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お金を貯める

貯金が全くできない人におすすめする1年間で10万円貯めるチャレンジ。

2023年になって、「今年は貯金する!」という目標を立てた方も多いでしょう。

そこで、今回は、毎回給料を使い果たしているが、実は貯金したいと思っている人に、1年で10万円貯めるチャレンジのやり方を紹介します。

人によっては、「1年で、10万円って少なくない?」と思うかもしれません。

今、全然貯金していないのに、そう感じたりします。

金額が少ないと思う方は、年100万でも1000万でも好きなだけ貯めてください。手取り金額の10%、年収の15%という目標を立てていただいてもかまいません。

基本的にやることは同じですから。

ただ、現時点でまったく貯金できていない人は、ハードルを上げすぎないほうがいいし、10万円だと切りがいいので、取り組みやすいと思います。



ステップ1:毎月(毎日・毎週)いくら貯めるか計算する

まず、月々どれだけ貯めれば、1年間で10万円になるのか計算して、1ヶ月の目標貯金額を決めます。

不用品を捨てる記事で、タスクを細分化することをおすすめしていますが、貯金額も細分化すると、実現しやすくなります。

細分化の考え方⇒大事な書類もどうでもいい紙も床の上で堆積しているときの片付け方(汚部屋改善) 記事の後半に書いています。

片付けにおけるタスクの細分化⇒モノを持ちたくないあなたへ~こんなものはキッチンには不要です

1年で10年貯めたい場合、月に8334円貯金できれば達成できるので、1ヶ月8400円を目標にしてください。

100,000÷12ヶ月=833.33…

1週間、1930円でもOKです。週2000円と考えればいいでしょう。

100,000÷52週=1,923.08

日割りがいい人は、1日、274円ですから、毎日300円です。

100,000÷365日=273.97

毎日、300円節約できれば、年に10万円になるわけです(実際は109,500円にもなります)。こう考えると、「私にもできそう」と思えませんか?





2.貯金の置き場を考える

貯金とは、お金を貯めることですが、具体的にすることは、入ってきたお金の一部を取り除けることです。

財布(いつも使っている口座)に、貯金しないお金も、貯金するお金もいっしょくたに入れておくと、貯金しにくくなります。

お金はすべて一緒で、名前がついているわけでもないし、同じ種類のお札の見た目は全部同じだから、貯金するつもりのお金がどれだったかわからなくなり、ふつうに使ってしまうのです。

そこで、貯金する分のお金を置いておく場所を考えておきましょう。

代表的な置場所を書いておきます。

貯金専用の口座(なければ新たに作る)

いったん入金したらおろしにくい口座だと貯めやすいです。

給料が入ったら、自動的にこの口座に振り替えてくれるサービスを利用すると、尚、いいです。

物理的な置場所

封筒、貯金箱、ガラスのジャー、専用の財布、ポーチなどの物理的な入れ物。

貯金箱や財布は、手持ちの物を使ってください。わざわざこのために買い物をすると、ゴールから遠ざかります。

新型コロナウィルスが出現する以前は、私は現金を使う派でしたから、ガラスのジャーにお金を貯めていました。

私が使っていたジャー。

ガラスの瓶

透明の入れ物だと、たまっている様子が見えて、励みになるかもしれません。逆に、お金が見えると使ってしまう人は、目視できない入れ物(銀行口座とか)を使うといいでしょう。

