ソファに座っている女性

ミニマルな日常

私が必要な物は私が決めればいい。そう思ったら、断捨離が大きく進んだ。

断捨離体験を教えてくれた読者のお便りを紹介します。

内容:

・断捨離がぐんと進んだ話

・祖母が亡くなって思ったこと

・毎日片付けてから寝るようになった

まずFUKUKOさんのお便りです。手紙の中の見出しは私が入れました。



断捨離が大きく進んだ

件名:断捨離が進みました。ありがとうございます

筆子様

初めておたよりいたします。FUKUKOと申します。55歳の女性です。

数年前から筆子ジャーナルは存じておりましたが、ここ半年くらい毎日拝読しております。

子育てが一段落し、夫と別居して身辺が落ち着いた今、筆子さんのことばに励まされて断捨離が進みましたことへの感謝をお伝えしたいです。

若いとき両親を亡くし、遺品整理に苦労しましたので、ものを増やさないようにという意識はありました。しかし、買い物はストレス解消法でした。筆子さんのご指摘のとおり、心に欠乏感があったのです。

ブログから学んだこと

筆子ジャーナルで学んだことはたくさんありますが、特に、

1)思い出は品物ではなく、心の中にある 
2)持っているものは使う 
3)自分優先主義

の3つが、断捨離を支えてくれました。

残っていた両親の遺品を整理した

30年前、50代で急逝した両親のものはほとんど整理しましたが、まだ残っていました。

父の会社の社報(逝去した父について記事が載っている)、友人の方々が開いて下さった偲ぶ会の資料、手紙… 見るのもつらいものや罪悪感を引き起こすものなので、すべて捨てました。

残したところで両親が喜ぶとも思えません。

母の趣味であった刺繍の作品は、母がひと針ひと針縫ったと思うとなかなか処分できませんでしたが、40年近くたつと変色したものもありました。

デザインが好きで今後使うものだけを残しました。

母が作ってくれた着物、母自身が結婚式で着た着物もありました。

これも、筆子さんが着物を処分した記事を読み、決心しました。一応買取ショップに持っていきましたが、1円にもなりませんでした。有名な作家の着物でなければ値はつかないといわれました。

キープした理由がわからない物たち

筆子ジャーナルを読み、改めて自分の部屋を見てみると、何で取っておいたのか不思議に思うものがほかにもたくさんありました。

私が子どもの頃の絵、夏休みの絵日記、作文、切手帳、学生証もありました。すべて処分しました。

洋服もアクセサリーもバッグも、好きな物だけ残しました。デザインが気に入らない、着心地が悪いものは捨てました。

一時期ビーズやミシンでの小物づくりにはまっていましたが、作り過ぎました。ビーズは数年作っていなかったので捨てました。生地も数点残して処分しました。

感銘を受けた本も、しょっちゅう読み返すのでなければ、読んでくださる方に渡ったほうがよいと考え、リサイクルに出しました。
 
結局、持っていたものの半分近くはなくてもいいものでした。

洋服はもちろんアクセサリーも着物も「一生もの」などないと感じました。

そして、どんな品物も持っていれば劣化し、市場価値はほとんどなくなるということも学びました。

必要なものは自分で決める

一番の収穫、それは「私が必要なものは私が決める」という感覚でした。今まで、両親が大事にしていたから、あの人からのプレゼントだから、といった理由でものを持ち続けてきたのです。

必要であり、自分が選んで残したものだけの空間は、本当に快適です。

余分なものがないとすぐに見つけられ、着る服を決められ、ストレスがありません。
 
これからの買い物は、本当に必要か、これを持ち続ける覚悟はあるかを吟味して、すっきりした部屋をキープできるようにしたいと思います。

長文失礼しました。これからも筆子ジャーナルを楽しみにしております。

どうぞお体大切にお過ごしください。

FUKUKOさん、こんにちは。お便りありがとうございます。

いつもブログを楽しみにしていただいてとてもうれしいです。

すっきり生活になってよかったです。

30年前に亡くなったご両親の遺品で残っていたものを整理したのですね。

私は遺品を処分した経験がありませんが、片付けているとき、亡くなった人の人生を思い、手放し難く思うときがあるでしょうね。

でも、FUKUKOさんも書いていらっしゃるように、思い出は心の中にあるし、両親が注いでくれた愛も自分の中にあるので、思い出の品は、そんなに数はいらないと思います。

