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お便り紹介コーナーです。今回は、令和元年台風第19号にまつわる話を書いてきてくださった方、3人のメールを紹介します。
内容は以下です。
・ストックを買いすぎた
・災害から学んだこと
・防災用品に関する考え
ストックを買いすぎてしまった
件名:ちょっと反省
埼玉県のまいです。
何度もメールに返信していただきありがとうございます。
今日は少しだけ。
ちょっと反省です。
10月から日本は消費税が10%になりました。
9月、「たった2%、そして来月からは軽減税率にキャッシュレス還元。買いだめの必要はない!」とわかっていたのに、つい周りの人たちがカゴに山盛り買っていく勢いに飲まれ、ストックを増やしてしまいました。
また、今月14日の台風19号は前日から色々な運休が決まっていたこと、被害が予想されていたことで、13日はスーパーの棚が空っぽになるところが多かったようです。
数日分の食料備蓄、と思いながらこれもまた周りの勢いと、空っぽの棚を目の前にして、ちょっとした不安でいつもより買いすぎた気がします。
米やパンが全く売ってなかったので、普段食べないクラッカーを買ったり…。
今回の台風は実際に被害も大きい地域があったので、前日の備蓄自体は間違っていなかったと思いますが、買い込みすぎてしまったことに反省です。
非日常こそ落ち着かないとダメですね。
まいさん、こんにちは。メールありがとうございます。
まいさんのお住いのあたり、大きな被害があったのでしょうか?
ご無事で何よりでした。
増税前に、トイレットペーパーやティッシュペーパーを買いだめした人が多かったようですね。
通常、1回に買う分が数百円だったとしても、まとめ買いすると、千円を越えますよね?
どれぐらい買うかにもよりますが、あれこれまとめ買いすると、毎月の生活費の予算から足が出ないんでしょうかね? それとも、まとめ買いする人は、特別費を使っているのでしょうか?
トイレットペーパーはともかく、本当に節約したいなら、ティッシュペーパーを無駄に使うのをやめたほうが効果的です。
トイレットペーパーも、環境のことを考えて、あまり使わない人がこの世にはいます。
災害にあったりして、サバイバル状況のときは、べつの物で代用可能なので、そこまで買いだめする必要はないでしょう。
まとめ買いが節約にならない4つの理由。むしろガラクタを増やす危険な買い方。
ほかの人が買っていると、自分も買ってしまうというのはよくありますね。私もスーパーで他人の行動に影響を受けることがあります。
人間って、ほかの人と同じことをやっていると、とりあえず安心だ、と思ってしまうのです。
とくに自分で考えることを放棄している人や、自分を信じていない人は。
まわりの勢いに呑まれそうなときは、いったん止まって、深呼吸し、自分はどうしたいのか考えるといいですね。
ふだんの買い物でも、ちょっと一呼吸置くくせをつけておくといいんじゃないでしょうか?
先日も記事にしましたが、セールの時期など、周囲が盛り上がっているときは特にそうです⇒クリスマスにお正月、物があふれるシーズンをできるだけシンプルに過ごすコツ
私の使っているあるネットのサービスが、ブラックフライデーの出血セールを告知するメールを送ってきたのです。
いま使っているサービスに別のサービスを追加してさらに3ヶ月分プラスして、すごくお得だみたいなことが書いてあり、調べてみたら、確かに大幅に値引きされていて、ちょっと心ひかれました。
しかし私は、どんなにお得に思えても、すぐには買わないよことにしているので、その場では購入しませんでした。
あとで、前にいくら払ったか調べてみたら、追加サービスをつけなければ、その時点で、充分お得な値段だし、追加サービスも別にいらないので、このオファーはスルーしました。
ブラックフライデーの時期は、なんとなくすべてがお得なんだ、と思いがちですが、そうではない商品もあるので冷静になるべきですね。
それでは、まいさん、これからもお元気でお暮らしください。
次はJさんのお便りです。
断捨離の重要性に気づいた
件名:自然災害の経験
以前、何度かメッセージを送らせていただいたJと申します。
今年の7月に結婚を機に引っ越しをしました。その際に物をかなり処分したので、引っ越し後は少ない物で生活ができているなぁと思っていました。
ところが先日、これまでにない大型の台風の到来によって、まだ不要なものをたくさん持っていた事に気づかされました。
現在住んでいる地域もかなり被害を受ける可能性があるという情報を得たので、避難準備をすることになりました。
