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洋服を買いすぎてしまうのをやめたいという悩み相談をいただきました。
この記事で回答します。
まずメールをシェアしますね。ミオさんからいただきました。
服を買いすぎるのをやめたい
件名:服を買いすぎてしまう自分を変えたいです
いつもブログを楽しく拝見しています。30代の会社員です。
最近、買い物のことで悩んでいます。
服を買いすぎてしまうのです。
季節の変わり目やセールの時期になると、雰囲気を変えたくて新しい服を買いますが、明らかに買いすぎです。
夜や週末、ネットショップでついポチッとしてしまいます。届いたときはうれしいけれど、結局、あまり着ないままタンスやクローゼットの肥やしになっています。
SNSでかわいいコーディネートを見て、「私もあんなふうになりたい」と思って買ってしまうときもあります。
本当は、旅行や将来のためにお金を貯めたいのに、服にばかり使って、あとで後悔します。
筆子さんの記事を読むようになってから、もしかしたら自分は買い物依存なのかもと思うようになりました。
どうしたら、もっと冷静に買い物ができるか、アドバイスがあれば教えていただきたいです。
同じような悩みを経験された方や、うまく買い物をコントロールできるようになった方の意見も聞きたいです。
よろしくお願いします。
ミオさん、こんにちは。お便りありがとうございます。
服の買いすぎに悩んでいるのですね。
ミオさんは、自分の行動をわりと冷静に分析しているので、少し考え方と行動を変えれば、買いすぎをコントロールできるようになります。
以下に、考え方と習慣の両面から、服の買いすぎを止める方法を7つお伝えします。
1. たっぷりあるマインドを採用する
自分にないものではなく、あるものを見るようにしましょう。私はこれを「たっぷりあるマインド」と呼んでいます。
次々と服を買うとき、「まだ足りない」「もっとよくなりたい」という気持ちがあります。
こうした足りない気持ちは、服を買っても満たされません。
というのも、欠乏感の正体は、多くの場合
– 人とのつながりが足りない(孤独、不安、依存)
– 自分が存在する意味や価値が見えない(無力感、虚しさ)
– 安心感や愛情の不足(過去の傷、自己否定)
こんなことが合わさったものだからです。
でも、少し考え方を変えると、実は自分はすでにたっぷり持っているし、満たされていることに気づきます。
すでに持っているものや、自分ができること、自分のよいところに目を向けてください。
たっぷりあるマインドになるおすすめの練習法6つ~もう十分ある、と考える。
2. 服を着ることにフォーカスする
新しい服を買いたいと思ったら、今ある服を実際に着てみてください。
買うことではなく、着ることにもっと意識を向けましょう。
買いすぎてしまう人は、服を買う快感を重要視しています。
でも、服との付き合い方は、「買う⇒しまいこむ⇒あとで断捨離」だけではありません。
買った服を着ることをもっと大事にしてください。
実際に着て、その服との付き合いを深めましょう。
季節の変わり目になったら、ショップを見るのではなく、クローゼットの中を見てください。
存在を忘れていた服や、着こなしに迷っていた服を、工夫して着てみてください。
買い物の高揚感は一瞬ですが、手持ちの服を長く着ることにはべつの満足感があります。
3. 別の方法で気分を変える
買い物以外の気分転換法を見つけましょう。
夜間や週末にネットショップを見て買ってしまうのは、その服が必要だからというより、気分を変えたいからだと思います。
疲れやストレス、退屈、孤独といったものを、買い物の高揚感で一時的に忘れようとしているのです。
そこで、疲れたときに、エネルギーをチャージする方法を見つけておきましょう。
・昼寝
・何もせずぼーっとする
・気持ちを書き出す
・読書
・散歩や軽いストレッチ
・趣味
・日光浴
部屋を片付けるのもいい方法です。
4. SNSや広告を見すぎない
買い物のきっかけがSNSなら、少し距離を取ってください。
SNSやニュースサイトには、広告がうまく織り込まれているので、知らないうちに新しい服を買いたくなります。
夜のルーティンとしてスマホを見ているなら、スマホを見る時間を変えてみましょう。
朝のまだ頭が疲れていない時間帯に、必要な情報だけをチェックしてください。
寝る前の30分はスマホを別の部屋に置くのはどうでしょうか?
