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「収納が上手い人ほど、ものをためこんでしまう」という話を耳にしたことはありませんか?
一見、整理整頓が行き届いているように見えても、収納スペースにものが詰め込まれていると、必要なものが埋もれてしまうことがあります。
今回ご紹介するのは、そうした問題に気づき、片付けに成功した読者、楓さんのお便りです。
楓さんは私のブログをきっかけに片付けを進め、視覚的ノイズに悩まされていた生活から一歩抜け出すことができました。
年末に片付けたらずいぶんスッキリした
件名:筆子さんのおかげで、気持ちの良いお正月を迎えています
初めてお便りいたします。
昨年11月頃から筆子さんのブログを読ませていただいている楓です。
おかげさまで年末にずいぶんと片付けが進んだので、感謝の気持ちを伝えたくてメッセージしました。
読み始めてからは日が浅いですが毎日数記事〜多い時は10記事くらいずつ読んでいたので、かなりの記事を読ませていただきました。
ものがたくさんあった
元々狭い部屋にモノがたくさんの我が家。
「スペースがあったらあるだけ詰めないと損だ!」というような夫と同居してますし、(なぜ損なのか分かりませんが。)
わたし自身一人暮らし時に1DKの部屋なのに2トンロングトラックになんとかギリギリ積み切れたレベルで、引っ越し屋さんに「よくあのスペースにこれだけ詰めてましたね…」と呆れながら感心されたほどのモノ持ち。
余談ですが、狭い部屋の一人暮らしだと引越しの見積もりは、引越し屋さんは下見には来なくて電話での荷物確認なんです。
本当はわたしの引越しプランは2トントラックだったのですが、たまたま、後のお客さんが2トンロング契約だったので、なんとか積み切れたんです。
そうでなかったら、かなり厄介なことになっていたでしょうね…
収納が上手なことが災いした
筆子さんも書かれていましたが、隙間収納など整理がへたに上手いがゆえに、モノを持ちすぎる典型的なタイプの人間です。
ものすごいミニマリストを目指している訳ではないのですが、筆子さんがよく書かれているように、モノがたくさんあり過ぎて、あるものを生かせない状態でしたし、視覚的なノイズにも悩まされていました。
ブログを読みながら筆子さんにお尻を叩いてもらっているような心持ちで年末に片付けを進めたところ、存在を忘れていた必要なものが色々出てきました。
中には新しいのを買ってしまった後だったものもあったりして(息子の冬ズボンです。昨シーズンにサイズが大きいのを買ってしまい、クローゼットの奥に一年寝かせて置いたら存在を忘れました)ガッカリしつつ、モノを詰め込みすぎる弊害と、今必要なものだけ買うべきだという教訓を改めてかみしめる機会になりました。
大切なのは今
また、「今にフォーカスする」というマインドを筆子さんのブログからいただいて、以前なら「いつか使うかも…」と思って捨てられなかったものをたくさん処分することができました。
何十年も取っていたリボンを捨てた話など、「すごくわかる!」と思いながら読ませてもらいました。
元々がモノ持ちなので、まだまだたくさんありますが、「完璧を目指さない」という筆子さんのメッセージに毎日のように触れているおかげもあり、ここまで不要なものを手放せた自分にOKを出すことができて、満足して清々しい気持ちで新年を迎えております。
これまでも色々なお片付け本やブログを読んできましたが、片付け以外の、環境や健康に関する価値観にも共感できる部分が多々あって、筆子さんのブログがとても気持ちにフィットします。
また、来年50才の節目の年を迎えることもあり、残り時間を意識して不要なモノやコトに振り回される時間を減らせるような暮らしにチェンジして行きたい…と思っていたタイミングで筆子ジャーナルに出会えたのもとても良かったです。
これまでたくさんの記事を書いてきてくださって、ありがとうございます。
大好きな服を少数精鋭にするのも今年の目標のひとつですし、中年期からの貯金などもとても興味のあるトピックなので、今後も日々ブログを参考にさせて頂き、書籍もnoteも読んでみたいと思っています。
どうぞ今後ともお元気で執筆を続けていただけたら嬉しいです。
2025年が筆子さんにとって幸せな一年でありますように、心からお祈りしております。
楓さん、あけましておめでとうございます。
お便り、ありがとうございました。
初めてのメッセージでここまで丁寧に思いを伝えていただけて、とてもうれしいです。
ブログの記事をたくさん読んでくださり、感謝します。
リボンの話、共感していただけてよかったです。
使わないリボンをいつまでも持ち続ける人:ミニマリストへの道、番外編8
年末に片付けをがんばって清々しい気分でお正月を迎えられたのですね。
楓さんが、ものをたくさん持ちすぎる問題点に気づいたのは貴重な体験でしたね。
今後もその調子で不用品を手放してください。
今年は、不用なものに振り回されず、充実した暮らしができますよう、お祈りしています。貯金も増えますように。
こちらこそ、これからもよろしくお願いいたします。
楓さんも、どうぞお元気でお過ごしください。
収納しすぎる問題を考えよう
収納スペースにものを詰め込みすぎて、見た目が悪くなった、必要なものを欲しいタイミングで取り出せない、下手をすると存在を忘れるというのは、私自身もかつて経験したことです。
収納は、「今後使うものをしまっておくこと」ですが、多くの人が、「たぶん使わないだろう」と思うものまで収納してしまいます。
「あればそのうち使うだろう」とか、「捨てるのはお金がもったいない」という気持ちからそうするのでしょうが、不用品を収納してしまうデメリットについても意識すべきです。
いらないものまで詰め込むと、以下のような問題が生じます。
1.必要なものが埋もれてしまう
収納スペースがほぼ満杯状態だと、いざという時に必要なものを探し出せません。これではものを持っている意味がありません。
2.スペースを奪われる
限られた収納スペースを不要なものに占領されると、必要なものや大切なものを置く場所がなくなります。
テーブルやタンスの上、床の上などにものがあふれるのは、貴重な収納スペースにさほど重要ではないものを入れているからではないでしょうか?
3.精神的な負担が増える
収納スペースにものをぎっしり入れていると、ものを取り出して、収納が乱れたあと、もとの状態に戻すのが大変です。
「片付けなければ」というプレッシャーや、「これをどんなふうに収納するか」というモヤモヤも生じます。
扉を開けるたびに、視覚的ノイズに悩まされるでしょう。
4.不要な買い物が発生する
楓さんのお便りにもあったように、収納の奥にしまったものを忘れ、新しいものを買ってしまうことがあります。
また、収納で解決したいと思うと、本来なら必要のない隙間収納に使うツールやケースを買うことにつながります。
つまり、なんでもかんでも収納しすぎるとお金もスペースも無駄になり、ストレスも増えるのです。
noteの更新
今年に入って更新したnoteの記事をリンクします。
2024年12月のラップアップ~仕事の振り返りと2025年の目標
先月の仕事の振り返りです。
やりたいけど面倒だからやらない……そういうことをちゃんとするようにすると生活が変わります。
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読者のお便りを紹介しました。
人間の本能的な気持ちとしては、一度手に入れたものは手放したくないでしょう。ですが、今の自分や家族に必要なものを過不足なく持つほうが、手持ちのリソース(お金、時間、意識、体力など)の配分を最適化できます。
この点を考慮して、今年は、大切なものにもっとフォーカスした年にしてください。
まずは年末年始に増えたものを、安易に収納しないことを心がけるといいでしょう。