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物を買いすぎない暮らしに切り替えるのに、効果的な方法を3つお伝えします。
物を持ちすぎると、部屋が片付かず、下手すると汚部屋になります。
いったい物はどこからやってくるのか?
たいてい自分で買っています。
物を買いすぎなければ、部屋は散らかりません。
1.安い物に飛びつかない
人は、値段が高いものより、安いもののほうが好きです。
「できるだけ得したい」という気持ちのせいで、当面使う必要のない物をセールで買ったり、「まとめ買いだと安いから」という理由で、食べきれないほどの食品を買い込んだりします。
100均でいらない物をたくさん買うこともあるでしょう。
この「できるだけ安くあげたい」という気持ちのせいで、物が増えています。
安い物(いわゆる安物や、セールで安くなっている物)を買うとき、その人の買い物における優先順位のトップに来るのは
・とにかく金銭的に得したい
この気持ちです。
店に入ったときは、「◯◯が生活に必要だから買おう」と思っていたのに、セールがあると知ったとたん、「△△の値段が安くなっている。お得だから買おう」と、優先順位が入れ替わります。
値段の安さに気持ちが舞い上がり、買い物における適正なゴール設定から、大きく逸脱してしまうのです。
まあ、たまのことならいいでしょう。
しかし、こうした買い物を日常的に何度もしていると、家の中には、値段が安かっただけの、当面は必要のない物がどんどん増えていきます。
ストック品を買いすぎる人は、いつもこうやって、本来の買い物の目的からそれたショッピングをしているのです。
つまり買い物に失敗しているのですが、自分ではその失敗を認めません。
人間は、失敗を認めるのがいやだから、後付けの理由を考えて、「自分はわりと買い物上手だ。できる主婦だ」と自己を正当化します。
「定価で買うより◯◯円もお得なんだもの」「どうせいつか、使うんだし」「これだけあれば、災害があっても安心よね」「友達のプレゼントにも使えるし」「お客さんが来たときに使えるし」「べつに腐らないし」「生産中止になっても安心よね」。
続々と自己弁護の言葉が出てきて、「無駄な物を買いすぎて、片付かない部屋に近づいた」事実には意識が向きません。
何かを買うときは、「値段が高いか、安いか」ではなく、まず、「それが必要か、どうか」を考えてください。
必要なら、多少値段が高くても、あとから無駄になりませんから、結局はお得です。
値段にフォーカスしすぎると、必要度の見極めがあいまいになります。
関連記事⇒まとめ買いが節約にならない4つの理由。むしろガラクタを増やす危険な買い方。
こちらもおすすめ⇒なぜあなたはセールで買ってしまうのか? かえって損をするのに。
安いと思ったものを買いすぎて、ガラクタをためこむ人は、しばらくの間、「安いから」という理由で物を買うのをやめてみるといいでしょう。
2.感情と買い物を切り離す
家の中に、必要な物がそろっているのに、さらに買ってしまうときは、それが必要だから買っているのではありません。
たいてい、感情的な理由でほしくなっています。
・会社で嫌なことがあった⇒帰りに友達とショッピングしてストレス発散だ
・給料が出た⇒1ヶ月がんばったごほうびに、帰りに夏物の服を買おう(自分へほうびをあげすぎるのは危険です⇒お金を貯めたいなら自分へのご褒美という名の浪費はやめる
・今週は決算で忙しい⇒スタバでキャラメルマキアートとケーキポップ(日本にありますかね? 棒に丸い小さいケーキがついた、キャンディの形状をした小さいのに高いデザートです)を食べて、気分をあげよう。
・なんとなく退屈だ⇒気分転換に買い物に行こう
・春になった⇒学生じゃない私はもう新学期みたいな節目はない、代わりに新しい財布を買って気分を変えよう
こんな流れで、買い物をしてしまうことが、多いと思います。
ちょっとした感情の波がたつと、買い物という形で、それを収束させるくせがついているからです。
あらゆる感情の波⇒買い物、というルートをたどってしまうのです。
人間は感情の生き物なので、日々、いろいろな感情を持ちます。
ちょっと、感情が変わったからといって、そのたびに買い物をしていると、お金がいくらあっても足りませんし、安いものを買っていたら、どんどんガラクタがたまります。
