シニア目前、主婦でミニマリストなブロガー筆子が、断捨離と節約をして「老い支度」に励む日々をつづっています。

子どもの「めんどくさい」という言葉の裏にあるもの。


小学校2年生のお子さんが、「めんどくさい」と言って、ピアノをやめたがっている、どうしたらいいでしょうか、という質問をいただきました。

この質問に回答してみます。

質問の回答をする前にお願いがあります。

人生相談、子育て相談は受け付けていません

当ブログはミニマルライフや節約、老後の生活、健康などについて発信しています。ブログの主旨にあった質問を送るようにしてください。

個人的な種々の相談の返信にすごく時間を取られています。そこで、先日、こんな記事を書いてみました。

この先どうしたらいいのかわからないと悩んだらこれを読んでください。

人生で解決すべき問題の優先順位のつけ方。何から始めたらいいのかわからない人へ。

まず、このステップでやってみてください。

では、質問を引用します。子育て相談部分だけ抜粋します。Sさんからいただきました。

すぐに「めんどくさい」と言う小2の娘

小2の娘がいるのですが、娘の習い事についてです。

保育園時代にスイミングに行っていましたが、1年生になり、行くのがめんどくさいからやめたい。と言ってきたので、うちも裕福なわけではないので、行きたくもない習い事にお金を出したくなく、やめさせました。

そしてピアノも習っているのですが、少し前までは自分のやりたかった曲ということもあってか、なんとか頑張ってました。が、その曲が終わり、違う曲になると、今まで読めていた楽譜も読めなくなり、練習するのがめんどくさいから練習をやりたくない。

と言い始めました。

私が一緒にやろうとしても、楽譜を読むこともめんどくさいからもうピアノやめる。
と言っています。

スイミングもやめ、そして、ピアノまでめんどくさい。と。

めんどくさい。と言う場合、やめさせてしまってもいいのでしょうか?

この先、なんでもかんでもめんどくさい。
壁にぶちあたるたびにめんどくさいからやめる。

そんなくせをつけてしまっていいのでしょうか?

子供の意見、意思を尊重したいと思いつつも、親としては我慢する、努力することも身につけてほしいと思っているので、どのように対処したらいいのか悩んでいます。

ちなみに、娘は、学校の宿題をやっていかなくても平気な子です。

お忙しいと思いますがぜひアドバイスよろしくお願い致します。

Sさん、こんにちは。メールありがとうございます。

ピアノをやめたからってそれが何なの?

Sさんの質問はこれですね?

>めんどくさい。と言う場合、やめさせてしまってもいいのでしょうか?

それは何をやめるかによります。

たとえば、「ご飯を食べるのめんどくさい。もう食べない」と子どもが言うのを「そうね。面倒なのね。やめていいよ(食費も節約できるし)」と許可すれば、病気になってしまいます。

やはりご飯はある程度は食べてもらうべきです。

「お風呂に入るのめんどくさい。もう入らない」と言ったら、数週間はいいけれど、そのうち臭ってくるでしょうから、シャワーを使うのをすすめます。

「挨拶するのめんどくさい。もうしない」と言ったら、「人間社会で生きていくなら、挨拶は大切なんだよ。だからしたほうがいいと思うけど、◯◯ちゃんは、どうして挨拶したくないのかな?」と交渉します。

ただ、ピアノはどうでしょうか?

そもそもなぜピアノを習っているのかわからないのですが、ピアノをやめることが、そんなに大事件ですか?

「壁にぶちあたるたびにめんどくさいからやめる、という癖をつけさせたくない」と書かれています。しかし、まだスイミングスクールをやめただけですよね?

べつにピアノをやめたって、これからお嬢さんが生きていくプロセスで、障害に直面することなんていくらでもあります。

人生なんてめんどくさいことだらけです。

「我慢する、努力することを身に付けてほしい」そうですが、日本の場合、学校でかなりの我慢を強いられます。お稽古ごとぐらいは好きなことをやらせたほうがいいのではなかろうか、と思います。

自分が好きなこと、得意なことで、小さな成功体験を積み重ねたほうが、セルフエスティームもあがります。何もわざわざ苦手なことをやらせなくてもいいんじゃないでしょうか。

セルフエスティームについて⇒セルフエスティーム(自分を愛する気持ち)が高い人の12の特徴

もし、どうしてもピアノをやめさせたくない深い事情があるなら、なぜお嬢さんが「めんどくさい」というのか、その理由を考えてください。


「めんどくさい」とは要するに「やりたくない」ということ。何らかの理由でやる気が出ないのです。

なぜやる気が出ないのか?

その背後にある心理を考えてみると解決策が見いだせるかもしれません。

子どもはこんな理由があるとやる気を失います。

1.その活動を全く好きになれない

もともとピアノを弾くという活動に興味がない場合、やる気が出ないのは当然です。

私も小学校3年生のころ、親にそろばん教室に行くことを命じられ、多大な苦痛を感じていました。

私、子どもの頃から、数字や計算に全く興味を持てなかったのです。

はじめのうちこそ、そろばん教室に行って、パチッパチッとそろばんを入れてました。が、そのうち「行ったふり」をするようになりました。

「そろばん教室に行く」と言って家を出て、そのへんでぼーっとしてました。親にもらった月謝は庭の木の根本に隠しました。

この行為は数ヶ月で親にばれました。その後、そろばん教室に行かなくてすむようになったのか、少しは行ったのか全く覚えていません。

私が覚えているのは、そろばん教室で感じた居心地の悪さと強い劣等感、それに親をあざむいていたことに対する罪悪感だけです。

肝心の「計算するスキル」は全く身につきませんでした。

もし、お嬢さんがピアノを弾くことに興味がないのなら、めんどくさいと思うのは当然なので、あきらめてやめさせてください。

そもそも、なぜピアノを習わせているんですか?

