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ガラクタを処分したら、とても暮らしが充実したと教えてくれた読者2人のメールを紹介します。
内容:
・断捨離してずっとやりたかった一人暮らしを始めた話
・物置部屋に放置していた本箱を救済した話
まずめぐみさんのお便りです。小見出しは私が入れました。
念願の一人暮らしを開始した
件名:ありがとうございました!
はじめまして。
都内在住の会社員、めぐみと言います。
2019年が終わる前に、筆子さんにお礼をお伝えしたくメッセージを送りました。
たくさん物を持っていた
私は歴代の趣味のグッズやCD、書籍類、その他にも雑貨類など、沢山物を買ってしまい、捨てるという発想はなく、部屋に物を溜め込んでいました。
去年辺りから、趣味も落ち着きはじめ、物に埋もれている生活に気づき、断捨離を調べ始めてこちらのブログにたどり着きました。
断捨離以外にも、メンタル面で気持ちを穏やかに保てるようになるアドバイスなどが沢山あり、毎日ブログを楽しみにしております。
これまでも何度か片付けをしていましたが、今回断捨離を始めて、こんなに使わない溜めるだけの物を持っていたのか!と言うことに愕然としながら、春頃から徐々に物を減らして来ました。
一人暮らしを開始した
その結果…でしょうか、今までは物も多く必要という考えや、趣味に使うお金が減らせないからと、40才手前にして実家から出られず一人暮らしに憧れておりましたが、
少ない物でも暮らせる=部屋が狭くても大丈夫、必要以上に色んな趣味の場所に顔を出さなくても大丈夫かも?と思えるようになり、
ずっとやりたいと思いながらもできなかった一人暮らしを突然始めることが出来ました。
いざ、一人暮らしをしようと思うと、初期費用が予想以上にかかり、やはり厳しいかと挫けそうになった時に、忘れていた貯金があるという通知が届き、予想外に初期費用をまかなう事ができました。
物すごいタイミングだったので、これも断捨離効果かな?ととても驚いております。
他にも、保存されていたテレフォンカードや金券類を取っておかずに換金したり、そして何故か出てくる現金もあり、思い切って断捨離をはじめて良かったと思ってます。
仕事への取り組み方も変わった
実家の全体も母と一通りチェックし(母は私以上のタメコミアンです…)、私としては捨てても良さそうでも母がもったいない!と言うものは取っておいてますが、少しずつは家中の物も減らすことができました。
仕事面でも、夏すぎから突然他の仕事を担当しなければならなくなり、イライラすることが多かったのですが、イライラしてもしょうがないんだと気持ちを切り替えて取組む事ができ、なんとか今年の仕事も無事に納められ、年末年始のお休みに入りました。
片付けのことも、気持ちの持ち方についても、ブログの的確なアドバイスに気付かされる事がとても多かったです。
本当にありがとうございました。
来年からももっとすっきりとした生活を目指して断捨離に取り組んで行きたいと思います。
さきほど、保存されていた記念硬貨を銀行で換金して来ました。
年内にやりたかった事が一つ達成出来て、またすっきりしました。
お伝えしたい事が沢山あり、長くなってしまいまして申し訳ございません。
まだまだ筆子さんのおかげで…と思う事があるので、また整理がついたらメッセージさせていただきたいと思っております。
それでは。カナダは日本よりも更に寒いですし、お体にお気をつけて素敵な新年をお迎えください。
本当にありがとうございました。
めぐみさん、はじめまして。メールありがとうございます。
一人暮らしを始めることができてよかったです。
このブログが少しでもお役にたてたなら、とてもうれしく思います。
ためる一方だった物を捨てはじめて、使わずに放置していた物がたくさんあることに驚く人は多いですね。
私は、まめに捨てているほうですが、それでも、「あれ、こんなのあったんだ」と気づくことがあります。
しまいこむと忘れてしまうので、時々は片付けたほうがいいですね。
それでは、めぐみさんも、お元気で、楽しい1年をお過ごしください。
次は、Ochikochi(オチコチ)さんのお便りです。こちらも小見出しは私が入れました。
今年一番うれしかったこと
件名:大切なものを取り戻しました。
はじめてお便りします。
今年の5月くらいに筆子さんのブログにたどり着き、以来毎日欠かさず読んでいます。
よい習慣を身につけることができた
今年は筆子さんのおかげで、本当に自分でもびっくりするような、進歩的な日々を送ることが出来ました。
何をやっても三日坊主どころか一日坊主だった私ですが、30日間チャレンジで、玄関掃除やラジオ体操など良い習慣を身に付ける事が出来ました。
今日も、TED記事を読んで、さっそく自分の呼吸に集中する、というところだけやってみました。
自信がなかったので5分だけやってみたら、すごく気持ちが良くて、もう5分追加してしまいました。明日は15分やってみようと思います。
筆子さんの『やってみて、ダメだったらもとにもどせばいいのですから』という言葉が、新しいことを始めるハードルをぐっと下げてくれましたから、
今は本当に気軽に、新しいことにチャレンジ出来ています。そして不思議なことに、ダメだったためしはなく、どれも習慣として無理なく身に付いてしまいました。
放置していた古い本箱を使い始めた
さて、今日は、筆子さんにぜひともお伝えしたいことがあって、メールをしたのです。今年の一番うれしい事です。
