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もっとシンプルに暮らすために、自分が本当に必要なものについて考えてみませんか?
ものを所有すると、すべてが大事に思えるものですが、実際はそうではありません。
使う気満々で買ったのに結局使わなかったもの、そもそも必要なかったもの。家の中にはそんなものがたくさんあります。
このようなアイテムをしっかり手放すことができれば、部屋はもっとスッキリします。
年が変わったタイミングで、本当に必要なものを確認し、今年はものとの付き合い方を変えていきましょう。
必要なものを見極めるメリット
まず必要なものを見極めるメリットについて簡単に説明します。
「自分にとってメリットになる」と納得できれば、その後の作業を主体的に、楽しみながら行うことができます。
時間の節約
必要なものが明確だと、それ以外の不必要なものを家に入れなくなるため、大幅に時間を節約できます。
買い物の時間も、ものを管理する(整理整頓したり、メンテナンスしたり)時間も、探しものをする時間も減るでしょう。
私は衣類は定番品が決まっているので、そのほかのスタイルのものは買う気にすらなりません。
ストレスの軽減
ものの管理が楽になるので、気持ちの負担も減ります。
クローゼットの中に、使う服もそうでない服も一緒くたに入っていると、その日着る服に迷ってしまいます。
節約効果
不用なものを買う頻度が下がるので、無駄遣いしなくなるため、当然節約も期待できます。
本当に必要なものを見極めることは、買い物におけるニーズの選定にも役立ちますよ。
ニーズ(必要なもの)とウォンツ(欲しいもの)に敏感になる:知らないうちにお金が貯まる行動案(その6)
本当に必要なものは、人によって違います。まずは以下の5つのものについて考えてみてください。
ものによっては、複数のカテゴリーに入るものもあります。
1.基本的な生活を支えるもの
生存そのものや日々の暮らしになくてはならないアイテムです。
衣食住に関わるもの
・衣類:自分が本当に着る服
・調理道具や食器:日常使う最低限のもの
・寝具や家具:ベッド、テーブルなど生活に不可欠なもの
人によって、「不可欠なもの」は変わるので、自分の場合はどうか考えてください。
たとえば、私はベッドや敷布団は使っていません。
詳しくはこちらをどうぞ⇒私の睡眠にまつわるあれこれ~65歳一人暮らしの女性の場合
必要な衣類もライフスタイルによって違います。現代人は衣類を持ちすぎなので、ここで「本当に必要なもの」に絞ることができると、かなりスッキリします。
健康維持に必要なもの
・メガネやコンタクトレンズ
・処方薬や健康管理ツール(血圧計、ダイエットグッズなど)
先日、防寒法について書きましたが⇒ミニマリスト流~少ないもので快適に冬を乗り切る防寒術
健康的なものを食べ、暴飲暴食せず、適宜運動をし、夜はしっかり寝るといった、あたりまえのことをすれば、ものに頼らずとも健康維持は可能です。
2.ライフスタイルを維持するもの
生きるのにどうしても必要でないものの、生活の中で役立っていたり、効率を上げていたりするものです。
仕事や学習に必要なもの
・スマホ、パソコン、文房具、教材
・その他職場や学校で使うもの
たとえば絵を描く仕事をしているなら画材、シェフなら包丁、大工なら仕事に必要な道具。
仕事で必要ではなくても、料理が好きならいい包丁やフライパンは自分の生活に必要かもしれません。とは言え、このようなグッズは、どちらかというと、次に紹介する精神的な充実を助けるものに入ると思いますが。
家事を助けるもの
・掃除機、洗濯機などの家電
・工具セット(金槌などが入っているもの)
私はDIYはやらないので、ツールは持っていません。
娘には一人暮らしを始めたときアマゾンで工具セットを買ってプレゼントしました。娘はイケアの家具を組み立てたり、ちょっとした家のメンテナンスをするからです。
カナダのアマゾンで若い女子向けの雰囲気のあるツールキットを買いました。
日本にはかわいいものが多いのに、女子っぽい色合いのツールキットは、日本のアマゾンでは見つかりませんでした。DIYをする人が少ないからでしょうか。
3.精神的な充実を支えるもの
心の安定や幸せを感じるために役立つアイテムも、必要なものと言えるでしょう。
趣味やリラクゼーションのためのもの
・本、楽器、手芸道具、その他趣味に使うもの
・ランニングシューズなどのスポーツ用品
趣味によっては道具や材料の数が増えることがありますが、なぜその活動をしているのか、本来の目的を考えてみてください。
趣味は人生を豊かにするために行うことなので、グッズをたくさん持つことがストレスを生んだり、経済的な負担になったりしているなら、見直すタイミングです。
持ち物が多ければ多いほど、精神的にも豊かになるとは言えません。
自分が心地よくいられる程度のものの数に絞ったほうが、ストレスは減ります。
感情的価値のあるもの
・写真や手紙など、いわゆる思い出の品
・大切な人からのプレゼント
個人的に、思い出品の価値は過大評価されていると思います。
思い出はこころの中にあるので、「もの」はそんなにたくさんはいりません。
思い出品は、ふだんは使わないので、量が増えてしまうと、ふだん使うものが使いにくい状況になります。
捨てられない思い出品を手放す秘訣~保有効果の影響を最小限にする。
4.よく使うもの
使う頻度が高いものは、生活に欠かせないものです。
たとえば、毎日手にとるスマホ、財布、バッグ。
歯ブラシやタオルなど、パーソナルケアに使うアイテムも必要なものです。
以前私は、自分が毎日何を使っているか、調べたことがあります。
朝起きてから、何かを手にするたびに、紙に書き出しました。さほど変化のない生活を送っているせいか、極めて限られたものしか使っていないことに気づきました。
5.代わりのきかないもの
自分の生活や価値観にとって特別で、他のもので置き換えられないアイテムです。
1番~4番のどれにも該当しないけれど、ものすごく大切で手放せないものはこのカテゴリーに入れるといいでしょう。
たとえばオーダー品や一点もので、他に代用の効かない家具や衣類、雑貨など。
オーダー品であっても、もう使わないなら、私は「本当に必要なもの」には入れませんが、所持品について考える段階では、そうしたアイテムをいきなり不用品だと決めつけなくても大丈夫です。
写真、卒業証書やトロフィーなど、人生の節目で手に入れたものは、人によっては本当に大切なものと言えるでしょう。
大切なものは書き出しておく
自分にとって大切なものは、メモしておくと、のちのち便利です。
書き出したリストをもとに、断捨離すれば、リストにないものは、「捨てる」と判断できます。
このリストをもとに買い物リストや「私の定番リスト」を作れば、ストックがふくれあがることや、似たようなものを重複して購入するミスを防げます。
災害時や引っ越しの際も、リストを活用すれば優先すべきものが明確になり、素早く準備できるでしょう。
リストを作る作業は、面倒に思えるかもしれませんが、そんなに細かいリストを書く必要はありません。書き出すことで頭の整理ができ、本当に必要なものが見えてきます。
アナログのノートに書いてもいいし、アプリや、デジタルなメモ帳を使ってもいいでしょう。
今年、私はデジタルプランナーを書いていますが、色をつけるのも、写真の挿入も簡単なので、パッと見てわかりやすいものを作ることができます。
■関連記事もどうぞ⇒本当に必要なものや価値あるものの選び方。
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今回は、「本当に必要なもの」について考えることを提案しました。
家の中が混乱しているのは、必要でないものが多すぎるからかもしれません。
不要なものは早めに手放し、スッキリとした空間を作れば、本当に大切なものをもっと活かしながら、より心地よい暮らしができるでしょう。