ベリー類

ミニマルな日常

最終更新日: 2017.09.25

ミニマリスト主婦が伝える、台所をスッキリさせる4つのコツ。本当に必要な物とは?

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最近、キッチン用品のさらなるミニマル化をめざしています。

ずっと使っていた取っ手のとれるタイプのフライパン(ティファール)がだめになったので、取っ手つきのグリーンパンを購入してみました。

取っ手の分だけ置き場所がいるので、断捨離をがんばっているわけです。

この家に引っ越してきて2年半ですが、(自分の)物の数は減りつつあります。最近の私は以下の4つのことを心がけています。



1.余計なツールは導入しない、ベーシックに徹する

もっとも重要なのは、余計な物をあれこれ、台所に入れない、ということです。これさえできれば、ミニマルキッチンはほぼできあがった、と言えるでしょう。

物が少なければ、常にフル回転で使うことになるので、物が流しやキッチンのカウンターにとどまることがありません。

台所のテーブルやカウンターに物が出ているのは、使っていないから。それは、従業員の多すぎる店と同じです。

道具は最低限にする。

これを意識すれば、次第にキッチンはスッキリします。

台所道具としてどんなものが必要かは、その人のライフスタイルによって違います。1つの例として、どうしてもこれだけはあったほうがいいと思うものをリストアップしてみます。

これだけでいい、台所に必要なものリスト(自炊する場合)

1.コンロ(煮炊きするもの)
2.冷蔵庫
3.包丁
4.まな板
5.鍋(大・小)
6.フライパン
7.スパチュラ(鍋の中やフライパンの中をかきまぜるもの。箸で代用可)
8.ユーテンシル(箸、ナイフ、フォーク、スプーン)
9.食器類(皿とかマグとか)
オプション:ピーラー(じゃがいもの皮をむくのに便利)

最低限必要なものはこれだけではないでしょうか?ミニマリストの中には冷蔵庫を持たない人もいるかもしれませんが、自炊するなら必要です。

新生活を始める人は、最低ラインから始めて、どうしても必要なものが出てきてから、買い足せばいいでしょう。人によって、よく食べるもの、よく調理するものが違いますから。

家族構成によっては特別な道具が必要な時もあります。家族が多ければ、鍋でお湯を沸かすより、やかんでお湯を沸かしたい、と思うかもしれません。

野菜の皮むきは、ナイフがあれば何とかなります。けれども、私のように包丁を使うのが下手な人は、ピーラーが1つあると、作業が格段に楽になります。そこで、オプションに入れました。私もピーラーは断捨離していません。

断捨離していないどころか、家には私用と夫用のピーラーがあります。つまり2つもあるのです。

私はT字型を使っており、夫はI字型です。

作業が楽になるといえば、電子レンジも作業を簡単にするものです。しかし、どうしても必要な家電ではありません。

我が家にもありますが、主に夫と娘用です。自分一人なら、んなに場所を取るものは置きません。

これから節約と健康のためにも、自炊を楽しんでいきたい、と思うなら電子レンジは使わないほうがいいでしょう。

電子レンジを持っていると、電子レンジで温めればすぐに食べられるレトルト食品を食べる回数が増えるのではないでしょうか?

人間楽なほうに流れます。

鍋を使えばいいのに、レンジを使ってしまうので、調理の腕もあがりません。

加工食品はあまり食べないほうがいいですし、電子レンジを使って調理した食品の安全性にも懸念があります。





2.用途が1つしかないツールの購入は慎重に

汎用性(はんようせい)の高い道具を揃えることをおすすめします。「汎用」とは多方面に広く用いることです。

マルチな道具を選んだほうが物が増えません。

カッターではなく包丁を、ミキサーではなく自分の手を使います。

この点については、グラハム・ヒルの言うとおりです⇒『ものは少なく、幸せは多めに』~グラハム・ヒルに習う「小さく暮らす」メリット

万能包丁は、名前のとおり、いろいろな物を切ることができるので、汎用性が高いです。しかし、ケーキスライサーはケーキしか切れないし、エッグカッターはゆで卵しか切れません。

もちろん、ケーキスライサーでカステラを切ることはできるでしょう。けれども、食パンは切れないと思います。

エッグカッターで、マッシュルーム、イチゴ、バナナ、アボカド、(室温で柔らかくした)バターも切れます、と雑誌やネットに書いてあります。

貧乏症の私は、エッグカッターでショートケーキにはさむイチゴを切ってみたことがあります。きれいに切れず、線やカッター本体がイチゴまみれになり、洗う手間が増えただけでした。

