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読むつもりで買ったけれど、機会を逃し、読まないまま積読になっている本。
そんな本がたくさんあると、罪悪感やプレッシャーを感じます。
量が多いと、視覚的ノイズになるし、机や床の上で山になって、仕事や家事の邪魔になっているかもしれません。
今回、こうした積読本を少しでも読んでいく戦略を7つ紹介します。
最後にエッセオンラインの新着記事の告知もあります。
1.あきらめて手放す
一番最初にすることは、「もう読まない」と決めて、処分することです。
買った本をすべて読む必要はありません。
読書は、楽しみや学びを得る手段の一つで、義務やこなすべきノルマとは違います。
買ったあと、興味や必要性が薄れてしまったのなら、無理に読み進める必要はないと考えましょう。
「もう読まないかも」と感じるものを探し、手放すことで、気持ちが軽くなります。
「読まなければ」と思って手元に置いておくより、他の人に譲ったり寄付したりするほうがいいと私は思います。
気持ちが離れた本は手放して、次に読むべき本を手に取りやすい環境にしたほうが、かえって読書を楽しめるでしょう。
2.読書の優先順位をあげる
積読本読書を「やりたいことリスト」の上位に持ってきましょう。
積読本を減らすには、意識して読書の優先順位をあげなければなりません。
スマホ、テレビ、ゲームなど、ほかにも娯楽はたくさんあるので、なにも意識していないと、読書は後回しになります。
いったん読書が習慣になれば、優先順位は関係なくやってしまいますが、習慣になる前は、毎朝、読書の優先順位を引き上げる作業をしてください。
私の経験では、数週間で習慣になります。
読書の優先順位を上げるということは、ほかの何かの優先順位を下げることです。
テレビタイムを読書に置き換えたり、ふだんならインターネットを見ている時間の30分を読書に使ったりしましょう。
3.読む時間を決める
積読本を読む専用の時間を決めて、スケジュールに入れます。
おすすめは朝の早い時間帯か夜寝る前です。
朝早い時間はまだ頭が疲れていないし、周囲が静かなので、読書に集中しやすいです。
5分でもいいので、読書時間を決めておきましょう。
5分も読めない人は、1分でもいいです。1分でもけっこう読めますので。
寝る前に読むのも、悪くない習慣です。
スマホやテレビを見る時間の一部を読書時間に当てれば、デジタルデトックスもできます。
スマホ疲れしてませんか?~簡単デジタルデトックスで心の余裕をとりもどす
もちろん自分が読書しやすいタイミングなら他の時間帯でもかまいません。
私は昔からお風呂で本を読む習慣があるので、防水機能のあるKindleを使って、毎晩、何かしら読んでいます。
今使っているのは、Kindleオアシスというモデル。
これは、右側に持つスペースがり、ページを送るボタンもついているので、片手で操作しやすく軽いので気に入っています。
老眼の裸眼で読めるよう、フォントは大きめに設定し、少しでも目にやさしいようにスクリーンはウォームトーン(黄色)にしています。
このKindleは2年前の秋に買ったもので、まだ新しいのですが、オアシスは、2024年の10月に販売終了になりました。
高すぎて売れなかったんでしょうか? 私は気に入っていますが。
Amazonは2024年にKindleを一新しました。
こちらは、キッズモデルを除いては一番安いKindleだと思いますが、それでも2万円もするんですね。
毎日読書するなら買う価値はあると思いますが。
4.積読本を一箇所に集める
「まだ読んでいないけれど、これから読む」。そう決めた本を専用の場所に集めます。
書棚の特定の段や、段を埋めるほどない場合は、その一角や端の場所でもかまいません。
積読本コーナーを作ると、「まだ読んでいない本」の見える化ができます。積読本の量を把握できるので、何をどれだけ読む必要があるかが一目瞭然ですし、読書を進めるリマインダーにもなります。
新しい本が欲しくなったら、買う前に積読本コーナーをちらっと見るようにしましょう。
