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バッグの断捨離に疲れて、「もう袋物をゴミにするのはやめよう」と決めた人のために、大量の袋物のゴミを出さない工夫を紹介します。
以前、日本には袋やバッグが氾濫しているし、全体的に過剰包装気味である、という話を書いたことがあります。
さすがに最近は、簡易包装を心がけている人、店、企業が増えていますね。
この調子で、多くの人が日常的に、袋物のゴミを減らすことや、簡易包装を心がけると、資源の無駄遣いと温室効果ガスの排出を多少なりとも減らせるはずです。
1.絞り込む
バッグをたくさん買い揃え、TPO (時、ところ、場合、time, place, occasion)や、その日のファッションに合わせて、持ち替えるのも、1つの生き方ですが、これをやりすぎると、バッグや袋物が際限なく増えます。
現在持っているバッグを半分ぐらいに減らして、そのアイテムだけで、持ち替える生活を試してください。
バッグを捨てることに抵抗があるなら、使いたいバッグ以外を箱にしまって、必要に応じて取り出すことにすれば、持たなくていいバッグを見極められます。
『365日のシンプルライフ』の主人公がやっていた方法です⇒映画『365日のシンプルライフ』の感想:「物を捨てる」映画ではなく、大切な物を選ぶ話
いつも同じものを着ていて、外を出歩くことが少ない私は、ふだん使いのバッグの数は絞り込んでおり、どこに行く時も、黒いショルダーバッグを持参します。
私のバッグ⇒私のバッグ、ポータータンカー、ショルダーバッグ(L )のレビュー。
定番の洋服をある程度決めてしまうと、バッグの絞り込みもしやすいでしょう。
2.使い回す
買い物やもらいもので、袋が家に入ってきたら、その袋を何度か使いまわします。
2つ例をあげます。
これは、夫が自分用にスーパーで買ってきた食パンです(私は食べません)。
長い袋に入っていて、口はブレッドタグ(四角いタグ、バッグ・クロージャーともいう)で止めてあります。
パンを食べ終わったら、この袋を別のことに使えます。
たとえば、家族で行楽に行く時に手作りのサンドイッチを入れたり、果物を入れたり。
職場で食べる弁当を入れる袋にしてもいいでしょう。
日本の人は、専用のバッグを使いたがりますが、何かが入っていた袋を使えば充分です。
これは、私が利用しているオーガニックフードのスーパー(最近はデリバリーを利用)が、トマトなどを入れるときに使う袋です。
この茶色い紙袋に、野菜や果物など、分散してほしくないものを入れて、ボロボロになるまで使っています。
食品を入れるのがいやなら、細かいものを入れるのに使ったり、ゴミ袋にしたりしてもいいでしょう。
理想を言えば、パンを自分で作るか、買うなら、パン屋に出向き、食パン(スライスしていないもの)を買って、布の袋や、おおきなふきんみのに包んで持ち帰ることですが、そういう生活をできない人も多いですよね。
袋が家に入ったら、再利用を心がけると、家にある袋物の数を減らせます。
食品の袋を例にあげましたが、雑貨の包装の袋でも、再利用できるものはたくさんあります。
ショップの袋も再利用可能。
ただ、「再利用したいから」と必要以上にためこんではいけません。
これは、ウエス用として、古着をためこむのと同じことです⇒ウエスにするからしまっておく:着ない服を捨てない理由とそれを乗り越える方法(その9)
目的は使うことであり、ためこむことではありません。
3.自前の袋を持参
買い物に行くときや、外に遊びに行くときは、自前の袋を持参して、買った物はそれに入れ、持ち運びます。
多くの人がすでにやっていることでしょう。
エコバッグを利用している人もたくさんいると思います。
「できるだけ自前で用意する」
このルールを使えば、袋の侵入を防ぐことができ、その結果、ゴミが減ります。
もちろん、節約もできますね。
4.自分で袋を作る
袋ものが必要なときは、できるだけ自分で必要な分だけ作ります。
以前、書いたと思いますが、私は、一般的なサイズの封筒は、市販のものを常備していますが、この封筒に入らないサイズのもの(グリーティングカードなど)を送る時は、封筒を手作りします。
☆これは常備しているふつうの封筒
または、人からもらった封筒を使いまわします。
とは言え、グリーティングカードを買うと、袋もついてくるから、袋を作る必要はありません。
昔、娘の誕生日パーティの招待状やバレンタインカードを入れる封筒をよく手作りしていました。
大きなサイズの封筒から、小さいサイズの封筒を2つ作ったりすることもあります。
裁縫が得意な人は、いくらでも布の袋を作れますね。
5.買うなら環境にいい袋を買う
どうしても、新しいバッグやポーチ、袋、封筒などを買わなければならないときは、できるだけ環境にいいものを選びます。
リサイクルしやすいもの、リサイクル率が高いもの、生分解性の高いものがおすすめです。
ざっくり言って、プラスチックを避ければ、環境にいいと言えるでしょう。
細かく見ていくと、一概にそうも言えない部分もありますが、使い捨てに近いプラスチックを避けるのが原則です。
6.簡易包装を意識する
包装された物を買う時も、自分が何かを包装するときも、できるだけ簡易包装にします。
何かを買う場合
以下のことをするとおのずと袋もののゴミが減ります。
1)買いすぎない
商品を買うと、たいていパッケージもついてくるので、必要以上に買わないようにします。
買いすぎないために、できることは、ふだんよくブログに買いていますが、
・買ったものは、手入れや修理をしながら長く使う
・買わずに借りる
・なしですます(工夫する)
こんなことです。
2)中古品を買う
中古品はたいていパッケージがないので、袋ものの増殖をおさえることができます。
3)食品はバラで
バラで買って、持参の袋に入れれば、余分な袋が増えません。
4)簡易包装のものを選ぶ
用途の同じものが2つあり、どちらにしようか迷ったら、包装が少ないほうを選びます。
5)簡易包装の店で買う
簡易包装に積極的な店で買い物します。
何かを包装する場合
自分が何かを包むとき、過剰な包装や飾りは避けます。
そのほうが相手のためになるし、簡易包装の輪を広げることにつながります。
シンプルな包装の例⇒お金をかけず家にあるもので間に合わせるギフトラッピングのアイデア
7.食品の無駄を防ぐ
自分のゴミ調べをしたことがある人はわかるでしょうが、家庭から出るゴミの大半は食べ物のパッケージです。
フードロスを防ぐことが、袋もののゴミを減らすことにとても効果があります。
食べものの無駄を防ぐ方法は、以前、記事にしています。
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袋物やバッグのゴミを減らす工夫を紹介しました。
バッグや袋が好きな人は、袋物を買わない挑戦をするのもいいでしょう。
ここ数年、物を入れるためだけのものは、買っていません。
最後に買ったのは、プラスチックの引き出し(大・小)で、2013年の6月に購入しました。
本箱の中に置いてあるものです。
若い頃は、通販(フェリシモや千趣会)で、よく収納グッズや、物を入れたり、包んだりするものを買っていました。
この時は知らなかったのです。
安易に入れ物を買うと、ガラクタの増殖が止まらないということを。