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読者から、ネットショッピングで失敗した体験談をいただきました。
そのお便りを紹介しつつ、ネットショッピングで後悔しないためのコツを5つお伝えします。
日用品から衣服まで、ネットで何でも買える時代です。便利な一方で、「届いてみたら思っていたのと違った…」とがっかりした経験がある人も多いかもしれません。
ぜひ、読んでいただき、ネットショッピングを活用するヒントにしてください。
まずメールをシェアしますね。赤リンゴさんからいただきました。
子ども服を買って後悔
件名:読者の体験 「衣服のネットショッピングの失敗」
はじめまして。赤リンゴと申します。
三年ほど前からブログを読み、毎日の投稿に新しい気付きを得ています。ありがとうございます。
今回は、一読者の経験とそこから得た気付きを共有したいと思いメールしました。
簡単に言うと、ネットショッピングの失敗を経て、改めて自分の心地よい暮らしに対する価値観が明確になりました。
私はベトナムホーチミン在住の二人の乳幼児を育てる専業主婦です。最近急に寒くなりネットで子ども用冬服を計10着、約4000円で購入。
購入時の私の心は「4000円で10着、安いじゃん!やった!」
しかし、荷物到着時の私の心は「しまった!長袖長ズボンフリース素材なの?ホーチミンじゃ暑すぎじゃん…もうぅぅ、自分で物を増やしてどうするー!」と激しく後悔。
振り返ると、自分の問題点が出るわ出るわで…
●商品素材の説明文と画像をちゃんと確認せずに購入→厚手のフリース素材で購入失敗
●夜にネットショッピングした→素材よりデザインを重視し購入失敗
●家にある代用品を考慮する前に購入→ホーチミンの寒い期間は1ヶ月程度、今ある夏服の重ね着でも対応可能だった
などなど、筆子ジャーナルでいつも書かれているようなことが反省点として挙がってきたのでした。
過去にもうネットで「自分の衣服」は買わないと決めてましたが、子ども服は大丈夫だろうと高を括っていたところがありました。
でも、今後「自分と子どもの衣服」は、実店舗で素材とサイズを確認してから購入すると決めました。ネットより割高でも、着られなければ購入した意味がありません。
何より、物を減らすのに頑張っていた自分の価値観に反する買い物だったことが一番心にズシンときました。出ていった4000円、10着増えてしまった服、その服の置場所、買ったのに着れないと思うどうしようもない気持ち…
はぁ~とため息をつくのはここまで、この経験を元に、また断捨離頑張って、心地よい暮らしのなかに身をおきたいと思います。
こういう学びができたのも筆子さんのブログを読んでいたからです。ありがとうございます。
買った服は、早朝や夕方に着させようと思います、使用頻度は少ないですが… そして、サイズアウトしたら寄付します。
いつもありがとうございます。
寒くなりますので、風邪など引かれませんように。
赤リンゴさん、はじめまして。お便りありがとうございます。
体験談をお寄せいただき感謝します。
今回、買い物で後悔したそうですが、とてもいい勉強になりましたね。
確かに10着、4000円だと安いです。
使用頻度はそんなに高くないかもしれませんが、どのみち子ども服はすぐにサイズアウトするので、そこまで大きな失敗ではなかったかもしれません。
すでに赤リンゴさんはご自身の買い物を振り返り、同じ失敗をしないための対策を考えておられるでしょうが、私のほうでも、ネットショッピングで後悔しないコツを5つにまとめます。
1:安さに飛びつかない
大セールや出血サービス的な商品には、飛びつかないようにしましょう。
たとえ50%引きでも、使わなかったら、支払った額をまるごと失います。
ネットでは商品を手に取れない分、割引品にはいつも以上に注意が必要です。
売り手側は、心理的な仕掛けを巧みに使って1つでも多く売ろうとしています。
たとえば、
・希少性の演出:「限定」「残りわずか」と表示して、逃したくない心理を刺激する
・社会的証明:「ランキング1位」「今売れています」という言葉で消費者を安心させる
・損失回避バイアス:「今買わないと損!」という表現を使って、損をしたくない気持ちに訴える
・レビューや口コミ:他人の体験談や評価を使い、必要以上に商品の価値を上げる
・アンカリング効果:高い定価と割引価格を見せ、お得感を演出する
こうした表示は役立つ情報である一方、買わなくてもいいものまで買うきっかけになります。
ものを選ぶときは値段を優先するより、必要性を優先しましょう。
買わせるテクニックにひっかからない人になる~認知バイアスを知っておこう。
2:心身ともに余裕のある時間帯に買い物する
ネットショッピングは、24時間、好きな時間にできますが、あまり頭が疲れておらず、気持ちに余裕のあるときにしたほうが失敗が少ないです。
筆子が買い物をしないほうがいいと思うタイミング:
