クレジット・カードで買い物する人

お金を貯める

最終更新日: 2024.11.7

貯金を増やすために、私がクレジット・カードを使うとき工夫していること。

ページに広告が含まれる場合があります。

 

私はずっと現金払いをベースに暮らしていましたが、2020年、新型コロナウィルスの出現をきっかけに、クレジット・カード決済に変えました。

現在は、車がないと買い物が不便な場所に引っ越したので、食品と日用品の大半をデリバリーで調達しているため、ますます現金を使うことがなくなりました。

クレジット・カードは、お金を使っている感覚が希薄になるし、手元に現金がなくても支払いができるため、お金を使いすぎてしまうという大きな問題があります。

まあ、便利なものは、両刃の剣です。

そんなカードで、お金を使いすぎないために、私がしている工夫を7つ紹介します。



1.必要なときだけ使う

クレジット・カードは便利ですが、無駄遣いにつながりやすいため、使用目的を明確にすることが重要だと思います。

衝動買いには使わない

必要な支払い(ニーズ)にカードを使う、そうではない支払い(ウォンツ)には別の決済手段を使うと意識すると、カードを使いすぎません。

私は、医療保険の保険料、インターネット代などの固定費や、生活必需品の購入でカードを使うことを心がけています。

日本は、口座引き落としが一般的なので、カードで固定費を払うことはあまりないかもしれませんが、カードで決済すれば、支払い明細がほぼ家計簿となり、毎月の支出を把握しやすいと思います。

カードを使いすぎるなら、衝動買いにはカードを使わないほうがいいです。現金、もしくはデビット・カードを使うほうが、「私は貴重なお金で、今、衝動買いをしようとしている」という感覚を得られます。

まあ、何かを考えながら買うならそれはもはや衝動買いではありませんが。

買わない挑戦やノーマネーデーを設ける

私はずっと買わない挑戦をしていますが、買い物に制限をかけることで、自分のお金の使い方に意識が向くため、無駄な出費も、カードの利用も減ります。

筆子が買わない挑戦をする7つの理由。

2.予算、もしくはカードで使う限度額を決める

クレジットカードは消費を拡大させる傾向があるので、ざっくりでいいので家計の予算を立てたほうがいいです。

ざっくり予算管理

数ヶ月分の収入と支出を確認し、支出パターンを把握して予算を立てます。

これまで予算らしきものを1度も考えたことがない人は、最初はアナログでやったほうがいいかもしれません。

私も最近、デジタルのノートアプリを使用して手書きで管理するようにしました。

アプリや表計算ソフトは便利ですが、表示された結果がデジタルなので、臨場感がないんですよね。

きれいなホームページを見ている感じがするというか。

私の場合は、手書きをして、自分の文字を見たほうが、「お金が出ていっている感」が強いです。

経済観念のない人がお金を貯められる人になる8つのステップ

カード使用額の上限は?

月々、カードでいくらまでなら買ってもいいのか自分でリミットをかけます。

カナダでは、カードの使用限度額の30%以内に抑えておくと、よいクレジットスコア(個人の信用力を数値化したもの)を保つことができると言われています。

日本では、そもそもカードの利用が少ないし、統一されたクレジットスコアもありませんが、一昨年や去年、自分がどれだけカードを使ったか計算して、今年は、その10%減にしよう、というように、過去の自分の使い方から、リミットを考えるといいでしょう。





3.キャッシュバックをうまく活用する

日本のクレジット・カードのリワードは、ポイント還元が多いと思いますが、私はキャッシュバックのあるカードを使っています。

キャッシュバックの割合で使い分け

私用で使っているカードは、自分で選んだ3つのカテゴリーだけ2%のキャッシュバックがあり、その他のものは0.5%です。

私は、3つのカテゴリーとして、グローサリー(食料品スーパーでの買い物)、レストラン、サブスクリプションを設定しています。

外食はめったにしませんが、Uber Eatsでの支払いは、レストランに含まれるからです。

引っ越しをする前は、レストランの代わりにドラッグストアを指定していましたが、徒歩圏にドラッグストアがなくなったので、レストランに変えました。

これ以外の買い物でわたしがよく利用するのはAmazonですが、Amazonでの買い物は、べつの金融機関のプリペイドカードを利用しています。

このカードを利用すると1%のキャッシュバックがあります。

少額の買い物だと、キャッシュバックは微々たるものですが、塵も積もれば山となると考えています。

買い物の目的を明確に

私は、ポイント還元やキャッシュバックにはそこまでこだわらず、「どうせお金を払うしかないんだから、キャッシュバックの割合が高いものにしておこう」と考えて、カードを使い分けています。

