日本の夏

ミニマルな日常

最終更新日: 2017.09.13

エアコンを使わずに夏を涼しく過ごす11の方法。暑くて寝苦しい夜もこれで解消。

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エアコンのない方、できるだけ使いたくない方のために、エアコンを使わず涼しく過ごす工夫を11個お伝えします。

エアコンは便利ですが、あまり使いすぎるとかえって体調が悪くなるし、電気代もかさんでしまいますよね。節約系ミニマリストとしては、エアコンの使用は必要最小限がいいと思います。

では、あまりお金をかけずに暑い夏を涼しく過ごすワザを紹介します。



1.暑さに強い体になる

いきなり地味な方法ですが、暑さに強い体であれば、多少暑くても元気でいられます。

もちろん、生身の人間が、ターミネーターみたいに炎の中を入っていくことはできません。

ですが、健康であれば、体温調節の機能がうまく働くので、多少暑いからといってへなへなと力を失うことはないのです。

小さな子供や年をとった人は、暑さに弱いのですが、それでも、エアコンのかけ過ぎを控えることで、だんだん暑さに慣れてきます。

心理的にも、「ああ、また暑い夏が来る、いやだいやだ」と思うより、「私は多少の暑さは大丈夫、健康には自信がある」と思っているほうが、元気に過ごせます。

ふだんから水をたっぷり飲み、体を鍛えてください。自分なりに体調を整えて夏にのぞめば、エアコン依存度を減らすことは難しくありません。

ここでも、健康でいることは大きな節約に結びつくのです。

☆健康管理を含めた基本的な猛暑対策はこちらをどうぞ⇒裏ワザなし、お金をかけない基本の猛暑対策15の方法

健康でいることが大前提で、以下に書くことはちょっとした小技です。

2.凍らせたペットボトルを使う

冬場、ふとんの中に湯たんぽを入れることがあります。暑くて耐えられない日はこの逆をやってください。

ペットボトルやプラスチックの水筒に4分の3ぐらい水を入れ、冷凍庫で凍らしたものを持って、寝床に入れば涼しい(というか時に寒い)です。

ペットボトルは抱き枕のようにして抱いたり、首の下や背中の下に入れたり好きにしてください。水滴が気になるならタオルを巻いて使ってください。最初は首の下に入れて涼をとり、寝るときは、外して、抱くのがいいでしょうか。

起きているときは足の下でゴロゴロすると涼しいです。

フタはきっちりしめてくださいね。





3.枕を冷やす

ペットボトルを凍らすのをやりたくない場合は、枕やパジャマを冷凍庫で冷やす、という手があります。

寝る2時間ぐらい前に枕を冷凍庫に入れましょう。そのまま入れると、表面が凍るかもしれないので、薄手のビニール袋に包んで入れてください。

パジャマや下着、靴下など自分が着用するもので、冷やすことができそうなものはすべて冷やしてください。アイマスクを冷やすのもいいかもしれません。

そのためには、以下の下準備が必要です。

●冷凍庫に食品を入れすぎず、枕などが入る余裕を作っておく。
●小さい枕を使う。
●パジャマや枕カバーはコットンや麻、絹などの天然繊維を使う。

天然繊維のメリット⇒私が天然繊維を選ぶ5つの理由~静電気が健康に及ぼす害はあなどれない

もしできるなら、シーツも冷やしておくか、涼しい部屋に置いておくと冷却効果が倍増します。

服を冷やすのは日中のお出かけ前にもおすすめです。

4.自分自身に水をスプレーする

これは私もよくやりますが、スプレーボトルに水を入れて、自分の顔や首筋、手足にスプレーしてください。

一瞬で涼しくなります。

ちょっとコストがかかりますが、エビアンやアベンヌ、カラマンスウォーターなど、化粧品として売られている温泉水を使ってもいいです。

5.首筋を冷やす

首筋を冷やすと涼しく感じられます。首の後ろには体温を調節する器官があります。寒い時は首まわりをカバーすると暖かくなるし、暑いときは首筋にぬれたハンカチを当てると涼しくなりますね。

