏でしっかし仕事をなさっている方もいるわけですが。
大型連休は旅行に行く人が多いと思いますが、家にいる人のために、時間を無駄にしない方法をお伝えします。
若いころ、私は思いっきり時間を無駄にして、毎回後悔していました。今、自分がGWを享受できる立場にいるなら、こんなふうに過ごしたいと思います。
1.やりたいことリストを書く
まず、連休中にやりたいことをリストにします。
私、以前はリストのリの字も書きませんでした。会社員のときは、職場で、毎日「今日中にやる仕事リスト」は書いていました。
スケジュール帳にお稽古ごとの日付も書いていました。
けれども、それ以外の日々のタスクについては何も考えていませんでしたね。
独身で母親と同居していたので、家計や家事の心配はなく、基本的に暇だったからでしょう。
時短とか、効率的に時間を使うとか、そういう発想はなかったのです。ところが、昔の私のように暇な人でも、計画をたてないと、やりたいことをやらずに、連休が終わります。
どんな人も、やりたいと思うことを書き出したほうがいいです。そうしないと何もやらずに終わってしまいます。
やりたいことを明確にして、目的意識をもたないと、ダラダラの連休になるのです。
15分から30分ほど時間をとって、やりたいと思うことをどんどん書いてください。
ついでにブレインダンプをやるのもおすすめです⇒検索 ブレインダンプ 頭の中のガラクタを断捨離するブレインダンプのやり方
2.優先順位をつける
やりたいことリストが書けたら、じーっと眺めて、優先順位をつけます。やりたいことを全部やるのではなく、3つだけやります。タスクにもよりますが、1日3つできれば、御の字ではないでしょうか。
優先順位のつけ方ですが、私のおすすめは、今はやらなくてもいいことをどんどん捨てることです。
やらなくてもいいことをピックアップしていくと、本当にやるべきことが残ります。
忙しい人は、意外とやらなくてもいいことをやっています。
人が忙しい理由⇒なぜそんなにいつも忙しいの?~忙しさを生む7つの理由と忙しくなくなる方法
優先順位の付け方はこちら⇒仕事や家事の優先順位を決める6つのポイント。やりたいことをやれる人生に。
優先順位の高いことは、一日の早い時間にやってしまったほうがいいです。
私も毎日、To-doリストを書いていますが、どうしてもやりたい3つのことは、朝の早い時間帯にもってきています。
「連休中は、とにかくぼーっとしたい」ということなら、「ぼーっとする」「ダラダラする」「休息をとる」「休暇」「バケーション」というタスク(?)を書いて、リラックスすることに専念してください。
ぼーっとするのが自分のやりたかったことであり、実際にしっかりぼーっとできたのなら、後悔はありません。
3.自分がやりたいことを計画に入れる
できるだけ自分が本当にやりたいことをやってください。
連休中は家族サービスをするお父さんも多いでしょう。それが本当にやりたいことなら、そういう計画を立てればいいと思います。
しかし、義務感からやっているのなら、3つある優先事項のうち、1つは、本当に自分がやりたいことを入れたほうがいいです。
好きなこと、やりたいことをやらずにがまんしていると、だんだん不幸になっていきます。
不幸な気分になると、自分自身で「やりたいことをやらないことを選んでいる」のに、家族のせいでできない、仕事のせいでできない、社会のせいでできない、と他人や外部の状況のせいにしがちです。
被害者になってしまうのです。
被害者のまま生きるのは、とても時間がもったいないです。
たとえ、短い時間でも、自分が本当にやりたいことをする時間をプランニングすると、被害者になりません。
連休中に断捨離をしたいなら、こんなプランを書いています⇒ぬいぐるみの捨て方。連休中に子供とやる断捨離プロジェクトにおすすめ 「子供の日」に物が増えがちかな、と思って書いた記事です。
尚、苦手なことや向いてないことは、プランに入れないほうがいいです。やりたくないこと、向いてないこと、得意でないことは、GWにかぎらず、通年で、やらなくてもいいのではないでしょうか?