キャッシュバックが目的でカードを使うことはありません。

クレジット・カードのリワードプラグラムを意識しすぎると、不要なものまで買ってしまいがち。

カードを使う目的は、あくまで、「必要なものやサービスを買うこと」を忘れないようにしています。

4.返済日に全額返済する

クレジット・カードの返済は、毎月全額支払っています。

全額支払わないと、高い利子を払う生活に近づいてしまうからです。

分割払いやリボ払いの罠

ここで気をつけたいのは、分割払いやリボルビング払いです。

月々の支払い額が一定にできるリボ払いは、一見、家計管理をしやすい便利なシステムに見えるかもしれません。

でも、どこまで支払ったか、あと何回支払えばいいのかわかりにくいし、下手をするといつまでたっても支払いが終わりません。

リボ払いは、広告や支払い明細で「手数料がかかります」と書かれていることが多いですが、この手数料は実際は「利息」です。

「利息を払っていただきます」と書くと「借金感」が増すので、手数料と書いているだけです。

リボ払いを利用するときは、このような言葉のマジックに惑わされず、支払っている金額にどれだけ利息が含まれているのか、しっかり把握するようにしましょう。

自動引き落とし機能の活用

自動引き落としの機能があるなら、返済を忘れないので設定しておくと安心です。

私がビジネスで使っているカードは自動で引き落しされないので、月に2回(15日と30日)、返済する日を決めてその日に支払っています。

私用で使っているカードは、自動引き落としです。

5.現金払いのつもりで管理する

現金を使うようにクレジット・カードの支出を意識して使いすぎを防止しています。

使ったらすぐに記録

先にも書いたように、お金の動きがあったら、デジタルノートに手書きしています。

手書きが非現実的なら、メモアプリや家計簿アプリに記録を残して、「これだけ使ったから、使える残りはあとこれだけ」と把握するといいでしょう。

カード決済専用のお金入れ

クレジットカードの専用口座を作って、毎月の予算を先に入金しておくと、現金を使っている感覚で支出を管理できます。

口座の代わりに、財布、封筒、貯金箱なども使えますね。

6.明細を注意深く見る

カードの明細は、家計管理や支出の見直しに役立ちます。

まめに明細を確認

以前、日本でカードを使っていたとき、利用明細は月に1度、郵便で届きました。

今は、アプリで即座に確認できるので、毎日(もしくは毎週)見ることをおすすめします。

動きがなくても、毎日見ることで、お金の管理に意識が向くし、不正利用やエラーも早期発見できます。

カードの不正利用なんて、自分の身には起きないと思うでしょうが、想像以上によくあることなので、自分だけが安全とは言えません。

私も以前デビット・カードを不正利用されたことがあるし⇒デビットカードを不正利用されて気づいた被害を最小限に食い止める方法。

身に覚えのないクレジット・カードの支出を見つけたこともあります。

不要なサブスクの解約

明細を確認していると、使っていないサブスクリプションや定期購入が見つかることもあります。無駄な出費を減らすために、利用していないサービスは解約しましょう。

サブスク貧乏から抜け出す具体的な方法~手順と考え方。

7.キャッシングはしない

クレジットカードでのキャッシングはしません。

キャッシングしたお金で、化粧品や洋服を買っているなら、即刻やめましょう。

キャッシングは通常のショッピングでの利用よりも金利が高く設定されています。短期間での返済が難しい場合、利子がふくらむリスクがあります。

「どうしてもお金が必要」という緊急のときもあるかもしれませんが、そういうときは、人からお金を借りる(身内なら通常、利子を取りません)、何かを売ってお金を作る、短期のアルバイトをするなど、ほかの手段を使いましょう。

