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物を持ちすぎずに暮らしている読者のお便り紹介。2月から3月にいただいたものから2通選びました。
内容:
・やりすぎないことを心かげています
・ミニマリストですが、最近、老後がちょっと心配です
まず、ゆずっこさんのお便りです。
何もないから心に余裕がある
筆子さんのブログや本を読み続けて2年ほどになります。
今回は初めての投稿となり、自分なりに大きな一歩だと思ってます。
モーニングページを書く前の気持ち
今朝、およそ1ヶ月前から始めたモーニングページを書いてて、自分なりにとても腑に落ちた”答えが出た”ような思いがあり、読者の方にも少し参考になればとメッセージを送りました。
今日、ちょうどモーニングページの3冊目の最初の1ページ目でした。
何も書かれていない真っ白なノートを見つめて思ったのが、何事も何もない状態ってフレッシュな気分を感じるし、スッキリ感や期待感であふれてました。
仕事や普段の生活でも同じで、心の中やその環境がスッキリしている状態で何かを始める時ってワクワクします。
でも仕事で例えると、どんどんその仕事が進む中で、やらなければいけないことが積み上がったり、いろんなことが発生してごちゃごちゃしてきてしまうと、焦って、余裕がなくなってしまいます。
テトリスにたとえてみると
唐突ですが、この状態って有名なゲームのテトリスにすごく似てるなって思いました。
テトリスのゲームをスタートした瞬間に、やばい負ける! とか焦る気持ちって生まれないですよね? さぁやるぞとか、最初にどんなブロックが来るかなぁとか、期待感があります。
でもブロックがうまくはまらずに、どんどん積み上がってきて、あと2、3個ブロックが来たらGAME OVER!って状態って期待感もないし、余裕を持つなんてとてもできないですよね?(熟練者でない限り)
もう無理、もう辞めたい、逃げたいって思う人がほとんどの人の傾向だと思います。
シンプルな状態を心がけている
自分は比較的、物事が複雑化するとストレスが溜まってしまい、時にはパニック状態になってしまうこともあります。
だからこそ、ミニマリストではないですが、仕事も生活する環境もできる限りシンプルで、余裕のある状態にしておくように心がけてます。
クローゼットなども半分ぐらい余裕があると、次のシーズンはどんな服を着ようかな、とか、今持っているもので今年も楽しもうかなとか、新しいものに挑戦してみて循環させようとか、いろんな選択肢を思い付きます。
テトリスと同じように、まだまだブロックを自分でなんとかできる状態にしておけば、心の余裕が出てきます。
やりすぎない
そのために最近、心がけていることは必要以上に(自分が疲れ果てない程度)やりすぎないこと、これ以上やったら嫌だなという記憶が残ってしまうって思ったら一旦投げ出すようにしてます。
そして、また気持ちの余裕が出てきた時にフルパワーで再開するようにしてます。
もちろん仕事や生活において、締め切りが近かったり、これをやらないと周りに迷惑がかかってしまうとか、いろんな重圧が乗りかかることもあって、その状態で投げ出してしまうと自分を責めてしまったり、周りからの印象を気にしてしまい嫌な気持ちになってしまうので本末転倒。
だからやるべきことはしっかりやる、そのために普段から心の中と環境を整えておいて、一つ一つの物事に対して、余裕を持って前向きに楽しめる状況を生み出すのも自分の責任だと思ってます。
自分の理想とする姿は、物事に対して、余裕があっていつでも前向きな姿勢でいられること。
言うは易しだし、きれいごとに聞こえるかもしれないけど、目指すのは自分だし、それを実現させるために道しるべを見つけるのも自分次第。
日々、いろんなことが巻き起こって、気持ちが安定しないことも多々あるけれども、モーニングページを続けることで、嫌な思いを排出することができたり、目指すべき方向が定まった気がしてます。
かなりの長文になってしまい、まとまりもありませんが、自分への活力と、少しでも他の読者さん達に響けばと思ってます。
ゆずっこさん、こんにちは。お便りありがとうございます。
いつも、ブログや本を読んでいただき、うれしいです。
余裕を持つコツ
余裕があり、前向きな姿勢をめざすのはべつにきれいごとではありませんよ。
十分可能なことです。
一瞬焦っても、深呼吸をして態勢を整えればいいし、悲観的になったら、モーニングページなどを書いて、気持ちを落ち着かせることができますので。
「まずい!」「だめだ!」と思うのはほんの一瞬だと思います。
その後どんな心持ちでいるかは、自分で決められます。
モーニングページは、ざわざわとした気持ちを落ち着かせてくれるので、ぜひ、これからも続けてください。
確かに、物やタスクを詰め込みすぎないと、日常生活に余裕が生まれますよね。
それは、部屋にも自分にもキャパシティ(請け負える量)があるからです。
自分のキャパシティを無視して、あれこれ欲張ると、結局、自分がしんどいだけです。
ところで、仕事がたまってあせる状態って、テトリスのゲーム中の心理に似ていますか?
