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エアコンのない方、できるだけ使いたくない方のために、エアコンを使わず夏を涼しく過ごす工夫を11個お伝えします。
エアコンは便利ですが、あまり使いすぎるとかえって体調が悪くなるし、電気代もかさんでしまいますよね。節約系ミニマリストとしては、エアコンの使用は必要最小限がいいと思います。
では、あまりお金をかけずに暑い夏を涼しく過ごすワザを紹介します。
1.暑さに強い体になる
いきなり地味な方法ですが、暑さに強い体であれば、多少暑くても元気でいられます。
もちろん、生身の人間が、ターミネーターみたいに炎の中を入っていくことはできません。
ですが、健康であれば、体温調節の機能がうまく働くので、多少暑いからといってへなへなと力を失うことはないのです。
小さな子供や年をとった人は、暑さに弱いのですが、それでも、エアコンのかけ過ぎを控えることで、だんだん暑さに慣れてきます。
心理的にも、「ああ、また暑い夏が来る、いやだいやだ」と思うより、「私は多少の暑さは大丈夫、健康には自信がある」と思っているほうが、元気に過ごせます。
ふだんから水をたっぷり飲み、体を鍛えてください。自分なりに体調を整えて夏にのぞめば、エアコン依存度を減らすことは難しくありません。
ここでも、健康でいることは大きな節約に結びつくのです。
☆健康管理を含めた基本的な猛暑対策はこちらをどうぞ⇒裏ワザなし、お金をかけない基本の猛暑対策15の方法
健康でいることが大前提で、以下に書くことはちょっとした小技です。
2.凍らせたペットボトルを使う
冬場、ふとんの中に湯たんぽを入れることがあります。暑くて耐えられない日はこの逆をやってください。
ペットボトルやプラスチックの水筒に4分の3ぐらい水を入れ、冷凍庫で凍らしたものを持って、寝床に入れば涼しい(というか時に寒い)です。
ペットボトルは抱き枕のようにして抱いたり、首の下や背中の下に入れたり好きにしてください。水滴が気になるならタオルを巻いて使ってください。最初は首の下に入れて涼をとり、寝るときは、外して、抱くのがいいでしょうか。
起きているときは足の下でゴロゴロすると涼しいです。
フタはきっちりしめてくださいね。
3.枕を冷やす
ペットボトルを凍らすのをやりたくない場合は、枕やパジャマを冷凍庫で冷やす、という手があります。
寝る2時間ぐらい前に枕を冷凍庫に入れましょう。そのまま入れると、表面が凍るかもしれないので、薄手のビニール袋に包んで入れてください。
パジャマや下着、靴下など自分が着用するもので、冷やすことができそうなものはすべて冷やしてください。アイマスクを冷やすのもいいかもしれません。
そのためには、以下の下準備が必要です。
●冷凍庫に食品を入れすぎず、枕などが入る余裕を作っておく。
●小さい枕を使う。
●パジャマや枕カバーはコットンや麻、絹などの天然繊維を使う。
天然繊維のメリット⇒私が天然繊維を選ぶ5つの理由~静電気が健康に及ぼす害はあなどれない
もしできるなら、シーツも冷やしておくか、涼しい部屋に置いておくと冷却効果が倍増します。
服を冷やすのは日中のお出かけ前にもおすすめです。
4.自分自身に水をスプレーする
これは私もよくやりますが、スプレーボトルに水を入れて、自分の顔や首筋、手足にスプレーしてください。
一瞬で涼しくなります。
ちょっとコストがかかりますが、エビアンやアベンヌ、カラマンスウォーターなど、化粧品として売られている温泉水を使ってもいいです。
5.首筋を冷やす
首筋を冷やすと涼しく感じられます。首の後ろには体温を調節する器官があります。寒い時は首まわりをカバーすると暖かくなるし、暑いときは首筋にぬれたハンカチを当てると涼しくなりますね。
外に出たら、首筋に直射日光が当たらないように、帽子を使ったり、襟を立ててください。
ただ、アイスノンなどで冷やし過ぎないほうがいいです。気持ちがいい段階でとどめるべきであり、痛かったり、悪寒がするまで冷やしてはだめです。
夏を元気で過ごす工夫はこちらにも書いていますよ⇒夏を元気で健康に過ごすための、シンプルな4つの生活習慣
6.髪をぬらす
髪をぬらすと涼しくなります。全部ぬらす必要はなく、額の生え際をぬらすだけでも効果があります。
今、蛇口の水を手でくんで額の上の髪になすりつけたら、スーッと寒くなりました。
暑さに応じて、ぬらす量を調節してください。
髪を三つ編みに編んで、氷を巻きつけるワザもあります。
7.手足を水で冷やす
手を水で洗うだけですっきりします。手首に水をかけたり、水をはった洗面器に足を突っ込んでください。いずれもほんの短時間でいいです。
もちろん、水風呂に入って全身をぬらせば、もっと涼しくなります。ぬれた服を着ても同様の効果が得られます。
水で、自分の体や、自分のからだをまとうもの(服やタオル、シーツ)をぬらすと涼しくなりますが、体が冷えすぎる可能性もあるので、様子を見てやってください。
8.風通しのいい家にしておく
エアコンがなくても、窓から涼しい風が入ってくれば、かなり過ごしやすいもの。
ふだんから不用品は断捨離し、風の通り道を作ってください。風通しのいい家の作り方はこちらを参考に⇒梅雨時の湿気対策:お金をかけず簡単に部屋の湿度を下げる9つの方法 「8.ドアをあけて風通しをよくする」をお読みください。
9.部屋を暗くする
室内で電気を使えば使うほど温度があがります。夏の夜、長時間のテレビの視聴は控えたほうがいいでしょう。
どのみち、寝る直前にテレビを見ると、眠りに入りにくくなります。ブルーライトのせいです⇒睡眠障害を引き起こすブルーライトとうまくつきあう方法
10.床(ゆか)に寝る
ふとんやベッドに寝るより、じかに床や畳の上に寝たほうが涼しいです。自分の住んでいる家の、もっとも低い場所に寝てください。
カナダの家はたいてい半地下室があります。半地下というのは、上半分は地上に出ていて、太陽光線を取り入れられる位置にある地下室です。
この地下室、メインフロアより圧倒的に涼しいです。
たとえメインフロアに寝ていても、床に近いところであればあるほど涼しいはずです。
床に寝るのは健康にもいいです(個人的な実感)⇒床にじかにシーツをひいて寝てみたら、グッスリ眠れて健康によいみたい
11.伝統的な日本の夏の涼を取る方法をやってみる
誰でも知っている日本の夏を涼しく過ごす方法があります。たとえば、打ち水する、うちわを使う、よしずをぶらさげる、竹や麻のマットに寝る、風鈴をぶらさげる、など。
すべてローテクノロジーであまりお金がかからず、環境にもやさしいのでやってみてください。風流でもあります。
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今の家は地下室で涼しいので、夏もふつうに料理をしています(オーブンは使いませんが)。以前の家では、キッチンはメインフロアにあったため、夏は火を使った料理をすると、夫にとがめられました。
コンロ(ガスでも電気でも)で調理すると、キッチンが暑くなり、その熱が家全体にこもるからです。
夏は電子レンジを使うか、サラダのような火を使わない料理をするように言われていました。
最初はかなり抵抗がありましたが、今は慣れました。
日中から、なるべく火を使わないようにしたり、家電の使用を控えると、家の中全体が暑くなることがおさえられ、冷房代も節約できると思います。
家の作りにもよりますので、一度ためしてみてください。