ページに広告が含まれる場合があります。
DVDを減らす方法を知りたいという読者にアドバイスします。
まず、お便りを紹介しますね。レオンさんからいただきました。
DVDのコピーの方法を知りたい
件名:DVDのデジタル化って可能なんですか?
以前壊れたガラス製アクセケースの件でお便りしたものです。その際は記事に取り上げていただき、ありがとうございました。
11/28の記事で「CD、DVDなどはデジタル化すれば、本体は不要です。」と書かれていますが、
日本ではTV録画したDVD内の動画をPC本体へデジタル化(MP4形式の動画に変換する)は違法になると思います。
無料のソフトではコピーなども難しいと思っていました。
法令違反しないデジタル化方法をご存じであれば、記事内で回答していただけないでしょうか? カナダでは問題ないということであれば、ちょっと参考にならないのかなと思っています。
サブスクで見られる映画もありますが、特典映像などはDVDやBluRayでないとみられないものもあり、これら有償コンテンツは簡単にコピーできません。
PCで見られればいいなと思いますが、無理だと思っていました。
こちらも著作権に違反しない方法でコピーできるのであれば教えていただきたいです。
よろしくお願いします。
ストリーミングを利用して、という意味です
このお便りに対する筆子の返信はこちら。
こんにちは。お便りありがとうございます。
>CD、DVDなどはデジタル化すれば、本体は不要です。
すみません。
これ、私の書き方が間違っていました。
CDやDVDはすでにデジタル媒体ですよね。
ストリーミングを利用すればいい、という意味です。
今から記事を修正します。
ご指摘ありがとうございます。
これに対して、またレオンさんからメールをいただきました。
DVDを減らす方法を教えて
返信ありがとうございます。
毎日のブログ更新、すごいなあと思って読ませていただいています。
DVDのデジタル化(=PCにコピー)は権利的に難しいと知りつつ、なんとかPCに取り込めればこの細切れに録画したDVDを減らせるのに、、、と何か月も思っていたところに筆子さんの記事でしたので、これは!と思い、メールさせて頂きました。
DVDのデジタル化方法の返信を期待していたので、単なる誤りとわかり非常に残念です。
また、ストリーミングで見られない特典映像DVDのPC取り込みもできるのかも!?と思ったので、やはり非常に残念です。
音楽CDはPCに簡単に取り込めますし、家庭用ビデオのDVDも取り込めます。
しかし、それ以外のDVDはどうやって減らすことができるのでしょうか?
その方法について記事をお願いしたいです。
期待しています。
レオンさん、こんにちは。
該当の記事では、アナログ媒体のものをデジタル化することをおすすめするつもりで書いていましたが、メールに書いたように、うっかり間違った書き方をしてしまったのです。
それについては完全に私のミスです。ごめんなさい。多大なる期待を持たせてしまったことも本当に申し訳ないです。深くお詫び申し上げます。
いらないDVDを捨てるしかない
パソコン等に取り込めない、つまりデータ化できないDVDの減らし方はほかのものの減らし方と同じです。
今利用していないものや、今後も利用することがないものを手放します。
ここに1000のものがあって、その量を減らしたいと思ったら、手放すしか方法がないと思いませんか?
持ち続けながら減らすことは矛盾していて、ありえません。
思い出品のように、写真に撮って、かさばらない形にする方法はありますが。
DVDの場合、中身を保持して、DVD本体を減らすのは、データを外付けハードディスクやパソコン、クラウドサービスなどに入れる方法しか考えられません。
その中身をコピーすることが違法であり、その法律を遵守したいと思うなら、中身のデータ化はできません。
よって、もしDVDの枚数を減らしたいなら、「もう見ないな」と思うものを順次処分していきます。これが私の回答です。
具体的には以下のようにしてはどうでしょうか?
