観葉植物

ミニマルな日常

最終更新日: 2022.07.20

シンプルな生活にするために役立ったこと(その1)~不用品を捨てる。

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シンプルな生活にするのに、特に役立ったと思うことを紹介します。

複雑な人生はやることが増え、頭も体も疲れるので、私はできるだけシンプルに暮らすようにしています。

初回は、不用品を捨てる話です。あたりまえすぎて、新鮮味がないかもしれませんが、重要なことです。



シンプルな生活とは?

まず、私にとってのシンプルな生活を定義しておきます。

一言で書くとレス・イズ・モアという考え方を主軸にした生活です⇒レス・イズ・モア(Less is more)の真の意味とは?何もない部屋に住むことがミニマリストの目的ではない

余計な物やタスク、考え方はできるだけ減らして、自分が本当に大事にしたいことを大事にすることを意図してする暮らし、とも言えます。

日本の雑誌のシンプルライフ特集を見ると、素敵な家具や雑貨で、おしゃれな雰囲気に整えたインテリアがよくのっています。

しかし、私は、インテリアをきれいにしたい、素敵な物を使いたい、お気に入りの物に囲まれて暮らしたいという欲望は全くありません。

私も20代~30代ぐらいのときは、素敵な物を使いたい的な思考がありました⇒集めたカイ・ボイスンへのこだわりを捨てて得られた境地:ミニマリストへの道(60)

しかし、そういうことを考えないほうが、シンプルに暮らせると気づいたのです。





いらない物を潔く手放す

「今の自分の生活には必要ないな」と思う物はみな、捨てました。

不用品を捨てることは、シンプルに暮らすのにとても威力を発揮します。

「私も捨ててるけど、一向にシンプルにならない」という方もいるかもしれません。

そういう方は、まだ、捨てたほうがいい物がたくさん家に残っている可能性が高いです。

日本の一般的な住居には、とてつもなくたくさんの物があると私は思います。

実家や親戚の家に行くたびにそう感じます。

家具も家電も服も食器も雑貨も思い出の品もすべてが多い。

ずっと日本に住んでいるとこのことに気づかないかもしれません。

物が増えやすい環境にいるからこそ、注意が必要ですぞ。

私の母は、私と一緒にたくさん物を捨てたし、一人でも、私の本を参考にかなり物を捨てています。

それでも、まだまだ物があります。

日本に住んでいると物をもらうことも買うことも多いので、「いったい何のためにこれはあるのか?」と思う物がたくさんあります。

このように、「ここにある意味がない物」を捨てていきました。

特に捨てたのは以下の3つです。

数が多すぎた物

「生活するのにこんなに数はいらないよな」と思う物は、お気に入りだろうと、きれいだろうと、家族が「捨てるなんてもったいないよ」と言おうと、捨てました。

一人では使い切れないので、持っていても仕事が増えるだけです。

食器⇒大量の食器を断捨離できるマインドセットとは?:ミニマリストへの道(65)

衣類⇒必ず知っておきたい洋服を減らすコツ~私はこんなふうに衣類を断捨離しました

書籍⇒本の捨て方。1年で320冊捨てました。

雑貨(特に文具)⇒大量に文房具を断捨離したあと、筆記具は手持ちのものを使い切る方針へ

レコード、CD、カセットテープ⇒CDの収納方法に悩むより全捨てをおすすめする理由:ミニマリストへの道(74)

書類⇒情報デブはもう卒業~書類を捨てるために必要なたった1つのこととは?

