パソコンに向かう人

ミニマルな日常

最終更新日: 2022.08.6

すべてをブログに記録した~シンプルな生活にするために役立ったこと(その3)

ページに広告が含まれる場合があります。

 

シンプルな生活に切り替えるのに役立ったと思うことを紹介しています。

今回はブログを書いていた話です。

シンプルに暮らすためにやったことや考えたことは、すべてブログに記録していました。

そのブログがペースメーカーとなり、着々とシンプルライフになっていったように思います。

プチなリバウンドもありましたが。

いつも書いていることですが、頭の中で考えているだけだと、なかなか行動できませんが、デジタルでもアナログでも、書き出して、考えを整理していくと、うまく行動につなげることができます。



ブログを書いていた時期

2003年の8月の終わり、娘(1996年生まれ)が、幼稚園に入る前日から、ネット上に日記をつけ始めました。

その日記サービスは、1~2年で停止してしまったので、その後はFC2ブログに、2012年頃まで日常日記を書いていました。

10年前ですね。この頃、別のブログを作って、そちらを書くのに忙しくなったので、日記ブログの更新はほぼ停止状態になりました。

娘が幼稚園に入った頃から、「もっとシンプルに暮らしたいなあ」と思っていましたが、シンプルライフに関する記録がブログによく登場するようになったのは、2005年の春からです。

2005年の4月に、友達から、「ガラクタ捨てれば自分が見える―風水整理術入門(カレン・キングストン著)」という文庫本を送ってもらいました。

『ガラクタ捨てれば自分が見える』で衝撃のスペースクリアリングに出会う~ミニマリストへの道(20)

この本を送ってくれるように、友人に頼んだのです。

カレン・キングストンの本を、毎日、お風呂で読んで、「やっぱり捨てないとだめだなあ」と思い、不用品を捨て始めました。

ブログには、暮らしを縮小させるために私が試みたすべてのことを書きましたが、特によく書いていた内容を5つの項目にわけて紹介します。





家に入った物

新たに家に物が入ったら、「こんなものが母から届いた」、「こんな物を買った」、「娘がこんな物を友だちからもらった」などなど写真付きで記録しました。

「筆子ジャーナル」を長く読んでいる人はわかると思いますが、昔の私は、物にこだわりがあるほうだったと思います。

バッグを買ったら、ずっとそれを使っていればいいものを、「このバッグは、ここがちょっと不便だから、もっとこういうバッグが欲しいなあ」などと考え、最初に買ったバッグがまだ十分使えるのに、「よりよいバッグ」を探し求め、新たに買う、ということを何度もしていました。

財布もそうです。

こんなふうに、物について考えることに時間とエネルギーを注ぐタイプだったので、家に入った物を1つひとつ記録するのは、苦になりませんでした。

片付けで大事なのは、不用品を捨てることより、入ってくる物をコントロールすることです。

だから、何がどれだけ家に入ったか記録するのは、物を増やさない生活をするのに大いに役立ちました。

ずっとあとになって、私の物に対するこだわりが、ガラクタを増やしたと痛感したので、こだわりは捨て、著書やこのブログで、「大好きなものだけに囲まれたい」といったこだわりを持っていると、買い物が止まらないし、ガラクタだらけの部屋に住むことになる、と警告しています。

片付けた物

入った物だけでなく、処分した物も書いていました。

寄付箱(寄付品を入れる箱をこう読んでいた)を1つ作った、とか、寄付箱にこんな物やあんな物を入れた、といった記述です。

捨てる前に、写真を取って、ブログにアップしたりもしました。

整理整頓した場所や掃除した場所も、記録ました。

片付けプラン

「ここはぐしゃぐしゃだから、なんとかきれいにしたい」とか、「今度の日曜日は、あそこを片付けよう」といった片付けプランもよく書いていました。

ぐしゃぐしゃの部屋の写真ものせていました。

たとえば、こんな写真です。

本箱

これは今も使っている本箱ですが、15年ぐらい前は、いらない物がいっぱい入っていて、カオス状態だったのです。

ゴールと達成状況

2009年の2月に、フライレディのメールを取り始めました。

フライレディについて⇒アメリカのお片づけ指南サイト、フライレディに関する記事のまとめ

最近のフライレディのことは知りませんが、私がメールを購読していたころは、「今週のゾーン(片付ける場所)」とか、「今月の目標」がのっていました。

家事の週間プランで綺麗部屋の住人へ~ミニマリストへの道(29)

