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過去の失敗を引きずって、前に進めない。そんな経験はありませんか?
仕事に追われてプライベートの時間がないと感じている方もいるかもしれません。
今回は、そんな悩みを抱えるあなたに、気持ちを整え、シンプルで豊かな生活を送るのに役立つ心の持ち方を紹介します。
シンプルライフに役立つ心の持ち方
先週は
1.自分を知る
2.執着を見つけて手放す
3.マインドフルネス
以上3つを提案しました。
ストレスを減らす~暮らしをシンプルにするための心の持ち方(その1)
今回は
4.過去の失敗にこだわらない
5.バランスを大事にする
6.マイペース
この3つについて詳しく解説します。
4.過去の失敗にこだわらない
失敗や嫌なできごとを引きずるのをやめます。引きずらない方法を自分なりに見つけておいてください。
その日、起こったこと(事実)はもはや変えることができないので、「ああだったらよかったのに」「こうすればよかったのに」と、いつまでもうじうじしているとストレスがたまり、自分のためになりません。
うじうじする代わりに次のどちらかの行動を選択しましょう。
1)気持ちを切り替えて次に行く
2)起きたできごとから人生の学びを引き出す
30秒シフト
私は、30秒たったら、気持ちをシフトさせる「30秒シフト」をすることが多いです。
何か嫌なことや、違和感があること、失敗したことがあって気持ちがふさいだら、アラーム時計の秒針が30秒たつのをぼーっと見て、30秒たったら、「30秒たった、シフトしよう」と口に出し、そのことはもう考えないようにします。
30秒が短いと思うなら、1分でもいいでしょう。
1分たっても気持ちが切り替えられないときは、気がすむまで、秒針を見つめればいいのです。このように1つのものにずっと意識を向けるのはある種の瞑想です。
私のアラーム時計の秒針はスムーズに回転し続けるので、見ていると気持ちが落ち着きます。
再発防止法を考える
起きたできごとから学びを得るのもいい方法です。
「人生の学び」と書くとだいそれたことに聞こえますが、「再発防止法」と言い換えることもできます。
最近、私は食器を割りましたが、この事件を再発させないためにはどうしたらいいか具体的に考えました。
食器を割った話はnoteに書いています⇒2024年の7月のできごと~筆子の写真日記。|筆子|ブロガー
そして
1)食器を割れないものに変える
2)食器に落としたものが落ちて来ない体制にする
この2つを思いつき、実行に移しました。その結果、今のところ、まだ割れ物は発生していません。
再発防止法を考え、実践に移し、それがうまく機能していると感じることは、意外と達成感を得られる活動です。
人間にはイマジネーションの力があるので、失敗などの嫌なことからも、セルフイメージをよくする活動を引き出せるのです。
5.バランスを大事にする
あまり極端な行動をせず、バランスを大事にするとシンプルに暮らせます。
極端な行動とは、たとえば、仕事に没頭しすぎてプライベートを犠牲にする、あるいは、逆に何もせずだらだらと過ごす、といったようなこと。
このような極端な状態は、心身に大きな負担をかけ、結果的に生活を複雑にします。
明確にシンプルライフを目指していても、バランスをくずす人はいます。
たとえば、所有している物の数にこだわって、できるだけ減らすことが重要な命題になるケース。
これは断捨離している人が陥りがちなワナです。
もっと楽に生きるために断捨離を始めたはずなのに、いつのまにか、物の数を減らすことが至上命令になり、「減らせばいい、それが正解だ」と思ってしまうのです。
「所持品が100個/200個/300個になれば、自分はもう大丈夫、人生はバラ色だ」と思っている人はいないでしょう。
しかし、ふだんの行動を振り返ると、物を増やすことを極端に恐れたり、買い物の決断ができなくなったりしていることがあるのではないでしょうか?
たとえば、こんな場合です⇒物の置き場所が決まらず部屋がカオスです。どうしたらいいですか?