手持ちのDVDの全貌を調べる
今、何枚DVDをお持ちかわかりませんが、全部一箇所に集めて、とりあえず、もう見ないと思うものを捨ててください。
ステップ1:外観からのみの確認
まず、以下のDVDを捨てます。
・ここ数年さわっていないもの
さわっていないということは、なくても暮らせると解釈します。
・中身を思い出せないもの
存在を忘れていたものも、なくても暮らせると解釈します。
・ストリーミング等で見られるもの
配信で見られる映画、ドラマ、バラエティ等は手放します。
図書館や、他の人から借りられるDVDも処分します。
この場合、配信にあるかどうか調べる手間が発生しますし、配信サービスを利用するにはお金がかかります。その手間とお金を惜しむときは、持ち続けてください。
ステップ2:中身の確認
次は、実際に視聴して、中身を確認しながら、要不要を決めます。
量が多いと大変ですが、レオンさんは今、すべてのDVDの中身を残したいと思っているようですから、今後も、それらを見ることに時間を費やす気があると思われます。そこで、レオンさんの人生で一番残り時間が長い今日から見始めてください。
中身を確認して、「もう見ないな」「見なくても大丈夫」「この録画の役目は終わった」というものは捨てます。
「特典映像」や「プレミアム特典」という言葉は、特別感や希少価値をかもしだし、なんだか素晴らしい映像で一生持っていなければならないと思わせますが、これは言葉のマジックに過ぎません。
実際に見てみると、今の自分には必要ないと思うものが見つかるはずです。
所有しなくても視聴できるものは意外にある
先にも書きましたが、新し目のドラマや映画は配信で見られるものがたくさんあります。
配信で見るのはお金がかかりますが、DVDを減らしたいなら、配信を利用するべきです。
さらに、それが市販されているDVDならば、手放したところで、また購入できます。
「また見たくなったら買えばいい」という考え方をすれば、手放せるものが増えるでしょう。
特典映像や特定のコンテンツがクラウドやデジタル版で購入可能な場合、置き換えを検討してください。
このようなコンテンツは、意外とYouTubeにあります。
YouTubeに公式にアップロードされた映像であれば利用するのは問題ありません。非公式で違法にアップロードされたものであっても、視聴は法律上問題はありません。
問題があるとしたら倫理的なものです。
レオンさんが、「こういうことは倫理的に、私はやりたくない」と思ったら、YouTubeで映像を見るのはやめてください。
レオンさんが、メールに書いている「細切れに録画したDVD」の中身が何なのかわかりませんが、それがテレビドラマなら、家庭用の機器(例えば、DVDレコーダーやハードディスクレコーダー)で録画する行為は、個人または家庭内で利用する限り合法なので、DVDをリッピングしてパソコンに入れればかさは減ります。
合法的にリッピングできる内容だけど、フリーソフトでリッピングできないなら、有料ソフトを使うか、専門業者に依頼して処理してもらえばいいえでしょう。
そのDVDの中身がそこまで大事なら、「フリーのソフトでやりたい」と思うのは違うんじゃないですか?
何かを所有するには、お金、時間、スペースというリソースが必要です。
そういうリソースを使ってでも、残したいものだけを残しましょう。
ほかの形で残す
映像は残さず、音を録音する、DVDの外側の写真を残すといった方法もあります。
DVDを再生しながら適宜、キャプチャを取るとか。
ストリーミング放送のキャプチャを撮ろうとすると、真っ黒になりますので、できるかどうかはわかりません。
音だけ残しておけば、好きな作品なら映像が頭に思い浮かぶでしょう。
音だけなら耳が空いているときに聴けるので、視聴に時間を取られないため、持っているDVDを何度も聞くことができるでしょう。
映像を一生持ち続ける必要はない
DVDを手放すと2度と中身を見られないと思うかもしれません。でも、2度と見られないと何か困ることがありますか?
本当に好きな映像で、ないと困るならDVDのまま持っていればいいでしょう。
ですが、そんな映像がいったいどれだけあるでしょうか?
私に限っていえば、ひとつもありません。
娘が小さいときにデジタルカメラで撮った映像の一部は、Googleフォトに入れてあり、たまに見たり、娘に送ったりはしています。
ですが、何かの事情でこれらの映像が全部なくなっても、私は普通に生きていきます。
娘の小さい頃の思い出はこころの中にありますから。
私が、小さいとき(1970年代)にNHKその他のテレビで見たドラマのアーカイブはあまり残っていません。
当時は放送用のビデオテープが高価だったし、ビデオテープを保存する場所も必要だったし、ほかにも事情はいろいろとあったでしょう。
だから、数年前にYouTubeで、私が中学生のときにNHKで放送された『タイムトラベラー』の最終回を見たとき、懐かしい気持ちになりました。だからと言って、今、このドラマのすべてがDVDで販売されても、私は買いません。
映像作品は、それを見たときに、言葉では表せない自分の感情の動きが記憶されると思いますが、そういうものは、自分の中に残っているから、何度も見る必要はないんです。
これは私の場合で、レオンさんは、何度も見たいDVDが何枚もあるのかもしれません。それならば、いさぎよくあきらめてたくさんのDVDと生活を共にしてください。
*****
この記事を書くために、再度、YouTubeで『タイムトラベラー』を見たところ、見るからに昔の雰囲気がただよっていました。
こんなときにすでに生後10年以上経っていた私が、今、65歳なのも仕方ないですね。