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散らかった部屋を少しでもきれいにするために、今すぐできることを10個紹介します。
「ものが多すぎてやる気になれない」「どこから片付けたらいいかわからない」。
こんなときに必要なのは、気合いでも根性でもなく、ほんの小さな行動です。
汚部屋で暮らしていると、なかなか手を動かす気になれないかもしれません。でも、1か所でもきれいになると、目に見える変化がモチベーションになります。
特別な道具や収納テクニックはいりません。今すぐできることばかり集めました。
「一度に完璧にきれいにしよう」と思うより、今できることをしましょう。
1. 足の踏み場を1か所つくる
足の踏み場もないほど部屋が散らかっているなら、最初に立てる場所を確保しましょう。
玄関の前でもベッドの脇でも、ドアの前でも、好きな場所を選んでください。
そこにあるものを捨てるか、別の場所に移動させ、床が完全に見えるようにします。
そんなに広いスペースを作る必要はありません。
床が少しでも見えると、視界が変わるし、動きやすくなります。
汚部屋にいると、散乱するもののせいで体を動かすたびにストレスを感じますよね。この状態を少しずつ改善していきます。
2. 10個だけ捨てる
ゴミ袋を持って、部屋を見回し、明らかに不要なものを10個だけ捨てます。
床・机・棚の上を見て、目につくものから放り込みましょう。
レシート、包装紙、食べかけの食品など、迷わず処分できるものが見つかると思います。
10個捨ててまだ余力があるなら、もう10個捨ててもいいですが、20個ぐらいでやめておきましょう。
終わったら、中身を分別して、完全に捨て切ってください。
「ゴミを拾う」という単純な行動でもやれば部屋の雰囲気が変わります。
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3. 洗濯物や食器を片付ける
洗濯物や食器など毎日のように使う道具を片付けましょう。
日常よく使うものが出しっぱなしになっていると部屋が散らかります。
代表的なのは、洗濯物や食器です。こうしたものを片付けるだけで部屋の印象が変わるし、「きちんと片付けた」気分になれます。
洗濯が終わったものはたたんでしまいます。これから洗うものは洗濯カゴに入れましょう。
次にシンクに移ります。汚れた食器を洗って乾かし、収納場所へ戻します。
この作業、どちらも時間はかからないと思いますが、もし、ものすごく量が多いなら、タイマーを15分にセットして、この時間内で作業してください。
続きはまた明日すればOKです。
4. 紙袋と空き箱を処分する
ショップの袋や空き箱はたまりやすいものの1つです。
いつか使うことを想定してためこんでいるかもしれませんが、その「いつか」は来ません。仮に来たとしても、そのとき改めて用意すればいいのです。
それまで、袋や箱をそのへんに散乱させておく必要はありません。
袋は大きさがバラバラなのできれいに収納できないし、たくさんあれば収納スペースを圧迫します。
おすすめは全捨てですが、どうしても抵抗があるなら、お気に入りのものを数枚だけ残し、残りは資源ごみなど、自治体の指定にしたがって処分してください。
空箱も場所を取るだけです。
袋や箱を処分すれば、棚や押し入れに余裕ができ、収納もしやすくなります。
5. テーブルやカウンターの上をきれいにする
テーブルやカウンターはものを置くのに格好のスペース。雑多なものを置いて放置しがちです。
どれか1つを選んで、きれいにしましょう。
こうした表面は、片付け効果を感じやすい場所です。逆に、ここが散らかっていると、部屋全体が汚れて見えます。
上から眺めて明らかなゴミを捨てたあと、すべて下におろして、テーブルやカウンターの上を拭きます。
その後、毎日使うものだけを戻してください。
書類、化粧品、郵便物、飲みかけのコップなど置きっぱなしだったものはあるべき場所に戻してください。
6. 床や椅子にある服を片付ける
床やイスの背もたれなどに、出しっぱなしになっている服を拾い集めます。脱ぎっぱなしの服が減るだけで、部屋の印象が大きく変わります。
洗濯するものは、洗濯かごに入れます。そうでないものは、かけられるものはハンガーにかけ、たためるものはたたんで、タンスなどに入れます。
もし収納がいっぱいなら、手近にある紙袋やカゴに入れてもいいです。
とにかく、脱ぎっぱなし・置きっぱなしの衣類をなくしましょう。
服を片付けると、かなり床が見えるのではないでしょうか?
7. 収納スペースを1つだけきれいにする
引き出しや棚から、1つ、もしくは1段だけ選び、きれいにします。
おすすめは、中身をすべて取り出す方法です。
出したら「使う」「迷う」「使わない」に分け、使うものだけを戻してください。
戻すときは、同じ種類のものを一か所にまとめたり、立てて入れたりすると見やすくなりますが、考えることや作業が増えると思うなら、そのままがさっと戻してかまいません。
あとで時間のあるときに、中身を整理すればいいでしょう。
ポイントは、本当に使うものだけを戻すことです。
迷うものは袋や箱に入れ、こちらもあとで検討しましょう。
8. 同じカテゴリーのものを1か所に集める
部屋のあちこちに散らばっているものを種類ごとに同じ場所にまとめます。
たとえば、本なら本だけ、衣類なら衣類だけ、細かい雑貨は雑貨だけ固めてください。
これだけで、片付けやすい状態に近づきます。集まったら、内容を確認し、同じようなものがあるなら、どちらか捨てて、必要な数だけ残すことを意識しましょう。
集めるときは、1つずつやってください。
集める⇒減らすを繰り返せば、無理なく数が減っていきます。集めるだけで秩序が生まれるのでぜひ試してください。
9. 入口まわりを片付ける
部屋のドアなど、入口まわりをきれいにします。
ここにものが積まれていたら、移動しにくいし、不用品を外に出すのも面倒になります。
まず、ドアを完全に開けられるか確認しましょう。
開かないなら、邪魔になっているもの、たとえば、床に置かれた袋や箱、洗濯物、雑貨などを一度廊下側にどかしてください。
そうやって通路を確保したあと、部屋に戻す必要があるものだけを戻します。
出入り口は毎日通る場所。ここがスッキリしていると、かなりストレスが軽減します。
10. 壁や冷蔵庫に貼った紙を片付ける
冷蔵庫や壁に貼って放置してあるものを取り外します。たとえば、予定表、お知らせの紙、クーポン券、デリバリーのメニューなど。
壁は床と同じように、もので隠すと汚部屋度があがります。
とりあえず、見える範囲にある紙は全部はがしてください。
古いお知らせや期限切れのものは捨てます。まだ必要なものは、フォルダーにまとめるかスマホで写真を撮ってから処分すればいいでしょう。
残すのは、今週確実に使うクーポンや今月の予定表など最小限にします。
紙を減らすと視界がすっきりします。
また、古い紙切れを捨てると、もう過ぎたことに影響を受けず、今に集中できます。
数分の作業で、かなり片付け効果がありますよ。
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汚部屋をきれいにするためにすぐできることを10個紹介しました。
できるだけ簡単なタスクを選んだつもりです。できそうなことから早速始めてください。
汚部屋をきれいにするのに必要なのは、行動です。
「私には片付けられないかも」と考えている時間があったら、目の前にある紙をべりっとはがしてください。
ほんの数分でも行動すれば、部屋も気分も確実に変わります。
明日も、同じことをしましょう。
そうすれば、散らかった部屋から脱出できます。












