テトリスは、ゲームが苦手な私にもできる唯一のゲームですが、最後にやったのは、もう20年以上前です(まだ日本にいたとき)。
私はそこまで必死にゲームをしないので、テトリスをプレイしていて、焦ったことはありません。
気づいたら、ゲームが終わっていた、という感じです。
テトリスは、上から落ちてきたものをどこに置くかで、ブロックが積みかさなっていくか、きれいにクリアできるかが決まります。
まとめてブロックが消えたときは、気持ちいいですよね。
残念ながら、自分の心や部屋では、決してそういうことは起きないので、入れすぎないようにするしかありません。
そういう意味で、ゆずっこさんの実践している「やりすぎないこと」はとてもいいと思います。
それでは、ゆずっこさん、これからもお元気でお暮らしください。
一番最近書いたモーニングページの記事?⇒モーニングページに無理に前向きなことを書かなくてもいい。 関連記事へのリンクもたくさん入れています。
次は、Mさんのお便りです。
老後が心配になってきた
件名:初めまして
私はフランス在住51歳、見習いミニマリスト、13歳の娘と賃貸2人暮らしなのに貯金なしのその日暮らしです(笑)。
フランスは国の援助が日本より受けやすいのと、義実家も実家も幸い健在なので何とかやってます。
周りはみんな家も車も持っていて、焦る気持ちも時々は湧いてくるし娘に文句も言われるのですが、かといって体に鞭打ってまで、、、とは思えず。
お金に執着がないのでしょうねぇ(笑)。
とはいっても最近さすがにこのままでは老後どうなるんだろう、、、という気持ちが芽生えてきたので、これから読ませてもらって参考にさせてもらいます!
ありがとうございます。
Mさん、こんにちは。
ブログにお越しいただき、ありがとうございます。
周りの人と自分を比べないほうがいいですよ。意味ないですから。エネルギーの無駄遣いです。
それに、家や車があったって、幸せとは言えません。
Mさんは、ミニマリストだからおわかりだと思いますが、物を持っていると管理の手間と失う恐怖が生まれるので、気苦労が増えます。
ところで、今、貯金、全然ないんですか?
万が一のときのための、緊急用のお金は作っておいたほうがいいと思います。少額でいいので、毎月、貯金することをおすすめします。
貯金も買い物と同じで、生活習慣の1つですから、そういう習慣を作ってしまえばいいのです。
ところで、Mさんの娘さんは13歳なのですね。私が51歳のとき、やはり貯金が全然なくて、娘は12歳でした(娘は私より39歳年下)。
私も貯金がなかった話⇒50代貯金なし。私がお金をためられない5つの理由
その数年後、インターネットで、人生を好転させて成功させる方法みたいな記事を聞いたか読んだかしました。
それは、貯金を全部はたいて、やりたいことに突き進め、という内容でした。
その話を娘にしたら、「それ、やらないでね」と言われました。
まあ、はたくほど貯金はなかったのでしませんでしたが。
そんなわけで、50歳のときは貯金がなかったのですが、50代のあいだにいろいろなことがあって、娘も成長して自分でお金を稼ぐようになったので、だいぶ状況が変わりました。
今の状態がずっと続くことはありえないので、Mさんも、希望をもってお暮らしください。
人や生活は変わる話⇒人は変わり続ける。未来の自分に対する心理:ダン・ギルバート(TED)
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2回めの告知です。エッセオンラインに新しい記事が掲載されました。
⇒60代ミニマリストが伝えたい、節約にもなる食品の買い方のコツ6つ | ESSEonline(エッセ オンライン)
そういえば、エッセオンラインに、50代のうちにやっておいてよかったことを書いているので、Mさん、よかったら参考にしてください。
⇒60代、シンプルに暮らす中で実感。「50代でやってよかった」こと5つ | ESSEonline(エッセ オンライン)
ですが、こういうのは、結果論(後からしたこじつけ)なので、狙ってできるものでもないですよね。
それでは、あなたも感想や質問などありましたら、お気軽にメールください。お待ちしています。