ムーミン・コミックス

ミニマルな日常

昔の漫画を捨てたほうがいいのか? 迷ったときの決め方。

趣味で集めた昔の漫画を、捨てたほうがいいだろうかという質問をいただきました。

この問い合わせに回答しますね。

まずメールをシェアします。差出人は、Iさんです。



漫画がたくさんあります。

件名:私も日記や手帳はかなり処分しました。でも昔の漫画が。

筆子さん、こんばんは。

いつも楽しく拝見しています。

私も日記兼手帳(A6版、1日1ページの手帳)と2000年3月からのお薬手帳は半分くらい処分しました。

手帳は真っ白の日もあって「こんなの無駄かなー」と2020年は見開き1週間で2ページのに変えましたが、結局書くことが多いので訂正だらけで見づらく、2021年からはもとの1日1ページのに戻します。

お薬手帳はここ2年の以外、いらないだろうということで。

でも、同じ漫画家(故人)の同じ漫画の違うバージョンを2シリーズ持っています。

古いほうは小学校高学年から中学校2年生まで連載の漫画雑誌を買って、更に単行本も出たらその翌日(田舎なので発売は翌日)に本屋に駆け込みました。

その漫画は、雑誌連載時と単行本ではラスト1巻がかなり描きかえられていました。

で、その漫画家が急死したのが1995年の秋。

96年の9月にはほとんどの作品が文庫化されました。もちろん持っています。

小中学校の頃に買った単行本は紙のヤケがひどく、カバーすらなくしたものもあります。単行本と文庫本では内容に変わりはありません。

思い出だけで単行本を持っているようなものです。

14巻中カバーの残っている12巻だけカバーをスキャンして、古い単行本を処分すればまたスペースが空きます。

「私の本棚に入らなくなったらさわっていない本や雑誌から処分する」決まりを作っているので。

昔の思い出は思い出として、文庫化(それでも結構古い)されているから、新しいものが入るように整理するのが正解でしょうか?





Iさん、こんにちは。メールありがとうございます。

いつも、ブログをご愛読いただき、うれしいです。

コミックスの単行本が全部で14巻あって、同じ内容の文庫本を14冊持っているのですね。

捨てるべきか、捨てざるべきか。

決め方を2つ紹介しますので、ご自身で決めてください。

1.本箱の写真を撮ってみる

いつも、本箱の前に立って、肉眼で本箱の様子を見ていると思います。

同じ姿勢で、同じように見ていると、発想が固定化されるから、視点を変えるために、写真に撮って、それを眺めてください。

すると、「あ~、やっぱりこれはもういらない」とはっきりわかるかもしれません。

漫画以外で全然さわっていない、不用な本が見つかるかもしれません。

いらないのが見つかったら、捨てましょう。

2.コストとベネフィットを考える

どんな物でも、それを持っていることで生じる利益(ベネフィット)と、コスト(費用や代償)があります。

所持すれば、いいことも悪いこともあるわけです。

いま、お持ちの漫画について、どんなコストがかかっていてい、ベネフィットは何なのか、書き出して、コストのほうが大きかったら、手放してはどうでしょうか?

漫画のベネフィットの例を書いてみますね。本人じゃないからわかりませんが、こんなことですかね?

・中身を読まなくても背表紙を見ているだけでうれしい。

・読みたくなったらいつでも読める。

・大大大好きな漫画家のことを忘れないでいられる。(捨てても忘れませんが、一応書いておきます)。

・背表紙を見ていると、楽しかった子供時代がよみがえる。

・10年に1回ぐらいは読んで、楽しい思いをしている。

・思い出深い品物を自分で所持している安心感。

・絶版の単行本を持っている安心感。

・・・こんなところでしょうか?