・夕方~夜:疲労、眠気、1日のストレスなどにより脳が疲れているので、冷静に判断できない。「欲しい!」という気持ちに流されやすい
・急いでいるとき:たとえば昼休みなど、短い時間で決めなければならないときは、焦ってまずい判断をする可能性が上がる
・みんなが買っている時(ブラックフライデー、サイバーマンデーなど世間が買い物モードになっているとき):お得商品があふれるし、「今は買い物すべき時期」と心理的な言い訳が立ちやすいので、余計なものを買ってしまう
私は、食品も日用品もネットで買うことが多いのですが、一番、頭がスッキリしている朝の早い時間にすることが多いです。
3:商品説明をしっかり読む
写真やレビューだけでなく、商品の説明をしっかり読むべきです。
衣類の場合、最低でも以下は確認しましょう。
・サイズ:ブランドや商品ごとに基準が違うので注意が必要です。カナダの場合、サイズ表示がアメリカ式やヨーロッパ式のサイズ表示が混在するので混乱します。
ベトナムはどうでしょうか? 複数表示があるときは、US/EU/UKサイズ対応表を見ておく必要があります。
・素材:素材にこだわりがない人はあまり見ないかもしれませんが、私はコットンが多いものを選びたいので、必ずチェックします。
・洗濯・お手入れ方法: 洗濯機可か手洗いか、ドライクリーニングが必要か。家事に直結するので重要な情報です。
・着用イメージやフィット感の説明 :「ゆったりめ」「タイト」「伸縮性あり」など。写真だけでは分かりにくいので文章でも確認します。
カナダのAmazonだと「True to size(通常のサイズ感)」「Runs large(大きめ)」「Runs small(小さめ)」といった説明があります。
写真は重要な情報ですが、ネット通販の場合、加工されていることが多いので、より魅力的に見えると思います。
だから、説明書きを読むべきですが、たくさん文字が並んでいると読む気になれないかもしれません。
ネットショッピングは手軽さがウリですから。
私はここ数年、服は買っていませんが、ガジェットなどを買うときは、長い商品説明を全部コピペしてAIに要約させます。
商品のポイントがすぐに分かるし、買う前にワンクッション置けるので、勢いで買ってしまうことを防げます。
4:買う理由を明確にする
衣類を買う前に、「なぜ、私はこれを買うのか?」「買って何に使うのか?」といった買い物する目的を明確にしましょう。
なんとなく「寒くなりそうだから」「多めに持っておいたほうがいいかも」と、ぼんやりした理由で買うと、余計なものが増えます。
その服を買う理由を考えるためには、すでに家にどんな服があるのか、ある程度把握しておく必要があります。
日頃から自分や子どもの服の在庫を確認しておくといいでしょう。
すべて一箇所に集め、ハンガーにかけておけば、一目見るだけで内容がわかります。
タンスの引き出しも、あまり詰め込まず、ゆったりめに収納して、ちょっとチェックすれば中身がわかるようにしておくといいでしょう。
面倒でなければ、スプレッドシートやノートにまとめるのも、おすすめです⇒服の買い過ぎ防止に効果がある「洋服ノート」の作り方。
5:可能なら試着する
試着できる機会があるなら、試着したほうが失敗が少ないです。
サイズが合わない服はもちろんのこと、合っていても着心地が悪ければ、着なくなります。
着心地は、素材・伸縮性・通気性・感触・動きやすさ、その他たくさんの要素で決まりますが、こうしたことは数字と写真だけではわかりません。
機能性だけでなく、色の印象やさわった感じ、ほかの服と合いそうかといった要素もあります。
子どもの服、とくに乳幼児の服は、本人が着用を拒絶することは少ないかもしれません。
ですが、サイズにばらつきがあるし、肌触りや伸縮性、着脱のしやすさなどは、実物を見ないとわかりません。
私の娘はLululemon(服屋)とSEPHORA(コスメの店)でよく買い物をしていますが、実店舗で試着したり、サンプルを使ったりしたうえで、ネットで購入することがよくあります。
ネットのほうがサイズが豊富だし、セールなども利用できるからです。
では、赤リンゴさん、これからもお元気でお過ごしください。
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自分で自分の購買意欲を高めてしまう愚かな買い物習慣5選~ネット通販編。
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ネットショッピングで失敗しないコツを5つ紹介しました。
いつでもどこでも買える便利なネットショッピングですが、手軽すぎるゆえに簡単に買ってしまって、後悔することも多いかもしれません。
通常は交換や返品ができるでしょうが、セール品だとできないことが多いです。
安売り商品を買うときは、レギュラー価格の商品を買う以上に、慎重に購入してください。













































