ページに広告が含まれる場合があります。
若い頃、たくさん服を買っていた私が、ほとんど服を買わなくなった理由を5つ紹介します。
今、服ばかり買っている人も、5つのうちのどれかをやってみると、少しは買い物にブレーキがかかるかもしれません。
どのぐらい買っていたかというと、服の数を数えたことはありませんが、クレジットカードでたくさん購入し、カードの引き落としが終わると手持ちのお金が全部なくなるレベルでした。
買った服は、自室の洋服ダンスやファンシーケース、カラーボックスに詰め込み、それでも場所が足りなかったので、母の部屋の押し入れの中のケースにも入れていました。
こういう生活を10年はしていました。
そのような根強い買い物習慣でも、ちょっと意識を変えれば、わりと簡単に変わります。
1.服をたくさん捨てて現実に直面した
服を買いすぎて、手狭になったので、20代の後半に、ものすごくたくさんの服を捨てました。
今なら全部寄付するところですが、当時は、廃品回収やリサイクルショップに出しました。
Tシャツがすごくたくさんあったし、似たような黒のトップスが、何枚も何枚も出てきて、さすがの私もうんざりしました。
たくさん買ったけど、着ている服はほんの一部。
無意味な買い物をしている現状に直面し、「服を買うのってむなしいな」と感じました。
ただ、この時点では、そこまで減らしていません。明らかに着ない服を捨てただけなので、また着るかもしれない服や、値段が高い服は残しました。
今、ファストファッションが全盛で、衣類の値段は比較的安いと思います。
でも、私が20代、30代の頃は、デザイナーブランドが流行っていて、けっこう服が高かったんです。
私は、スーパーでも服を買っていたので、まず捨てたのは、こうした量販店で買った安い服、どこで買ってもわりと安価なTシャツなどです。
2.自分が好きな仕事をするようになった
私は仕事をするのは嫌いではありませんが(ぐずぐずだらだら仕事をするのが苦手で、何ごともさっさと終わらせたいせっかちな気質)、若い頃やっていた仕事や、毎日通っていた職場があまり好きではなく、かなりストレスがたまっていました。
楽しくなかったうえに、たまにすごく忙しくて、残業が続く日がありました。
そういうストレスは、うまく自分で管理するべきですが、若い頃は、ストレスマネジメントなんて考えたこともなかったし、自分がふだん読んだり見たりしているものにも、そんな話はいっさい出てきませんでした。
ストレス解消法らしいもので私の耳に聞こえてきたのは、花金(はなきん、華金とも書く)という言葉ぐらいです。
「花金」は、翌日が休みである金曜日の夜は、リラックスして楽しめる特別な時間、それは花のように華やかな金曜日という意味です。
花金だから、その夜は飲みに行ったり、踊りにいったりして、楽しんでストレスを解消するわけです。
でも、私はお酒が全然飲めないし、人混みがものすごく苦手です。
街に繰り出して、飲んだり踊ったり騒いだりすると、べつのストレスが増えるので、結局、買い物をしてストレスを解消していました。
ところが、自分が好きな仕事をするようになったら、仕事のストレスがたまらなくなったので、買い物する必要がなくなりました。
私がブロガーになったいきさつはnoteに書いていますが、ブログを書き始めてから、書くことがストレス解消になりました。
プライベートで嫌なことがあっても、ものすごく不愉快なお便りをもらっても、ブログを書いているうちにスッキリします。
仕事じゃなくても、家事でもなんでもいいですが、嫌な活動は極力やめて、好きなことを始めると、嘘のようにストレス解消の買い物がなくなります。
3.服を買う時間がなくなった
仕事を始めてから服に限らず、ショッピングする時間をあまり取れなくなったので、ごく自然に買い物が減りました。
私は暇だったから、暇つぶしとして服をたくさん買っていた面がありました。
私が服を一番買っていたのは、日本でOLや派遣社員をしていたときです。