☆クレジット・カード関連記事もどうぞ⇒買いすぎをストップ! クレジットカードの使いすぎから抜け出す最初の一歩。

*****

クレジットカードは便利なツールで、カナダでは、メインの決済手段です。

うまく使えば家計管理や節約に役立ちますが、使い方を誤ると無駄な出費を招き、最悪の場合、借金ができます。

自分の生活スタイルに合ったカードの使い方を心がけて、貯金を増やしてください。





服を箱にしまっている人汚部屋の片付けを完璧主義が邪魔する7つのパターンとその対処法。前のページ

5年放置していたテーブルの上を泣きながら片付けて思ったこと。次のページきれいに片づいたコーヒーテーブル

ピックアップ記事

  1. 新刊「50歳からのミニマリスト宣言!」3月14日発売のお知らせ(現在予約受け付け…
  2. 筆子の新刊『買わない暮らし。』(6月16日発売)著者による内容紹介。現在予約受付…
  3. ムック・8割捨てて二度と散らからない部屋を手に入れる、発売しました。
  4. いつか使うかもしれない、と思うものを本当に使う方法、あるいは見切りをつける方法。…
  5. ムック本・第2弾『8割捨てれば、お金が貯まる』発売のお知らせ:11月15日です。…

関連記事

  1. お札

    お金を貯める

    これ以上言うな!お金が貯まらない人の7つの言い訳

    お金が貯まらない人には共通の特徴があります。「言い訳ばかりして貯金をし…

  2. 貯金箱

    お金を貯める

    50代貯金なし。私がお金をためられない5つの理由

    なぜ私がお金をためられないのか、その理由を5つ考えてみました。理由がわ…

  3. インターネットショッピング

    お金を貯める

    無駄遣いをやめる5つの方法。お金を使わず、頭を使え

    衝動買いや、無駄遣いをやめてお金を貯めるシリーズ。今回は、無駄な買い物…

  4. 家計簿

    お金を貯める

    もうレシートをためない~私のシンプルすぎるかもしれない家計管理法。

    家計管理に関する質問をいただいたのでこの記事で回答します。まず…

  5. ブタの貯金箱。

    お金を貯める

    すぐ始められます。お金を貯められる人になる4つの小さな行動。

    お金を貯めるために今日からできる小さなアクションを4つ紹介します。まず…

  6. お金がない人。

    お金を貯める

    お金を貯めるのが苦手な人が、今度こそ貯金できる人になる5つのステップ。

    貯金しなきゃまずい、と思いつつ、まったく貯金できず、2017年も5月半…

文庫本『それって、必要?』発売中。

「50歳からのミニマリスト宣言!」

ムック:8割り捨てて二度と散らからない

ムック・8割捨てればお金が貯まる

書店かセブンイレブンで買ってね。
8割捨てればお金が貯まる・バナー
ムック本・8割捨てればお金が貯まる、発売のお知らせ

「本当に心地いい部屋」

「買わない暮らし。」売れてます(第7刷)

筆子のムック(第5刷)

筆子の本、『書いて、捨てる!』

更新をメールで受け取る

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

1,829人の購読者に加わりましょう

新しく書いた記事を読む

  1. 引き出しの中の服
  2. パントリーをチェックしている女性
  3. 話がはずむ2人の女性
  4. きれいに片づいたコーヒーテーブル
  5. クレジット・カードで買い物する人
  6. 服を箱にしまっている人
  7. 不用品をソートしている女性
  8. ネットで靴を買う女性
  9. 読書する手元
  10. 母と娘

筆子の本・10刷決定です

オーディオブック(Audible版)も出ました♪ 捨てられない人は要チェック
1週間で8割捨てる技術
⇒筆子の本が出ます!「1週間で8割捨てる技術」本日より予約開始

 

実物の写真つき紹介はこちら⇒「1週間で8割捨てる技術」筆子著、本日発売です(写真あり)

大好評・特集記事

小舟バナー

 

お金を貯める・バナー

 

実家の片付けバナー

 

ファッションバナー

 

フライレディバナー

 

湯シャンバナー

 

ブックレビューバナー

 

TEDバナー

 

歯の治療バナー

今日のおすすめ記事

  1. クローゼットの整理
  2. いりませんという女性
  3. お店でジャケットを選ぶ女性
  4. タンスの上がごちゃごちゃ
  5. ネットショッピング
  6. タンポポ
  7. 蚊
  8. オンラインショッピングしている若い女性
  9. インフルエンザにかかった女性
  10. 小さな女の子

過去記事、たくさんあります♪

PAGE TOP