今まで避難準備をしたことがなかったこともあり、慌ててあれもこれもと荷造りをしていたら、そんなに物は持っていけないよと夫に注意されました。
それでハッとしました。ピンチの時にはここにあるものの半数以上は持っていけないんだ、自分の命を守る時にはもっと身軽でなければ、と。
幸いにも避難することはありませんでしたが、防災の知識が足りていなかったし、断捨離の大切さに改めて気づかされたし、自身を改めなければならないと痛感した経験でした。
いつの間にか10月になってしまいました。
寒くなってきましたので、筆子さんもお体ご自愛ください。
返信は不要です。
Jさん、こんにちは。メールありがとうございます。
台風、大変でしたね。ご無事で何よりでした。
今回の体験をとおして、いろいろ学べてよかったですね。
そうですね。どこかに避難するとき、そんなにたくさんの物は持っていけません。
あの台風のタイミングで、手持ちの防災用品のチェックをした人も多かったようです。
今後も、異常気象は続くでしょうから、防災用品のみならず、台風や地震を見越して、持ち物や住む場所など、ライフスタイルを見直すことも重要になってきますね。
それでは、Jさんも、お元気でお過ごしください。
いざという時のための準備
次はMさんのお便りです。2通いただいたのでまとめて紹介します。
件名:防災の備えについて
今、日本は、数十年に一度の大型台風が来ています。地震とは違い、いつ来るのかわかっているため、昨日ドラッグストアに寄る
と、パンや水は売り切れ、ガソリンスタンドではレギュラーが売り切れでした。
普段備蓄をしていないため、少し焦りましたが、家に帰り、空きペットボトルに水をくみ、ホームベーカリーでパンを焼き、家にある食べ物を集めてみたりしました。
シリアル、ゼリー飲料、菓子類、水も多少はあり2日くらいならなんとかなりそうです。
停電、断水、冠水などは予測不能です。
筆子さんの備蓄に関する考えを教えてください。
ちなみに夫は冷静で、何があっても、なんとかなるでしょ、と言っており、半分納得、半分は子供達に絶食させるわけにもいかないなと、思います。
被害が小さく台風が過ぎ去るのを願うばかりです。
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先程備蓄に関して質問のメールをしましたが、過去のブログを読み解決しました。
ですので、返信は不要です。
気になることがあれば、まずは過去のブログを検索してみないとですね。
我が家には非常用持ち出し袋もありませんが、いざという時のために、必要なものは取り出しやすい場所に置いた方が良さそうですね。
今日のブログはエコの話で、私は自分がどのくらいできているか考えさせられました。明日もブログの更新を楽しみにしています。
Mさん、こんにちは。いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。
過去記事を読んでいただいたのですね。
防災用品や非常時持ち出し袋のミニマリスト基準はどれぐらい?質問にお答えしました
Mさんのお宅は被害はなかったでしょうか? その後もお便りをいただいているので、ご無事だとは思いますが。
私が子供の頃、台風が来る前、母がおにぎりをたくさん作っていたのですが、今はパンなのですね。
ふだんの何不自由のない生活を100とすると、災害にあったあとの生活は必要最低限のことができる30ぐらいでいい、と思えば、防災用品がふくれあがることはないと思います。
命さえ助かればいいのだし、数日間、まともに食事が取れなくても人は死にません。水は必要ですが。
いついかなるときも、完璧なまでに快適な生活を維持したいと思うと、防災用品を詰め込みすぎて重たいリュックを作ってしまうことになるんじゃないでしょうか?
物や情報を集めることより、避難すべきときに、さっさと避難できるかどうかのほうが重要でしょうね。
それでは、Mさん、今後もご家族、仲良くお暮らしください。
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今回は台風にまつわるメールを紹介しました。
東日本大震災があったとき、自分の生き方や物との付き合い方を考えた人も多かったと思います。
ですがその後も、物に便りすぎる生活が続いているような気がします。
今後も、大きな災害が起こる可能性が高いです。物も大事かもしれませんが、適正に判断できる精神力やサバイバル力を磨くほうが重要だと思います。
それでは、次回のお便り紹介コーナーをお楽しみに。