「ここにまだ読む本あった」と気づくことができます。
次に読む本はこのコーナーから優先して取り出しましょう。
積読本コーナーにある本は定期的に見直し、処分すべき本を見つけたらすみやかに手放します。
私は、すべての本を小さなカラーボックスを書棚にして入れています。
Amazonの商品だと、以下のものが似ています。こんなカラーボックスを2つ並べて、5段分を使って収納しています。私の書棚は高さ106センチで、奥行きが27センチほどの商品です。
5.読書したら記録する
日々の読書を定着させるために、読書した日は、カレンダーに◯をつけたり、ハビットトラッカー(習慣を追跡・記録するためのツール)に印をつけるのもおすすめです。
いつも使っているカレンダーや手帳に印をつけるのが一番簡単です。
余裕があったら、読書日記を書いてみるのもいいかもしれません。
たとえば、「今日はこんな本を3行読んだ」とか、「5分読書した」とか。「きょうは何も読まなかった」と書くのも、読書に意識が向いているので、書かないはよりましです。
スマホをよく使う人は、読書記録アプリを活用するのもおすすめ。読んだページ数や感想を記録できるアプリを使うと、累積ページ数や本のリストが増えていくのが一目で分かるので、達成感を得られます。
ソーシャルメディアを使ってもいいでしょう。
いつも使っているSNSに読書の進捗や感想を投稿すると、他の人が反応して、それが励みになって習慣化できます。「#今日の読書」や「#積読消化中」といったハッシュタグをつけるといいでしょう。
6.目につく場所に本を置く
読みたい本は、いつも手に取れる場所に置いておいたほうが、読書のハードルが下がります。
あまり着ない服や使わない調理ツールを使いたいときもそうですが、しまい込むと手に取れないので、いやでも手に取ってしまう場所に置いておきましょう。
たとえば、通勤に使っているバッグの中とか。
会社のデスクの引き出しに入れておいて、昼休みにちょっと読むのもいいですね。
その本が電子書籍なら、スマホやタブレットのホーム画面の一番アクセスしやすい場所にアプリのアイコンを置いて、ワンタップで開けるようにしておきましょう。
自分の動線を考えて、絶対目にする場所や、手にとってしまう場所を見つけて、そこに置いてください。
そして、「いつか読もう」ではなく、「今少しでも読もう」と意識を変えましょう。
7.30日間チャレンジに組み込む
「1日5分、積読本を読書する」という目標で30日間チャレンジをします。
30日間チャレンジは、1ヶ月だけ目標を決めてやってみることです。
マット・カッツに学ぶ30日間で人生を変える方法~30日間チャレンジのススメ(TED)
人生を変えたいあなたに。30日間チャレンジのアイデア88選。
たった1ヶ月で終わるので、始めるハードルが下がります。30日間チャレンジは、「ずっと続ける必要がないこと」に大きな特徴があります。
1ヶ月で結果が出るので、達成感も得やすいです。
私も30日間チャレンジをしていますが、短すぎず、長すぎず、新しい習慣を身につけるのにちょうどいい長さに感じます。
今年もあと2ヶ月ですが、1ヶ月は本当に早くすぎると思いませんか? すぐに終わりますよ。
1日5分でも、けっこう読めるので、積読本を数冊読み終えられるかもしれません。
1ヶ月後、その習慣を気に入れば、読書時間を増やしたりして、また続けられます。
私が捨てた習慣
エッセオンラインに新しい記事がアップされました。
今回はシンプルに暮らすのに役立った私がやめた習慣です⇒60代ミニマリストが「捨ててよかった」5つの習慣。ものがむやみに増えず、気持ちもスペースもスッキリ | ESSEonline(エッセ オンライン)
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積読本をクリアする工夫を紹介しました。
紙以外のメディアで読書する方法もあります。
オーディオブックがあるなら、耳が空いているときはいつでも聞けますし、オーディオブックがない本も読み上げ機能を使えば、耳で読書できます。
このような工夫をすれば、忙しくても、読書時間を捻出できるでしょう。