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日々、ストレスが多い人は、クローゼットの中で眠っている服を捨ててみましょう。スッキリします。
10日ほど前に、服を手放せない理由を紹介しました。
この記事では、「服を手放せない理由」を7つ挙げ、それに対する具体的な行動プランを提案しました。たとえば、「1年間着なかったら捨てる」や「少しずつ捨てる」など、すぐに実践できるシンプルな方法です。
手放せない7つの理由は
1.服に愛着がある
2.未来への期待、もしくは不安
3.選択肢が減るかもしれないという恐れ
4.捨ててもすぐに増やしてしまう
5.アイデンティティに関わる迷い
6.家族や他人の影響
7.決められない
今回は、具体的にどんな服を手放せないのか、捨てられない服の例をあげ、背後にある心理的な要因をさぐり、どう考え方を変えれば、捨てることができるか解説します。
2つの記事を合わせて読めば、服の断捨離が加速するはずです。
1.いつかやせたら着る服
自分の身体がやせたり太ったりすることを期待しているせいで、着ていない服を持っている人は意外にいます。
「今はサイズが合わないけれど、やせたらまた着られる」「筋肉をつけたら似合う」「出産後に体型が戻れば着られる」服。
これらの服の特徴は、「今の自分」ではどうがんばっても着こなせないことです。
今の自分を大事にする
こうした服を捨てる考え方として一番おすすめなのは、今の自分を尊重することです。
今の自分が快適に過ごせることを最優先し、今使えない服は不要だと判断しましょう。
服は思いのほかスペースをとりますので、「未来の自分」より「今の自分」の生活空間を大切にしたほうがいいです。
また、「やせる」という期待しているできごとがいつ実現するか考えてください。
年を取ったら筋肉が落ちますが、その頃にはその服のデザインはもうあなたには合わないかもしれません。
2.部屋着に使えるかもしれない服
通勤やお出かけには着ないけれど、家に置いておけば部屋着、それもだめならウエスにできると思って服をたくさん持ってしまうこともあります。
ウエスの作り方と使い方~拭き掃除だけが好きな主婦のおすすめの掃除道具
大掃除や災害が起きたときなど、非常用の作業着として着ない服をしまってある人もいるかもしれません。
裁縫が得意な人は、「服としては使えないけれど、何かにリメイクできそう」と考えます。
使う可能性はどのぐらい?
部屋着用、非常用、作業着用として、何年も使っていないなら、そのような状態が訪れる可能性は低いと考えましょう。
「何かに使えるかも」と思う服がたくさんある人は、ほかにも衣料品をたくさん持っています。つまり、スペアは大量にあるので、「部屋着用」の服が数着なくなっても、なんの問題もありません。
「〇〇用の服」がたくさんあるときは、「部屋着は3枚だけ」などと数を絞り、それ以上は手放してはどうでしょうか?
3.高かったブランド服
買ったときの値段が高かったものは、全部捨てにくいのですが、服も例外ではありません。
昔買った毛皮のコートやブランドもののスーツを、全然着ないのに、「ものがいいから」「手に入りにくいから」とクローゼットにいつまでもぶらさげている人はたくさんいます。
値段と価値は違う
その服を購入した値段と、今の自分にとっての価値は違うことを理解してください。
7年前にこんな記事を書いています⇒価格と価値の違いを知れば、余計な物も浪費も減る。
どんなに高い服でも、ただクローゼットに入れておくだけでは、1円も回収できないし、せっかくの「高価な服」の価値を引き出すことができません。
さらに、不用品を所有し続けることにはコストがかかることを思い出しましょう。
たとえば、
・収納スペース:部屋を広く使うことができない
・維持管理の手間:定期的な掃除や整理が必要になり、時間や労力を取られる
・精神的な負担:散らかった空間がストレスや集中力の低下を引き起こす
・機会損失:不要なものに囲まれていると、新たな可能性や価値のある選択をすることができない
・金銭的コスト:収納グッズの購入や追加スペースの確保に余計な費用がかかる
「支払ったお金がもったいない」と金銭的な損得に目を向けるなら、こうした不用品のために使うコストも考えるべきです。
4.また流行するかもしれない服
古い服でも、そのうちトレンドになると思って捨てない人がいます。
流行が戻らなくても、「いつかこれが活躍する場面が訪れる」と期待している人もいるでしょう。
流行は完全な形では復活しない
確かに、ファッションの流行は20年~30年ごとに繰り返すと言われています。
新しいデザインを生み出すのはそう簡単ではないので、デザイナーやメーカーは常に過去のトレンドに注目し、再生させようとするでしょう。