次に、コストを調べてみましょう。たくさんあります。

漫画を持ち続けることで支払う代償

不用品を持っていると、いろいろなコストが生じます。

ただ、Iさんは、その漫画が「不用品だ」とはおっしゃっていないので、以下に書くことはあてはまらないかもしれません。

ガラクタは、時間、お金、心のエネルギー、体力、スペースを奪います。

管理やそれについて考えることに時間を取られるのが一番問題だと思います。

こうした代償については、何度も過去記事に書いているので、今回は、対象が漫画という紙ものですから、健康面にフォーカスしてみましょう。

ガラクタを持つ代償がピンと来ないならこちらをどうぞ⇒もったいないから捨てない。この決断のせいであなたが失っているたくさんのもの。

不用品があると心のガラクタも増える

不用品に囲まれて暮らしている人は、たいてい心の中にもたくさんガラクタがあります。

視覚的なストレスがあるから、気分がスッキリしないし、

「ああ、片付いてない」

「ちゃんと整理しなければ」

「いつか、捨てなければ」

「きちんと管理しなければ」

「大事だから、なくさないようにしなければ」

「せっかく買ったんだからちゃんと使わなくちゃ」

こんな気持ちがあって、心が落ち着きません。

自分の部屋や所持品を、自分でコントロールできていないと思います(実際、コントロールできていません)。

物を捨てるとスッキリするのは、こうした、未完了のものがある」「終わっていないものがある」「捨てる・捨てないで何度も迷う」「これからもずっと管理していくんだ」という重い気分がなくなるからです。

ガラクタがあるせいで生じる重い気持ちは、顕在意識にはないかもしれません。ですが、無意識のところでたくさん感じていて、心がむしばまれているんじゃないでしょうか?

無意識の影響が強大である話⇒ニューロマーケティングとは?:消費者の決断に関する新しい科学(TED)

きっと、自信もなくなるでしょう。

実際、「部屋の片付けという簡単なことが、なぜ私にはできないんだろう」とか、「どうして、いつまでも汚部屋なんだろう」と思って、情けない気分になる、というメールを、たまにいただきます。

すごく、セルフイメージが下がってしまうのです。

ストレスが健康に影響を及ぼす

このような、「整理しなければ」「失うのが心配だ」という心配や不安、自分への不信感は、すべてストレスになるので、睡眠に影響があります。

ぐっすり眠れません。

それでなくても、視覚的な刺激が多いから、脳が疲れて、さっと眠りに入れないでしょう。眠っても、浅い眠りではないでしょうか?

寝室にあるごちゃごちゃした物を捨てて快眠を得る:プチ断捨離22

眠りの質がよくないのは健康によくありません。

私なら思い出の漫画を持っている安心感より、日々の睡眠のほうを取ります。

さらに、コミックスは紙なので、物理的にも健康に影響を与えます。

紙がたくさんあると、ほこりが増えるし⇒部屋のほこりを簡単に減らす9つの方法。まずほこりの元を断て。

虫を引き寄せ、カビの温床になります。アレルギー体質の人は、鼻やのどの粘膜で炎症が起きるかもしれません。

火事になったら、コミックスは燃えやすいから被害が広がります。「火事になんてならない」と言うでしょうが、日本は地震が多いから、充分、ありえます。

日本に住んでると、慣れてしまって、地震が多いことに気づきませんが、本当に多いですよ。

Iさんは、コミックスを本箱にきれいに並べているでしょうが、はみ出て、その辺に本や雑誌を積んでいると、そのまわりにガラクタが集まって、山がくずれてきたり、自分がぶつかったり、けつまづいて転んだり、という危険もあります。

なぜ高齢者は転びやすいのか?その原因と対策。50代の今から予防すべし

大事なのは自分で決めること

このように、その漫画本を持っているからこそ得ていることやいいことと、失っていることや悪いことの両方を考えて、損失ののほうが多いと思ったら、捨ててください。

「大好きな漫画が大事だ」という気持ちは絶大だから、「どんなに代償を支払っても、私は持ち続ける、一生、自分の部屋に置くのだ。ともに未来を生きるのだ」という決断になるかもしれませんね。

いずれにしても、ポイントは自分で決めることです。

自分で決めれば、どんな結果になっても、納得がいきます。

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封筒、便せん、カードの数を減らして、スッキリ生活する工夫。

思い出系の本と絵手紙の断捨離をする:ミニマリストへの道(96)

昔の原稿を捨てたいけど、思いきれない。そんな時はこう考えよう。

******

漫画本の断捨離に関する質問に回答しました。

きょうは、ブログを書く前に、昔、プリントアウトした紙を束にして1センチほど、捨てました。

語学の教材で、バインダーに閉じていましたが、裏が白紙のものは、メモ紙として紙ばさみにとじ、そうでないものは捨てたので、バインダーがあきました。

さらに、部屋で、物入れに使っていた小さな箱も捨てました。

入れる物があると中身が増える、というのを改めて、実感しました。

それでは、あなたも、感想、質問、その他、言いたいことがありましたら、お気軽にお寄せください。

お待ちしています。





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