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ミニマルな日常

最終更新日: 2020.08.29

ガラクタ予備軍を家に入れないための9つの心がけ。

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すぐにガラクタになってしまう物を家に入れないコツを紹介します。

誰にでもできる簡単な方法です。

不用品を捨てるのは、時間がかかるし、体力もいるし、疲れる作業です。

ときにはお金も必要でしょう。

最初から、ガラクタ予備軍を家に入れなければ、こんな苦労をすることはありません。

以下の9つを心がけると、最初からガラクタをシャットアウトできます。



1.収納は控えめにする

収納すればするほど、未来のガラクタが増えます。

片付かない理由は、収納という名の「決断の先延ばし」をするから

1つでも多く収納しようと思うのではなく、適度なゆとりをもたせた収納をめざしてください。

収納の最大の目的(ゴール)は、次に必要になったとき、さっと取り出せることだと思います。

たくさん詰め込んだら、何が入っているかわからなくなるし、取り出すのも大変です。ところが、1つでも多くしまい込むことが収納の最大の目的だ、と考えて行動している人がたくさんいます。

20着しか服をかけられないハンガーラックやパイプに、30着も40着もかけようとしてはいけません。

特殊なハンガーを利用したり、服のかけ方を工夫したりして、ラックの収納能力を無理やり高める。こんな姑息なことをするのは、きょうを限りにやめましょう。

20着しかかからないなら、20着で止めておけばいいのです。

家そのものについても同じことが言えます。

狭い家や狭い部屋にやたらと家具や小物を入れるのはやめましょう。





2.お下がりをもらう前に考える

お子さんがいる方は、親戚や友達からよく子供服のお下がりをもらうと思います。「あげるね!」と言われたとき、「はい、ありがとう(全部もらいます)」と即答してはいけません。

本当に必要かどうかよく考えてから、もらってください。

不用な分までもらわないように。

お下がりは、その内容を、自分で選ぶことはできないため、好みじゃない、サイズが合わない、子供が着たがらない、使うチャンスがない、など、ガラクタになりやすい要因がたくさんあります。

くれぐれも、ほいほいともらってしまうことのないように。

断るのが苦手な人はこちらをどうぞ⇒大事なものにイエスというために、ノーと言いなさい(TED)

3.福袋を買わない

福袋やその類似商品も、お下がりと同じで中身を選べないので、手を出さないでください。

私が物を増やした原因の1つに、福袋がありました⇒もう買うのやめたら?福袋の失敗のダメージは想像以上に大きい

「でも、この福袋は中身が選べるんです」とか、「色やサイズも選べるんですよ」という人がいるかもしれません。

それでも、私なら買いません。

福袋を買うときは、どうしても、「少ない投資で、いかにたくさんの物や服を買うか」という目標が生まれるからです。

買い物の本来の目的は、「必要な物を必要な分量だけ、必要なタイミングで買うこと」のはずです。

このバランスがくずれると、ガラクタが増えます。

「使わない物は、メルカリで売るからべつにいい」「プチプラの服を買って、飽きたらどんどん売って、そのお金でまた新しいのを買えばいい。それが賢いおしゃれの仕方よ」と、考える人もいるかもしれません。

しかし、この場合、使わない物や服を売るという、よけいな仕事が増えます。

「メルカリで売るとお小遣いになるから」と言い訳して、着ない服をいつまでも捨てない読者の声を何度聞いたことでしょうか?

いまは、エシカル消費をするべき時代なので、使わない物が入っている可能性が高いものを買うのは、避けるべきです。

エシカル消費が初耳の方はこちらをどうぞ⇒過剰な消費をしないよう心がけていること:持続可能な社会にするための取り組み、その3。

「福袋を開けるときのわくわく感がたまらない」という声もあるかもしれませんね。

ですが、楽しいことはほかにもいくらでもありますよ。

4.セールやバーゲンは避ける

過去記事で何度も書いていますが、「あ、値段が下がってる、お得だ」と思うと、それがうれしくて、さしあたって必要でない物を買ってしまいます。

さしあたって必要でない物は、たいてい、この先も必要でない物なので、家の中で次第にガラクタ化します。

昔の私は、値下がり品に弱く、デパートやスーパーに行くと、タイムセールで値段が下がっている物が入っているワゴンの中をあさり、100円ショップの前身である、スーパーの百円市や、三百円市みたいな売り場に並んでいる品物を見て、必要でない物を買うことがよくありました。

