ページに広告が含まれる場合があります。
服がありすぎて毎朝着るものに迷う。クローゼットがいっぱいでイライラする。少し断捨離して、すっきりしたいけど、なかなかできない。こんな経験はありませんか?
なぜできないのでしょうか?
何か障害があるからですね。今回は服を捨てたいのに捨てられない5つの理由とその対処法をお伝えします。
5つの理由はこちら:
1.コーディネートを考えながら服を捨てている
2.服の買い物を続けている
3.服を捨てる体力や時間がない
4.完璧主義すぎる
5.やる気がでない
1つずつ説明します。2番~5番はほかの物を手放す場合にもあてはまります。
1.コーディネートを考えながら服を捨てている
人が服を断捨離したいと思うとき、単に、物がいっぱいで暮らしにくいから捨てる、という理由だけではないと思います。捨ててミニマムなおしゃれがしたい、という希望もある人が多いでしょう。
私はそんなことは思いませんでしたが。
そのせいでしょうか。「このトップスとこれは合うかしら?」「何にでも合いそうなものを一着残しておこう」。こんなふうに、断捨離をしながら、服の組み合わせを考えて、やたらと時間をとってしまう方がいます。
まずは服を捨てることに集中する。コーディネートはその次です。
すなわち、
●少ない服でするおしゃれなコーディネート
●少ない服で着回し上手
●朝、何も考えなくてもおしゃれなコーデ
といったことは、服を断捨離しているときは考えるべきではないのです。
優先順位としては
1.)服を断捨離して手持ちの服を減らす
2.)少ない服でおしゃれ
になると思います。
この優先順位があいまいなので、なかなか服を断捨離しきれないのです。
服の断捨離に限りませんが、一度に2つも3つも問題を解決しようとすると、何一つ問題は解決できません。
まあ、少しでも捨てれば前よりすっきりして、多少の前進が見られるでしょうが、本質的にはあまり変わっていないでしょう。
手持ちの服を半分ぐらいにしてからコーディネートを考えればいいと思うのです。
服の数が劇的に減ると、結果的におしゃれになるし、朝、あれこれ迷うこともなくなります。なぜなら、服が少ないほうがセンスが磨かれるし、捨てているうちに、自分の好きなスタイルがわかってくるからです。
その理由はこちら⇒おしゃれになりたいなら、服をどんどん断捨離したほうがいい理由
いろいろなおしゃれがしたいと思って服の数が増えてしまったと思います。その結果、かえって何を着ていいのか迷ってしまったり、何にどれを合わせればいいのかわからなくなっているわけです。
ですから、ある程度服を減らしてから、コーディネートや着回しを考えたほうがうまく行くのです。
50着ぐらいになったら、トップスとボトムスのバランスなどを考えればいいでしょう。そのぐらいになると、自分が何を持っているのかよくわかるので、着回しを考えやすくなります。
2.服の買い物を続けている
断捨離しよう、と思いながら、相変わらず前のように服を買っていると、数が減りません。当たり前と言えば当たり前です。
今の日本、服はいつでも買えます。ある程度断捨離が終わってから買ってください。
手持ちの服の数にもよりますが、3年ぐらい全く服を買わなくても、着る服に困る人は少ないと思います。数着の服をヘビーローテーションしているのでなければ、服はなかなかいたみません。服は長持ちなんです。
私も30前後のころ買った服を、数着、実家に置いたままでしたが、15年たっても悪くなっていませんでした。ウールは虫にくわれていましたが。
今、消耗品のように服を買う人が多いです。下着や靴下は消耗品ですが、その上に着るふつうの衣料は消耗品ではないのです。一度家に入れると着倒すか、捨てない限り、タンスの中にずっとおさまっています。
よって、買い物は慎重にするべきです。
やたらと服を買わない方法はこちら⇒買い物が止まらない女子必見!服を買わない7つの方法
3.服を捨てる体力や時間がない
この障害は服の断捨離に限りません。汚部屋に住んで、うんざりしている人でも、「時間がないから、片付けられない」と言います(家の娘です)。
