断捨離停滞中の人

断捨離テクニック

片付ける気がおきないあなたに贈る、断捨離スランプからの脱出法(後編)

なぜかわからないけど片付けのやる気がだんだんしぼんできた。いったん片付いたはずの部屋もどんどんぐしゃぐしゃになっていく。

こんなふうに、断捨離や片付けのスランプに陥ったときの気持ちの立て直し方を紹介しています。

方法は全部で4つ。今回は後編の2つです。



3.紙に書き出して主体的な人になる

3つめの方法は、紙にいろいろ書き出して「主体的な人間」に切り替わることです。

家事も片付けも何もしたくない。

そんなとき、多くの人は、何も考えなくてもできるラクな行動に逃げます。

SNSで人の投稿を読み、写真を見て、「いいね!」を押し続けたり、お片付けブログをだらだら読み、自分も片付けた気になったり、テレビドラマをぼーっと見続けたり。

すごく受動的になってしまうのです。

受動的になると流されて、部屋もだんだん汚くなっていきます。おまけに、やるべきことをしない自分に罪悪感を感じますから、ますます気分が落ち込みます。

ここで必要なのは、受動的態度から主体的なアクションへの変換です。

その方法の1つとして、前編では、すごく簡単な片付けを短時間だけやってみることを提案しました⇒断捨離が中だるみ中で、ちっとも片付かない人が再スタートする4つの方法(前編)

これすらもできない時は、片付けは何もしなくていいので、紙に書き出す行為を試してください。

人の提示しているもの(SNSの投稿やネットの記事、テレビドラマなど)をぼーっと見るのではなく、自分が自分の手で何かを作り上げるのです。

何を書いてもいいのですが、特に片付けのモチベーションアップにつながりそうなことを4つ紹介します。

1)片付けの手順や計画を書き出す

何をどんなふうに片付けていくか、紙、付箋、ノートに作業計画を書きます。書き方は自由です。

書いているうちに、「あ、これなら今すぐやれそうだ」とか、「もっとこんなこともやってみたい」などなど、いろいろなアイデアを思いつきます。

先日、付箋に片付けプロセスを書くことをおすすめしました⇒問題を解決するために、まずはトーストの作り方を描いてみる(TED)

プロセスを書き出してみると、やる気が出ます。

断捨離にかぎらず、夕食の支度でもクリスマスパーティの準備でも大掃除でも何でもいいです。

いつも、頭の中で(無意識のうちに)手順を考えて行っていた作業を、紙の上に書き出してみると、もやもやしていた部分がはっきりして、気分が上向きます。





2)スペースを書き出す

片付けたい場所(自分の家や部屋)の間取り図のようなものを描きます。

どこにどんなものがどのぐらいあるのか考えて、もっとも気になるところ、自分の家がきれいにならない元凶スポットを見つけたり、逆に、もっとも片付けやすい場所を見つけたりします。

押入れや食器だなの中身を思い出しながら書くのもおすすめです。

風水定位盤を描いてみてもいいかもしれません⇒何から断捨離していいかわからないときは風水定位盤を作って調べるのも1つの方法

ただ、風水定位盤を描くのはちょっとめんどくさいです。単に、家のそれぞれの部屋にどんなガラクタがあるのか描き出すだけでもじゅうぶん、捨てる気になります。

3)ガラクタの定義を自分なりに書いてみる

自分にとってガラクタとは何か、その意味や内容を明確にします。

ガラクタが何か、自分でわかっていないと、捨てることができません。

私は、これまでガラクタの正体について、わりとしつこく考え続けてきました。ブログにも「ガラクタとは何ぞや?」というテーマの記事をたくさん書いています。

風水師のカレン・キングストンの定義を参考にしたり⇒あなたが捨てるべき4つのガラクタとは?~カレン・キングストンに学ぶ

野望ガラクタってのがあるんじゃないのか、と考えてみたり⇒なかなか捨てられない「なりたい自分になるために買った物」を断捨離する方法

使うタイミングを逃したら、ガラクタじゃないかな、と思ったり⇒くさらない物も賞味期限を過ぎればガラクタ~もったいなくてシールが捨てられなかった愚か者の独白

心の中にもガラクタってあるよね、と考えたりしました⇒捨てると本当に人生が変わる。目には見えない5つのガラクタ。

最近は、なくてはならない物以外はガラクタかもしれない、と考えています⇒スッキリ空間を実現するコツは、なくてはならない物だけを持つこと。

この作業のポイントは、自分自身の定義を書く、ということです。人の言ったことではなく、自分が「こういうものはガラクタだ、もう捨てたい」と思うものを書いていきます。

4)汚部屋ができあがった経緯を書く

どんな部屋ももともとは「何もない部屋」です。何もなかったのに、いったいどんな道筋を経て、物があふれる汚部屋になってしまったのでしょうか?

