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なんでも捨ててしまう筆子がまだ持っている、ミニマリストの持ち物をご紹介するシリーズ。今回はタイマーです。私の持っているタイマーと使い方などお伝えしますね。
ご存知の通り、タイマーは時間を測るものです。ゆで卵をゆでる時間とか。時間を測るだけでなく、制限時間を決めて作業をすると効率があがります。
タイマーを使うと時間の使い方にメリハリができるわけです。家事、仕事、語学すべてに使えるので、本当に便利です。
もちろん断捨離や片付けにも使えますよ。
現在、私は2つのキッチンタイマーとiPhoneの時計についているタイマーを使っています。
筆子のタイマー歴
私がタイマーを使い始めたのは、今から30年ぐらい前。そのころワープロの検定の受験準備をするため、ECCのワープロスクールや、英会話学校に併設されているワープロのクラスに通っていました。
英会話スクールのこと⇒浪費と投資の違いとは?~ミニマリストへの道(7)
ワープロ検定の内容の詳しいことは忘れましたが、50分使って指定された文書を作るといった試験です。
また英検の1級のスピーチの準備もしていて、こちらも詳細をすっかり忘れましたが、1分とか2分で何かをしゃべるので、スピーチの練習にもタイマーを使っていました。
その他簿記や英語の模擬試験を時間をはかって解いていました。
OLをやめてカナダに来てからは、お菓子を焼く時ぐらいしかタイマーは使っていませんでした。
ところが、Flylady.netのメールを読みながら、片付けを始めるようになって、にわかにタイマーの出番が増えたのです。
フライレディのミッション(フライトプラン)に、「1日15分の片付け」や「1日15分の運動」があります。
「タイマーをセットしてやりなさい」とフライレディは言うのです。
フライレディのフライトプランはこちら⇒流しをピカピカに磨くことが家全体の片付けにつながる~ミニマリストへの道(26)
時計を見ながらやってもいいのですが、タイマーなら15分後に、「ピピピピ」と鳴って教えてくれるので、その時間内に集中できます。
これがタイマーのいいところですね。
その後、村川協子さんの本でもタイマーを使っている話を読み、片付けのみならず、ふだんの自分の家事にもタイマーをどんどん取り入れていきました。
村川さんの本はこれ⇒村川協子の「アイデア家事の本」で学んだ家事の効率化の3つの柱~ミニマリストへの道(24)
タイマーを使う3つのメリット
時間を切り取ってくれるタイマーのメリットはいくつかあると思いますが、今回は3つあげます。
1.その作業に集中できる
2.その作業をやりすぎないようにできる
3.やりたくないことも、やることができる
具体的に説明しますね。
1.その作業に集中できる
タイマーを使ったことがある人ならわかると思いますが、15分にセットして、その時間だけ、片付けをしよう、と心に決めれば、片付けに集中できます。
だらだらやるより効率がいいです。
洗い物などがたくさんあるときに、タイマーを5分なり10分にセットして、「この時間内にやってしまおう」と、ピッとタイマーを押し、あとは一心不乱に洗い物に集中。
何をするにも、1つのことに集中すればはかどります。タイマーはその強い味方なのです。
また、村川さんの本を読み、外出前に、身支度をすべて整えてから、家を出るまでの時間をセットして、すきま仕事をやり、タイマーがなったら、出かける、というふうな使い方もしています。
語学で単語を覚えるのもタイマーをはかってやっています。今、30日間チャレンジで、毎日フランス語の例文のディクテを1日15分やることにしていますが、このときも、タイマーを使っています。
30日間チャレンジのこと⇒マット・カッツに学ぶ30日間で人生を変える方法
2.その作業をやりすぎないようにできる
何も意識しないとついだらだらとやってしまうことを、タイマーで時間を区切って、時間が来たら終わるようにすれば、貴重な時間を失うことがありません。
たとえば
今から15分だけお昼寝しよう。
今から15分だけメールチェックをしよう。
今から15分だけ読書をしよう。
という具合です。
時間が来たら終わりにし、つぎの作業に移ります。
パソコンに向かう作業もずっとやっていると目によくないので、25分、45分、50分と作業によって時間を割り当ててやり、時間が来たら休憩を入れるようにしています。
