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きれいに片付いた環境で暮らすために取り入れたほうがいい習慣を10個、2回に分けて紹介します。
育児、家事、仕事で忙しいから、のんびり断捨離や片付けなんてやっっていられない。
そういう人でも、ポイントを押さえて生活すれば、ぐしゃぐしゃの部屋にならずにすみます。
さっそく今日から始めてください。
1.収納するな、捨てろ
私がもっともいいたいことはこれです。
不用な物まで収納せず、使わないならさっさと捨てる。
これが汚部屋や汚家にしない、最大にして唯一のコツではないでしょうか?
これに「余計な物は買わない習慣」を加味すれば、どうがんばっても汚部屋にはなりません。
不用品をきれいさっぱり手放すことができれば、これから書く2番から10番なんてやらなくても大丈夫かもしれません。
多くの人が、もう使わない物やいらない物をたくさん持ちすぎています。
身の回りを見渡せば、同意していただけるでしょう。
皆、部屋にあふれている不用品を、なんとかきれいに収納しようとがんばります。
幸か不幸か、日本ではあらゆるすき間を収納スペースに変えるニッチな収納グッズがたくさん販売され、こった収納法の提案も枚挙にいとまがありません。
ですが、ここで考えてほしいのです。
いらない物を収納するためにお金を出して収納グッズを買い、物を入れたり、整理したり、出したり、移動させたりすることって無駄じゃありませんか?
そんなお金や時間の余裕がある人、そうそういません。
もう使わないなら、あきらめてさっさと捨てる。
そうすれば、その後の人生、ずっとシンプルになります。
2.ホットスポットを攻略する
ホットスポットとは、知らず知らずのうちに、物がたまってしまう一角です。
どのお宅にもあるでしょう。下駄箱の上、ダイニングテーブルの上、リビングルームの角など。
このホットスポットを発見し、定期的に片付けるようにします。
ホットスポットの説明はこちら⇒汚家脱出計画。31日でものにする小さな片付け習慣(2)
フライレディは、朝2分、夜2分、ホットスポットを片付けろ、と言っています。
フライレディについて⇒アメリカのお片づけ指南サイト、フライレディに関する記事のまとめ
ただ、最近の私は、ホットスポットそのものをなくしてしまったほうがいいと考えています。
リビングルームの角だったら、なくすことは難しいですが、物置き場になっているテーブルなんかは、捨ててしまって元から断ったほうがいいです。
我が家のリビングルームにもホットスポットが2箇所あります。
1つは、夫のコーナー(いつも夫が座るソファとそのまわり)、もう1つが夫が見るテレビの裏側です。
写真をごらんいただきましょう。
これがリビングルームにあります。
うちのテレビ台は、昔、子供が使っていた正方形のキッズテーブルの足を短くしたものです。正方形だからこんなふうに物を置くスペースがあり、夫はここを(私の目から見ると)がらくた置き場にしています。
4年半以上こんな状態です。
私なら、テレビを置く台を買って、正方形のテーブルもその上にのっているごちゃごちゃもすべて取り去ります(捨てます)。
いまの夫なら、テレビを置く台ぐらい買うことはできます。
でもそうしないのは、正方形のテーブルを捨てたくないからでしょう。もう子供は大きいからキッズテーブルなんて不用です。それなのに、なんとか活用したいと思って、無理やりテレビ台にして、ガラクタ置き場を作っているのです。
3.物のアウトボックスを用意する
アウトボックスとは、これから送信するメールを一時的にためておくところです。受信したメールが入るのはインボックスです。
このアウトボックスの物バージョンを用意します。
そして、不用品を見つけたら、どんどんこの箱に入れます。アウトボックスの中がいっぱいになったら、すべてまとめて捨てます。
「あ、これいらないな」と思っても、すぐにゴミ箱に捨てられない物もたくさんあります。
人によっては、フリマやオークションで売りたいと物もあるでしょう。
そういう、「いらない物」を一時的に入れておく箱、袋、スペースをもうけておき、いらないと気づいたその瞬間に、アウトボックスへどんどん放り込むと、断捨離がすすみます。
よく書いていますが、人間は、からの箱があると中を埋めたくなる習性があります。
たとえそれがアウトボックスでも。
