思い出の写真

断捨離テクニック

記念品や思い出の品を捨てたほうがいい理由と捨て方のコツ

物があふれた部屋に住んでいるけれど、思い出の品は捨てたくない、どうしても断捨離できない…そんなふうに悩んでいる方に、捨てる理由と捨て方のコツをお伝えします。



思い出の品は本当に大事なのか?

子供が昔作った作品や写真、自分の卒業アルバム、成績表、ピアノのコンクールでもらったト音記号のついたグッズ、甲子園の土、恋人からもらった手紙、フランス旅行のお土産の小さなエッフェル塔。

どれも大切な物ですよね?捨てるなんてとんでもないですよね?

では、なぜ断捨離をするとき、思い出の品が問題になるのでしょうか?大事なものに決まっているのに、なぜみんな捨て方を模索するのでしょうか?

いくら大事な物でも、生涯に渡って、そのすべてを取っておくことはできないからです。

すでに、現在の日常生活で使うものをやたらとたくさん持っているのです。思い出の品を取っておくスペースまで用意できないのが普通でしょう。

するとどうしても、思い出の品はどこかに押し込むことになります。

思い出の品はアクセスしにくい場所に押しやられる

思い出の品や記念品をたくさん持っている人は、たいてい段ボール箱や収納ケースに詰めて、押入れや物置き、クローゼットの奥、ベッドの下などに入れています。

思い出の品はふだんの生活には必要ないので、食器棚や、机の引き出しのような、アクセスのいいところには通常収納しません。

どのみち、量が多いので、思い出の品を机の引き出しに入れてしまうと、現在使っているものを入れることができなくなります。

引き出しに入れるべきは、今使っているノートであり、25年前に使っていたキティちゃんのついたノートではありません。

そんな物を入れるとわけがわからなくなります。

そう。

思い出の品って、今、使っているわけではないのです。しかし、時々は眺めて楽しみたいものなのです。

思い出の品をたくさん持っている人はみんな、「ふだんはいらないけど、時々は取り出して見るから」取っておくのだと思います。

あるいはタイムカプセルみたいに、10年後に見たいとか、小さな子供がやがて成長して、家を出る時、渡してあげたいから、といった理由で手元に置いているのかもしれません。

タイムカプセル的な思い出の品以外は、みんなたまには見たいから所持しているのですよね?





思い出の品の数が多すぎると、眺めて楽しめない

時々取り出してみたいなら、あまりにアクセスしにくいところに入れてしまうわけにはいきません。

何かつらいことがあったときや、心が折れそうになったとき、昔部活でみんなとがんばっていたころの写真を見ると、心がいやされ、「またがんばろう」と思えるものです。

思い出にひたりたいとき、比較的簡単に取り出せるところに写真アルバムを置いておきたいものです。

さらに、箱を引っぱり出したとき、他のものと一緒にごちゃごちゃに突っ込んであるとまずいです。さっと部活の写真がのっているアルバムを手に取らなければなりません。

思い出の品を活用するためには、そこそこアクセスのいいところに、それなりに整理して置いておくべきなのです。

あまりに数が多いと、そんなことはできなくなります。そこで、思い出の品のかさを減らし、最低限の整理は必要になります。

ぐしゃぐしゃにして、家の中のブラックホールみたいなところに突っ込んでおくだけでは、思い出の品をとっておく意味が全くありません。

見たいとき、さわりたいとき、頬ずりしたいときに取り出すことができない思い出の品は、思い出の品としては役にたちません。

私は思い出の品にあまり執着がなく、この手のものは、小さい箱に入れた写真と、娘の作品や手紙を少し入れたクリアファイルぐらいしか持っていません。すべて、自分のクローゼットに入れています。

見たいと思ったら、2分以内に取り出すことができます。

思い出の品は、思い出を反芻(はんすう)するために持っているのですから、「見たい」と思ったら、せめて15分以内には取り出したいですね。

思い出すのにそんなにたくさんのものはいらない

私の娘(高校3年)はまだ家にいますが、いつか家から巣立つと思います。娘が出ていったあと、娘が昔描いた絵や、使っていたおもちゃをみたら、きっといろいろなことを思い出すでしょう。

