布の手提げを持つ女性

TEDの動画

最終更新日: 2023.09.17

1つだけ減らしてみる:ゴミのない暮らし(TED)

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久しぶりに、ゼロウエイストなライフスタイルを勧めるのTEDトークを紹介します。

タイトルは、One Less Thing: Living Without Trash(1つだけ少なく:ゴミのない暮らし)

持続可能な社会をめざす暮らしについて発信している、 Manuela Baron(マヌエラ・バロン)さんのトークです。



ゴミを減らす:TEDの説明

Want to learn how to live a zero waste lifestyle? Want to make the earth a better place for our children? Learn the things you can do to make a change and start living towards a better, cleaner planet.

ゼロウエイストなライフスタイルを学びたいですか? 子どもたちのために、地球をもっといい場所にしたいですか? 違いを生み出すためにできることを学び、よりよい、きれいな地球に向けた暮らしをはじめましょう。

動画の長さは12分。英語字幕あり。日本語字幕はありませんが、English>>Japaneseというのを選ぶと機械が翻訳した訳が表示されます。時々間違っていますが、おおむね大丈夫な訳です。動画のあとに抄訳を書きます。

☆TEDの説明はこちら⇒TEDの記事のまとめ(1)ミニマリスト的生き方の参考に

ゼロウエイスト入門とでも言えそうな、わかりやすいプレゼンです。

英語で言うところの、straightforwardな内容で、「ゴミを減らすなんて考えたこともなかった」という人に、こんな暮らし方もあるんだよ、とわかりやすく教えてくれるトークですね。





ゴミ問題

平均的なアメリカ人は、毎日、約2キロ、つまり週に4キロ、年にすると730キロもゴミを出しています。

アメリカだけで、年間、2億5千万トンのゴミが出ているのです。

出たゴミをすべてゴミ収集車に載せるためには、1400万台のトラックが必要で、それらのトラックを並べると、地球を2周できる長さになります。

人口の増加と消費主義の高まりにより、私たちは緊急課題に直面しています。

どんどん増え続けるゴミをどうするか?

ゴミ埋立地はほぼいっぱいとなり、今やゴミはたくさん輸出されています。

外国に持っていけないときは、海に流れ着き、海を汚染し、海洋生物に害を与え、太平洋のゴミベルトを拡大させるのです。

これはアメリカに限ったことではなく、世界的な懸念です。

ゴミを出すのをやめたきっかけ

高校卒業後、私は、世界を見たくて、外国に旅に出ました。旅の途中で気づいたのは、ゴミがどこにでもあること。

パリの街角に捨てられたタバコの吸い殻、ベトナムに転がるペットボトル、モロッコの路地にはプラスチックのラップ。言葉や習慣、伝統に関係なく、至る所にゴミがありました。

経済学で、私たちの投票にはパワーがあると学びます。

どんな買い物も市場にメッセージを送っています。

今のところ、私たちは、皆で、ペットボトルやカップなどプラスチック商品を支持しているのです。

私もそうでした。

東南アジアからもどる23時間のフライトの途中、名所に散らばっていたゴミを片付けない政府や自治体に憤りを感じていましたが、客室乗務員が、私に水を入れたプラスチックのカップを差し出したのを受け取ったとき、気づいたのです。

実は、それは8つ目のカップでした。床に置いてあるボトルに入れればよかったし、水筒を持参することもできたのに、私は便利さを優先してしまいました。

その結果、ベトナムにころがるペットボトルを増やしていました。

このとき、意識的な消費者になるべきだと思いました。

自分のゴミを調べた

帰宅して、ゴミ問題の解決策を見つけるため、自分が何を捨てているのか調べ始めました。

ゴミを出すのをやめるまで、自分がどれほどゴミを出しているか、気づかないものです。

私のゴミの大半は、包装資材、食べ残した食品、ガラクタの3つでした。

前とは違う暮らし方を調べているとき、カリフォリニアに住む4人家族が、年にメイソンジャー1つぶんのゴミしか出していないことを知りました。

この一家、ベア・ジョンソンとその家族に影響を受け、私も同じ暮らし方をすることに決めました。

いわゆるゼロウエイスト・ライフスタイルです。

今、ゴミはほとんど出しておらず、家にはゴミ箱すらありません。

家の中にものをためこんでいるわけでもありません。

ただ、よりグリーンな生活になるよう、シンプルな選択をしているのです。

包装資材を減らす

まず、包装資材からいきましょう。

私は、マヌエラ・バロン、プラスチック中毒から立ち直った人間です。

私たちはプラスチックに依存しています。

朝起きて、プラスチックの歯ブラシを使う、朝食ではプラスチック容器に入ったヨーグルトを食べ、ランチでは、プラスチックの袋(ビニール袋)に入っていたサンドイッチを食べます。

