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数日前に、義理のお母さんが手作りグッズをくれるけれど、全く欲しくない。しかし、断ることもできない、という方の相談に回答しました。
この記事を読んだ感想を、読者の方と、相談者ご本人からいただいたので、紹介します。
そして、いらないプレゼントは、断るべきだという話をもう1度書きます。
いらないものをもらってしまうと、家の中と心の中にガラクタがたまります。
さらに、本音を隠してばかりだと、自分の人生を生きることができません。
では、最初はしましまさんのお便りをシェアします。
しましまさんも、義理のお母さんや実のお母さんからのプレゼントに悩んだ時期があるそうです。
とにかく断り続けた
件名:今日のブログについて(つばめさん)
義理母の手作りのプレゼントを受け取りたくないけど、断って悲しませたくない。どうしたらいいの?
を読みました。
私も以前、実母や義母からのプレゼントにとても困っていた時期がありますが、とりあえずもらってから次回訪問したときに似合わないからと返したり、とにかく断りました。
やはり断るのは面倒ですしつらかったです。
この人は、二面性がない性格で、趣味に合わないものを喜んで使える性格ではない、この人には独特の趣味があるということを実母と義母に完全理解してもらえましたので、現在ではプレゼントはほぼありません。
どうしても何か贈りたいという連絡が来たときは、私が希望したもの(和菓子)を贈ってくれるようになり、その和菓子がいかに好きでいかにおいしいかの感想や感謝を電話で述べますので、とても良い関係を築いています。
つばめさんはモノを受け取ることによっていい人だと思われたい、嫌われたくないと思っているのではないでしょうか?
遠慮なく、要らないです、欲しいものをください、と言ってしまったほうが、義母さんのためにもなると思います。
多分悪気は全くなく良かれと思って思いを込めてキルトづくりをしているはずです。
私だったら好きな柄だったら数年くらいは使いたいと思うので、色や柄を指定してそれで作ってもらう方向にすると思います。
やっぱり本音で言い合えるコミュニケーションが必要だと思うので、最初は嫌われるかもしれませんが、何回も話し合えば、つばめさんの考えを理解して逆に好かれるのではないかなと思いました。
しましまさん、こんにちは。記事の感想、ありがとうございます。
そうですね。本音を言ったほうが、関係は深まりますね。
確かに、断るのは面倒だし、いったんもらって、自分で処分したほうが楽だという面はあります。
しかし、実の母や義理の母のように、これからも長く関係が続く相手には、はっきり自分の気持ちを伝えたほうが、のちのちトラブルがありません。
いらない物を受け取ると、ガラクタになるし、気持ちの負担にもなります。
相手をうらむことにもつながるので、ここは勇気を出して、断るべきでしょう。
私も20年ぐらい前に、義理の母親がくれようとしたものに対して、ものすごくはっきり断ったので、その後、全く、プレゼントは届きません。
可愛げがないと思われたでしょうが、実際、私は可愛げがないので、正当に評価してもらえて満足です。
ただ、私やしましまさんのように、断ることができる人がいる一方で、断ることがすごく苦手な人もたくさんいます。
人間は社会的動物なので、他人とうまくやりたい、いい関係を築きたいという気持ちがすごく強いから。
その気持ちが、不用なものまで受け取る行動をうながしてしまいますね。
では、しましまさん、これからもご家族仲良くお暮らしください。
次は、相談者のつばめの友だちさんのメールです。「つばめの友だち」は長いので、「つばめさん」と呼びます
もらわないことに決めました
先日は私の悩み(夫の母が手作りのベッドカバーをくれる件)についてアドバイスをくださいまして、本当にありがとうございました。大変ありがたく、そして、とても嬉しく感じました。
筆子様からのアドバイスを何度も読み、そして私は、義母からの手作りプレゼントはもらわないことに決めました。
筆子様のアドバイスを頂くまで、
①私は義母が大変苦手で、義母からの贈り物はどんな物でも、もうもらいたくない
②しかし、その子供じみた自分の考えにより、嫌いな義母でも悲しませる(義母の性格では、ほぼ100%とても悲しむ)のは苦しい
③そのため、今回義母からの贈り物は受け取る以外に選択肢はないが、それも嫌でたまらない
という思考をぐるぐる続けている状態でした。
しかし、筆子様の「断る権利がある」「もっとカジュアルに断っては?」というお言葉から、例え義母が自身の「生きた証」だと考え、私達に託そうとしているプレゼントだとしても、シンプルに「自分に不要な物はもらわないようにしよう」と考え直すことができました。
現在は夫から、「手作り品は使い切れないほど十分頂いたから(6年前に義母に伝えている)」、「家にはベッドがないから(家族全員ふとん派です)」という理由で義母に断りをいれている所です。
