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「毎日、不用品を捨ててるけど、代り映えしない。捨てても捨ててもちっともきれいにならない。やっぱり私には片付けなんてできないんだ。。。」
何もかも投げ出したい気分ですか?
そんなときは、以下のことをしてみましょう。
1.捨て活動は休んで好きなことをする
あきらめモードのときは、精神的に疲れているので、エネルギーをチャージできる活動をしてください。
私の場合、昼寝(30分ぐらい)をすると、わりと簡単に気分転換できます。
ほかには、
-水を飲む
-お茶を飲んで一服する
-好きな本をちょっと読む
-好きなドラマをちょっと見る
–ブレインダンプをしてみる
-楽しかったことを思い出してみる
-誰かに手紙を書く
-イラストを描く
-趣味にいそしむ
-スクワットを数回する
-散歩する
-音楽を聴く
-庭の手入れ
-家事(雑巾がけとか)
-「やらなきゃ」と思うだけで、やっていなかった小さなタスクをする(ボタンをつけるとか)。
好きなことなら何をしてもいいのですが、買い物だけはしないでください。ウインドウショッピングならOKです(それが、買い物の呼び水にならない限り)。
2.家に物を入れていないかチェックする
「捨てても、捨てても、片付かないんですけど?」と思うとき、捨てる一方で、家の中に物を入れていることがよくあります。そこで、買い物習慣(人によってはもらいもの習慣)を見直してください。
買い物はくせになるので、自分では気づかないことが多いんです。
たとえば、定期購入で、必要な分だけ買っているつもりでも、よく考えると必要以上に買っていたりします。
もしくは1ヶ月に1回買えばいいのに、2週間に1回買っているとか。
特に、ネット通販は、買い物のハードルがとても低いので買いすぎてしまいます。
「もしかして、私、家に物をたくさん入れてしまっているかも?」と疑いの目で、自分の行動を振り返ってみましょう。
3.責任は自分にあると考える
セルフチェックの結果、必要以上に買っていることが判明したら、買い物習慣を変えるべきですが、その前に、責任は自分にあると自覚してください。
以下の買い方は、物を増やします。
1)ストックを買いすぎる
2)セールで買う習慣がある
3)必要なのは1つだけなのに、必ず2個以上買う
4)同じもの/似たものが家にあるのに買う
私も、部屋に物がたくさんあったときは、上記の2)3)4)すべてやっていました。
でも、自分ではそういう買い方を全く問題視していなかったんです。
服や雑貨、本を買いすぎて、貯金ができなかったのですが、「貯金ができないのは給料が少ないせいだ」と思っていました。ずっとそう信じ込んでいたんですね。
実家に住んでいたから、家賃も食費も出さなくてよかったのに、です。
口では、「無駄遣いが多すぎて貯金できないのよね~」と言っていたとしても、心の奥底で、「でも、それは私のせいじゃない」と信じていたら、今のライフスタイルを変えることができません。
もし、あなたが昔の私のような買い方をしているなら、部屋が汚いことや、貯金できないことを、自分以外の何かのせいにするのはやめましょう。
生活や環境を変えたいとき、「すべては私の責任だ」と思ったほうがうまくいきます。
4.買い物習慣を変える作戦を立てる
相変わらず、物をたくさん買って家に入れていることがわかったら、買い方を変える作戦を考えてください。
ちょっとしたことでいいです。
-物を買ったらすべて記録する
-必需品じゃないものを買うときは、頭を冷やす時間をもうける(24時間~30日)。
-買い物のきっかけになるものは極力なくす
こんなことをすると、あまり買わなくなります。
買い物のきっかけでよくあるのがショップのメール、セールのお知らせ、インフルエンサーの投稿。
給料の入金がきっかけになっている人もいます。給料を止めたら、生活できないので、このような場合は、きっかけに対する反応を変えるようにしましょう。
買い物のきっかけがわからない、そんなものはないと思うときは、買い物のハードルを下げているものを取り除いてください。
たとえば、アプリ、クレジットカード、その他のキャッシュレス決済。意図的に買い物のハードルをあげましょう。
スピードバンプ(speed bump)というものが道路や駐車場にありますよね?
