もう着ない服

ミニマルな日常

「いつか着る」はもうやめた~服を手放した3人の声

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着ないけれど、なかなか捨てられなかった服を、ついに手放せた。

今回は、そんな読者3人の体験を紹介します。

しまいこんだワンピース、思い出のパーカー、着る予定のない喪服──どれも、すぐには捨てられない理由がありました。

けれど、自分なりに納得の仕方を見つけて、ようやく手放したとき、気持ちにも変化があったそうです。

服を減らしたいけど、なかなかできない。そんな方の背中を押してくれるお便りです。

まず、みどりのハンガーさんのお便りをシェアします。

着ないままだったワンピースにさよなら

こんにちは、筆子さん。

いつも楽しくブログを拝見しています。40代の会社員です。

最近、少しだけクローゼットの整理をしました。

もったいないなぁと思いながらもずっと着ていなかったワンピース。タグが付いたまま4年。ちょっと前に流行っていたデザインで、いざ着ようとしたら、肩が少しきつくなっていました(笑)。

最近スマホの写真も整理していて、昔の自撮りを見たら、肌つやが今よりずっとよかったんです。まあ、若かったから当然ですよね。

そんなこともあって、今の自分に合わないものは、ちゃんと手放す気になりました。

サイズアウトした服や、気分がのらない色や柄の服も一緒に整理して、すっきりしました。

今は、洗濯後にハンガーにかけるとき、着ていて気持ちいいと思える服だけになりました。ちょっとしたことですが、自分の軸がはっきりしてきたように感じています。

たくさんの服を持っていても、実際に着ているのはほんの一部なんですよね。

筆子さんのブログに出会っていなければ、まだまだ持ってる安心感にしがみついていたと思います。

これからも更新楽しみにしています!





みどりのハンガーさん、はじめまして。お便りありがとうございます。

お気に入りだけど全然着ていない服を捨てたんですね。

どれだけお気に入りでも、実際には着ない服って出てきますよね。

着るのに手間がかかったり、人が着ている姿が気に入って買ったものだったり。

素敵すぎて、着るのに勇気がいる服もあるかもしれません。

それに、持っている数が多いと、いくらお気に入りでも、なかなか出番がないものです。

今回、ちゃんと着る服だけを残したのはとてもよかったです。ハンガーも喜んでいるかもしれませんね。

これからも、手持ちの服を活用する暮らしを楽しんでください。

みどりのハンガーさん、どうぞお元気でお暮らしください。

次は、エリカさんのお便りです。

着ない服はウエスにした

こんにちは。最近ようやく、手放せなかった服と向き合うことができました。

ほとんど新品だけどものすごい古い服や着心地が微妙だった服がたくさんありました。以前の私なら、タンスの奥にしまい込んで見ないふりをしていたと思います。

でも今回、思い切って何枚かウエスにしてみました。

最初は、布を切るのに少しためらったけれど、切っているうちに不思議と気持ちが軽くなって、値段やブランドにこだわっていた自分の気持ちも手放している気になりました。

そして、案外私は、服を買えていた時期があったと感じました。あの頃、自分ではお金がないと思っていたので。

切った布で蛇口を拭いたら、思った以上に気持ちがよかったです。それ以来、家の中で「何か拭くものないかな」と探すくらい、ウエス生活を楽しんでいます。

それと、昔、好きなアーティストのライブの会場で買った記念のロゴ入りパーカーも、手放すことにしました。

当時は特別な思い出があって、これは一生の宝物として取っておこうと思っていたのですが、もう着る機会はなさそうです。

「またライブがあったら着ようかな」とも考えましたが、その「また」が来るかどうかもわからない。もし来たとしても、何年も前のパーカーを着るかどうか?