実際、ふだん忙しいから、掃除や片付けをする時間がなくて、クローゼットや部屋がくしゃくしゃになってしまったのかもしれません。ですが、買い物する体力や時間はあったわけです。
そこで、「疲れている」とか「時間がない」と言い訳しているのなら、まずは買い物する時間を片付けにあててください。
いつもなら買い物に行っていた時間を1つでも2つでも物を捨てることに使うのです。すると、意外に自分には時間があったことに気づくでしょう。
さらに、よく言われることですが、時間は作り出すものです。
ここでも優先順位を意識するべきです。1日24時間ありますが、自分のスケジュールを洗い出して、仕事、家事、育児などやらねばならないタスクの中に優先的に片付けを入れてください。
4.完璧主義すぎる
意外と気づかないのですが、完璧主義は何をするにも障害になります。中身の濃さを求めたり、細部にこだわりすぎると、最初の一步が踏み出せなかったり、踏み出したとしても、その後の作業にものすごく時間がかかります。
「服を捨てて、完璧なワードローブを作りたい」と思ったり、何にでも合う1着を残そうとして、頭を悩ませるのは完璧主義のせいです。
どのみち、何にでも合う八方美人的な服は、その人のオンリーワンにはなりにくいです。
また、「断捨離やるなら一気に徹底的に完璧にやるべきだ」なんて、こんまり先生のようなことを言い、時間がとれるタイミングを待っていたりします。しかし、実際は毎日2分でも捨てたほうが、服は早く減ります。
もっとも簡単で効率のいい服の捨て方がわかってから捨てようとすることも完璧主義のせいです。いろいろな片づけ本を読んだり、片付けのブログを読んで情報を集めている間にどんどん時間がたってしまいます。
また、完璧主義の人は失敗を恐れます。100%の成功を求めているからです。「このコート捨てるとあとで後悔するかも?」「このスーツ捨てると、あとで必要になるかも?」なんて思って、ろくに捨てられません。
私の経験では、たくさん服を捨てて、困ったことはないですし、必要ならまた買えばいいんです。
完璧主義をやめるには、目標の達成だけを見据えること。つまり、この場合は服を捨てることです。ほかのことは二の次で大丈夫です。
5.やる気がでない
服を捨てたいけど、やる気がない時がありませんか?洋服の断捨離をしたほうがいいと思っているけど、なんか気分が乗らないので、ずっと先送りしていたり。
「やる気」が出ないので、服の断捨離をするべき時間にテレビを見ていたりします。またそのうちやる気が出たらやろう、なんて思って。
ですが、やる気やモチベーションは、ある時、どこかからやってくるわけではありません。待っていても来ません。
モチベーションは自分の内からわいてくるものです。それも、やりたいと思いつつ、やる気がでないから先送りをしている、そのことをやり始めたその時に。
そこで、やる気があろうがなかろうが、タイマーをかけて、まず5分、服の断捨離をしてください。いったんやり始めると片付けにはずみがつきます。これがやる気が出ないときの唯一の解決法です。
ところで、やる気は外からやってきませんが、刺激は外から得られます。インスピレーションと呼ばれるものです。
家族や友だちと服の断捨離について話しあったり、ESSE(エッセ) のような雑誌を読んだり、片付け本を読んだり、こういうブログを読んだりすると、刺激が得られますよね?
刺激を得ると、少しやる気になります。ですが、それだけに頼っていてはだめなのです。というのもちょっとつまづくと、そこでまた簡単にやる気を失いますので。
結局、自分が本当に、「このままではまずいから、何が何でも服を捨てよう」と思い、主体的に断捨離しない限り、服は片付きません。
また、断捨離を習慣にしてしまえば、モチベーションも刺激も必要なくなります。捨てるクセをつければいいのです。
1日5分の片付けを続ければ、それがクセになるし、いつか終わります。あきらめずに捨て続けてください。