期間を決めて、目標(ゴール)を設定し、それにむけて行動するやり方は私に合っていたので、フライレディのメールの購読をやめてからも、毎月、自分でいろいろな目標を立てて、月末に達成状況や、反省ポイントなどを書いていました。

ビジネスシーンで、PDCA(Plan 計画 ⇒ Do 実行 ⇒ Check 評価 ⇒ Action 改善)を回す、などと言いますが、それと似たようなことをゆるくやっていたのです。

このように、現状を少しずつ改善していくやり方は、シンプルライフ化だけでなく、他の面でも役立ちます。

学んだことや考え方

カレン・キングストンの本やフライレディのメール、その他の媒体で見た、参考になりそうなことや、「この考え方はいいね!」と思ったことも記録しました。

今読むと、「口先だけで実行が伴っていないね」とか、「この考え方は間違っているかも」と思うこともありますが、マインドセットについて少しでも考えようとしていたのはよかったと思います。

ちなみに、私がマインドセットにうるさくなったのは、もっとずっとあとのことです。

2005年当時は、TEDも見ていませんでしたし、マインドセットの重要性にはあまり気づいておらず、「とにかく不用品を捨てよう」「できるだけ物を買わないようにしよう」「とにかくがんばろう」と思っていただけでした。

継続してしつこく記録

私が日常日記に書いていたようなことをブログやSNSに書いている人もたくさんいると思います。

ただ、私は、わりと細かく、しつこく書いていました。

2005年の春にはじめて、2012年まで書いていたのですから。

しかも、この日記ブログ以外にも、シンプルライフがテーマのブログを他に3つ作りました。筆子ジャーナルを合わせると全部で5つもブログがあったわけです。

それぞれのブログに、片付けをテーマに、いろいろな面からしつこく記録していたのです。

これがよかったと思います。

汚部屋の片付けに途中で挫折して、しばらくしてから一から始める人がいますが、記録を取っておけば、以前失敗した理由などを学びとして、前よりは先に進んだ状態からスタートできます。

だから、「挫折続き」という状況にある人には、記録することを強くおすすめします。

■この続きはこちら⇒参考図書を読んだ~シンプルライフにするのに役立ったこと(その4)

■このシリーズを最初から見る方はこちら⇒シンプルな生活にするために役立ったこと(その1)~不用品を捨てる。

*****

最近はSNSのほうが人気があって、ブログを始める人は減っていますが、記録を残すツールとして、ブログはとてもすぐれています。

投稿した記事は、時系列にきれいに並んでくれるし、検索するのも簡単です。

テキスト、写真、動画、音声、すべてを簡単に投稿できます。

あとで編集も可能です。

ネット上にあるから、荷物も増えません。

人に見られるのがいやなら、自分しか見られない設定にしておけばいいのです。

日記を書くアプリもありますので、そちらを使ってもいいかもしれません。

ふだん、何の記録も取っておらず、その日の思いつきに従って、行き当たりばったりに不用品を捨てている人は、だまされたと思って、一度、記録を取ってみてください。

オンライン上のブログや日記である必要はありません。カレンダーや家計簿の片隅に書いてもいいです。

記録しながら作業を進めると、今より片付けが進みますよ。





もう終わったことをくよくよしても、何の役にも立たない。前のページ

マイボトルのある生活を始めてみて思うこと。次のページ水筒

ピックアップ記事

  1. 新刊「50歳からのミニマリスト宣言!」3月14日発売のお知らせ(現在予約受け付け…
  2. 新刊『本当に心地いい部屋』4月14日発売のお知らせ:現在予約受付中。
  3. いつか使うかもしれない、と思うものを本当に使う方法、あるいは見切りをつける方法。…
  4. 筆子の新刊『買わない暮らし。』(6月16日発売)著者による内容紹介。現在予約受付…
  5. ムック本・第2弾『8割捨てれば、お金が貯まる』発売のお知らせ:11月15日です。…