安いことがうれしくて買った物は、その後断捨離しました。

いまは、もう安売りコーナーでは物を買いませんが、値段が下がった物を買うことが好きな人間と一緒に暮らしているため、セール品がガラクタになるさまを、まざまざと見せつけられています。

安物買いの銭失いな夫の悩み:ミニマリストへの道(99)

セール品は、本当にガラクタになる率が高いのです。

何か欲しい物があり、それをできるだけ安く買うために算段するのはいいでしょう(程度問題ですが)。

しかし、特に欲しい物がないのに、「セールだから、何かいい物があるかもしれない」と、バーゲン会場に行くのはNGです。

ネットショップの安売りイベントにも参加してはいけません。

「セールで買わないと損する」と思っている人がありますが、本当に必要な物を、必要な分だけ定価で買うほうが、長い目でみると、得をします。

なぜあなたはセールで買ってしまうのか? かえって損をするのに。

5.おまけや無料プレゼントを避ける

おまけや無料プレゼントは、無料だ、ということだけが魅力の品物です。

お下がりと同じで、自分の好みで選んでいない物ですから、手を出さないでおきましょう。

すぐに必ず使うことができると思う物以外はもらってはいけません。

もらい物や買った物を、「もったいないから」とそのへんに放置しがちな人は、おまけは、全面的に避けるべきです。

ふだん片付け物をしていると、おまけやサンプルのたぐいがたくさん出てくると思います。

人は、無料でもらった物でも、「捨てるのはもったいない」と思って、取っておきます。

「おまけをもらう」イコール、「あとの苦労を背負い込む」と考えてください。

おまけにひそむワナ。物をもらうと無駄な物が増えるばかり。

6.なくなってもすぐに買わない

いつも使っている物がなくなったり、こわれたりしたときに、すぐに買わず、しばらくそれなしで暮らしてみます。

家に類似品があって、それを使えば事足りるかもしれません。

なければないで、ふつうに生活できるかもしれません。

本当は、そこまで必要ではない物かもしれません。

何かがなくなったときは、それを使うのをやめるチャンスであり、暮らしを見直すいい機会です。

(なくなる前に、大量にストック買いするのは、もちろんガラクタを増やす生活です)。

7.それなりに家の中を整えておく

家の中はそれなりにきれいにして、どこに何があるかわかる状態にしてください。

所持品の把握ができていないと、本当は家にちゃんとある物を、「ないわ。必要だから買わないと」と思って買うことになります。

家をきれいに整える最大のコツは、不用な物をどんどん家の外に出すことです。

8.計画的に買う

いつ、どんなふうに使うのかわかっている物や使っている場面をしっかりイメージできる物を買います。

買ったあとに、「いつ、使おうかしら?」「何に使おうかしら?」と考えるのは順番が間違っています。

買ってから考えるのではなく、買う前に考えてください。

買い物習慣の見直し⇒ついつい物を増やしてしまう7つの買い物習慣。私の反省より。

9.先延ばしをしない

できるだけ早く用事を片付けると、ガラクタの発生を減らすことができます。

DMは家に入れる前に、捨てましょう。

玄関をまたがせてしまったら、できるだけ早く処分します。

友達の結婚式の招待状が届いたら、すぐに出席するかしないか決めて、返事を出します。

招待状に書いてある日時や場所は、その場で手帳に控えるか、スマホで写真を取っておきます。

こうすれば、招待状はすぐに捨てることができるので、キッチンのテーブルの上に紙の山はできません。

手続きの必要な書類も、すぐに手続きしてしまえば、関係書類をまるごと捨てられます。

いつも、先延ばしをしない生活を心がけると、大事な紙だけが家の中にとどまります。

今すぐやる人になる6つの秘訣。先延ばしグセを手放して今度こそ汚部屋を脱出

*****

ガラクタになってしまう物を家に入れない方法をお伝えしました。

どれも簡単だし、すぐにできることばかりです。

ぜひ、試してください。





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