大事なのは、物理的な物より精神的なものですから。

それではFUKUKOさん、これからも、楽しいシンプルライフをお送りください。

自分優先主義⇒汚部屋を卒業したいの? 自分優先主義を採用してください。

次は、うさげさんのお便りです。

あの世には何1つもっていけない

件名:断捨離、継続中です

筆子さん

こんにちは。

毎日、ブログの更新を楽しみにしています。

モーニングページ効果で脳内がスッキリしたのか、この2か月は特に筆子さんのことばがすっと頭に入るようになりました。

話は変わりますが、先日、祖母を見送りました。大往生でした。

祖母の顔を見ながらつくづく思ったのは、「あの世へは何一つ、もっていけないのだな」ということ。

その日以来、所有するモノへの見方ががらりと変わりました。

「必要だと思っていたけれど、実は不要なのでは?」と感じたものを、毎日1つ2つと捨てています。

捨てる物の数は多くないし、サイズも小さなものばかりなのですが、不要な物が減るにつれ、心が軽くなっていく実感があります。

「もう捨てるものはないと思ったときは、見方を変えるとよい」という筆子さんの指摘を思い出したりもしました。

「これ以上捨てられない」~断捨離に行き詰まったその時から真の断捨離が始まる

私が手ぶらでこの世とおさらばする日が明日なのか、半世紀先なのかはわかりませんが、「今」にフォーカスして、身軽に暮らしていきたいと思いました。

筆子さんのブログにはたくさんの気づきがあって、断捨離に行き詰ったときや、ちょっと悩んだときの助けになっています。

寒い季節ですが、どうぞご自愛ください。

うさげさん、こんにちは。お便りありがとうございます。

おばあさんが亡くなられたのですね。寂しくなりましたね。

でも大往生だったそうで、その点はよかったです。

おばあさんを見送って、物に対する考え方が変わったそうですが、それはおばあさんが、うさげさんにくれた最後のプレゼントですね。

不用品に囲まれて、その管理に忙しく暮らすより、今にフォーカスして暮らすほうが絶対人生が充実しますから。

このブログが、うさげさんの人生をよくすることに、少しでもお役に立っていれば、こんなうれしいことはありません。

では、うさげさんも、どうぞお元気でお暮らしください。

最後は、あゆみさんのお便りです。

やるべきことを毎日済ませられるようになった

筆子さん、こんにちは、

猫と生活していて冷蔵庫の中身が不用品ばかり、といった内容のメールを昨年秋ごろ送信したものです。

ブログにてお返事いただいて本当にありがとうございました。感激しましたし、笑いました。

絵本、放送コンテンツ、冷蔵庫や押入れの中にあった物~最近私が捨てたあれこれ。

あれから片付けも進みましたが、生活を快適にすることを意識したら多少物は増えました。

ただ、昔であれば「片付けは明日やればいいや」という気持ちがあったりしましたが、綺麗に片付けやすくなったり、生活が快適というのを意識してからというものの、毎日やることを済ませて眠れるようになりました。

仕事が忙しいと、部屋が汚くなりがちだったのですがそういったこともなく、冷蔵庫の中身も全て食べ切って、節約を意識するようになったくらいです。

元々自炊はしてましたが最近はちゃんと使い切る!!!という意識が強いです。

片付けを続けていたら仕事の内容も少し考えさせられたので、今年は転職・引っ越しも検討しています。

あの時筆子さんのブログに再会して、またメールを出してよかったです。

また生活環境は変わるかもしれませんので片付けはコツコツしますが、猫と仲良く暮らしながら頑張ります。

いつもありがとうございます。

あゆみさん、こんにちは。お便りありがとうございます。

片付けを先延ばししなくなってよかったです。ためるとあとがしんどいですから。

ものを使い切ることもできているのですね。いいことです。

今年は、転職するかもしれないとのこと。ますます暮らしが充実することを祈っています。

どうぞ、お元気でお暮らしください。気が向いたら、またメールをください。

******

読者のお便りを紹介しました。

かつてのFUKUKOさんのように、他の人の意向に勝手に忖度して、余計な物を持ってしまうことって多いと思います。

でも、自分の家に置くものは自分が決めるべきだし、どんな生活をするか、どんな人になるかも、自分で決められるのです。

自分で決める生活は責任も伴いますが、楽しいですよ。

それでは、あなたも質問、感想、近況などお気軽にお便りください。

お問い合わせフォームはこちら⇒お問い合わせフォーム | 筆子ジャーナル

お待ちしています。





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完璧主義~決して満足できない気持ちとの戦い(TED)次のページ的を得た図

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