感情と買い物を切り離すようにしてください。
感情の波がたったとき、買い物じゃないことをすれば、切り離せます。
おすすめなのは、
・自分の感情について文章に書く。
たとえばモーニングページ⇒ネガティブ思考改善にモーニングページがいい~今月の30日間チャレンジ
ブレットジャーナル(バレットジャーナル)でもいいです⇒気持ちの整理をするために、紙に書き出そう:ライダー・キャロル(TED)
・すでに持っている物や、手にしている状況に感謝する
感謝するといことありあmす⇒幸せになる最強の方法、感謝する気持ちがうむ7つの効果
・不用品を捨てる
いわゆる断捨離です⇒「15分で27個捨てましょブギ」を続けて気づいた「捨てる」最大のコツとは?~ミニマリストへの道(30)
3.不安の正体を知る
家に物がたくさんないと不安だ、と感じる人がいます。そういう人は、その不安の正体を明らかにしてください。
不安だから、同じ物を2つ買ったり、バックアップ用として、たくさん買い込んでいるのですから。
不安とは言わず、「物がたくさんあると安心する、うれしい」と感じる人もいます。
私の母は、「買い物すると気分がすっきりするし、物があると安心だ」と言いました。
こうした不安感から、必要以上の物を買い、そのせいで、
・部屋が散らかっていてストレスになっている
・整理整頓や掃除に手間がかかっている
・貯金ができない
こんな状況になっていたら、その不安とじっくり向き合ってください。
ストックがないと、具体的にどんな状況になるのでしょうか?
電気や水がストップすると、即、困ります。
私が住んでいるところは、名古屋より停電が多いです。
大雨、大雪になると、木が倒れて電線が切れたり、雪の重さで電線が切れたりします。
こういう停電はわりとすぐに回復しますが、電気が来ていないあいだは、電化製品はいっさい使えないし、冬なら、暖房も止まるから(暖房はガスでしますが、暖房機器を動かすのは電気です)、部屋がどんどん寒くなります。
だから、電気は止まってほしくない、と思います。
ですが、家にトイレットペーパーが2ダースもいる必要はなんなのでしょうか?
サランラップが切れたら、どんな悪夢が待っているのでしょうか?
引き出しいっぱいに、タオルのストックを入れておかねばならない、その理由は何でしょうか?
シャンプーがなくなった、と思っても、ボトルに水を入れれば、まだまだ使えます。
シャンプーに水を継ぎ足すと、雑菌が繁殖しやすくなるから、やってはいけない、という記事を見ましたが、シャンプーボトルにに雑菌なんて繁殖するんでしょうか?
強力な化学薬品がいっぱい入っているのに。
仮にそれが本当だとして、水を入れるのがいやなら、その日はシャンプーしなければいいだけです。
石鹸で洗ってもいいし、湯シャンもできます⇒湯シャンのやり方や効果を書いた記事のまとめ
「ないと不安だ」と思ったら、それがなくなったとき、いったいどんなことが起こるのか、具体的に想像してください。
そのうえで、適正なストックを持てばいいでしょう。
すぐに買い物にいける人は、そんなにたくさんストックを持たなくても大丈夫です。
ふだんから、家にある物の使用状況に意識を向けると、買いすぎをふせぐことができます。
ストック品を置いてある棚や洗面所の棚や引き出し、クローゼット、ドレッサーの中を見て、物の動きを調べてください。
よく動く商品、つまりよく使う物は、買う頻度も高くなりますが、ほとんど動かない商品は、そんなにあせって買い足す必要はありません。
買ってから2年たっているのに、まったく動きのない商品もあるかもしれません。
こういう商品は断捨離したほうがいいでしょう。
もっと買わない方法を知りたい方はまとめをどうぞ⇒買わない習慣を身につける方法を書いた記事のまとめ
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物を買いすぎない生活をするための考え方を紹介しました。
一番最初におすすめしたいのは、値段の安さだけが魅力の物を買わないことです。高かったら買わないわけですから。
つまり、それは、欲しくもないし、必要でもない物です。
自分の大切なお金と時間を使って、いっしょに生きていく価値のない物です。