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もう捨てたほうがいい文房具を紹介します。
文房具は自分で買うだけでなく、あちこちでもらうことが多いもの。
安価で買いやすいし、小さくてかさばらないので、なんとなく取っておくことが多いと思います。
かく言う私も、昔は、使いきれないほど筆記具やノート、カード、レターセットを持っていました。
そうしたものをすべて捨てて思うことは、「使わない分まで持っていても意味がない」ということです。
そんなことをすると、家が倉庫になるだけ。
この記事では、処分するべきときが来ている文房具を5種類紹介します。
しまいっぱなしになっているものを見直し、少し処分して、スッキリとした気分で新学期を迎えましょう。
1. もう使えないもの
最初に見直したいのは、使えない文房具、もしくは使うのが困難なアイテムです。
たとえば、インクが出ないペン、乾いて固まったのり、刃こぼれしたハサミ、切れないカッターなど。こうしたものは、本来の役目を果たせないので、真っ先に捨てましょう。
使おうと思えばまだ使える、そう思う商品も見直してください。
インクは出るけれど、とても薄い水性マーカー、スムーズにインクが出ない、逆にときどきインクがボテっと出てしまうボールペン、黄ばんだ封筒、黒ずんでカチカチになった消しゴム、粘着力がなくなったテープ。
こんなものも私なら処分します。
「最後まで使わないのはもったいない」と思うかもしれません。その気持ちはよくわかります。まさに私がそういうタイプです。
でも、書いているときにストレスがあるなら、無理に使うその時間がもったいないと思います。特に、ほかにも使えるボールペンをたくさん持っている場合は。
最近は、メーカーが使用したボールペンを回収してくれることもあります。「そこそこ、使い切ったな」と満足して、リサイクルに出してください。
2. ずっと使っていないもの
次にチェックしたいのが、長期間使っていない文房具です。
1年以上使っていないもの、存在を忘れていたもの、どこに入っているかさえ思い出せなかったものは、思い切って見直しの対象にしましょう。
昔私はフェリシモで「レターセットの会」や、「スヌーピーの会(スヌーピーのついた文房具が届く会)」に入っていたので、全く手つかずでただしまってあるだけの文具をたくさん所有していました。
どれも、「そのうち使うかもしれない」と思うかもしれませんが、「そのうち」を待っている間に劣化します。今すぐ使う人にあげたり、リサイクルショップに持っていったりするほうが資源を有効活用できます。
ほかにも、かわいいから買ったけど、使うタイミングがない付箋やマスキングテープ、昔は好きだったけど、今はそうでもないデザインのノート、気に入って買ったけど、意外と使いづらい万年筆など、使わないものがたくさんあるかもしれません。
長年使っていないものは、使わない理由があります。この状況は今後も続くので、もうあきらめて手放しましょう。
判断が難しい場合は、「今これを持っていなかったら、わざわざ買い直すか?」と自問してください。
十中八九、買い直さないと思います。今ちゃんと使うものや、今後1年以内に使い切れそうな量まで絞りましょう。
3. 同じものがいくつもあるもの
同じ用途のものがいくつもあるとき、数を減らしてください。
日本では、文房具の新商品がよく出ます。季節に合わせたリリースやコラボ企画が豊富で、まるでファッション業界のようにサイクルが速いのではないでしょうか?
値段が手頃なので、家にあるのに、買い足してしまうことが多いでしょう。
その結果、同じようなボールペンが10本、定規が3本、はさみが4本など、使い切れないほどのためこんでしまうことがあります。
数が増えると、管理が大変です。場所も取るし、必要なときに探し出せません。見つからないので、「なかった気がする」と買い足して、ますます数が増えます。
一度、家中の文房具を全部出して、同じ用途のものをグループにしてみてください。たぶん、必要以上に持っていることに気づくと思います。
もし、黒インクのボールペンが5本あったら、使いやすいものを2本だけ残して、あとは処分しても大丈夫です。
ボールペンは、いろいろなところからもらいますので。
予備のつもりで持っているかもしれませんが、補充は簡単です。
たくさん持っているからといって、生活の質はあがりません。数を絞ったほうが管理しやすく、探し物のストレスも減ります。
4. おまけでもらって放置してあるもの
無料でもらった文房具も、いっしょに見直してください。
たとえば、展示会やイベントでもらったボールペン、企業のロゴが入ったメモ帳、ポケットティッシュにおまけでついてきたミニ定規やキャラクターのシール。
こうしたおまけは、使わずにとりあえず引き出しにしまっているだけではないでしょうか?
というのも、多くの人は、ふだん使うものをもう十分持っているからです。
中には、包装したままのものもあるかもしれません。一見、それは新品です。だから、「もったいない」「何かに使えるかもしれない」と思うでしょう。でも、使いません。
おまけでもらう文房具の多くは、製造コストが安いものが多いです。書き心地がよくない、紙質が悪い、サイズやデザインが中途半端などの理由で、実用には向きません。
おまけは、「もらった時点で役目を終えた」と考えてください。
私たちは、そのおまけを欲しくてもらいたいのではなく、「ただでもらえた!」「得した!」という喜びを感じたいからもらっているだけです。
5. 思い出のあるもの
思い出の品として、使わない文房具を取ってあることもあります。
たとえば、大昔、テーマパークや水族館で買ったお土産の文具。昔好きだったキャラクターがついているので、とても大事な気がします。
受験や資格試験で使ったシャープペンや消しゴムには、勉強をがんばった記憶が宿っています。
このような文房具は、ただの文房具ではなく、あなたの人生の一部になっているかもしれません。
でも、ほかの思い出品と同じで、数が多すぎると、今の生活がしづらくなります。
思い出を大事にしたいなら、しまい込むのではなく、活用するか、写真に撮って記録だけ残し、現物は手放すのはどうでしょうか?
「思い出があるから大事だ」と思っているものの多くは、「もったいない」「高かったから」「特別な人にもらったから」といった感情のせいで執着していることがあります。
こうした感情を冷静に見ていくと、気持ちを整理して手放しやすくなります。
ものに感情移入しすぎる5つの理由~ものと少し距離を取るすすめ。
思い出深い文房具を今後も持ち続ける結果、自分の暮らしが豊かになるかどうか、冷静に考えてください。
思い出品を手放しても、人とのつながりや出来事はなくなりません。
おわりに:文房具を減らすときに迷ったら
もう捨てたほうがいい文房具を5種類紹介しました。
捨てるかどうか迷ったら、今使っているか、これから使うか、今の自分の生活を軸にして判断してください。
私も過去、たくさん文房具を持っていたので、自分が必ず使い切れると思う量だけ残して、あとは寄付センターに持っていきました。
大量に文房具を断捨離したあと、筆記具は手持ちのものを使い切る方針へ
処分とは、いきなりゴミ箱に捨てることではありません。使ってくれる人に譲ったり、学校や施設などに寄付したりする方法もあります。
文房具は実用品。役目を終えたもの、今後、出番のないものには、思い切って手放して、空間や気持ちの余裕を手に入れましょう
机周りや引き出しがスッキリすると、家事や勉強がはかどります。