銀行口座を使えば、残高が一目瞭然なので、管理しやすいかもしれません。

ベストの置場所は、本人の生活環境や性格によるので、自分に1番合っていそうな場所を選んでください。

そういえば、読者の方で、「親に渡して、貯金しておいてもらう」という方がいました。

3.貯金するお金を捻出する方法を考える

これまでと同じようにお金を使っていると貯金する分を確保できないので、月8400円をどうやって捻出するか、あらかじめ考えておきます。

代表的な方法を7つ紹介します。

今年はますますインフレになるかもしれないので、いくつかの方法を併用するといいでしょう。

1.買い物を減らす

全体的に買い物(消費)を減らします。

買わない挑戦をするといいかもしれません⇒誰でもできる『買わない挑戦』の始め方。自分ルールで楽しく実践。

買わない方法は、ブログにも本にもたくさん書いていますし、ムック本もあります。

毎月収入を使い切ってしまう人に私がアドバイスするとしたら。

筆子の新刊『買わない暮らし。』(6月16日発売)著者による内容紹介。現在予約受付中です。

ムック本・第2弾『8割捨てれば、お金が貯まる』発売のお知らせ:11月15日です。

2.手持ちの物を使う

新しい物を買うのではなく、すでに持っている物を使うことで出費をおさえます。

衣類、化粧品、文房具、食料品、日用雑貨(サランラップとか)など、消耗品のストックがたくさんある人に使える方法です。

物をたくさん持っている人は、一度、ストック品の目録を作ってみてください。今年は買わなくてもすみそうな物が見つかるかもしれません。

死蔵品を作らないために、すでに家にある物を使う4つの戦略。

パントリーチャレンジのススメ~ズボラ主婦だからできる究極の節約方法

3.自作する

日々の弁当やコーヒーなどを、店で買わずに、自作すれば、その分節約できます。

たとえば、1日300円、貯金に回したいなら、スターバックスでコーヒーを買うのではなく、自宅で煎れればできると思います。

自宅でコーヒーを淹れる場合も、コーヒー豆/粉が必要ですが、店で作ってもらうより安くあがります。

1杯ずつお湯を注いで作るオリガミタイプのコーヒーは、私からすると、包装のゴミを増やす、割高な商品ですが、

それでも、店で買うより安くつきます。

店でコーヒーを買うと、うっかり関係のないもの(スイーツや、季節限定のタンブラーなど)を買ってしまう可能性もあるので、コーヒーは自宅で用意するといいでしょう。

もちろん、このためだけに、コーヒーメーカーを買うことはおすすめしません。

毎日、コーヒーを自前で用意する必要はなく、1日置きにしても、月の目標額の半分は、自作コーヒーで賄えます。

その月の目標額(8400円)を達成したら、お祝いにスターバックスで好きなコーヒーを買って飲む、というふうにするとメリハリがついて、楽しく貯金できるかもしれません。

このさい、コーヒーを飲むのをやめて⇒カフェインを抜きたい人へ。コーヒーのやめ方、実用的なアドバイスつき

水筒には、緑茶や白湯、水を入れて会社に持参してもいいでしょう。

4.自分で行う

ふだん業者や外注サービスを利用しているものを、自分でやれば、その分、貯金に回すことができます。

1番手軽なのは、散髪代ではないでしょうか?

毎回美容師にカットしてもらわずに、時々、自分でサイドや前髪をカットするだけで、美容院代を大幅に減少できます。

セルフカットのすすめ。時間もお金も大幅に節約できる。

この場合も、いきなり美容はさみを買うことはしないでください。数ヶ月貯金して、目標より大幅に貯まったあと、今後もセルフカットをしたいなら、はさみを買えばいいでしょう。

5.中古品を買う

新品ではなく、中古品を購入します。

特に、衣料は中古品を買うと安いので、どうしても新しい服(今、自分が持っていない服)が欲しい人は、セカンドハンドショップで買ってください。

フリマアプリを利用してもいいです。

中古品は、とても安いので、気分が舞い上がって、あれもこれも買ってしまうことがあるので、たとえ中古品と言えど、本当に必要な物だけを買いましょう。

6.予算を立てる

月々の収入と、生活費を割り出し、貯金する分を「貯金代」として予算を立て、その予算にそって生活してください。

こうすれば、貯金しそびれないと思います。

予算を立てたくない人も、何にお金を使っているのか、何ヶ月間か記録を取るといいですよ。

記録を取れば、無駄遣いがあぶりだされるので、特に努力をしなくても、月8400円ぐらいは貯金できます。

入った分のお金を全部使ってしまう人は、意外と、給料や、自分のためにだけに使えるお金が多いんです。入ってくる分が少ないから、貯金できないのではなく、無駄遣いが多いから貯金できないだけ、という人は多いと思います。

7.収入を増やす

年間10万円分、今より収入を増やします。

目標額は月に9000円未満なので、週末だけのアルバイトや、ものすごく時間の短いパートでも、簡単に稼げると思います。

以前、紹介した『毎日が発見』という雑誌にのっていた「70歳からの仕事」というページに、70歳以上で仕事をしている方の収入がのっていましたが、少ない人でお、月に2~3万円でした。

キッチンでゆる捨て~雑誌『毎日が発見』2022年11月号に筆子の監修記事あり。

家から出たくない人や、「私、体力がないから働けないんです」という人は、YouTube動画の文字起こしのバイトをしてはどうでしょうか? 自分でやったことがないので、どの程度の収入になるかはわかりません。

不用品をメリカリで売って収入を得るのもいいかもしれませんが、副業やパートをしたほうが、安定して稼げると思います。

******

貯金がまったくできない人のための、貯金計画をお伝えしました。

仮に今年、10万円貯めることができなくても、収入の一部を取り除ける習慣がつけば、それは、今後の人生で大きな財産になります。

この記事を読んだのも何かの縁です。

お金を貯めたいと思っているなら、ぜひ、やってみてください。





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