車を減速させるための凸凹です。
なかなか物が減っていかないと思う人は、買い物をしてどんどん物を増やさないように、自分なりのスピードバンプを作るといいですよ。
「スピードバンプを作ろう」と意識すると、今よりもっと工夫できます。
5.小さな目標を作って捨てていく
汚部屋の人は、「この家全体をきれいにする」「この部屋のすべてをきれいにする」という目標のもと、捨て活動をしていると思います。
しかし、物が多いと、そう簡単にはきれいなりません。
家全体、部屋全体をきれいにするという目標ではなく、数日がんばれば達成できる目標を立てましょう。小さな目標の達成をめざして捨てていくと、わりとすぐにゴールインできるので、やる気が続きます。
目標は紙やスマホのメモに書いて、自分が今、その目標に向かっていることがわかるようにしておくことをおすすめします。
私たちは、失敗したときの挫折感を味わいたくないので、失敗を避けるために、目標を立てないことがあります。
目標がなければ、それに到達できないという失敗もありませんから。
しかし、片付けに関しては、失敗はありません。1つでも捨てれば前進です。
完璧主義すぎる人は、目標を立てることが自分を苦しめることもありますが、多くの場合、目標を立てて、それに向かってがんばるのは、いいアプローチだと私は考えています。
1日1個捨てでも、ワンインツーアウトでも、15分に27個捨てるのを1週間続けることでも、1000個捨てでも何でもいいので、自分なりの目標を立てて、片付けていってください。
「15分で27個捨てましょブギ」を続けて気づいた「捨てる」最大のコツとは?~ミニマリストへの道(30)
6.記録しながら捨てていく
めんどくさくなければ、捨て活動を記録してください。
複雑なことを書かなくてもいいです。片付けをした日は、カレンダーに◯をつけるとか、捨てたものを家計簿の備考欄に書くとかでOK.
私は、いつもGoogleのKeepに、その日やったことを、特に仕事を中心に書いています。これは、今年になって始めたのですが、なぜか、前より、仕事をするようになりました。
たぶん、記録することで、仕事に意識が向き、特に意図しなくても、振り返って、勝手に改善ポイントを見つけてしまうのだと思います。
振り返らないと記録できませんから。
よって、モチベーションが続かないときは、自分がやりやすい形で記録するようにしてください。
記録がたまったあとそれを見ると、「私、こんなにがんばったんだ」と思えるので、一見、部屋は何も変わっていなくても、前進していることを実感できます。
7.たくさんあるものから捨てる
あきらめモードのときは、簡単に捨てられるものを探して捨ててください。
ブログや本で、「誰でも今すぐ捨てることができるもの」を紹介しているので、参考にしてください。
筆子の本が出ます!「1週間で8割捨てる技術」3月5日より予約開始
ムック・8割捨てて二度と散らからない部屋を手に入れる、発売しました。
私がおすすめするのは、家にたくさんあるもの、くさるほどあるもの、うんざりするほどあるものから始めることです。
数がたくさんあればあるほど、ガラクタもたくさんあります。
数がたくさんなければ困るものって、日常使うものの中にそんなにありません。使う人間は自分1人か、数人の家族だけなのですから。
数が必要なのは、何かのコレクションぐらいじゃないでしょうか?
家にたくさんありそうなものとしては、衣類、食器、キッチンツール、書籍、タオルなどがあります。
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汚部屋すぎてちっとも片付かない、とあきらめる前に考え方を変えよう。
挫折回避の心得。断捨離や片付けをあきらめそうになったら読もう。
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あきらめモードでどんよりしている人に、あきらめるのは早いことをお伝えしました。
あきらめぎみのときは、八方塞がりで、なすすべもないと思うものですが、実はやれることが、たくさんあります。
とりあえず、今から、27個捨てるのははどうでしょう?
意外と捨ててしまう自分に驚くかもしれません。