外に出たら、首筋に直射日光が当たらないように、帽子を使ったり、襟を立ててください。

ただ、アイスノンなどで冷やし過ぎないほうがいいです。気持ちがいい段階でとどめるべきであり、痛かったり、悪寒がするまで冷やしてはだめです。

夏を元気で過ごす工夫はこちらにも書いていますよ⇒夏を元気で健康に過ごすための、シンプルな4つの生活習慣

6.髪をぬらす

髪をぬらすと涼しくなります。全部ぬらす必要はなく、額の生え際をぬらすだけでも効果があります。

今、蛇口の水を手でくんで額の上の髪になすりつけたら、スーッと寒くなりました。

暑さに応じて、ぬらす量を調節してください。

髪を三つ編みに編んで、氷を巻きつけるワザもあります。

7.手足を水で冷やす

手を水で洗うだけですっきりします。手首に水をかけたり、水をはった洗面器に足を突っ込んでください。いずれもほんの短時間でいいです。

もちろん、水風呂に入って全身をぬらせば、もっと涼しくなります。ぬれた服を着ても同様の効果が得られます。

水で、自分の体や、自分のからだをまとうもの(服やタオル、シーツ)をぬらすと涼しくなりますが、体が冷えすぎる可能性もあるので、様子を見てやってください。

8.風通しのいい家にしておく

エアコンがなくても、窓から涼しい風が入ってくれば、かなり過ごしやすいもの。

ふだんから不用品は断捨離し、風の通り道を作ってください。風通しのいい家の作り方はこちらを参考に⇒梅雨時の湿気対策:お金をかけず簡単に部屋の湿度を下げる9つの方法 「8.ドアをあけて風通しをよくする」をお読みください。

9.部屋を暗くする

室内で電気を使えば使うほど温度があがります。夏の夜、長時間のテレビの視聴は控えたほうがいいでしょう。

どのみち、寝る直前にテレビを見ると、眠りに入りにくくなります。ブルーライトのせいです⇒睡眠障害を引き起こすブルーライトとうまくつきあう方法

10.床(ゆか)に寝る

ふとんやベッドに寝るより、じかに床や畳の上に寝たほうが涼しいです。自分の住んでいる家の、もっとも低い場所に寝てください。

カナダの家はたいてい半地下室があります。半地下というのは、上半分は地上に出ていて、太陽光線を取り入れられる位置にある地下室です。

この地下室、メインフロアより圧倒的に涼しいです。

たとえメインフロアに寝ていても、床に近いところであればあるほど涼しいはずです。

床に寝るのは健康にもいいです(個人的な実感)⇒床にじかにシーツをひいて寝てみたら、グッスリ眠れて健康によいみたい

11.伝統的な日本の夏の涼を取る方法をやってみる

誰でも知っている日本の夏を涼しく過ごす方法があります。たとえば、打ち水する、うちわを使う、よしずをぶらさげる、竹や麻のマットに寝る、風鈴をぶらさげる、など。

すべてローテクノロジーであまりお金がかからず、環境にもやさしいのでやってみてください。風流でもあります。
~~~~~
今の家は地下室で涼しいので、夏もふつうに料理をしています(オーブンは使いませんが)。以前の家では、キッチンはメインフロアにあったため、夏は火を使った料理をすると、夫にとがめられました。

コンロ(ガスでも電気でも)で調理すると、キッチンが暑くなり、その熱が家全体にこもるからです。

夏は電子レンジを使うか、サラダのような火を使わない料理をするように言われていました。

最初はかなり抵抗がありましたが、今は慣れました。

日中から、なるべく火を使わないようにしたり、家電の使用を控えると、家の中全体が暑くなることがおさえられ、冷房代も節約できると思います。

家の作りにもよりますので、一度ためしてみてください。





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