料理する女性

ミニマルな日常

年末だからもう手放す。今年中に捨ててしまうもの(後編)

ページに広告が含まれることがあります。

 

新しい年を迎える前に捨てたほうがいい物の紹介、後編です。

前編では、

1.今年も捨てなかった物

2.最近つきつつある悪い習慣

を捨てることをおすすめしました。

後編は

3.無理やりやっている年末年始の慣習

4.使い切れそうにない物

5.よけいな心配

この3つです。

3.無理やりやっている年末年始の慣習

年末年始は、毎年やっている恒例の行事がたくさんあります。

年賀状の交換、お歳暮、おせち料理作り、福袋の購入など。家庭によっていろいろあるでしょう。

こうした習慣の中から、いやいや、やっていることを1つはずします。

行事や儀式は必ずしも悪いものではありません。

日常生活にリズムを作ってくれるし、「ああ、今年もまた1年終わったのだ」と、安心感をもたらすし、先祖から受け継いだ儀式をやりながら、改まった気分になることができます。

だから、全部、捨てろとは言いません。

ですが、自分にとってそんなにメリットがないし、本当はやりたくないのに、一昨年も、去年もやったから、今年もやるものが当たり前だと思っていることがあったら、思い切ってやめてください。

年賀状については過去記事に書いています⇒年賀状を出すのをやめる方法。無理に出すのはおかしくないですか?

出すのが楽しい人は、やめる必要はないですよ。

私も、毎年、日本の友人にクリスマスカードを出しています。

年々、切手代があがり、決して財布にやさしくない値段なので、今年はどうしようかなあ、とちょっと迷いましたが、1年に1回ぐらいは、自筆で挨拶したいと思って書きました(私はカードにこまごまと近況報告を書くほうです)。

年賀状を書くにしても、何も、年末に書かなくてもいいですよね?

年末は忙しいから、お正月にゆっくり書く、というふうにしてもいいと思います。

フルにおせち料理を作っているのなら、一品、落とすというのでもいいです。

おせち料理を作ったことがない私が言っても説得力ないかもしれませんね。

1つの形にこだわらず、自分の生活にあったやり方、つまり新しい習慣や伝統を作っていくと考えてみてはどうでしょうか?





4.使い切れそうにない物

手持ちのストックの在庫を調べて、当分使い切れそうにない物は手放しましょう。

食べ物、コスメ、箱など。

食べ物

今年はロックダウンがあったので、いつもより、食料品をストックした人が多かったと思います。

順調に消費できているでしょうか?

あまりにも消費スピードが遅いと思ったら、ほかの人にあげるといいですよ。

カナダでは、品質に問題のない物をフードバンクに寄付することが多いです。

以前の家に住んでいるときは、ハロウインの夜になると、子供たちに混じって、フードバンクのボランティアの人も、食品をもらいに来たので、たいてい、夫が過剰にストックしている缶入りのスープを手渡していました。

特殊な料理に1回だけ使ったスパイスや、好みでないギフト品も、そのままにしておいても、まず食べません。意識的に食べるか、誰かにゆずるかして、パントリーをすっきりさせましょう。

パントリーチャレンジのススメ~ズボラ主婦だからできる究極の節約方法

コスメ

化粧品もたまりやすい物の1つです。自分の顔は1つで、パーツは2つあるものもありますが、通常ワンセットのみ。

そんなに塗る面積も用意できません。

新型コロナウイルスの予防接種が始まりましたが、一般人が接種できるのはまだまだ先でしょうから、マスク生活は続きます。

マスクの下に厚化粧しても意味ないですから、世界はだんだん薄化粧に向かうのではないでしょうか?

薄化粧のすすめ⇒化粧に時間や多大なエネルギーを注ぐのはやめて、素の自分と向き合うすすめ。

化粧品の捨て方⇒化粧品の収納に悩む前に断捨離を。コスメの捨て方9のステップ。

段ボール箱

買った商品が入っていた箱の二次利用を考えて、捨てない人がたくさんいます。中身さえあれば大丈夫なので、箱をためこむのをやめましょう。

以前の家に住んでいたとき、夫は私に、段ボール箱を捨てるな、と命じていました。

パソコンなど大型家電が入っていた箱は修理に出すとき、必要だから。通販や、母が送ってくれた荷物の箱は、次の引っ越しのときに使うから。こんな理由からです。

確かに、我が家は賃貸生活ですから、遠からず引っ越しする可能性はありますが、テレビやパソコンを修理に出したことなど、これまでに1度もありません(たいてい、完全にこわれるので、次のを買っています)。

