ページに広告が含まれる場合があります。
シンプルライフを心がけている読者のお便りを3通紹介します。
・乳がんになって服を手放した
・大事なものが見えてきた
・離婚するのでふんばりたい
FUKUKOさんより
病気になってから物に対する考え方が変わった
件名:病気になり、さらにシンプルを目指します
いつもブログを楽しみに拝読しております。
今年の2月にメールを取り上げていただきました。筆子さんの温かい言葉がとても嬉しかったです。ありがとうございました。
私が必要な物は私が決めればいい。そう思ったら、断捨離が大きく進んだ。
今年の6月に乳がんと診断されました。
薬の副作用はとてもつらく、今年の夏は、起きられない、食べられない、出かけられない日々でした。
初期の乳がんなので、今すぐ命に関わることはないのですが、やはり死を強く意識しました。
私は今55歳、いつ何があってもおかしくありません。人間誰でも死ぬのは当たり前だとわかっていましたが、それは遠いいつかのことではなく、すぐ隣にあることなのだと感じました。
そんな状況で家の中を見回してみると、健康な時と視点が変わりました。
まだまだ捨てられるものがある――持っておくことが、ゆくゆくは子どもたちの負担になるのだと実感し、体調のいいときに少しずつ捨てています。中でも洋服はだいぶ減らしました。
今は休職しており、せいぜい小一時間の外出しかできないので、2組を順繰りに着ています。傷みも心配だし、洗濯して乾かない日もあるので、とりあえず3~4組は持っていますが、それで十分です。
以前は、パンツもスカートもワンピースも着たくて、それぞれに合わせたトップスやアウターなどを揃えようとしていました。
今考えると本当に面倒なことです。
動きやすく通院時にも便利なパンツスタイルに決め、それに合わせられるものだけ残したところ、コーディネートに悩む必要がなくなりました。
そして、重い服(疲れるし乾きづらい)、ドライクリーニングしかできない服、アイロンがけが必要な服はやめました。面倒を見る体力はないと自覚し、手放しました。
気に入っているからと残した昔の浴衣などが天袋にあり、やっぱり捨てようと箱に手をかけましたが、力がなくて下ろせませんでした。
病気になったり年を取ったりすると片付けが大変になるってこういうことかと実感しました。
今後復職しても、服は増やさない自信があります(笑)。コーディネートに悩まない快適さを知ってしまうとやめられないからです。
自分が思っているほど他人は自分を気にしていないものなので、いつも同じ服でも大丈夫です。
これから体力が回復したら、天袋の片付けもしたいし、部屋全体をもっとすっきりと見通しのいい空間にしたいです。ものがあると埃がたまりますので、掃除を簡単にしたいという目的もあります。
筆子ジャーナルを読むと、捨てる励みになります。これからもブログの更新を楽しみにしています。
これから寒い季節に向かいますが、筆子さんの健康を心よりお祈り申し上げます。
FUKUKOさん、こんにちは。お便りありがとうございます。
2回に書いた記事が参考になってよかったです。
6月に乳がんの診断を受けたそうですね。
突然でさぞショックを受けたのではないでしょうか? そして、直後の薬の副作用、とても大変でしたね。
ただでさえ、夏は異様に暑かったでしょうから。でも、初期の段階でがんが見つかったのは不幸中の幸いでした。
おっしゃる通り、健康なときと病気のときでは、物事に対する見方も価値観も変わりますね。
たくさんの洋服をキープして、いろいろとコーディネートを楽しむ生活は、時間やスペース、気持ちに余裕のある人がすることだと思います。
私も、衣類を減らしたおかげで、かなりラクになりました。
ミニマリスト主婦、筆子の14着の服を公開、写真つき(2020年夏版)
もう少し元気になれば、天袋の中も片付けられると思います。あまり無理せず、少しずつシンプル生活を追求してください。
FUKUKOさんの早い回復を祈っております。どうぞ、お大事に。
次はかななさんのお便りです。
断捨離をして人間関係が変わる
件名:本当に大切にしたいことが見えてきました
はじめまして。かななと申します。
停滞を感じていた1年前に断捨離を開始し、筆子様のブログに勇気をもらいながら継続中です。
特にフェリシモの記事が、まさしく数年前の私で「そうだよな~」と思いながら拝読しました。
なぜ私はあんなに物を買ってしまったのか~ミニマリストへの道(3)
フェリシモに限らず、どこの会社も消費者が購入しないと経営が成り立たないので、無駄買いする人も必要なのでしょう。
けれども、大富豪で豪邸に住んでいるわけでもない限りキャパオーバーは来るわけで。
物を減らすと、不思議と自分にとって大切なものがはっきりとしてきます。
すると、人間関係も不思議なことに変わってきました。
今まで皆に好かれようと疲れておりましたが、「全員好かれなくていいよね、私は交友関係狭い分数人の人とのご縁を大切にできるよね」と思えるようになりました。
ラインも決まった時間しか返しません。疲れちゃうから。それでも離れないでいてくれる人を大切にしようと思えております。
まだまだ仕事面で大切なものが見極められておりませんが、きっとこれから断捨離を続ける中で見えてくるものがあると思います。
これからもブログの更新を励みに、断捨離を続けてまいります。
かなさん、こんにちは。お便りありがとうございます。
いつも、ブログを読んでいただきうれしいです。