Instagramやショップのアプリなど、買い物関係のアプリをフォルダにまとめてホーム画面から外すだけでも効果があります。
購買意欲を刺激するアカウント(ファッション系インフルエンサー、セール情報など)はフォローを外しましょう。
視界に入らなければ物欲を刺激されません。
5. クレジットカード使いにくくする
一瞬でクレジットカード決済ができないように、あえて手間を増やす仕組みを作りましょう。
買い物のハードルを少し上げるだけで、衝動的な購入をしなくなります。
ブラウザや通販サイトにカード情報を保存しないようにしてください。
そのたびに番号を入力するのは面倒なので、まずここでブレーキがかかります。また、入力している間に「本当に必要かな?」と冷静に考え直すチャンスもあります。
クレジットカードではなく、デビットカードやプリペイドカードを使うのもおすすめです。
チャージした分しか使えないので、制限できます。「使いすぎた」と感じたら、次のチャージを遅らせましょう。
チャージに利用する口座にも、少なめにお金を入れておきます。
こうして簡単に買えない状態を作り、買うスピードを落として様子を見てください。
6. 24時間ルールを設ける
欲しい服を見つけたら、すぐに購入せず24時間待つことにしましょう。
多くの場合、一晩経つうちに、気持ちが落ち着きます。
夜や週末に気晴らしとしてものを買うとき、その場の感情で決めています。実際届いてみると、「なんでこんな服を買ったんだろう?」と思うことが多いのではないでしょうか?
一晩待てば、もっと冷静に買う決断ができます。
待つあいだは、買おうとしている服をどんなふうに使うか考えてください。
似たような服があるか、すでに代わりになるものを持っていないか。合わせる靴やバッグを想像してみるのもいいでしょう。
翌朝になって、「やっぱり必要」と思えたら、買ってください。
24時間ルールは、本当に必要な服を選ぶ練習です。
一晩ぐらい待っても、さして問題ありません。素敵な服やセールの服はこれからも、次々に登場します。
7. 買ったその後を記録する
最後におすすめしたいのは、買い物の振り返りをすることです。
服を買ったら、購入日、値段、着た回数、なぜ買ったか、気に入ったところなどをノートやアプリにメモしてください。
半年後に見返して、ちゃんと着ているかどうか確認しましょう。
あまり着なかった服については、着なかった理由を書き加えてください。
「セールで買ったものは結局着ていない」「試着せずに買った服は失敗が多い」といった気づきを得られます。
このような振り返りを続けると、次に同じ状況になったとき、「あのときと同じかも」と立ち止まれるようになります。
記録すれば、何をいつなぜ買ったのか、客観的に見ることができます。
「寂しいときに買っている」「疲れているときにネットでポチっている」など、買い物と感情の関係もわかるので、本当に求めているものは服ではないと、実感します。
行動パターンもわかるので、買いすぎを前もって予防することもできます。
服を買いすぎる人におすすめの過去記事
見て好きな服と自分が着ていて気分がいい服は違う~服を買いすぎないマインドセット。
給料のほとんどを服に費やしていた私が、服を買わなくなった理由。
どうしてこんなにたくさん洋服を買ってしまうの? あなたが洋服を買い続ける7つの理由
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服を買いすぎないためにできることを7つ紹介しました。
ミオさんの参考になれば幸いです。
私も、若いときはたくさん服を買っていましたが、今はほとんど買わなくなりました。
服をどんどん買ってしまうのは、生活習慣にすぎません。
意識すれば必ず変えることができます。












