当面使わない物は全部捨てました。

思い出の品は最初からそんなになかったので、そこまで捨てていません。

もともと、写真を撮るのも撮られるのも興味がないから、学生時代や会社員の頃の写真も、ほとんど持っていませんでした。

子供の頃の写真は親が管理していた親の物なので、実家に残っています。ただ私は、生まれたとき、父はカメラを持っておらず、誰かから借りて撮影したという時代の生まれなので、今の人のようにたくさんの写真はありません。

ずっと持っていた物

「いつか、そのうち使うかも」と思ってずっと持っていた物も、捨てました。

教材⇒中国語の教材と本を断捨離するのに12年かかった私がとうとうたどりついた真実とは?~ミニマリストへの道(18)

集めていたシール⇒くさらない物も賞味期限を過ぎればガラクタ~もったいなくてシールが捨てられなかった愚か者の独白

お手持ちの片付け本に書いてあるでしょうが、「いつか使うかも」の「いつか」が来ないのは本当です。

私、60年以上生きていますから、「いつか使うかも」となんとなく思いながら、30年、40年が経過した、という物もけっこうありました。

カナダに来るまで、30年近く同じ家に住んでいたので、私は人より物持ちがいい(持っているだけで、大切にはしていない)かもしれませんが、「いつかは来ない」という法則は、多くの人に当てはまります。

物を捨てるのが惜しいし、嫌だから、とりあえず、「いつか使う」と思っているだけです。

決断の先延ばしをしているのです。

「いつか使う」と思うぐらいなら、今日/今週/今月使ってみてください。

無理して使っている自分に気づくでしょう。

勉強したノート(趣味の語学のものなど)も、かつてはわりと持っていましたが、長年生きているうちに、「ノートを持っていても絶対読み返さない。そもそも字が汚くて読めない」ということがわかったので、最近は、ノートそのものをあまり取りません。

単語などは、紙にメモすることもありますが、これは残すためではなく、書くというアウトプットをすることによって、脳に神経回路を1回作ることが目的です。

この回路はすぐに消滅しますが、1回でも書いておくと、次に出会ったときに、多少はひっかかるのではないか、と期待して書いています。

死蔵品

一見有用品に見えるが、あまり使っていない物も捨てました。

クローゼットや棚に入っていた物をじっくり見てみたら、死蔵品がいっぱい見つかったのです。

全然動きのない物です。

動きがあるとしたら、それは、並べ直したり、しまい直したりという動きだけ。

今も意識して死蔵品を減らしています⇒死蔵品を作らないために、すでに家にある物を使う4つの戦略。

考え方と捨てるコツ

捨てるときに、参考にしたのはカレン・キングストンの本です⇒カレン・キングストン効果、もう体験しましたか?

もう1冊、この本も愛読していました⇒断捨離生活のモットーは『収納』するより『捨て』なさい:ミニマリストへの道(12)

片付け本はこの本2冊で事足りました。

どんな生活にしていきたいか、というイメージや目的がはっきりしていると、参考図書をたくさん読まなくても、不用品を手放すことができます。

もう1つ、捨てるコツとしておすすめなのは、自分の手持ちの時間を考えることです。自分が使える時間を可視化すると、不用品を手放す気になります。

物を使うには時間が必要なので、「これを使う時間があるか?」とか、「これを使うために時間を取りたいか?」と自問すると、捨てることができます。

そんな時間はないし、わざわざ時間を取りたいとも思わないからです。

本当にやりたいことなら、今日、やっているはずですよね?

私は毎日、1日のスケジュールを書いていますが、何時から何時までが睡眠で、何時から何時までにこれをして、と割り振るともうあまり時間が残りません。

「そんな貴重な時間を使って、わざわざこれを使いたいか? いや、使いたくないよ」とよくわかります。

私が、時間を割り振るのに参考にした本はこちらです⇒

10年以上前の本ですし、類似の本は他にもたくさんあるでしょう。

以前は付箋を使っていましたが、今のスケジュールは毎日ほぼ同じなので、ベースの時間割を書いた紙(プリント用紙)を、コピーして使っています。

☆この続きはこちら⇒ノイズを減らす~シンプルな生活にするために役立ったこと(その2)

*****

シンプルに暮らすためにやったこととして、不用品を捨てることを紹介しました。

物を捨てた話は、このシリーズに詳しく書いているので⇒なぜ私は断捨離をしてミニマリストになったのか?(1)~物がたくさんあっても幸せではなかった

興味のある方はお読みください。





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