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ふだん当たり前のように使っている日用品や消耗品の中には、わざわざ買わなくてもいいものも含まれています。
今回は、多くの人が使っているものの中から、使うのをやめられそうなものを9個紹介します。
完全に使うのをやめるのではなく、まず使う量を減らすところから試すといいでしょう。
そうすれば、買う頻度が下がり、その後、買わなくてもよくなるかもしれません。
1. キッチンペーパー
最近は日本でも使う人が多いキッチンペーパー。カナダではキッチンの必需品です。
とても便利な商品ですが、ほかのものでも代用できます。
油切りには新聞紙やそのへんの紙が使えるのではないでしょうか?
台ふきには布のふきんや、古着やタオルを小さくカットしたウエスを活用できます。
ウエスは汚れたら惜しみなく捨てられます。
私は台ふきは、数年前に日本の友人が送ってくれたふきんを使っています。
2. プラスチックのラップ
プラスチックラップは使い捨てが原則で、再資源化が難しい商品です。
石油から作るので、貴重な資源を消費し、ゴミを増やします。マイクロプラスチックの原因にもなる環境負荷の高い製品なので、見直したいアイテムの1つです。
私は電子レンジを使わないし、散らばるものを冷凍するときはシリコンの袋に入れるので、ラップの出番はありません。
最近は、日々食べているランチを弁当にして冷凍していますが、ガラスの容器に入れています。
作った料理の保存は、すでに手元にある瀬戸物、ガラス、ホーローの容器を使えばいいでしょう。ふたは小皿で代用できます。
最近は繰り返し洗って使えるシリコンフードカバーや蜜蝋ラップなど、おしゃれで機能的な代替品も豊富にあります。
私もシリコンのカバーを使っています。
3. 水切りかご/ラック
水切りかごも、家族が少ないなら断捨離できるかもしれません。
網目に水垢がたまりやすく、掃除の手間がかかるし、何より大きいので邪魔になります。
洗った食器はすぐに清潔なタオルで拭き上げるか、吸水性の高い水切りマットを必要な時だけ広げて使えばいいでしょう。
私は水切りにスポンジワイプを使っています。これは、吸水性が高いし、すぐに乾きます。乾くと段ボール紙のようになるので、そのままキッチンのキャビネットに立てて入れています。
スポンジワイプの使い方。いろいろ活用できて環境にやさしいが値段は高め
4. 三角コーナー
年々、使用率が減っている三角コーナーですが、3人に1人はまだ使っているそうです。
私はカナダに来てからは三角コーナーの必要性を感じたことはなく、全く使いません。
そもそも、カナダでは三角コーナーを使う習慣がありません。生ゴミを一時的にシンクにためる発想がないのです。
ゴミが出たら、その場でゴミ箱に入れます(ディスポーザーのある家はディスポーザーで粉砕する)。
私も生ゴミを入れる専用の容器を持っていて、ふだんは冷蔵庫の中に置いておき、ゴミ収拾の日の朝に、外にある生ごみ専用のカートに入れます。
*生ゴミを入れる容器はnoteの記事で紹介しています(無料の記事です)。この記事を書いたときは、カウンターに置いていましたが、その後、冷蔵庫でキープするようにしました。
三角コーナーは、ヌメりやカビが発生しやすいし、シンクの中にゴミを置いておくのは衛生的ではありません。
調理中に出た生ゴミは、新聞紙を折った箱に入れたり、スーパーのレジ袋などにまとめるといいでしょう。
日本の生ゴミの出し方を忘れてしまいましたが、確か可燃ゴミですよね。
三角コーナーを捨てれば、シンクの掃除も簡単になります。
5. 揚げ物専用の油凝固剤
揚げ物をしたときの油の処理に使う凝固剤も専用の製品は不要です。
代替品として一般的なのは牛乳パックと新聞紙です。
使用済みの牛乳パックの中にクシャクシャにした新聞紙や、ウエスを詰め、油を染み込ませて、口をガムテープで閉じれば、そのまま燃えるゴミとして捨てられます。