ちょっと泣いちゃったりするかもしれません。

娘がいつもはめていた手袋1つ見るだけで、いろいろな記憶がよみがえるはずです。

手袋1つ、あるいはノート1冊、鉛筆削り1つで、たくさんの思い出があふれてきます。

昔のことを思い出すのに、娘の着ていた服とか、作品とか、ノートなどたくさん入れた箱が何箱も必要なわけではないのです。

思い出の品って、少しだけで充分機能するわけです。それは、物である必要すらありません。

ほんの1枚の写真や、娘が小さいころトゥースフェアリー(歯の妖精。抜けた乳歯を枕の下に置いて寝ると、夜やってきて小銭を置いていってくれる)やサンタクロースに書いた手紙1枚あれば充分です。

思い出のアルバム

思い出の詰まったアルバムを見る

思い出の品を捨てる判断基準

以上のことから、思い出の品はそんなにたくさんはいらないし、ありすぎるとむしろ思い出の品としての役目をはたさないことがわかっていただけたと思います。

だから、断捨離すべきなのです。

それでは何を残せばいいのでしょうか?

ほかのものは、1年間使ってなかったら捨てるルールの適用をおすすめしていますが、思い出の品は1年どころか30年ぐらい平気で使っていません。

時間ルールは適用できません。

そこで、自分が1番気に入っているものを1つか2つ残すといいと思います。

もし地震が来たり、火事になったら持って逃げたいものを残すのです。

私は地震が来たら、写真を持って逃げようとは思っていません。写真やアルバムは意外とかさばります。写真が大事な人は、財布とか定期入れにお気に入りの1枚を入れておくといいかもしれませんね。

火事のとき何を持って逃げるか考えてみると、かなりの物を断捨離できます。そこまで必要なものって、実はそんなにないからです。

☆思い出の品を捨てる思考はこちら⇒思い出の品をさくっと断捨離するコツ~6つの思考で今を生きよ

それでも思い出の品を捨てられない時はこんな方法を

1.手放す前にじっくり思い出にひたる

すごく愛着のある品だけど、火事のときに持って出るようなものではない。しかもかさばるから捨てることに決めた、そんなものがあるとします。

捨てる前に、その品がもたらす思い出にどっぷりとひたってください。感情的な結びつきをすべて解放するのです。

泣いたり、話しかけたり方法はいろいろあります。とにかく、その物が引き起こす思い出を、思い出したいだけ思い出し、最後に、「ありがとう」と言って捨てます。

気持ちがふっきれると思います。

2.写真に撮る

物は捨てても、写真が残っていれば、思い出すことができます。私は、母がくれた大量の絵手紙を整理するときに写真に撮りました。

といってもすべて撮ったのではなく、まず似たようなのや、今ひとつだな、と思った絵手紙を捨てて、残りを写真にとり、現物はほんの数枚だけ残しています。

子供の作品は写真に撮るのに向いています。

子供の作品の捨て方⇒たった1つだけ考え方を変えれば、子供の作品、図画、工作は簡単に捨てられる

3.思い出を文章にする

楽しかった思い出、忘れたくない思い出は日記やノートに書いておけば、あとで読み返すことができます。

私はやったことがないけれど。

文章には、イラストや写真を添えてもいいでしょう。書き終わったら、それはもう捨てます。

4.飾る

うれしい思い出のあるものは、箱に入れっぱなしにせず、外に飾ったほうが、いつでも楽しいことを思い出せていいです。

外に出すと、ほかの人の目にもふれるので、それを話題にすることもできます。

飾ることができないものは捨てます。

5.コレクションなら1つだけとっておく

趣味で集めているものがあるなら、このさい1つだけ残して、あとは捨ててはどうでしょうか?

1つだけ残すのは、やたら数があるものに有効です。

たとえばどこかへ旅行した写真は100枚も200枚もいりません。1枚だけで、そこへ行ったことは思い出せます。

* * * *
たとえ、捨てることができなくても、一度、ずっと箱にしまいっぱなしの「思い出の品」を取り出してみてはどうでしょうか?

「何で私、こんなもの取っているんだろう?」と思うものがぞろぞろ出てくるかもしれません。

思い出の品は箱に入れて封印すべきものではありません。時々は出して、眺めて、手にとるべきです。

ずっと寝かせっぱなしにしておくなら、それはもういらない物です。





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