うちにも、寄付品用のスペースがあります。リビングルームと寝室の間にある廊下です。
我が家の間取りはこちらで紹介⇒何から断捨離していいかわからないときは風水定位盤を作って調べるのも1つの方法
いま、娘の古いスニーカーが1足出ています。
ここにどんどん物を置くのは私だけです。ある程度たまると、夫が近所のバリュービレッジ(寄付センター)に持っていってます。
いらない服がたくさんある人は、たんすやクローゼットの中にアウトボックスを用意しておくといいでしょう。
4.箱やケースを捨てる
本体が入っていた箱やケースを積極的に捨てます。
たとえば、CDやDVDのケースなど。
CDのケースはプラスチックでとてもかさばります。
昔は私も、たくさんCDのケースを持っていましたが、あるとき、ケースを全部捨てたところ、いきなりスペースがあきました。
CDやCD-ROMは専用のポケットや、自作のポケット(ノートに封筒を貼って作りました)に入れました。
15年ぐらい前の話です。
結局、その後、CDもDVDもほとんど捨てました。
音楽はSportifyで聞くし、映画だって(めったに見ませんが)、ストリーミングサービスを利用すればいいわけです。
いま、CDやDVDのケースを捨てるなら、中身(コンテンツ)も、パソコンやスマホの中に入れてしまったほうがいいかもしれませんね。
ケースを捨てていたころの話⇒CDとDVDはこんなふうに断捨離~もう音楽を所有しなくていい理由とは?
もうCDは持たなくてもいい話⇒CDとDVDはこんなふうに断捨離~もう音楽を所有しなくていい理由とは?
大型の本や辞書の箱も、立派だから「何かに使えるかも?」と思うかもしれませんが、捨てたほうがいいです。
あとで、その本を売るなら、カバーやケースがあったほうが値打ちがでるかもしれませんが。
ですが、私は、あとで売るために、いま、汚さないように使う、という発想がないし、そもそも、そういうめんどくさいことができない人間です。
自分が読みたいから、お金を出して買って読む。ときにはお風呂で読んで、浴槽に落としてしわしわにする。でも、自分の本なのですから、自分のしたいようにします。
それで十分です。
5.着ない服は捨てる
以前からブログを読んでいてくださる方には、「何を今さら、書いているのだ?」と思うかもしれませんが、念のため書いておきます。
着ていない服は、捨てたほうがいいです。
これ、真実です。
ファストファッションが主流になって、服が安くなったせいでしょうか、着ない服を持っている人がたくさんいます。
服の数の多さ、尋常ではありません。
私の母もその1人です。
べつに私の母はファッションが大好きとか、お買い物が大好きといったタイプではありません。なんとなく世の中の流れにのって生きていたら、ほかの人と同じように、家の中にたくさん服や靴、バッグ、コスメのポーチがたまってしまったのだと思います。
服はわりと捨てやすいので、「これから断捨離を始める」という人は、まず、自分のワードローブに大鉈(おおなた)を振るうといいでしょう。
たとえ、捨てすぎてしまっても、命にかかわったりしませんから。
服の捨て方は過去記事にたくさん書いています⇒洋服を減らしたいならこれを読め:ファッション関連記事のまとめ
その服を着ているか着ていないかよくわからないときは、着用したらタンスの左側から戻すとか、ハンガーを裏返すといったシステムを作っておくと、一目瞭然です。
どんなに好きだと思っても、着ていなかったら、断捨離する。この習慣があれば、増えすぎた洋服の管理に悩まなくてすみます。
捨てれば、すぐに忘れてしまいます。
下着やソックスの見直しもしてください。
後編はこちら⇒整理された家に住みたい人へおすすめの10の習慣(後編)
関連記事もどうぞ:
スッキリ空間を実現するコツは、なくてはならない物だけを持つこと。
断捨離を始めてみたいあなたへ~私が最も効果を実感した5つの断捨離テクニック
積ん読消化プロジェクトを始めて気づいた大量の未消化コンテンツ。
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片付いた部屋にするための日々の10の習慣、前編をお送りしました。
アウトボックスのように、不用品を家に外に出すチャンネル(ルート)を作っておくと、不用品がたまりにくいです。
いらない物は外に出すことを意識してください。