しかし、そのままの形でリバイバルすることはありません。必ず、現代の価値観や技術が盛り込まれて再登場します。
新しいトレンドの服は、昔っぽくはあっても、やはり、そのときの「今の服」「旬の服」なのです。
あなたが、「そのうち流行る」と思っている服は、流行が戻ったとしても、デザインが古いんです。
トレンドに合ったものを着たいのなら、お蔵入りの服が流行るのを待つより、今、流行っているものを買って着る方が合理的です。
5.ほかの人が着るかもしれない服
自分は着ないけれど、そのうち身内や身近にいる人が着るかもしれないので取っておく服です。
たとえば、自分の子供、孫、子供の嫁・夫などが着てくれることを期待しています。
相手のニーズを確認する
着てもらいたい人がいるなら、先にニーズを確認しましょう。
今、服は安い値段でたくさん市場に出回っているので、私が若いときより、皆、服をたくさん持っています。
この記事には⇒断捨離で残すべき服の枚数ってどのくらい?実はおしゃれな人は服が少ない! | ブランド品の買取ならエコリング
「一般的に、女性が所有する服の平均枚数は、200~300枚といわれています。」と書かれています。この数字の根拠が知りたいところですが、私が過去持っていた衣料品や娘の服を考えてみると、無意識に買い物をする生活をしていれば、200枚ぐらいはすぐに到達するでしょう。
多くの人は、すでにたくさん服を持っているので、誰かの「私は着ないけど、ほかの人に着てもらいたい服」を欲しいとは思いません。
「誰かにあげたい」と思うなら、自分がもらう側になったらどう感じるか考えてください。
多くの人は、自分が使わないものを押し付けられることを好みません。
6.修理すれば着られる服
少しだけ難があるけど、条件付きで着られる服も人によっては手放しにくいものです。
たとえば、ほつれがあるけれど、修繕すれば着られる服です。
コートのボタンが取れてしまって、ちょっとデザインが特殊なボタンだから、似たようなボタンがメルカリ等で見つかるまで、何年も捨てない人もいるかもしれません。
これは実際に私がやっていたことで、ずっとボタンなしのコートを放置し、ようやくヤフオクで手頃なボタンを見つけて、購入してつけ直したものの、その頃にはコートに対する熱がさめていました。
胸にしみがあるけれど、セーターの下に着れば問題ない服は捨てられないという読者もいました。
さっさと修理する
修理をほどこせば着られるなら、さっさと修理してください。
おすすめは今から1週間。1週間以内に直せなければ手放すと決めましょう。
インナーとしてなら着られる服に関しては、本当に着たいのか再確認してください。
「しみを隠して、服を着る自分」になりたいですか?
私は、服の数が少ないので、難があってもふつうに着ています。
でも、これは安易に捨ててしまうと着るものがなくなるからです。
在庫がたくさんある場合、わざわざ難のある服を優先的に着るでしょうか?
7.捨てるつもりだけどまだ捨てていない服
人はいろいろな理由をつけて、着ていない服を手放しません。
たとえば、
・フリマアプリで売るつもりだけど、時間が取れなくて、売るところまでいっていない
・処分したいけど、分別の方法がわからないから、そのままになっている
・いらない服の量が多すぎて、断捨離している時間がない
すぐに行動する
断捨離という行動をはばむ理由がたくさんあるせいで、捨てていない服については、言い訳するのをやめて、行動すれば処分できます。
アクションを取る期限を自分で作りましょう。たとえば、「1ヶ月以内に売る、寄付する、捨てる」のいずれかを実行するとか。
今、12月に入ったところですから、「年内に決着をつける」と決めるといいでしょう。
分別の方法がわからないなら、今日、15分使ってインターネットで調べてください。
断捨離の時間が取れないと感じる人も、1日5分~15分を確保して、少しずつ進めてみましょう。
「こんな理由でできない」と思っているときは、できないことに意識が向いています。「今の状態で、できることはないか?」と前向きに考えれば、服を減らすためにできることは必ずあります。
■もっと服を捨てる記事を読みたいならこちらをどうぞ⇒秋物を買う前にやれ。1日でいらない服を捨てる方法(実例あり)。
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今日紹介した7つの服に似たものが、あなたのクローゼットやタンスにないか調べてください。
捨てる時間がない、愛着がある、売れば私のお小遣いになる、もったいない、などなど思うかもしれませんが、そんな理由で服をたくさん残してしまうと、生活が複雑になるだけです。
紹介した解決策を試して、少しずつ手放し、スッキリ生活を手に入れる第一歩を踏み出しましょう。