かなさんも、通販で物をたくさん集めてしまったのですね。まあ、私ほどひどい人はいないと思いますが。
断捨離を開始してから、大切なものが見極められるようになってよかったです。
皆に好かれるのは不可能なので、「好かれたい欲」を早めに手放すことができたのは素晴らしいです。
主軸は自分軸にしたほうが、ストレスのない暮らしになります。
ソーシャルメディアの返信は仕事ではないので、律儀に入れる必要はありません。
それではかなさん、これからもお元気で、シンプルな暮らしを楽しんでください。
最後は、しばいぬさんのお便りです。しばいぬさんは、柴犬子さんとは別の方です。
離婚するから持ち物はミニマムにしたい
件名:離婚を決めました
しばいぬと申します。
長男を妊娠している時に初めて発覚した夫のギャンブル癖、借金癖を、見て見ぬふりしてきましたが、この度、離婚を決めました。
現在子どもは4歳と2歳で、手がかかりますが、夫の行動やお金遣い、嘘をついてまで競馬をしにいっている間に私が子どものことをみていることが、ばかばかしくなりました。
はじめは、結果として家計が減ることになると思い、借金を肩代わりしていました。
色々とギャンブル依存症の書籍を読むと、私のその行動は間違っていたようです。が、その時の自分を責めすぎないようにしようと、今は決めています。私は、借金のショックを受け、精一杯被害を食い止めようとがんばっていたと思います。
先日、まずは1ヶ月別居して1人でやっていく覚悟を決めようと、夫を実家へ追い出しました。
1週間後に再度話し合い、揉めずに離婚をすることを約束し、同居に戻りました。
別れる時に揉めたら、私が、もうとことん愛想をつかしてしまい、子どもと夫を合せたくないと思ってしまうと思ったからです。あとは、金銭面で、お金を入れてくれないと困るから…
今思うと、私が夫の再生に期待していると見せかけて、共依存のようになっていたのかもしれません。
モーニングページ(といっても、朝ドタバタなので昼夜問わず隙間時間にできるときだけ)をしたり、ブレインダンプや1日1ヶ所15分断捨離をするなど、適宜自分が爆発する前に発散させていますが、なんだか中途半端なのが気がかりなので、詰めが甘くなりがちなところを厳しめに、思い切って捨ててしまおうと思っています。
なんてったって、離婚するし、持ち物はミニマムにしておかないと次の住まいで困りますよね…
今1番懸念しているのが、マイホームがあり、ペアローンを組んでしまっていることです。これから弁護士さんに相談して、進めていく予定です。まずは市の無料相談からで、いいですかね…
初めてのことだらけ、不安だらけですが、そういうときこそ、書いて捨てる、ですよね。
筆子さんもお忙しいかと存じますが、激励をいただけたら、嬉しいです。
自分と子どものために、踏ん張ります。
しばいぬさん、こんにちは。お便りありがとうございます。
お子さんがまだ小さく、共有財産もあるので、離婚の手続きが煩雑になりそうですね。
離婚にさいして何をするかに関しては、私がお力になれることは何もありません。
私は、日本の事情にかなりうといし、そもそもこのブログは、結婚・離婚ブログではありません。離婚がトピックのメールをのせると、類似のメールが多数寄せられるので、このメールもシェアしようかどうか迷いました。
ただ1つ言えるのは、何をするにも、断捨離や実家の片付けと同じ手順を取るのがベストだということです。
ゴールを決め、そのゴールを達成するためのアクションプランを考え(タスクの細分化)、1つひとつやっていくだけです。
何かをやろうと思っても、なかなかできないのは、それがとてつもなく大変なことに思え、恐怖を感じたり、怖気づいたりするからだと私は考えています。
だから、まず、タスクを細分化して、すごく簡単なものにして、心理的ハードルを下げます。さらに、失敗するとか、うまくいかないとか、そういう否定的な面ばかり見ないことも重要です。
そして、要所要所で家族、知人、専門家のサポートを受けてください。もちろん、モーニングページを書くのはとてもおすすめですよ。
ネガティブ思考改善にモーニングページがいい~今月の30日間チャレンジ
しばいぬさんは、もう離婚を決めたのであり、一番難しいところはクリアしていますので大丈夫です。やることやれば、離婚手続きは終わります。
それではどうぞお元気で、しばいぬさんのゴールの達成を祈っています。
******
「乳がんです」というお便りをくださる方は、思いのほかたくさんいらっしゃるのですが、皆さん、前向きに治療に取り組まれているので、もしあなたもそうなら、そうしてください。
「他人事だからそう言えるのよね、筆子は健康だから」とか、「口で言うのは簡単だろ」と思うかもしれません。しかし、絶望したって結果は変わりません。むしろ、ストレスが多いと病気が悪くなります。
絶望したいときは、絶望タイム(1回15分とか)をもうけて、その時間に思いっきり絶望したり、自分をかわいそうに思うことをおすすめします。
私の弟も、25年ほど前にとある病気になり、かなりシビアな治療を2回受けました。
しかし、今は寛解したようで、この秋、日本で会ったときは、ふつうに元気でした。
2世帯住宅を建てて、ひまなときは孫の面倒をみたり、趣味の日曜大工に精をだしたりして楽しそうでしたよ。
弟の部屋にはたくさんのコミックが置いてあり(コミックを入れる棚も弟の自作)、私は、声を出して笑ってしまいました。私なら、全部、電子書籍にするところです。
では、あなたも、質問や感想などありましたらお気軽にメールください。お待ちしています。