夫がうるさいので、あらゆる段ボール箱を、階下のはしにある、一段高いところに並べていました。

そこだけ、まるで、梱包会社みたいな雰囲気。

その結果、起きたことは

・場所を取られた

・見た目がよくなかった

・虫を引き寄せた

こんなことです。

引っ越しのときに使った箱もありましたが、夫が職場から、サイズのそろった大きめの段ボール箱をいくつか持ってきたので、その箱をメインに使い、ためこんだ段ボール箱は、どさっと断捨離しました。

現在の家は、前の家よりずっと狭いため、さすがの夫の、「箱を捨てるな」とは言いません。

よって、箱は右から左に捨てていますが、それで何の支障もないのです。

おもちゃ

子供のおもちゃで、だぶついているのがあったら、捨ててください。

子供は、たいてい、お気に入りのおもちゃでしつこく遊びますので、数はそんなにいりません。

むしろ、数がありすぎると、子供の創造性が損なわれます⇒子供のおもちゃが増えすぎて片付かない?極論を言えば買ったおもちゃは必要なし

趣味に使う材料

物を作る趣味のある人は、材料をたくさん持っていると思います。

毛糸や布、厚紙、スクラップブッキングに使うシールなど。

最初は、何かを作ることが趣味だったのが、知らないうちに、材料を買うことが趣味になってしまい、自分では使い切れないほどたまってしまうこと、よくあります。

いつかはそれを使って何かを作りたいと思っているでしょう。

けれども、例年より自宅にいる時間が増えたはずの今年、使わなかったのなら、今後、使う可能性は限りなく低いです。

毛糸や布は、幼稚園、老人ホーム、コミュニティセンターなどに寄付すると喜んでもらえると思います。

古いものでスペースを占領させていると、新しいものは入ってこないし、クリエイティブな趣味を楽しむために重要な自由な発想ができなくなります。

少し風通しをよくしてください。

もう作る時間なんてない。趣味の物や材料を捨てるススメ:プチ断捨離24

5.よけいな心配

最後は、心の中にたまっているゴミを捨てます。

よけいな心配や不安、ネガティブ思考を手放してください。

今年は、新型コロナウィルスの流行のせいで、例年になく、不安になることが多かったと思います。

しかし、そんな時だからこそ、自分にとって大事なものがよくわかったのではないでしょうか?

心配には2種類あると言われます。

・自分ではどうにもできないことに対する心配

・自分でなんとかできることに対する心配

どうにもできないことは、いくら心配しても結果が変わらないため、わざわざ心配する必要はありません。

それでも、「なんとかして結果を変えたいのだ」と思うなら、神仏に祈っておけばいいでしょう。

祈るといっても、朝起きたら、神棚に手を合わせたり、仏壇や先祖の墓に祈ったり、電車に乗っているときに、「神様、お願いします」と心の中で言うぐらいで、スピリチュアルなことにお金をつぎ込むのはおすすめしません。

そういうことすると、余計な心配がさらに増えますので。

自分でなんとかできることは、どの程度できるのか、本当に自分にできるのか、という不確かな部分があるため、ここが心配の種(たね)になることがあります。

この場合は、自分が確実にできることだけをやって、あとは、運命に任せるというスタンスでいると、不確かな部分に足を取られることがなく、気が楽になります。

ふだん感謝するクセをつけておくと、落ち込みにくくなるので、ひじょうにおすすめです⇒リマインダーとしての感謝ノートのすすめ~感謝できるようになる方法(その1)

心の中のゴミを捨てるには⇒もやもや、ざわざわを解消する7つの方法。心の断捨離も忘れない

☆前編はこちら⇒年末だからもう手放す。今年中にさよならしたい5つのもの(前編)

******

きのうは本を捨てましたが⇒なぜ本がたまってしまうのか?:捨ててわかった自分の生活パターン(その4)

