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私が考えるガラクタを12種類紹介します。
すぐそばにガラクタがあるのに、それに気づかないと、家の中はきれいになりません。
ガラクタとはいったい何なのか、ときどき考えて、自分なりにガラクタを定義しておくと、不用品を発見しやすいです。
12個書くので、1ヶ月に1つずつ見直していくと、1年で終えられます。よかったら、片付け作業の指針としてください。
1.そのへんでごちゃごちゃしているもの
机の上や部屋の中で山積みになっていたり、家具の上にどんどん積み重ねられていたり、本棚からあふれそうになっていたりするものは、ほとんどガラクタです。
大事で、よく使うものだったら、山の中に埋もれたままにはなりません。
最初は、こういう、明らかなガラクタからタックルするといいでしょう。
なお、きれいに整理整頓すれば、もうガラクタではないとは思わないでください。
本質的には不用品であるものを、いくらカラーコーディネートして美しく並べても、細かくカテゴリーわけして、透明のびんに入れても、有用な品物には変化しません。
2.もう役にたっていないもの
もう自分や家族の人生に役にたっていないものはガラクタです。
以前はよく使ったけど、もう使わなくなってしまったものってありますよね?
平成のスタンプ印はもう使わないから不用品です。はんこのように安価な物は簡単に捨てられる人も、ちょっと値がはるものは、そのまま取っておきがちです。
機種変更前に使っていたスマホとその付属品とか、もう使っていない古いパソコンとか。
「何かに使えるかもしれない」と思って捨てない人が多いのですが、その「何か」がさっと思い浮かばず、かつ、長期間、手をふれていない物は捨てたほうがいいです。
パソコン関係はデータを消す必要がるので、それがめんどうで放置することもあります。
でも、いつかは捨てなければいけないものなので(持ち続けていても、意味ないですよね?)、この機会に処分してください。
3.数が多すぎるもの
過去記事に何度も書きましたが、1つひとつは有用な品でも、「こんなに、たくさんはいらないな」と思うならガラクタが混ざっています。
割り箸、マスキングテープ、付せん、タオル、コスメのサンプルなど。
こうした物を、一生かかっても使い切れないほどためこんでしまう人もいます。
私も以前、クリップをたくさん持っていたことがあり、「3回生まれ変わっても使いきれない」、というか、「それまでにさびてしまうね」と思ったので、寄付センターに持っていきました。
衣類、靴、バッグも、数が増えがちなので、見直してください。
アイテムをたくさん持てば、自分はおしゃれで素敵に人になる、と思うのは幻想です。
本当におしゃれな人の5つの特徴。おしゃれを知って、着ない服を断捨離する。
4.ごみなのになぜか取ってあるもの
チラシ、カタログ、DMなど、捨てるのは簡単なものなのに、なぜか、大事なものと混ざり合って、室内に散在しているガラクタです。
きょうまでに捨てていなかった理由は、以下の2つだと思います。
・忙しいから、あとで見ようと思って忘れていた
・捨てていいのかどうか判断できず、そのままにしていた
それがはじめて手元に来たとき、あるいは使い終わったときに、すぐに始末をつけなかったものが、そのままガラクタ化するのです。
きょうこそ、どうするか決めて、捨てるなり、所定の場所に入れるなりしてください。
5.中途半端な状態でとどまっているもの
必要な物と、もういらない物のあいだのグレーな世界で、ずっと生息しているものは、ほぼガラクタとなっています。救済するか、捨てるか決めてください。
たとえば
・ずっと間違った場所にあるもの⇒所定の位置にもどします。
他人からあずかった物や、自分じゃない人が、置いていったままの物は、本当の持ち主に返します。
・こわれているのに、そのままになっているもの⇒修繕するならすぐにします。しないなら捨てます。
・使っていないもの⇒使うか、捨てるかの二者択一です。
6.野望ガラクタ
これを買いさいすれば、自分はこんな人間になるだろう、という期待のもとに買ったものや、こういう物が似合う人になりたいから、現在の自分のレベルは無視して、買ったものを野望ガラクタと呼んでいます。
現在の自分以上に、もっと素晴らしい人間に見せるために買ったもの、もう1人の自分になるために買ったものとも言えます。
詳しくは⇒なかなか捨てられない「なりたい自分になるために買った物」を断捨離する方法
物を買って所持するだけで、自分という人間が変わるなんてこと、あるのでしょうか?