関連記事

  1. きれいな部屋

    ミニマルな日常

    捨てることから始める居心地のいい部屋の作り方、9つのポイント。

    身の回りのスペースは思いのほか人の感情に影響を与えています。なんとなく…

  2. ハンドローション

    ミニマルな日常

    化粧品のサンプルはもう捨てる:取っておきがちだけど、捨てたほうがいいもの(4)

    なんとなく捨てずに、ずっと大事にしているものを捨てるすすめ。4…

  3. 収納ボックス

    ミニマルな日常

    実家の片付けがきっかけで、不用品を手放し、物を使い倒す生活にシフトした。

    シンプルライフをめざしている読者のお便り紹介です。今回は、9月にいただ…

  4. マグカップ

    ミニマルな日常

    何もない部屋をめざして。ミニマリスト主婦の7つの工夫

    部屋の中がくしゃくしゃになるのは1日にしてならず。汚部屋もきれい部屋も…

  5. 下駄箱

    ミニマルな日常

    使い終わった物をすぐに処分しない~家の中にうんざりするほど物がある理由(その2)

    家族の人数はさして多くないのに、家の中には物がいっぱい。こんな…

  6. 若い女性

    ミニマルな日常

    人生の棚卸し~不用品を捨てる意外なメリット(その1)

    断捨離したおかげで私が得られたことのなかから、あまり話題にのぼらない、…

新刊「50歳からのミニマリスト宣言!」

ムック:8割り捨てて二度と散らからない

ムック・8割捨てればお金が貯まる

書店かセブンイレブンで買ってね。

 

8割捨てればお金が貯まる・バナー

ムック本・8割捨てればお金が貯まる、発売のお知らせ

「本当に心地いい部屋」

「買わない暮らし。」売れてます(第7刷)

筆子のムック(第5刷)

筆子の本、『書いて、捨てる!』

更新をメールで受け取る

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

1,821人の購読者に加わりましょう

新しく書いた記事を読む

  1. のんびりしている女性
  2. 考え事をしている女性
  3. 思い出品を捨てられない女性
  4. 顔にクリームを塗る女性
  5. 収納しすぎてかえって片付かなくて困っている女性
  6. 自分を許す女性
  7. Tシャツにジーンズ姿の女性。
  8. 買い物日記をつけている人
  9. 贈り物をいっぱいもらって困っている女性
  10. 服を買っている女性

筆子の本・10刷決定です

オーディオブック(Audible版)も出ました♪ 捨てられない人は要チェック

 

1週間で8割捨てる技術
 
⇒筆子の本が出ます!「1週間で8割捨てる技術」本日より予約開始

 

実物の写真つき紹介はこちら⇒「1週間で8割捨てる技術」筆子著、本日発売です(写真あり)

大好評・特集記事

小舟バナー

 

お金を貯める・バナー

 

実家の片付けバナー

 

ファッションバナー

 

フライレディバナー

 

湯シャンバナー

 

ブックレビューバナー

 

TEDバナー

 

歯の治療バナー

今日のおすすめ記事

  1. 四葉のクローバー
  2. 鏡を見る少女
  3. マインドフルネス
  4. 散らかった部屋で寝る人
  5. 会話する人たち。
  6. どんより気分の女性
  7. 通帳を見て頭をかかえる女性
  8. 買い物好き
  9. アイマスクと耳栓
  10. 電車の中で落ち込む人

過去記事、たくさんあります♪

PAGE TOP