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断捨離や片付けに関係ない質問2つに回答します。
ともに、これから起こるかもしれないことを心配しているお便りです。
内容:
・今、私は何をしたらいいのか?
・インプラントが不安です
では、まずありすさんの質問です。
今、私は何をすべきか?
お便りをブログにのせていただき、うれしかったです。あれから片付けをはじめて、そちらはまだ、途中ではありますが、ある記事を読んで、思うところがあったので、メールをしたくなりました。
それは、TEDの記事で、女の子に勇気を持つことを教えよう、という内容のものでした。
女の子に勇気を持つことを教えよう。完璧であることではなく(TED)
私は小説家を目指していたことがあるのですが、うつ病にかかってから気力も自信もなくなり、断念してしまいました。
うつ病は今は仕事ができるまでに回復しましたが、再び小説を書くことはできていません。
その理由が記事を読んでわかりました。
私はプロと比べてしまい、あんなに素晴らしいものは書けない、つまり完璧主義に陥ってしまうのです。
それに加えて、いわゆる結婚適齢期といわれるものも過ぎているし、リスクをとって小説家を目指すより婚活をしたほうがいいのではと余計なことまで考えてしまいます。
ノートに何ヵ月も書いて整理しようとしますが、堂々巡りになってしまいます。
こういうとき、どう考えたらよいのでしょうか?
堂々巡りをやめたいです。
ありすさん、こんにちは。お便りありがとうございます。
ありすさんは、まずうつ病の治療をしっかり行ってください。
これまで、何度か、ありすさんの質問に回答していますよね?
たとえばこれ⇒実家の片付け方と、本や雑誌を買いすぎる問題について~質問の回答。
これもそう⇒先のことに対する不安でいっぱいの人は、自分自身を信頼する練習をしてみて。
もしかしたら、違うありすさんなのかもしれませんが(たくさんの質問をいただくので、平凡なハンドルネームだと、誰が誰なのか覚えきれない)、まず、過去に私がアドバイスしたことを読み直してください。
完璧主義になるべきではないし、他人と自分を比べるべきではない、という話は、過去記事に何度も書いています。
読者の質問の回答にも、角度を変えて、何度も書いているつもりです。
「私は完璧主義になってるな」と気づいたら、それを改善する行動をとってほしいのです。
「人と比べてる」と思ったら、比べないように心がけてください。
オレンジ対バナナ:人と比べることで生じるダメージとその修復(TED)
うじうじ悩む人は、たいてい行動が足りません。
メールには、「こんなことをやっていこうと思います」と書かれていますが、実際には何もしない。
何もしない代わりに、心配したり、不安になったりすることに時間とエネルギーを注いでいます。その状況に気づいてください。
その人のもつリソース(時間、エネルギー、意識など)は、有限ですから、心配することにリソースをたくさん費やしていたら、行動する分が残りません。
私たちが持っているいろいろなリソース~たっぷりあるから、そんなに買わなくても大丈夫。
堂々巡りをやめたいそうですが、自分で勝手に堂々巡りしているだけです。
やめよう、と思えばやめられます。うだうだ考えているあいだに、小説をちょっと書いてみるとか、書けないなら構想をねるとか。
結婚したいなら、婚活してみるとかすれば、状況は変わります。
さて、小説家というのは、小説を書くのが好きで、書いて発表することを繰り返しているうちに、いつのまにか、それが仕事になってしまった、という流れでなると私は考えています。
少なくとも、小説家になりたいから、小説を書く、という順番ではないでしょう。小説家としてデビューしたあとは、書きたくなくても書く状況が生じるかもしれませんが。
よって、書けないなら無理に書くことはありません。
それと、結婚適齢期っていつですか? そんなもの、いまだに本当にあるの? あるとしたら、妊娠するのにふさわしい年齢でしょうか。
しかし、子供を産みたいなら、結婚しなくても産めます。
「結婚しなきゃ」と思うなら、ありすさんが結婚に何を求めているのか、一度、しっかり考えてください。
「ほかの人がしているようだから、私もしたほうがいいかも」と考えるのは、それこそ他人(しかもその実態はよくわからない)と自分を比べる行為です。こんな不毛なことはやめましょう。
世間体を気にするから物もストレスも増える。気にしない方法教えます。
いずれにしても、うつ病の治療にまじめに取り組み、合間に、今、自分が一番したいことをしてください。
次は、miauさんのお便りです。
インプラントに対する不安
件名:歯科治療について。
miauです。63歳、介護士です。
私は歯が悪く、通常の保険医での根幹治療に限界を感じ、自費治療を受けています。
根が曲がっていたり、開かないところがあり、顕微鏡下での治療です。
しかし、残念ながら根にひびが入っていて、歯を残しても感染源になるからということで抜歯、インプラントを選択しました。
まだ、抜歯はしていませんが、インプラントの怖さが先に立って、いろいろ調べたり歯科医院で聞いたり、納得いく治療を受けたいと思います。
何とか自分でも気持ちを整理して、治療受けることができそうです。
私は下の奥歯ですが、痛みや腫れ、筆子さんは腫れたようですね。
個人差はあると思いますが、仕事もあまり休めないので、熱が出たり、すごく腫れると困るのです。
私の周辺にはインプラント治療した経験のある人がいませんので、聞くこともできず、不安です。
筆子さんのブログだけが頼りです。(笑)
金額ももちろん高額です。
しかし、やるからには満足の結果を得たいです。
歯は大切です。施設勤務ですから、高齢者様の入れ歯を見ていて、不具合が多く、認知症がどんどん進みます。
今後の自分の生活を考えて、健康は大切だと痛感します。
今なら仕事があるので、高価な治療も受けられると思い、頑張っています。
筆子さん、どうか 私にエールをお願いします。
miauさん、はじめまして。お便りありがとうございます。
歯の調子が悪いと、いろいろ不安になりますよね。その気持ちはよくわかります。
私も、詰めものの下に、複数虫歯があるし、ひびの入っている歯もあり、この先、治療費を払えるんだろうか、と心の中が暗くなります。
でもね、miauさん、もうインプラントすることに決めたのですよね?