洋服を減らすことにすごくこだわってしまったり、減らないことに苛立ちを感じることもあるかもしれません。
私たちは、数字のような明確でわかりやすい基準を目標にすることが好きです。
貯金についても、数値目標を定めることが多いですよね?
数字を基準にするのは、数値目標を達成すれば、成功だと思えるからです。
これは、私たちの「どんなこともコントロールしたい」という気持ちの表れです。
しかし暮らしや人生のよさは数字で表せるほど単純ではありません。
1000個捨てのように、捨て活のひとつの企画として数値目標を設定するのはいい方法です。
ですが、所持品の数を人生の目標に定めるのは危険なのでやらないでください。
この話、何度も書いていますが、ついついやってしまうので、ときどき自分で振り返ってくださいね。
6.マイペース
シンプルに暮らしたいなら、マイペースを維持することが重要です。
というのも、シンプルライフは、現代社会が私たちに求める「速さ」や「効率性」とは異なる、穏やかで自分らしい生き方だと思うから。
社会のペースに合わせているとシンプルに暮らすのが難しくなります。
現代社会は、膨大な情報と選択肢にあふれています。
SNSでは他人の幸せそうな様子が日々更新され、私たちはついつい人の生活と自分を比べてしまい、焦りや不安を感じます。
これは、他人のペースに巻き込まれている状態です。
実は、他人のペースに影響されながら生きるほうが簡単です。
何も考えなくていいし、次々とやってくる刺激に、場当たり的に反応すればいいだけですから。
マイペースを保つためには、自分と向き合うことが必要なので、人によってはめんどくさくてしんどい作業が待っています。
しかし、周りの目を気にせず、自分のペースで物事を進めていくほうが、ストレスがありません。
マイペースで暮らすコツ
自分のペースを維持するために、以下の3つをお試しください。
・人と比較しない
SNSや雑誌で見た誰かと自分の生活を比較するのは極力やめましょう。
どうしても比較してしまう人は、30日間チャレンジで、そういう情報は全部シャットアウトする1ヶ月を過ごしてみてください。
かなり気持ちが変わると思います。
・自分の感情の動きに敏感になる
生活していると、不快感や違和感を感じたり、いらっと来ることがあります。逆に心地よいことや楽しいこともあります。
毎晩、日記を書きながら、自分の感情を振り返り、心地よかったことや、違和感を感じたことについて考えてください。
感情を押し殺すことがくせになっている人は、何が楽しくて、何が嫌なのかすらわからなくなっていることがあります。
これは、ゴミのような思考の下のほうで、本来の感性が埋もれているからです。
今まで、気持ちを押し殺したり、自分を納得させるために、あれこれもっともらしい理屈を考えてきました。そういう思考は、本来の自分の気持ちを出す邪魔をしているゴミ思考です。
ゴミ思考を掃除しながら、自分の感情と向き合ってください。
・好きなことをする
別にやる必要はないけれど、これが好きだ。そんな好きなことをする時間を1日15分は持ってください。
好きなことは、やっていてすごく楽しいこと、お金をもらえなくてもいくらでもやれることです。
読書やガーデニング、クリエイティブライティング、サッカーといった名前のついていない活動でもかまいません。
やっているとリラックスできること、自分らしくいられること、自由を感じられることなど。
人によっては好きなことがわからない場合もあるでしょう。
そんなときは、日々の生活で、「ああ、これ好きかも」と思ったことやその瞬間をメモしておくといいでしょう。
たとえば、私は、ブログの記事を1本書き上げると、Google Keepに書いている「今日のメニュー」の横に「終了」と書いたり、チェックマークを入れたりするのが好きです。
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暮らしをシンプルにする心の持ち方を紹介しました。
結局のところ、シンプルな暮らしをしたいなら、外側を整えることより、内面を整えることのほうが大切です。
過去の失敗にこだわらず、バランスを保ち、そしてマイペースでいること。
それは、自分自身と向き合い、本当に大切なものを見つける旅のようなものです。この旅をぜひ楽しんでくださいね。