メルカリにもいくつか出品中ですが、正直、なかなか売れません。

誰も着ない高い服がいっぱいあるので、ちょっと情けないような気もします。でも、買った自分を責めるより、学びがあったと思うようにしています。

今は、少しずつ前に進んでいる気がします。

ウエスでちょこちょこ拭き掃除をするのが、最近のささやかな楽しみです。

エリカさん、こんにちは。お便りありがとうございます。

着ない服をウエスにしたんですね。

ハサミを入れるのは勇気がいったと思いますが、少なくとも、自分でその服を最後まで使うことができるので、そのまま眠らせておくよりはいい選択だと思います。

思い出やもったいなさのせいで放置していた服を自分の手で切って使うのは、過去の自分と向き合う行為ですよね。

記念のパーカーを手放す決断も、潔いと思います。今の暮らしと、気持ちの軽さを優先したほうが結果的に暮らしの質があがります。

メルカリに出品した服は、思ったより売れないんですね。

メルカリの累計出品数は2024年9月時点で40億品を突破していて、その中でもアパレルは主要カテゴリーだそうです。

ノーブランドや知名度のないブランドの服は売れなくて当然かもしれません。

私はメリカリでものを売ったことがないので、いいアドバイスができませんが、タイミングを見計らい(季節ものを出品する)、写真や説明を魅力的にするといいかもしれません。

エリカさんは、「学びがあった」と受け止めていて素晴らしいです。

これからも、マイペースで断捨離してください。

どうぞお元気でお過ごしください。

ウエスの作り方と使い方~拭き掃除だけが好きな主婦のおすすめの掃除道具

最後は、しばさんのお便りです。

喪服を手放して、気持ちに区切りをつけた

筆子さん、こんにちは。

20年ちょっと前に嫁入り道具として持たされた、家紋入りの喪服(着物)を捨てました。

10年ほど前の義父の葬儀で1回着ただけです。

着付けは自分でできないですし、着た後にクリーニングに出したら、金額も結構して驚いたのを覚えています。

もし、親の葬儀があったとしたら着るか?と考えてみました。荷物になるし疲れそう。

義父の葬儀の時は着付けができる親戚の方がいたのでお願いできましたが、美容院を予約してまで着るか?そこまでする気力体力はないと思います。

しばらく前に母から、「着物だけは自分が亡くなってから捨てて」と言われました。正直、自分で始末して欲しいと思ってしまいました。

実家は断捨離してスッキリしていますが、どうも着物には思い入れがあるようです。

子どもたちにはそういうことをさせたくないと思ったのもあり、着物は喪服だけでしたがついに捨てました。

長らく見て見ぬふりをしてしまいましたが、片を付けられて良かったです。これからもブログを楽しみにしています。

しばさん、こんにちは。いつもお便りありがとうございます。

嫁入り道具の着物を捨てたのですね。

私は着物を着ないのでよく知りませんが、喪服の着物は季節によって、違うものを着るんですね。

小物もあるし、そういうのを揃えているとものが増えるでしょうね。

着物を捨てた話は、ほかの読者からも何度かお便りをいただきましたが、着物は一点もので、文化的な価値が感じられるし、受け継ぐものという意識があるから、捨てにくいようです。

でも、その分、「捨てたいのに捨てられない」という気持ちにさいなまされるアイテムかもしれません。

スペースや気持ちに余裕があれば持っていてもいいだろうし、逆に気持ちの負担が大きいなら捨てたほうがいいでしょう。

では、しばさん、これからもシンプルライフを楽しんでください。

またのお便りお待ちしています。どうぞ、お元気で。

着物の処分に迷ったら読んでほしい読者のリアルな体験。

いらない着物、どうしてる? 読者のリアルな処分体験談を紹介します。

相続した着物を自分で着てみることにした:読者の体験談。

****

洋服や着物を捨てた読者のお便りを紹介しました。

今、服が安いですし、女性はどうしても服をたくさん持ってしまうでしょうね。

一気にすべてを捨てる必要はありませんが、少しずつ自分が着る服で構成されているワードローブにするといいと思います。

使わないものを持っているのはあまり意味がありませんので。

それでは、あなたも、近況や感想、質問など、お気軽にお寄せください。

こちらからどうぞ⇒お問い合わせフォーム | 筆子ジャーナル

お待ちしています。

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