それとも、検討中ですか?
もし、インプラントすることに決めたのなら、今さら、心配してもしょうがないです。
エネルギーの無駄。
心配しても失敗するときは失敗します。
「やるからには満足できる結果を得たい」と思うのは、未来(自分ではコントロールできないもの)をコントロールしようとする行為です。
miauさんは、歯の記事しか読んでいないかもしれませんが、ほかの記事(過去2年分ぐらい)も読んでいただくと、私にエールをもらわなくても、平常心でいられます。
いずれにしろ、今、インプラントの成功率はすごくあがっているので、成功する確率のほうがずっと高いです。
それに、私、インプラントしたあと、べつに患部は腫れませんでした(たぶん。昔のことなので忘れている可能性はあります)
そんなことは記事に書いていないはずです。
書いているとしたら、誤解されるような書き方をしていると思うので、修正しますから、どのページにそう書いているか、具体的に教えてください。
歯茎が腫れたのは、根管治療のために歯茎を切開したときや、抜歯したとき、サイナスリフトをしたときです。
牛の骨を上顎(うわあご)に入れた話(サイナスリフト):インプラント(5)
歯茎を切ったり、抜歯をしたりして、血がどばーっと(というほどでもないけれど)が出たときに、腫れると思います。ですが、ずっと顔が腫れているわけではないし、腫れと痛みはべつものなので、腫れてもどうってことありません。
それに、ほっぺたが腫れていたって、介護の仕事はできます。介護施設なら、今でも、みんなCOVID-19の感染防止のため、マスクをしていると思うので、腫れていてもわからないでしょう。
テレビや舞台に出る芸能人だと、顔が腫れて人相が変わると困るかもしれませんが。
熱も出ませんでした。何らかの事情で高熱が出ても(出るなんて思えないけど)、仕事を休みたくないなら、解熱剤を飲めばいいですよね?
私、インプラントしたあとは、いたって良好です(ほかの歯にはいろいろと問題あり)。
一口にインプラントと言っても、入れる場所や、骨の状態によって、施術もその結果も変わるから、インプラントのあと、何が起こるのか心配なら、私ではなく主治医に聞いてください。
そのうえで、まだ不安になりたいなら、不安になっていただいてもかまわないのですが、あれこれ心配すると、かえって体調悪くなりますよ。
いつも心配ごとや不安にさいなまれているのは、恒常的にストレスを感じている状態ですから。
なぜストレスは身体によくないのか、どうやってストレスに強くなるか(TED)
ベストの状態で施術にのぞみたいなら、心配しても仕方のないことは心配しないことをおすすめします。これは、miauさんにコントロールできることです。
それと、歯が悪いと認知症になるなんて思わないほうがいいです。
認知症のことは、まだまだ解明されていないことがたくさんありますから。
それでは、miauさん、どうぞお大事に。
歯の治療に関する記事⇒歯に関する記事のまとめ:歯肉炎、根管治療、そしてインプラント体験。
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ある質問に私がしっかり答えても、しばらくすると、次の心配ごとや問題(自分で決められないとか)が、生じて、本質的には似たような質問を何度もする方が複数いらっしゃいます。
その場合、心配することや、自分で決められないことが、癖になっていると思われます。
このパターンを自分で打ち破らないと、ますますその思考パターンが強化されるので気をつけてください。
今すぐ捨てたい根拠のない思い込み:10の認知のゆがみ、その1
パターンをこわす方法に関しては、過去記事に書いていますが、思ったほど伝わっていないようなので(過去記事は埋もれてしまうせいでしょう)、また新たに記事に書く予定です。
とりあえず、悩み事がつきない人は、以下の本を読んでください。
新刊「それって、必要?」本日発売です。読み方、使い方案を紹介。
筆子の新刊『書いて、捨てる! 』3月11日発売。著者による内容紹介。
それでは、あなたも聞きたいこと、言いたいことなどありましたら、お気軽にメールください。お待ちしています。