フェイスブックやツイターなどSNSも見ているときりがないので、閲覧は5分、あるいは10分と決めています。
3.やりたくないことも、やることができる
やらなければいけないのに先延ばしにしていることって誰しもありますよね。こういうタスクをちょっとだけやってみるときにタイマーを使います。
たとえば、何かの課題とか、確定申告の準備とか、そういうめんどくさいことです。めんどくさいけど、どうせいつかはやらなければならないこと。
そういうタスクをやるために、「やりたくないけど、5分だけやってみよう。5分だけやったら今日はそれでいいことにしよう」と自分に言い聞かせ、タイマーをセットしてスタート。
どんなことも、心理的なハードルが1番高いのは、やり始めるとき。いったんやり始めるとけっこう、気分がのってくることもあるので、そういうときは、時間を延長して取り組みます。
私の使っているタイマー
もともと物を測るものが好きなこともあり、以前はたくさん持っていましたが、断捨離して現在タイマーは2つにしました。
ソルターのタイマー
2007年の12月に15ドルぐらいで購入しました。
正式な名前はSalter 4 way kitchen timer(ソルターフォーウエイキッチンタイマー) 値段は15ドルぐらいでした。
タイマーにしては高いと思いましたが、このときは欲しかったので購入。
このタイマーは4つの時間を同時にはかることができます。
当時、パン生地を発酵させながら、ほかのお菓子を作ることが多く、同時に複数の時間をはかりたいと思うことが多かったので手に入れました。
T1~T4という4つのタブがあり、ここを押して、任意の時間を設定します。デジタル時計としても使えます。
タイムアップしたときの音がそれぞれちょっと違います。
タイマーを4つ持っているのと同じことなので、その点は便利。数字も大きくて見やすいです。
問題は時間を設定するとき、H(時間)、M(分)、S(秒)のボタンを1つ1つちまちまと押さなければならないことです。
たとえば30分ならMのボタンを30回、ぴっぴっぴと押していくのです。長押しで進んでくれるといいのですが、進みません。5回ぐらいならともかく、20回以上押すのはうんざりします。
それで使っているうちにつらくなったので、台所で使うのはやめました。
今はデスクで使っています。前に設定した時間を記憶しているので、よく使う5分、15分、45分、50分を設定したままにしています。
セシールのタイマー
ソルターのタイマーでこりたので、テンキーで簡単に時間を設定できるタイマーをセシールで買いました。
もしこれからタイマーを買うならば、こうしたテンキータイプのほうがおすすめです。ボタンを押して設定するものでも、長押しで勝手に進んでくれるのならいいのですが。
タイマーと時計を切り替えることができます。値段は忘れましたが800円~1000円というところでしょうか?
押しやすく、文字も見やすく気に入っています。うしろに磁石がついているので、冷蔵庫の側面にくっつけています。ソルターのタイマーにもマグネットがついています。
iPhoneについている時計のタイマー
お昼寝(パワーナップ)や、運動をする時間を測るのに使っています。
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一時期、タイマーを3つも持っているのは多すぎるので、ソルターを断捨離しようと思っていたのですが、これはこれで便利に使っているのでまだ持っています。
どれかこわれたら、買い替えなしで行く方針です。ですが、落としたりでもしなければこわれそうにありません。
今はパソコンのプログラムやスマホのアプリでもいろいろなタイマーがありますね。時間が来たらシャットダウンするものや、画面が真っ黒になるものなど。
そうしたものを使えば、物を減らせると思います。
私も3年ぐらい前に、EyeDefenderというフリーソフトを入れていました。設定した時間がたつと、パソコンの画面にユリの花がぼっと出て、休むはめになるものです。画像は好きなものに変えられます。
また、Googleクロームの拡張機能のタイマーを使っていたこともあります。けれど、ふつうのタイマーのほうが使いやすいので、今はそういったプログラムは使っていません。
小さくて値段も安いのですが、私の家事や仕事を効率化してくれるタイマーはこれからも手放せません。
タイマーを使うとおのずと1つのタスクに集中して、それが終わったら次、そして次、というふうになるので、やることをシンプルにしたいミニマリストにもおすすめです。