それは、お嬢さんの将来にとって、ひじょうに重要な活動なのでしょうか?

2.やっていることが難しすぎる

ピアノをやってみたいと自分から始めても、いやになることはあります。

私もピアノを習っていたことがありましたが、練習がめんどくさいというより、嫌いでした。

いつもレッスンの日の前の晩に練習していました。しかもラジオを聞きながら。

ラジオを聞いていると、嫌いなピアノの練習も多少は気が紛れたからです。シングルタスクを心がけている今の私からは考えられない行為です。

しかし、私は基本的に音楽が好きであり、ピアノも自分から習いたいと言ったのです。

なぜ練習が嫌いだったのか考えてみると、つまらないからです。

うまく弾けないからそれがストレスなのです。うまくなるためには練習が必要であり、練習をしないとますますうまく弾けず悪循環ですが、子どもだったのでその点がよくわかっていませんでした。

私の場合はそれでも数年間はだらだらと続けていました。

お嬢さんの場合、好きな曲の譜面は読めたそうなので、また好みの曲を課題にしてもらったり、譜面読みに集中できるよう、技術的に簡単な曲を課題にしてもらってはどうでしょうか?

このあたりはピアノの先生に相談してください。

3.成果を認めてもらえない

苦労して1曲仕上げても、親や先生に「こんなのは弾けて当然。さあ、次の曲を練習して」という態度に出られると、子どもはやる気を失います。

たとえ好きで始めたことでも、たえず親に、「このぐらいやれて当然よ。ちゃんとやりなさい!」とあまり気遣いのない強い調子で責め立てられると、子どもじゃなくても、強い「やらされ感」を感じるものです。

大人でも、成果を認めてもらえなかったり、「すごいね」とほめられないとやる気をなくします。

誰でも「ほめられたい」と思っているのです。

これを承認欲求といいます。承認欲求の説明はこちら⇒強すぎる承認欲求(人にほめられたい気持ち)を手放す方法

4.なんか楽しくない

連弾

親子で連弾すると楽しいです。

もしかしたら、娘さんはピアノとそれをとりまく世界にあまり楽しさを感じていないのかもしれません。

音楽は本来「音を楽しむもの」。なのに楽器の練習が修行みたいになることがあります。

プロの演奏家になるつもりなら、きっちり練習するべきでしょうが、単に情操教育の一環としてやっているのなら、楽しむことを優先したほうがいいでしょう。

親や友達と合奏する機会を作ったり、一緒に音楽会に行って、生の楽器の演奏を聴いたり、楽しむことを優先してみては?

誰かと音を合わせると楽しいです。

ほかにも、作曲家の生涯を扱っている映画を一緒に見たり、まんがで描いてある伝記を読んだり、音楽の世界を楽しむ活動を取り入れてみてください。

5.完璧主義すぎる

ちょっとぐらい間違えても、1曲演奏できると達成感があり、「やった、うれしい」と思うものです。

しかし、完璧主義的傾向の強い子どもは、間違えたことにフォーカスしてしまい、達成感どころか、自分のだめさ加減を確認するだけに終わります。

メールを拝見したででは、完璧主義的なところが強いお子様かどうかわかりませんが、もしそういう傾向があったら、「間違えてもいいんだよ」「間違えるからうまくなるんだよ」と励まし、のびのびと演奏させましょう。

6.何のためにやっているのかわからない

何ごとも目的意識が希薄だと、ちょっとうまくいかないことがあるとやめてしまうものです。

何のためにピアノの練習をしているのか、お嬢さんに説明してあげてください。

「毎日練習すると、来年の今ごろは、こんな曲が弾けるんだよ」とYouTubeの動画を見せてあげれば、「ああ、そうなんだ。こんなふうになるために、私はピアノを弾いているんだ」と子どもながら、明るい未来を思い描くかもしれません。

するとやる気になります。

***

このほかにも、「やりたくない、めんどくさい」と思う原因はたくさんあります。

姉妹で習っていて、お姉さんがやたらピアノがうまくて、自分が下手な場合、比べられるから、それがいやだ、というケースがあります。

お母さんと娘の相性というか、ダイナミックスというか、力関係というのもあります。お母さんに「練習しなさい」と言われると、本人にも理由がわからないけど素直になれない。

だけど、お父さんから言われると、練習する気になる、とか。

お母さんに「練習しなさい」とせっつかれるのが嫌だから、ピアノも嫌なのかもしれません。

ピアノよりほかにやりたいことがあるのかもしれません。友だちに遊びに誘われてもピアノのせいで遊べない、なんてときも、ピアノがめんどくさくなるでしょう。

ピアノを始めて途中で嫌になり、「やめたい」というと、「何いってるの、もともと◯◯ちゃんがやりたいと言ったから始めたんでしょ」と強い口調でたしなめる親がいます。

私も、娘に、「あんたがほしいというから買ったのに(なんで最後までやらん)」と言った覚えはたくさんあります。

ですが、小さな子どもの行動の動機は、親に認めてもらうため、親を喜ばせるため、親にほめてもらいたいから、親に笑ってほしいから、といったことです。

あまり力で押そうとしないで、お子さんの「めんどくさい」の裏にある本当の理由をさぐってみてください。

尚、スイミングスクールやピアノをやめても、そこまでお嬢さんの人生に大きな影響はないと思います。今、やめても、先はまだ長いので、またやりたいと言いだすかもしれません。

人は変わり続けます。


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