新聞紙がないときは、クラフト紙(茶色い紙)や包装紙を使えばいいでしょう。
私は揚げ物はしないので、大量の油を捨てることはありません。
6. 場所別の専用洗剤(壁用、窓用など)
「〇〇専用」という洗剤を用途に合わせていろいろ取り揃えると収納場所がボトルだらけになります。
特殊な洗剤は出番が少ないので、なかなか減らないからです。
ものを増やしたくないなら、いろいろな用途に使える洗剤を使うべきです。
日本では、ウタマロクリーナー、オキシクリーン、セスキ炭酸ソーダが人気のようですが、私は古くから使われている重曹、お酢、過酸化水素水(オキシドール)、水、石けんを使っています。
家中で使う洗剤を3~4種類に絞れば、収納がスッキリするだけでなく経済的です。
エコな掃除の決定版。私のベーキングソーダ(重曹)の使い方7つ
7. 入浴剤
私の日本の友人は皆、入浴剤が好きですが、これもわざわざ買う必要はありません。
もし、疲れを取るために入れているなら、天然塩(エプソムソルト・岩塩など)、重曹(ベーキングソーダ)+クエン酸(バスボム風にする)、日本酒や酒粕(家にあるなら)を投入すればいいでしょう。
ハーブティーのティーバッグでもいいと思います。ギフトでもらって、全然飲まないティーバッグがあったら試してください。見た目はあまりよくないですが。
香りがほしいなら精油を使うといいでしょう。
私はいつもお風呂にラベンダーの精油をそのまま投入しています(肌の弱い人にはおすすめしません。塩などに少量ふくませて使ってください)。
8. ティッシュペーパー(箱ティッシュ)
ティッシュはトイレットペーパーで代用できます。
トイレットペーパーをそのままぼんとそのへんに置くのが嫌なら、ティッシュのように使えるトイレットペーパーホルダーや、デザイン性の高いケースに投資して使うのもありです。
鼻をかむのはティッシュを使ったほうがいいと思う人も多いでしょう。
でも、トイレットペーパーでもすごく柔らかいのがあります。
去年、この家に引っ越してきたとき、家主がトイレに用意しておいてくれたロールが、ものすごく柔らかくてびっくりしました。
肌あたりが柔らかいトイレットペーパーは高価ですが、ティッシュを別で買うよりシンプルに暮らせるでしょう。
9. 来客用の食器やスリッパ
めったにお客さんが来ないのに、来客用にいろいろな商品を準備する必要はありません。
収納スペースを圧迫し、ふだん使うものが取り出しにくくなるだけです。
専用のものは手放して、普段使いのアイテムをお客さんに使ってみてください。
普段から、シンプルで気に入っている食器やスリッパを使っていれば、おもてなしに使うことにそこまで抵抗を感じないと思います。
実は、スリッパそのものも、必要かどうかは議論の余地があります。
日本では、床や畳に座る習慣があるから、床はきれいですよね?
もちろん、足が冷える、明らかに廊下や床が汚いなど、スリッパを使う理由があるなら、スリッパにも存在意義はあります。
ですが、ただ習慣で使っているだけなら、何のために使っているのか、一度考えてみてください。
◆関連記事もどうぞ
⇒私が買うのをやめたもの:シャンプーとコンディショナー、ペットボトルの水。
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当たり前のように買っているけれど、習慣を変えれば買わなくてもすむものを9個紹介しました。
ミニマリストの私からすると、「いらないんじゃないの?」と思うものが多いですが、多くの人はミニマリストではないので、いきなり使うのをやめる必要はありません。
家にあるもので代用できそうなら、時々、試してください。
あまりに手間が増えるなら専用品を買ったほうがいいけれど、代用品を使うほうが手間がかからないこともあります。











