それを書いてきます。

決め手となったできごとを時系列に書いていってもいいし、チャートにしたり、相関図のようなものを描いてもいいです。

できごとを整理するのは意外とおもしろいのでやってみてください。

他にも、なぜ自分は捨てられないのか、なぜいつも途中でモチベーションが下がってフェードアウトするのか、なぜ何年も汚部屋で暮らしているのか、といったことを書くのもおすすめです。

いらない物をたくさん溜め込んで、息苦しい生活をしている人は、脳内や心の中にもゴミがたくさんnたまって混乱しています。

書いているうちに、気持ちが整理され、必ずまた片付けのモチベーションがあがってきます。

4.スランプに対する考え方を変える

4つめはスランプに陥ったときの考え方の変換です。

何ごとも考え方次第で楽しくなったり、苦しくなったりします。苦しいスランプも考え方次第では貴重な学びの機会となります。

1)スランプは一時的なもの、またすぐに復活できる

スランプに陥るのは必ずしも悪いことではないです。

調子の悪い時が訪れるのもやり始めたからこそ。片付けようと思って、断捨離を始めたからこそ、スランプになったわけです。

何も始めない人は、スランプにも陥りません。

中だるみ、停滞、スランプは一時的な現象なので、また必ず調子が上向く時が訪れます。

以前よりは前に進んでいるので、そこを認めて、あまり暗くならないようにします。

部屋の見た目は全く変わってないと思うかもしれませんが、多少部屋の質が変わっているのではないでしょうか?

できていることにフォーカスしてください。

2)中だるみは結局自分の選択

断捨離の停滞や中だるみって何だろう、と考えると、その実態は2つあると思います。

1)一生懸命捨てているのにきれいにならない、と思っている⇒現状に対する不満

2)なんとなく片付けをする気になれない⇒気分の落ち込み、マイナス感情

よくよく考えてみると、両方とも、結局、自分がそういう気分になるのを選んでいるだけです。

1つずつ見ていきましょう。

■ 現状への不満を感じるのはなぜ?

まず1番。がんばって捨てているのに、部屋がきれいにならないのにはさまざまな理由があります。

家族がどうでもいい物をどんどん買ってきたり、義理のお母さんがいらない物をくれたり、友だちからかさばる物を押し付けられたり、実家のお母さんがとんでもなく物をためこんだり、など。

夏なら暑すぎて、冬なら寒すぎて、片付けが進まない、ということもあるでしょう。

子ども2人がダブル受験だから、ほかのことをやってる暇なんてない、だから散らかってしまった、なんてこともあるでしょう。

もらい物を断ることはできますが、自分以外の人が、家に物を入れるのはコントロールできません。子どもの行事の日程もコントロールできません。

できませんが、起きたことに対する自分の考え方や反応は変えられます。

確かにこの世には、絶対的に近い「悪行」もありますが、片付け途上に起きる障害は、そこまで、すごい悪ではありません。

外的できごとを、自分が必要以上に「大きな障害」だと受け取ってしまい、よけいなストレスを感じ、勝手に中だるみになることも多いのです。

こうした中だるみは、物ごとの受け取り方を変えれば回避できます。

受け取り方の参考になる動画です⇒幸せは自分の心の中にある、幸せをアウトソーシングしてはいけない(TED)

次に2番にいきます。

■ なんとなく気分が落ち込むのはなぜ?

片付けが停滞していて、それに気づいているとき、暗い気分になりがちです。

「断捨離すると運気が上昇するはずなのに何もいいこと起きない」とがっかりしたり、「こんなこともできないのか、自分は?」と怒りを感じたり、「いつまでたってもきれいにならないじゃん」とフラストレーションを感じたり。

片付けると人生が変わる、運気が上昇する、いいことが起きる、幸せになる、と思い込み、そうした期待のもとに断捨離を始め「何も変わらない。幸せにならない。こんなはずじゃない。効果がない」と不満を持つ人が少なからずいます。

断捨離本、片づけ本、掃除本は、「人生が変わります!」というタイトルやキャッチコピーのものが多いので、そう思い込んでしまうのでしょう。

片付けると必ず起きることは、何かが片付くことだけであり、その後のことは、自分の考え方次第です。

断捨離に、根拠のない期待を抱いていると、「楽しくならないじゃん」と裏切られたような気持ちになり、やさぐれてしまいます。

片付けたのにいいことが起きない、モーニングページ書いたのに、何も変わらない、というメールをたまにもらいますが、はたして自分は意味不明の期待を抱いてはいなかったか、一度考えてみてください。

私自身も、昔、「何をやってもうまくいかないから、せめて玄関を掃除して、運のいい人になろう」と思っていたことがあります。しかし、玄関がきれいになったほかは、特に何も変わりませんでした。

私が、「なんか最近、運のいいことが多いなあ」と感じるようになったのは、考え方を変えたあとです⇒運がよくなる5つの方法。50歳すぎていてもあきらめてはいけない。

中だるみだ、停滞だ、やる気が起きない、いいことない、というネガティブな気持ちは、結局、自分の心の中から来ていることであり、外側で起きていることは関係ないのです。

*****

2回に分けて、片付けのスランプに陥ったときの脱出方法をお伝えしました。

「結局自分次第なんだ」ということが(借り物の考えではなく)腑に落ちると、「大丈夫だ、これから何があっても自分で何とかできる」という前向きな気分になります。

ごく自然に、こういう発想ができれば、いろいろなことがうまくいくようになり、先が楽しみになるのです。

スランプは、発想を転換するいいチャンスなので、むしろありがたいことではないでしょうか。





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