それは、実家に置きっぱなしにしてあった、古い本箱を救出したという話です。
筆子さんのブログには、古いものを思い切って捨てる記事がたくさん出て来ますから、これだけだと何だか逆行しているように見えるかもしれません。
それは祖父が大切にしていた、高さ80センチほどの、ガラス扉がついた小さなキャビネット状の本箱です。
戦前のものでしょうが、子供の頃から私はそれが大好きでした。扉も引き出しもくるいがなく、とても丈夫なものです。
実家の自室は私が結婚してから物置状態で、私は大好きなその本箱のことを気にかけながらも、ずるずると何年もほったらかしでいました。
今年の夏、古書のイベントに参加するため、その本箱をどうしても使いたいと思い、意を決してガラクタの詰まった実家の部屋に足を踏み入れ、一番奥の壁にへばりついていた本箱を取り出しました。
私はその本箱にたどり着くまでに、どれだけ大変な思いをしてガラクタの山をかき分けて行かなくてはならないかとものすごく憂うつでしたが、意外なことに、少し片づけて手をのばしたらすぐ取り出せてしまったのです。
自分と向き合うことにした
私はその時実感しました。『あの本箱を取り出すのは大変だ、ちょっと片づけたくらいでは手が届きそうにない』と、私が決めつけていたのだなと。
本箱への距離感は、私自身が作り出していたのだと分かって、あぜんとしました。
私はこれからはその本箱を大切にしようと思いました。
何年も何年も、湿気とホコリだらけの劣悪な部屋に置き去りにされていた本箱がなんだか自分みたいに思えました。
私は今まで本当に自分とまじめに向き合い、自分がどうしたいのか、何を大切にして生きるべきなのかを真剣に考えたことがあったろうかと思いました。
私は『自分と向き合う』という言葉にはじめはとても抵抗を感じていました。そんな面倒なこと、私はごめんだ、と思っていました。
だから、ガラクタの処分もずっと先延ばしにして来たのですよね。
本箱を救出した時、そう思いました。
本箱を大事にする日々
その本箱は今住んでいる私の家にあります。中には本当に大切な、ほんの少しのものだけを入れています。
本もずい分処分して、本当に大切な本だけを入れてあります。その本箱の前に座っていると、とても心が落ち着くのです。
将来は身の回り品はこの小さな本箱一つに納まるようになりたいなとも思います。
いずれはこの本箱自体ともお別れする日が来るでしょうが・・・。
今年は秋に母が亡くなり、あわただしく過ぎてしまいました。
来年は、実家をはじめ、今の家もどんどん片づけようと思っています。
筆子さんのブログに助けていただきながら、あせらず止まらずがんばります。
長文たいへん申し訳ありません。
それでは筆子さん、お体を大切に、よい年をお迎えください。
Ochikochiさん、メールありがとうございます。
ご実家の自室の片付けができてよかったですね。
いまは、大好きな本箱を大事にする毎日だそうで、私もうれしいです。
さらに、新しい習慣も身につけられて、こちらもよかったです。
自分と向き合うのはめんどくさいと思っていたのですね。ですが、自分を大事にできない人は、ほかの人も大事にできませんよね。
やってみるとそんなにめんどくさいことでもありません。
自分と向き合う話⇒自分と向き合いたいのに逃げてしまいます。どうしたらいいですか?←質問の回答。
Ochikochiさんも、どうぞお元気で、今年も充実した毎日を送ってください。
マット・カッツに学ぶ30日間で人生を変える方法~30日間チャレンジのススメ(TED)
呼吸に意識を向ける話⇒落ち着いて、注意を向けて、ありがとうと言う、その方法(TED)
大事な物を大事にするために
部屋の片付けをしたら、お金や金券が出てきたという話、ひじょうによく聞きます。
物が多いと、どこかにまぎれこんでも気づかないのです。
CNNで聞いたのですが、ある人が、亡くなった親族の部屋にあった大量の物をそっくりそのまま寄付センターに寄付したら、アルミホイルの包みがあり、なかに大金が入っていたそうです。
10万や20万ではなく、もっと高額のお金です(だからニュースになりました)。
仕分けをした人が見つけて、上司に連絡し、このお金は寄付した人の手元に戻りました。
これは極端な例ですが、物が多すぎると、大事なものもそうでないものも、一緒くたになり、わけがわからなくなります。
だから、時々は片付けたほうがいいですね。特に引っ越しをするチャンスのない方は。
確かに、私は、古い物を捨てろとよく書いていますが、大事な物まで捨てろとは言っていません。
本当に大事なもの(自分自身を含めて)を大事にするために、どうでもいい物は捨てろとお伝えしているつもりです。
そうしないと、先に書いたように、すべての物がガラクタになってしまいます。
断捨離や片付けなんてせず、たくさんある物を、使っていない部屋や、押入れに、そのままなんとなく入れておいたほうが、楽だと思うかもしれません。
実際は、使っていない物や、「あったら便利かも」と思う程度の物は、思いきって捨てて、本当に大事にしたい物を厳選して持ったほうが充実した生活になります。
そのように心がけるだけで、もっと毎日が楽しくなります。
よかったら、一度、所持品を見直してください。
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いつも、たくさんのお便りありがとうございます。
今年はもう少しまめにお便りを紹介しますので、あなたも何か言いたいことなどありましたら、お気軽にお寄せください。
それでは、次回のお便り紹介コーナーをお楽しみに。