きょうは、パソコンやプリンターの説明書や付属品を入れている袋の中をチェックして、もういらない紙と、使わないケーブルを1本捨てました。

毎日、少しずつターゲットを変えて不用品を捨てています。

私は、めったに物を買いませんが、それでも、時間がたつうちに、いらない物がたまりますね。

年末年始は買物をして、新しい物を家に入れる機会が多く、そちらに目が生きがちですが、出すほうも忘れないでください。





本を読む女性なぜ本がたまってしまうのか?:捨ててわかった自分の生活パターン(その4)前のページ

昔の漫画を捨てたほうがいいのか? 迷ったときの決め方。次のページムーミン・コミックス

ピックアップ記事

  1. 筆子の新刊『買わない暮らし。』(6月16日発売)著者による内容紹介。現在予約受付…

  2. 新刊「50歳からのミニマリスト宣言!」3月14日発売のお知らせ(現在予約受け付け…

  3. 新刊『本当に心地いい部屋』4月14日発売のお知らせ:現在予約受付中。

  4. いつか使うかもしれない、と思うものを本当に使う方法、あるいは見切りをつける方法。…

  5. 筆子の新刊『書いて、捨てる! 』3月11日発売。著者による内容紹介。

関連記事

  1. 手芸する人

    ミニマルな日常

    さっさと捨てたほうがいい理由:古い作品を残すメリットとデメリット

    自分や家族が作った作品や創作物を残すメリットとデメリットを紹介していま…

  2. 化粧

    ミニマルな日常

    口紅を最後まで使い切る方法。化粧品の使用期限も確認しておこう

    いらない物は捨てるが、残すものは使い切る、そんな生活をしている筆子がた…

  3. 記念写真の撮影

    ミニマルな日常

    記念に取ってあった学生証、結局捨てたけど、全然大丈夫でした~読者の体験談。

    先週の土曜日に、学生証を捨てて後悔している読者、もやもやさんのメールに…

  4. たくさんある食器

    ミニマルな日常

    お金がもったいない、と思ってしまって不用品を捨てることができない状態を変える方法。

    断捨離中に、偽りのもったいないおばけを怖がらなくてすむ方法を5つ紹介し…

  5. 悩んでいる人

    ミニマルな日常

    どんどん幸せになるために、捨てたほうがいい3つのもの。

    どこまでも幸せになるシリーズ。今回は、幸せな生活をするために捨てたほう…

  6. リラックスタイム

    ミニマルな日常

    忙しすぎない12月を過ごす7つの心得~今月、おすすめの習慣。

    12月になりましたね。今月のおすすめの習慣は、あまり忙しく過ごさないこ…

文庫本『それって、必要?』発売中。
「50歳からのミニマリスト宣言!」
ムック:8割り捨てて二度と散らからない
ムック・8割捨てればお金が貯まる

書店かセブンイレブンで買ってね。
8割捨てればお金が貯まる・バナー
ムック本・8割捨てればお金が貯まる、発売のお知らせ

「本当に心地いい部屋」
「買わない暮らし。」売れてます(第7刷)
筆子のムック(第5刷)
筆子の本、『書いて、捨てる!』
更新をメールで受け取る

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

1,838人の購読者に加わりましょう
新しく書いた記事を読む
  1. 買い物中の女性
  2. 疲れている女性
  3. 葉の変化
  4. アパートでたたずむ女性
  5. 花のある台所
  6. 鏡を見ている女性
  7. アロマグッズがたくさん
  8. シールをめくる女の子の手
  9. 一人で何か書いている女性
  10. 成長マインドセット
筆子の本・10刷決定です

オーディオブック(Audible版)も出ました♪ 捨てられない人は要チェック
1週間で8割捨てる技術
⇒筆子の本が出ます!「1週間で8割捨てる技術」本日より予約開始

 

実物の写真つき紹介はこちら⇒「1週間で8割捨てる技術」筆子著、本日発売です(写真あり)

大好評・特集記事

小舟バナー

 

お金を貯める・バナー

 

実家の片付けバナー

 

ファッションバナー

 

フライレディバナー

 

湯シャンバナー

 

ブックレビューバナー

 

TEDバナー

 

歯の治療バナー

今日のおすすめ記事
  1. 夢見る人
  2. ノートを書いている手元
  3. 散らかった部屋
  4. 美女
  5. パントリーをチェックしている女性
  6. たまりすぎた植木鉢
  7. 散らかった部屋
  8. ショウウインドウ
  9. ロボット
  10. 古い辞書
過去記事、たくさんあります♪
PAGE TOP