この頃、仕事が忙しいときもありましたが、独身だったので家事をしなくてもすんだため、会社にいない時間は自由に使えました。
だから、この時間でたくさんショッピングをしていたんです。特に仕事の帰りに。
仕事には平日、毎日行くので、仕事の帰りに買い物するくせがつくと、毎日のように買ってしまいます。
自宅では、通販カタログをよく見ていて、ここでも買い物をしていました。
カナダに来てからは、しばらくは学生だったので、このときは、勉強が忙しく、買い物はほとんどしませんでした。
子供が生まれてからは、育児に忙しく、やはり買い物はしませんでした。
ですが、子供が赤ん坊じゃなくなったタイミングからだんだん時間が取れるようになって、プチプラの服を買うのがマイブームとなり、ネットで安い服をたくさん買っていたことがあります。
私が「服を買いすぎた」と思ったのは、この頃が最後です。
ブログの仕事を始めて以降は、こちらの活動で忙しくなり、服を買う時間の余裕はなくなりました。
ここからわかることは、暇だと、不用なものをたくさん買ってしまうということ。
有意義な暇つぶしの方法を見つけておくと、無駄な買い物を減らすことができます。
4.ファッションへの興味が低下した
若い頃、私はそれなりにファッションが好きで、雑誌や店で服を見るのが楽しかったのですが、いつのまにかファッションに興味がなくなりました。
20代の頃は、『non-no(ノンノ)』や『anan(アンアン) 』をよく見ていたし(基本は喫茶店で見ますが、まれに購入した)、『Olive (オリーブ)』という雑誌は、創刊からしばらくは毎号買っていました。
オリーブの創刊は、1980年代の前半で、私はすでに20代だったので、この雑誌のメインターゲットよりは年齢が高かったにもかかわらず。
オリーブの話は、過去記事で何度も書いています。
たとえばこちら⇒2015年、断捨離してよかったもの(古いもの編)~捨てるからこそよみがえる思い出
ところが、年を取ったら、家庭、仕事、趣味の重要度があがり、ファッションの優先順位が限りなく低下しました。
ある程度、時間やお金、意識の余裕がないとファッションまで気が回らなくなると思います。
もし、今、20代で、「私、服ばっかり買っちゃうの」と悩んでいる人は、キャリアを築くために邁進したり、結婚して家庭を持ったり、社会的な活動を始めたりするなど、意識のベクトルを向ける先を変えてみてください。
すると、優先順位が変わって、服を買う情熱がなくなると思います。
5.定番を決めた
ファッションに興味がなくなり、服を買うことや着ることに使うリソースを節約するために、ふだん着る服を定番化しました。
自分のユニフォームを決める12のヒント。おしゃれミニマリストになる道もある
こうしたら、ものすごく楽になったので、このやり方が定着しました。
定番を決めてしまうと、服を取り揃える必要がないので、たくさん買わなくてもよくなります。
先にも書きましたが、私はファッションそのものは嫌いではないと思います。
今、韓国のドラマをよく見ていますが、登場人物が着ている服が目につくし、高そうだな、素材がよさそうだな、すごく変な柄だけどきっと上質なんだろう、などなどいろいろ思います。
しかし、自分の着る服はすべて家にあるので、そのような服を「買い物の対象」として見ることはありません。
服をたくさん持っていたときも、よく着る服は決まっていたので、その事実を受け入れて、潔く定番を決めてしまったのは、私にとってはよかったことでした。
*****
今回は私が服を買わなくなった理由を紹介しました。
ほかにも、
・自己肯定感があがって、他人の目や流行に気を配る必要がなくなった
・結婚相手を見つけるためにきれいな格好をする必要がなくなった
・私の服装をチェックしてとやかく言う人がいない(社会的プレッシャーがない)
こんな理由も考えられます。
自分はなぜ服を買っているのか、その理由を考えてみると、買わなくてすむ生活にシフトするヒントを思いつくでしょう。