完璧主義、ネガティブ思考、被害者意識、目先の損得に異常に敏感といった、考え方のくせを直そうとしている人にはわかるでしょうが、自分の考え方を矯正するのって、そんなに簡単ではありません。
考え方が変わらなければ行動も変わりません。
ただし、行動を変えていくと、思考も変わっていきます。
自分を変えたいなら、何かを買うより、日々の習慣を変えたほうがいいと思います。
7.大量の思い出の品
最近、私は、思い出の品を、こう定義しています。
「今使っていないし、これからも使わないけど、捨てない物(捨てたくない物)」。
雑貨、紙切れ、本、衣類。どんな物でも、思い出の品になります。ピアノ、家具、家など大きな物のときもあります。
私は思い出の品はほとんどなくて、小さかったころの、白黒のいかにも昭和な写真が数枚あるだけです。
ところが、夫はやたらと持っています。劣化した古い他人の名刺が、よくわからない細々とした物が入っている木箱に一緒に入っています。
名刺は公的な住所が書いてあるだけです。
いま、インターネットがあるので、現存しているビジネスやその所在地、連絡先なんて簡単にわかります。
それなのに持っているのは、思い出があるからなんだと思います。
家の中に物が多い人は、この手の思い出の品が多いんじゃないでしょうか?
目にすると、気持ちがなごむのかもしれませんが、多すぎると、ストレスの元になるだけですし、いま大事なものに使うリソースを奪われます。
思い出のある品物も適当なところで処分しないと遺品整理する人が苦労する。
ここまでは目に見えるガラクタを紹介しました、この先の5つは目に見えないガラクタです。
8.自分のためにならない人間関係
「人間関係を断捨離したまえ」というと、生きている人間を切り捨てるなんてできない、自分がそんなことされたら悲しいもの、と思うかもしれません。
しかし、私が言っているのは、相手の人間そのものを切り捨てることではなく、特定の関係を捨てることです。
人間関係を断捨離するという考え方に違和感を感じる、というメールに回答します。
あまり健全でない関係を見直す、とも言えます。
以前、「あなたの人生、片付けます」という小説の話を書いたことがあります⇒掃除が楽になる便利グッズを100均で買って、掃除がしにくい家を作っていた。
読者の方から教えていただき、読んだ本です。
この本の中に、友だちに利用されているOLが登場します。
この友だちはやたらホームパーティを開き、いつも、主人公のOLを呼びますが、彼女は、毎回、友だちの子供の世話をするはめになるのです。
こういう関係は自分のためになっていませんから、見直しをします。
友だちと縁を切る必要はなくて、パーティには行かない、子守を頼まれても断る、子守をするなら時給2000円+夜間特別手当を要求する、など、関係性を変える方法はいろいろあります。
捨てることを検討したほうがいい、自分のためにならない人間関係。
9.惰性でやっていること
なぜそんなことをしているのか、自分でもよくわからないけど、なんとなく習慣でやっていて、しかも、そのおかげで、やたら忙しいとか、やたらお金が出ていくなどマイナスな現象が起きている。
そういう行動を手放します。
年賀状の交換や⇒年賀状を出すのをやめる方法。無理に出すのはおかしくないですか?
バースデープレゼントの交換、休みの日なのに化粧すること、何の感動もないのに、義務感で「いいね」を押すなど。
自分が楽しくてやっている、自分のためになっている、と思う行動は、やめなくてもいいです。
10.義務感でやっていること
本当はやりたくないのに、義務感からいやいややっていることをやめます。
渋々やるだけでなく、そのあと、いろいろな人にぶちぶち文句を言っているなら、なおさら手放したほうがいいです。
自分だけでなく、文句を聞かされる人の気分も低下します。
11.ずっと先延ばしにしていること
前々から、やるべきだ、やらなきゃ、やりたい、と思っているのに、ずっと手つかずになっている懸案事項を片付けます。
こういう案件をかかえていると、たとえ、小さなことでも、心が重くなります。
「私、なんか先延ばししていることあるかなあ?」「やり残してることってないかなあ?」と考えて、リストを書いてみてはどうでしょうか?
いろいろ出てくると思います。
12.あたまの中のガラクタ
こころの中に巣食っているネガティブな考えごとを捨てます。
心配、不安、猜疑心、嫉妬、ねたみ、怒り、イライラといったものです。
まあ、誰でもそういう感情を持ちますが、常駐していたら、ガラクタと言えます。
駆除の第一歩は紙に書き出すことです。
ネガティブ思考改善にモーニングページがいい~今月の30日間チャレンジ
捨て方⇒心のガラクタを捨てる3つの方法。解決策はすぐそばにある。
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ガラクタを12種類に分けて紹介しました。
順番にクリアしていくと、部屋も頭の中も、スッキリするはずです。