私たちの生活はプラスチックを中心に回っています。

だから、プラスチックを取り除くことにしました。

自分にとって害があるし、一般的なプラスチックが生分解するまで、450から1000年かかります。

プラスチックで包装されていない商品を選ぶことから始めました。

たとえば、石けんやシャンプー、ガラスやボール紙で包装されているものを。

使うものも最低限にしました。

企業が、顔に10種類のものを塗ってから外出しましょうと言ったからといって、10種類の商品が必要だとは限りません。

使うアイテムはできるだけ減らすようにし、自分で作るようにもしました。

今は、ココナッツオイルと重曹で作った歯磨き粉を使っています。

こうすれば、ゴミを減らせるし、支度に時間がかかりません。

食品の包装を減らす

次に食品の包装と、捨ててしまう食べ物の問題に取り組みました。

食品の包装を減らすために、ベア・ジョンソンに習い、バラで買うようにしました。

バラで買う(shop from bulk)のであり、まとめ買い(shop in bulk)ではありませんよ。

使い切れないほど、まとめ買いするのではなく、何度も使える袋を持って、野菜や、スナックのバラ売りをしている売り場に行き、必要な分だけ袋に入れます。

帰宅したら、袋の中身をメイソンジャーに移します。

肉やチーズでも同じことができますよ。店員にジャーを手渡し、じかに容器に入れてくれるよう頼めばいいのです。

こうすれば、スタイロフォームやプラスチックの包装を減らすことができます。

こうして、私はパントリーから、プラスチックの包装をほとんどなくしました。

食べ残しを減らす

次に、食べ残しの問題に取り組みました。自然資源防衛協議会(NRDC National Resources Defense Council)によれば、アメリカ人は、食品の40%を捨てています。

毎年、1,650億ドル分の食品を捨てているんです。

問題は、食品を捨てるから、それを包んでいるプラスチックの袋まで、ゴミ埋立地に行ってしまうことです。つまり、食品が、生分解に適した状態ではなくなってしまうのです。

そのかわり、有害なメタンガスが出ます。

この問題を解決するため、私はコンポストを始めることにしました。

私の家はワンルームなので、室内でコンポストをしています。ミミズの堆肥です。ミミズが私の捨てた食べ物を肥料にしてくれます。

有機物はすべて、このコンポストの箱に入れます。髪の毛、爪、食べ物の切れ端など。

ガラクタを減らす

次はガラクタです。ガラクタは捨てるのが難しいから、皆、ためこんでしまいます。

必要ないものは、すべて断ってください。

たとえば、無料の景品などを。

おまけのオールペンやTシャツはいらないですよね。パジャマ代わりのTシャツが増えるだけ。

2度と見ない名刺やチラシもいりません。

私は、必要な名刺や情報は、全部写真に取ります。相手には、「ペーパーレスな暮らしをしているから」と伝えます。

こうすれば、家に入るガラクタを減らせるし、世間に対して、自分がどう暮らしたいか伝えることもできます。

イベント会場のブースで、おまけの無料のペンが1時間でなくなれば、「ああ、みんな、こういうペンが好きなんだ」と主催者は思います。

次にブースを設営するとき、おまけのペンの量を2倍、3倍にするでしょう。

でも、1日たっても、ペンがまったく減らなければ、主催者は、「ペンは効果がないな。もうやめよう」と考えます。

私たちの選択のパワーはこんなふうに働くのです。

以上が、ゼロウエイストで暮らすために、私がしているいくつかのことです。

皆で少しずつ減らそう

Instagram の、The Girl Gone Greenというアカウントで自分のアイデアをシェアし、同じように暮らしている人達とやりとりしています。

もう1つ減らせるものがあります。

この会場には100人ほどの人がいるので、私たちは、全員で年間、7万2500キロのゴミを出しています。

それはゴミ収集車トラック5台分です。

そのうちの20%だけ、減らすことができたらどうでしょう?

ゴミをトラック3台半分に減らせるだけでなく、長期的にみると、とても大きな影響を与えることができる習慣を作り出すこともできます。

皆さんにできることをいくつか紹介しますね。

自分の水筒を持ち歩き、プラスチックではなく、ガラスやダンボールに入った製品を選び、使い捨てのストローはもらいません。

ストローはほんの数分使っただけで、ゴミ捨て場行きです。

ストローを断っても飲み物の味は変わりませんが、環境には大きな影響があります。

きょうここで、約束してほしいのです。私が紹介したいくつかのやり方を実際にやって、もっとグリーンな暮らしをすると。

ストローは断って、1つだけゴミを減らしましょう。

私は世界を変えるために、この話をしているわけではありません。みなさんに、小さなステップを取ることをおすすめしています。

一緒にやれば、世界を変えることができますから。

//// 抄訳ここまで ////

ゼロウエイストに関係のあるほかのプレゼン

ベア・ジョンソンに学ぶゼロ・ウェイスト・ホームを作る5つのルール(TED)

なぜ私はゼロ・ウェイストな暮らしをしているのか:ローレン・シンガー(TED)

自分のゴミを処理してくれる人は誰?:ニューヨーク市のゴミの中で見つけたもの(TED)

あなたの知らない海上輸送の話(TED)

食品の無駄を出さない取り組みは、節約のレシピである(TED)

食品ロス(捨ててしまう食べ物)を減らすためにできること(TED)

たくさん買うな、ゴミを減らせ:消費する文化(TED)

他にもあります。

利便性を追求しすぎない

ゴミを減らすために、脱プラスチックをめざすのはとても有効な方法ですが、やってみるとけっこう大変です。

利便性を優先したら、プラスチックが勝ちますから。

毎日、忙しくて時間に余裕のない人は、1回しか使えないプラスチック商品を選ぶことが多いと思います。

そのほうが、時間も体力も節約できます。

つまり、プラスチック製品の消費を減らす最大のコツは、利便性を追求しないことです。

早くて、便利で、簡単なものやことばかり追いかけていると、プラスチックのゴミが増えます。

利便性の優先順位を少し下げると、もっと地球にやさしい生活になるでしょう。

日常使うものには、プラスチックでなければだめなものも多いですが、包装資材の多くはべつにプラスチックでなくてもいいですよね。

というか、包装そのものがいらないものも多いです。

まずは、包装を減らすことから取り組むといいと思います。

買う商品の数を減らせば、おのずと包装も減るので、ゼロウエイストには買わない暮らしもおすすめです。





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