納得していただくのにはもう少し時間がかかりそうですが、それでも、筆子様のアドバイスから、
私達が義母からのプレゼントをもらうより、もっと大切に活かして使ってくれる人にもらっていただいた方が、義母の希望はしっかりと叶うはずであるし、
そして、もし義母が押し切って送ってきたとしても、その時は私達がもらってくれる人を探せばいいし(検針機のご紹介、本当にありがとうございました)、
そして更に、子供達がベッドカバーを使いたいと言った時は、私が子供と選んだ布で作る(私もパッチワークをします)という、ベッドカバーをもらって家に置いておく以外の様々な方法で対処しようと考えるられるようになりました。
それから、今回の件で私は、これまで義母からの対応でちょっと理不尽だなと感じることがあっても、何も言わずに我慢を続けてしまったことがまず問題だったのではないかと思い至りました。
(大げさな表現で恐縮ですが、自分の尊厳を守るためなのに、他の誰でもない自分が声を上げすらしなかったのです。)
そして、私の心の中にある消すことのできない腹立ちの気持ちは、義母の行いに対するものだと長いこと思っていましたが、実は不甲斐ない自分に対するものも多分に含まれていたのだと気づくこともできました。
悩むことに多くの時間を費やしてしまいましたが、それでも色々と気づきを得ることができ、ありがたく感じると共に、今後はせっかく気づいた事柄を忘れないように生活の中で生かしていきたいと思っています。
筆子様、アドバイスを下さり本当にありがとうございました。今とてもスッキリした気持ちです。感謝の気持ちでいっぱいです!!
つばめさん、こんにちは。記事がお役に立てば、何よりです。
ご主人じゃなくて、つばめさん自身が断ったほうがいいですよ。
今すぐお義母さんに電話してはどうでしょうか?
6年前に断ったときも、ご主人経由ですよね?
それがまずかったかもしれません。ご主人に断ってもらうと、また本意が伝わらない可能性があります。
ご主人は、つばめさんがここまで苦しんでいることはわかっていないんじゃないですか?
過去の失敗から学んで、今度は自分で断ってみてはどうでしょう。
お義母さんが外国人で、「私はその国の言葉が苦手なの」という事情があるなら、ご主人に頼むのもわかりますが、同じ言語を解する者同士なら、自分で断ったほうが早いです。
もしかしたら、「お義母さんの生きた証のベッドカバー」という話も、つばめさんは、ご主人から聞いたのでしょうか?
実は、「生きた証」についても、私は言いたいことがありますが、書いていると長くなるので、きょうは書きません。
とにかく、直接、交渉したほうが早いので、直に断ることをおすすめします。
参考記事⇒人を説得する方法はあるか?断捨離を邪魔する家族との対話の進め方。
ところで、つばめさんの家、ベッドがないのですね。
ベッドで寝てないのに、ベッドカバーをもらおうとしていたなんて。
「うち、ベッドはないので、カバーはいりません」で、充分、説得力のある断る理由となります。
ベッドがないのにベッドカバーをもらうのは、ふだんほとんど米を食べないのに、炊飯器をもらうようなものです。
もらってすぐは物珍しさもあり、米を炊く回数が増えるでしょうが、すぐに炊飯器を使わなくなって、ガラクタの仲間入りします。
つばめさんは、断捨離をしているのだから、「不用品は持たないようにしています」と断るのもいいと思います。
お義母さんの手作りのベッドカバーは、売ってみてはどうでしょうか?
こちらの記事でも書いていますが⇒洋裁が得意なので、端切れや古着を捨てないお母さんの問題を解決するには?
メルカリなんかに出品して売れれば、お小遣いや材料費の足しになりますよね。
ほかにも手作り品を販売できるサイトはいろいろあります。
全然売れなかったら、「市場価値がない」ということがわかるから、「自分で使おう」「自分の楽しみの範囲でとどめておこう」と考えを改めてくれるかもしれません。
それではつばめさん、これからもお元気でシンプルライフを追求してください。
●おすすめ⇒欲しくないときは「いりません」と言え。もっと自己主張する3つの方法。
●こちらもおすすめ⇒断れない人が、断れるようになる方法。考え方と実際のやり方。
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断ることが苦手な人に、いくら私が「断りなさい」と言っても、すぐには断れないようにはならないでしょう。
そこで、日常生活の中で、少しずつ自分の本当の気持ちを出す練習をしてください。
本当の気持ちをずっと言わず、隠しているのは、自分の人生を生きていることにはなりません。
それって、誰かが期待しているつばめさんの人生ですよね?
こんなスピーチを聞きながら、もっと自分を出す生活をするといいですよ⇒スティーブ・ジョブズのスタンフォード大学卒業式のスピーチからミニマリストが学んだこと
それでは、あなたも、質問や感想、その他言いたいことがありましたら、お気軽にメールください。
お待ちしています。