バナナやマッシュルームは、エッグスライサーで切る必然性を感じたことがないので試していません。

毎日のようにゆで卵をカットするなら、導入するのもありかもしれませんが、エッグスライサーがなくても、ゆで卵を食べることはできます。

炊飯器もごはんを炊くだけなので、不用です。

炊飯器でケーキを作るのが楽しい人もいるようですが、あれはもともと、「ねえ、ねえ、炊飯器でこんなものも作れるよ」と誰かがいい出したのであり、エッグスライサーでイチゴを切るのと同じ発想です。

3.特別な道具や食器はできるだけ持たない

「1年のうちクリスマスやお正月しか出番がない」というスペシャルな器や道具は、安易に買わないほうがいいです。

もちろん買ってもいいのですが、手持ちの道具や食器で代用できるならそれに越したことはありません。

食器の場合、食器そのものがスペシャルでなくても、上にのっている料理にクリスマスっぽい要素があれば、充分クリスマスの雰囲気が出ます。

ふだんから、何をのせても映える食器を使っていれば、特別な食器を用意する必要はないのです。ベーシックな道具と食器があれば、工夫次第で、スペシャル感や季節感を出すことができます。

私は以前、クリスマスにしか使わないクッキー型や、ハロウィンしか使わないクッキー型、イースターにしか使わないクッキー型など、まるでお菓子屋さんのように、種々のクッキーカッターを揃えていました。

季節のイベント用のクッキーカッターは複雑な形のものが多く、生地を抜きにくいです。

ふつうに丸か四角いクッキーを焼き、アイシングで差別化すればそんなに数が増えなかったのに。

スペシャルな柄の器も、ふだんから使っていれば、それは「特別な時だけしか使わないもの」ではありません。「これは、クリスマス用」としまいこんでいる物が合ったら、引っ張り出して使ってください。

我が家で娘がうどんやスープを食べるのに使っている器は、クリスマスプレゼントでもらったもので、赤いクリスマスのモチーフの連続模様がついています。

たぶんシリアルボールだと思いますが、ちょっと量のある汁物を入れるのに便利なので、日常使いしています。

4.使っていない物を無理やり使おうとしない

季節の変わり目などに、台所の棚や引き出しの中をチェックして、あまり使っていないものは処分します。

食生活も年月の経過とともに変わるので、「前はよく使ったけれど、今はもう使わない、今後も使わない」というものが必ず見つかります。

「ここ数ヶ月、(使うために)触ったか、触っていないか」という判断基準を使うといいでしょう。

整理整頓するために触るのと、使うために触るのとでは大きく違います。

使っていないもの見つけたら、潔く捨てるのがポイントです。

使っていあにものを、「何とかして使えないだろうか?」と無理して使おうとすると、無駄が無駄を再生産する状態になります。

無駄が無駄を再生産する話⇒無理して使っている物を捨てる(プチ断捨離18)

かつての私は、「何とかして使えないだろうか?」と思うほうでした。

「使わないともったいない」と考えていたのです。だから、エッグスライサーでイチゴを切ってみました。

手持ちの道具の「ちょっと変わった使い方」「意外な使い方」を雑誌やインターネットで探して、試してみました。こうした情報、主婦向けの雑誌によくのっています。

いわゆる「裏技」です。

裏技を探すのは楽しいし、裏技を知れば、得した気分になりますが、私は、時間を無駄にしただけでした。

その道具にぴったりはまる裏技的使い方が奇跡的に見つかることもあるでしょう。

ですが、「何とかしてこれを、本来の用途以外に、便利に使えないだろうか?」と考えるのは、「無理やり使う」努力をすることなのです。

体力、知力、時間の浪費です。

かつての私のように「便利な使い方」を探すのが好きな人は、「こういう道具がないから、家であるもので代用できないだろうか?」という視点で創意工夫するようにしたほうがいいです。

☆こちらにも台所のシンプル化の工夫を書いています⇒キッチンをミニマリスト仕様にする3つのルール

***********

今回は、物の少ない台所を作るコツを4つお伝えしました。

日本で購入したティファールのフライパンや鍋のセットは、省スペースで気に入っていました。けれども、新しいのを買っても、数年後にはテフロン加工がはげるので、とうとう使うのをやめました。

ティファールのフライパンの画像はこちら⇒鍋とフライパンを公開~料理が苦手な節約系ミニマリスト主婦の場合(写真つき)

このフライパンは5年使いました。

カナダには取っ手の取れるタイプのフライパンは売っていないので、ふつうのフライパン(グリーンパン)を購入。

ついでに、ティファールの鍋も捨てました。何回か床に落として変形してしまったからです。この鍋は10年ぐらい使ったと思います。

今後は、長持ちする道具を少しだけ持つのが理想です。





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