大事なことをやる方法⇒時間がないんじゃなくてやる気がないだけ。大事なことに時間を使う方法(TED)
4.ノーと言う
いくら連休中で時間があるからといって、人のためにいろいろやっていると、あっと言う間に時間が過ぎてしまいます。
誘われたり、頼まれたりしても、やりたくないならノーと断ってください。
旅先での時間を過ごすときも、いやなことは断ったほうが楽しくなります。
ノーの言い方はこちらで詳しく紹介⇒断る勇気を持とう。上手にNo(ノー)と言う方法
5.メールチェックはしないか回数を減らす
せっかくの休日に、いきなり人を仕事モードに引き戻すものにメールがあります。
メールチェックは全くしないか、回数を減らしてください。そして、朝一番にしないことをおすすめします。また、夜寝る前もやめたほうがいいです。
朝一番にメールチェックすると、他人のリクエストを朝一番に脳にインプットすることになります。みんな、用事があるからメールしてくるのです。
朝のもっとも頭が冴えているときに、人の用事を読むなんて、もったいないです。
かつての私は、毎朝一番にメーラーを開き、せっせと人の用事をチェックしていました。今は、自分の用事と人の用事の区別がしっかりつくようになったので、たとえ、朝一に人の要望を見ても、「あ、これは後回し」と思えます。
それでも、メールを見てしまうと、「メールに返答しなければ」とうっすらと、脳内のどこかで意識してしまいます。
だから、絶対メールは朝一には見ません。
夜寝る前も見ないほうがいいです。寝る前によけいなストレスを感じると、ぐっすり眠れないからです。
メールチェックはそんなにしなくていい話⇒メールチェックしすぎていませんか?メールに支配されないシンプルな暮しのすすめ
思い切ってデジタルデトックスをすると、心身ともにスッキリ⇒スマホ疲れしてませんか?~簡単デジタルデトックスで心の余裕をとりもどす
行楽地へのルートを調べたりすることに、インターネットを使うのはいいのです。問題なのは、SNSやメールのやりとりをして、他人の生活状況を確認することに、時間を使ってしまうことです。
SNSを避けると、ストレスも軽減します。
6.心配ごとをするのに時間を使わない
せっかくの連休中なのに、いろいろ心配する人がいます。
連休が始まったばかりなのに、連休が終わったあと、会社に行きたくなくなるかもしれない、とか。仕事がすごくたまってしまうんじゃないか、とか。
また、道がすごく混むんじゃないか、遊園地ですごく並ぶんじゃないか、と、まだ何も始まっていないのに、さまざまな障害を想定して、心配する人がいます。
このような心配ごとは、事前のプランニングでかなり解消できます。
心配することと計画を立てることをしっかり区別できれば、無用な心配で時間を失うことはありません。
自分ではコントロールできないことを心配することに時間を使うのは、もっとも無駄な時間の使い方だと思います。
取越し苦労をしてしまう、不平不満がズラズラと出てくる、どうしても他人の目がきになるなど、ネガティブな行動に時間を使う傾向がある人は、モーニングページを書いてみてはどうでしょうか?⇒モーニングページの書き方、やり方を教えてほしいという質問の回答。
7.なるべく毎日同じ時間に起きる
最後は生活上のアドバイスです。
1日を棒に振りたいなら、朝、遅く起きれば簡単に達成できます。
朝起きるのが遅いと、すぐにお昼になって、午後になって、夕方になって夜になってしまいます。私、若いころ、何度もこのパターンを体験しました。
「連休が無為に終わってしまった」と自己嫌悪する人の中に、早く起きていた人はいないと思います。
休みの日でも、ふだんと同じぐらいの時間に起きていると、疲れません。誤差はせいぜい1時間ぐらいにするといいです。
一歩進んで意識的に早起きをし、朝、その日の計画を立てれば、「何もせずに連休が終わってしまった」「寝すぎて疲れた」「食べすぎて胃が重い」なんてことも防げるでしょう。
*****
今回は、連休を無駄にしない方法をお伝えしました。
番外として、「ずっとやりたかったことをやってみる」というのもあります。
きのういただいた読者のメールに「昨年9月に筆子さんの『1週間で8割捨てる技術』を予約して、今やっと9人待ちです。順番が回ってくるのを心待ちにしています」というのがありました。
本を図書館で予約して、楽しみにしてくださっているのは、とてもありがたいことです。感謝しています。
けれども、半年以上待つなら、中古品で買ったほうが早くないでしょうか?
今、amazon見たら、502円(送料257円)で出てました。800円ってそんなに大きなお金じゃないですよね?
別の人からは、「図書館で22番待ちでようやく本を読んでいるが、買って早く読んでおけばよかった」というメールをもらいました。
これは「本を買ってくれ」という話ではありません。
もし片付けや断捨離をしたいのなら、さっさと本を読んですぐに片付けに着手したほうが、人生が変わるよ、と言いたいのです。
いらない物を捨てて、暮らしをシンプルにすると、800円ぐらい簡単に節約できます。
本を読まなくても断捨離できますけどね。
片付けを例にあげましたが、ほかにも、ずっとやりたいと思っていたけど、やらずに先延ばししていたことがあったら、この連休中に始めてみては?
たった1つでもできれば、休みが終わってから「何もできなかった」とどんよりせずにすみます。